森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2016.01.28
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
「生の欲望の発揮」について、今まで人生の大きな目標を持つということはあまり重視していなかった。
それよりも日常茶飯事、雑事、雑仕事などに精魂を傾けて、ものそのものになりきって取り組むことを強調していた。
最近認識が変わった。その両方をバランスよく持つことが大事なのではないか。
その2つが車の両輪のようなものになり、バランスよく生活の中に組み込まれることで相乗効果を生みだすのではないかということです。
どちらも人間が生きていく上で必要なものではないのかと思っているのです。

「夜と霧」を書いたフランクルは、人間が生きていく上で大切なものは、健康な体以上に、生きる目標を持つことの大切さを述べている。
飢え、寒さ、重労働、虐待のアウシェビッツ収容所から生還を果たした人は目標を持った人だった。
骨と皮だけになりながらも、愛する家族との再会を願い、やりかけの仕事を成し遂げたいという希望を持った人が生き残った。
目標を持ち得なかった人や持っていても途中であきらめた人はもろくも命を落としていったのであった。


でも200本のヒット打ちたいと目標を設定した途端に俄然士気が高まる。
200本のヒットを打つためには163試合で、1試合あたり1.23本打てばよい。
つまり4試合で5本のヒットを打てば達成できるそうだ。
目標を持たず出たとこ勝負では記録達成は無理だろう。

振り返ってみれば、私は日常茶飯事に森田を随所に応用してきた。
自分の出来ることは安易に人に依存しないで自分で手を出す。
つまり小さいことを大事にして、日常茶飯事をものそのものになりきって丁寧にこなす。
仕事、家事、生活、趣味などである。好奇心を発揮して一人一芸に取り組む。
物、自分、他人、時間、お金を最大限に活かすように気を配る。
変化の波に乗って生活する。等である。

では大きな目標はなにか。これは生涯をかけた目標である。

社会不安障害学会は日本にその対象者は300万人いるという。
私は神経質性格の人は1000万は下らないと見ている。
神経質性格の人で、考え方の問題で毎日生きていくことに苦しんでいる人が相当数いる。
そういう人に森田理論を分かりやすく伝えてお役に立ちたいということだ。

今はとりあえず5年間ブログを続けてみたい。

その先は、ネットを使った学習会やカウンセリングのようなこともしてみたい。
まだはっきりとはしていない。目標に向かって夢はどんどんと膨らんでくる。
もし大きな目標がなかったとしたらどうなるのか。
森田理論を生活に応用して自己満足は出来るかもしれないが、もう一つ生きる意欲ややる気が小さく固まってしまうような気がする。
努力幸福の境地を十分に味わうことができないような気がする。
日々の生活は生活の土台ですから、きちんと森田理論通りの生活を踏襲する。
その上に人生の大きな目標を掲げて、その達成の為に努力精進していく。
そういう気持ちでこれから先最後まで生き抜いて、最終のゴールテープを切りたいと思うのである。





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Last updated  2024.06.03 23:27:06
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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