森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2017.01.21
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カテゴリ: 森田番外編
新聞によると、将棋の現役最高齢記録を持ち、長くトップ棋士として活躍してきた加藤一二三 ・九段が、 1月19日第75期名人戦順位戦のC級二組から陥落、規定により現役から引退することが決まった。

将棋界というところはとても競争の激しいところである。
棋士は、A級(定員10名) 、 B級1組(定員13名) 、 B級2組(約22名) 、 C級1組(約26名) 、 C級2組(役54名)の5ランクに分けられ、 A級リーグの優勝者が、名人位をかけて7番勝負を争う。
A級とB級1組の上位2クラスは、毎年2人が降級するシステムになっており、苛烈なことに、対局料はこのランクを基準にして決定されている。
段位はどうなっているのかというと、基本的には、 1度でも A級に昇格したものは 八段、以下B級1組が7段となり、 順に段位が下がり、最後がC級2組の4段ということになる。これに勝数による昇段規定が加わる。

つまり、毎年、昇級者、降級者を出す将棋界にあっては、 八段や九段の先生がC級1組やC級2組に在籍することにもなる。
ちなみに九段は、タイトル獲得数や、通算勝数などが規定に達した棋士に与えられる称号である。

加藤さんは、 14歳でプロデビュー。順位戦では毎年昇級を続け、最高峰クラスのA級に昇級した時が18歳という離れ業。その後ずっと第一線のトップ棋士として存在感を示した。

将棋の三段以下は奨励会員として上を目指す。

現在、奨励会の規定では、 26歳の誕生日までに四段になれなかった者は退会になる。
定員が限られており、 三段にまで辿り着けずに辞めていくものが多い。
めでたく四段のプロ棋士になれるのは、奨励会入会者の2割程度と言われている。それほどプロ棋士として生活を成り立たせることは至難の業である。

そう考えると、加藤一二三・九段が77歳まで現役のプロ棋士として活躍されたのはよほどの精進のたまものであったのだろう。驚異そのものであった。





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Last updated  2017.01.21 08:53:20
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
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長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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