森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.08.10
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カテゴリ: 行動のポイント
大橋ボクシングジムには、世界4階級を制覇し、史上2人目となる2階級4団体統一王者の井上尚弥選手がいる。
井上選手を身近に見ている大橋会長や後輩たちは参考になることが多いようです。

WBO世界バンタム級チャンピオンの武居由樹氏は次のように見ている。
あれだけの実績を上げていれば多少のことは許されるというか、自分のペースで遅れてきても誰も文句は言わないと思うんですけど、 井上尚弥選手はルーズなところが一切ない。
遅刻することがない。自分に厳しく、時間をきっちり守る。
むしろいつも約束の時間の何十分も前に入られているので、そういう日常の練習を学ばせていただいています。

大橋秀行会長曰く。
井上はうちのジムに来て13年になりますが、不滅の記録をたたき出しているにもかかわらず天狗にならない。13年前の方が今よりむしろ生意気だった。
例えば挨拶の仕方一つとっても、練習の帰りに、一人だけ大きな声で「ありがとうございました!」と必ず言う。

実は井上選手よりも才能のある選手がほかに2人いました。

どんなに高い技術や生まれつきの才能があっても、「気力」がついてこないとダメですね。
井上は自分で目標を設定して、 基本の練習を疎かにせず、何回も何回も反復して徹底的に取り組んでいる。

世界戦のリングに上がる人間って、才能も技術もあって強いのは当然じゃないですか。怪物同士の戦いなんです。結局、最後は心の持ち方なんですよ。
「今に見てろ」「見返してやる」という心の持ち方は短期的な着火点にはなるんですが、そううち自分も周りも疲れてくるし勝ち続けられないんですよ。
世界チャンピオンになる人は、周りの人に対していつも気遣いができるし、実際感謝の気持ちを持っている。
感謝できるというのは、目には見えないが、長くエネルギーを持続するために不可欠な要素なんですよ。
「あの人の笑顔が見たい、あの人を喜ばせたい、あの人を感動させたい」という心の底から湧き上がってくるものが大事になるんです。
(人間学を学ぶ月刊誌 致知 9月号 72ページ参照)

何かに挑戦したいと思った時、自分の課題や目標を達成したいというのが普通です。しかしそれでは困難な壁にぶち当たった時、乗り越えることが難しくなり途中であきらめてしまうことになりやすい。
その壁を乗り越えるには、目標を次のように付け替えることが有効です。
「あの人の笑顔が見たい、あの人を喜ばせたい、あの人を感動させたい」という目標に切り替えることができた人は、一旦エネルギー不足に陥っていても、フル充電されて新たなエネルギーが生まれてきます。
私たちもこの手法を応用・活用したいものです。





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Last updated  2025.08.10 18:30:00
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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