今の日本ては落ち着きがない、周りとコミュニケーションがうまくとれないなど、問題を抱える子供がすごく増えていると言われています。
これは時代が変化していく中で、人と人、親と子の触れ合いが薄れているからだと思います。
親が子どもに対してどういう姿勢で接するかは子どものその後の人生に大きな影響を与えます。
以前、しつけスタイルと語彙能力の関係を調査したことがあります。
高得点の子どもに共通していたのが 「共有型しつけ」
を受けているということでした。
お母さん、お父さんが普段から子どもにしっかり向き合い、密なコミュニケーションとっていること、それから、子どもたちの興味関心に基づく自発的な遊びの時間を大事にし、「洗練コード」と呼ばれる3つのH (褒める・励ます・視野を広げる)
を意識した言葉がけをしていることです。
そうすると子どもたちも主体的、意欲的になって伸びていくんです。
その逆が、「制限コード」の言葉がけをする「強制型しつけ」です。
例えば、靴下を履かない子には、「靴下を履きなさい、履かない子はダメよ」と、禁止や命令を多用して子どもに考える余地を与えない言葉がけをするわけです。
強制型しつけを受けている子どもは、家の中でも常に叱られないよう親の顔色を窺いながら緊張した状態で過ごすようになって、自分で主体的に考え、行動することをしなくなります。
これでは子どもが伸びていくわけがありません。
「共有型しつけ」を実践した家庭が、就学前のお子さんに具体的にどんな子育てをしていたかを調べたところ、 「思いきり遊ばせること」「遊びの時間を子どもと共に過ごすこと」「子どもの趣味や好きなことに集中して取り組ませること」
の3つだったんです。
子どもたちが能動的に遊び・学ぶことで、 3つの「非認知能力」
育まれていくのです。
一つには、他者と付き合う能力である 社会性・社交性
です。
二つには、感情をコントロールする能力である 自制心
です。
三つには、目標を達成する能力である 実行力・挑戦力
です。
(人間学を学ぶ月刊誌 致知 6月号 28ページ)
ここで言われている社会性・社交性は、「交渉力」「マネージメント力」、自制心は「自律心」、実行力・挑戦力は「自立心」とも読み替えることができます。
子育ては、自己流では霧の中で車の運転をするようなものだと思います。
先人の知恵があるわけですから、先人から子育ての基本を学ぶ。
子育て中の人は定期的に集まって学習をする。情報交換をする。
子育てがうまくいかなかった人は、その原因を子育て中の人に伝えていくことが大事になると思います。
子育ては母親だけではなく、父親も積極的に関わることが大事になります。
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