森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.09.03
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カテゴリ: 物の性を尽くす
山崎房一氏のお話です。

鯛を買ってきた。きれいに洗ってから刺身を作る。
内臓だけを見て、「この鯛は汚い」と、ケチをつけて捨てる人はいない。
内臓はそっと捨てるもの。人の欠点も同じこと。
他人とのつき合い方も、相手の長所とだけつき合えばよいのである。
相手の欠点、短所に、お互いに触れなければ、相手を嫌ったり傷つけてしまうことはないのである。
相手が傷付きやすい子どもであればなおさらのこと。
子どもは、欠点を指摘されると冬の荒野に放り出されたような気持になってしまう。
家庭とは、暖かいところである。温かい家庭とは、欠点を優しくカバーしあえる場所のことである。欠点は、カバーされると、スッと消えていく。


長所だけを発見し
その長所を言葉で妻に伝えることにしよう
自分にとって、かけがいのない夫の欠点は見ずに
長所だけを発見し
その長所を言葉で夫に伝えることにしよう
自分にとって、かけがえのない子どもの欠点は見ずに
長所だけを発見し
その長所を言葉で子どもに伝えることにしよう

どんなことがあっても、家族はお互いに、そのままを認め合うこと。
すべてを受け入れ、味方になりきること。
温かい家庭、仲のよい夫婦、笑顔のある家庭からは、けっして横道にそれる子どもは出ないものである。


時々 ​「あの人はいつも一言多い」​ と言われる人がいます。私もその一人です。
思いついたことを、なんでもすぐに口にしてしまう人のことです。
「言っていいこと」と「言ってはいけないこと」の区別がつかない人です。
たとえ区別がついても、「言ってはいけないこと」を心の内に納めることができない人です。

より良い人間関係を築かなくても楽しい人生を送ることができると思っている人は、このことをひたすら繰り返せば目的は達成できます。
しかし自分一人で孤立気味の人生を歩んでいくことは寂しいものです。
あとで「言わなければよかった」と後悔してもあとの祭りになります。

「いつも一言多い発言」が気になる人は、森田理論の「感情と行動は別」を深耕することが役に立ちます。
北野武氏の言う人間関係に「間」作る。人間関係に車間距離を作るという考え方を深耕し、1つでも2つでも、一言多い発言を少なくするように心がけたいものです。





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Last updated  2025.09.03 07:53:54
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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