森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.11.23
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カテゴリ: 感情の法則
​​王貞治氏は、 ​「悔しいという感情は味わうもので発散するものではない」​ と言われている。
よくありがちなのは、チャンスで三振したとき、バットを叩きつけたり、ダックアウトに戻ってイスなどを蹴飛ばすような選手がいる。
悔しい気持ちを自分では処理しきれないで、周りの人や物に吐き出して精神的に楽になろうとしているのである。こういう人は大成することはない。
三振した原因を分析して次に活かすことをしないからである。

王貞治氏は、チャンスで三振しても、まったく気にしない人も問題であるという。
クールで冷静な人であるが、ある意味鈍感な人ともいえる。
普通の選手はチャンスで打てないときは心中穏やかではない。
悔しいという感情が湧き出てこないということは、怒り、不甲斐なさ、悲しみ、喜び、楽しさなどの感情に対しても鈍感ということになる。


王貞治氏は、自分に対して「あえて悔しがる」「敢えて怒る」ということが必要になるという。
つまり悔しいという感情を自ら作り出し、それをじっくりと味わうことである。
ただしそれを短絡的に外に向かって発散してはいけない。
他人から軽蔑されるだけで何の効果ももたらさない。
悔しさを次の対戦で絶対にリベンジを果足したいと考える人は、打てなかった原因を整理して研究する。
さらに相手の配給を研究する。次は狙い球を絞って打席に入ることができる。
悔しさを次に生かすことができる人は、プロ野球の世界で飯を食っていけるのである。

​「感情は味わうものであって、発散するものではない」​ というのは、感情の取り扱い方に問題を抱えている人にとっては耳の痛い言葉である。​






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Last updated  2025.11.23 06:20:04
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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