森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.11.24
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カテゴリ: 感情の法則
​大原健士郎先生のお話です。

動物は仮面をつけて仲間と接することはありません。
人間は仮面をつけて人前に出ることが必須となります。
すっぴんのまま平気で顔をさらす人は滅多にいません。
女性は人前に出る時はそれなりに化粧をします。
男性は無精ひげをそり、髪形を整えて、その場に合った服装で出かけます。
また赤の他人と会話する時は、家族や友達とは一線を画し、言葉使いや振る舞いについて細心の注意を払います。

大人の対人関係は、人格と人格との付き合いです。
人格を英語で表すと、パーソナリティとなるが、このパーソナリティの語源は、ラテン語の ​「仮面」(ペルソナ)​
ギリシャ劇で俳優たちは仮面をつけて演技したといわれている。
日本の能なども仮面をつけて演技している。
心の中は大荒れでも、表面上は穏やかに取り繕っているのである。
素の自分をそのまま人前に晒すことは、分別のつかない幼児並のふるまいです。
顔色の悪い女性は頬紅や口紅をつける。
葬儀に参列する人は喪服を着用する。あれもこれも仮面の一つである。

「仮面を拒否する」生き方は、人間関係を険悪にし窮屈にするだけだ。
自分の心をむき出しにするのではなく、隠してくれる「仮面を認める」ことで、人間関係はスムーズに運ぶのである。
(「不安な心」と上手に付き合う本 大原健士郎 PHP 参照)

とても参考になる話です。​我々は人生という晴れの舞台で、仮面をつけて演技をしていると考えるのは如何でしょうか。
大根役者と言われるよりも、拍手喝さいで味のある役者と評価されたいものです。

きちんと化粧をして、それなりの衣装を着けて、役になりきることが大事になります。

森田理論に「感情と行動は別もの」として取り扱うというのがあります。
人間関係に問題を抱えている人は、感情の赴くまま、不快の感情や気分に振り回された行動が顕著です。
森田理論は「感情と行動を分離する能力の獲得」を目指しています。
その方法はふんだんに用意されています。このブログでも再三取り上げています。







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Last updated  2025.11.24 06:20:04
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楽天星no1 @ Re:共感と同情は違います(11/26) いい視点だと思いました。今回高市総理の…

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