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朴大統領の歴史認識発言が冷えた日韓関係を更に冷やしている昨今であるが・・・朝鮮日報に載った「呉善花さんの入国拒否」というニュースが気になるのです。歴史認識に関して韓国の司法や政府機関がますます強硬になっている昨今、呉善花さんは入国拒否の憂き目にあったわけですね。呉善花さんは韓国の対応を批判したが・・・・韓国を愛している呉善花さんの主張に、韓国が耳を傾ける日はくるのだろうか?(公けの場で親日を表明することはタブーなんだろうね)7/29日本で嫌韓を煽る呉善花氏、仁川空港で入国拒否より日本国籍を持つ韓国出身の評論家で、韓国を卑下する書籍を出版してきた拓殖大学の呉善花教授(56)が、韓国への入国を拒否された。韓国法務部は28日「出入国管理法に基づき呉教授の入国を禁じた」と明らかにした。出入国管理法第11条は、韓国の利益や公共の安全を害する行動を取る恐れのある外国人に対し、入国を禁止できると定めている。 呉氏は親族の結婚式に出席するため27日午前11時ごろ仁川空港に到着したが、入国審査の際に入国を拒否され、同日夜に成田空港に引き返した。同氏は空港で待機していた産経新聞記者の取材に応じ「文明国としてあってはならないこと。人権も何もない。もっと冷静に対応してほしい」と韓国の対応を批判した。産経新聞は28日付朝刊の1面トップで呉氏の韓国入国拒否のニュースを報じた。 呉氏は1990年、日本でホステスとして暮らす韓国人女性の姿を通して韓国の文化を批判する著書『スカートの風』を出版。韓国を批判する韓国人として日本の極右派の間で名を知られるようになった。その後『韓国併合への道』『「反日韓国」に未来はない』『私はいかにして「日本信徒」となったか』など嫌韓書籍40冊余りを出版した。27歳だった1983年に日本へ渡り、後に日本国籍を取得、2004年に拓殖大の教授に就任した。 呉氏は先ごろ、嫌韓論調の雑誌『サピオ』で「韓国人がハングル優越主義で漢字を忘れている。(韓国人は)ノーベル賞を逃すたびに『日本がカネで賞を買った』と悪態をつくが、そんな暇があるなら漢字の意味を真剣に考えるべきだ」と主張した。同氏は今年4月に安倍晋三首相と会食するなど、日本の極右政治家の後援を受けているとされる。 朝鮮日報は「日本で嫌韓を煽る呉善花氏」と表現したが、これが呉善花さんに対する韓国の一般的な評価なんでしょうね。朝鮮日報もこの評価に同調していることにイラっとするが、呉善花さんの主張を記事に書き入れたことは、せめてもの救いととるべきでしょうか? 朝鮮日報も評価せざるを得ない「韓国人がハングル優越主義で漢字を忘れている」という主張は、韓国を愛しているからこそ生まれる主張なんだけどね。 朴大統領の資質については「呉善花さんの指摘」でも述べています。朴大統領の中国への傾斜やサムスン、ポスコの盗人猛々しい態度をを見るにつけ・・・韓国の経済的自信が見えるわけで、少なくとも今後は日本が韓国へ支援するという負担は免れたわけです。これで、韓国は心置きなく自滅するなり、中国の属国になればいいではないかスカートの風byドングリ
2013.07.31
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大学図書館で観たDVD映画のその後です。・王と鳥 7月27日観賞・スチームボーイ 11月19日観賞****************************************************************************【王と鳥】ポール・グリモー監督、1980年制作、2013.7.27観賞<Movie Walker解説>より目もくらむばかりにそびえ立つタキカルディ王国の高層宮殿。そこは、意に沿わない者を誰一人として生かしてはおかない孤独な王の居城だった。王の名はシャルル5+3+8=16世。皆は王を嫌い、王も皆を嫌いだった。唯一の気晴らしは、鳥を狩りすることと、独りでいること。愛することができたのは、絵の中の少女だけだった。王が引きこもる最上階の部屋には、3枚の絵が飾られていた。美しい羊飼い娘と煙突掃除の青年、そして、王自身の肖像画。ある夜、王が寝静まったその部屋で、3枚の絵が動き出す。手と手を重ねる娘と青年。ふたりは、恋をしていた。しかし、肖像画の王が娘に結婚を迫って二人の仲を引き裂こうとしたため、娘と青年は絵の中から逃げだした。肖像画の王は怒り狂い、自らも絵の中から飛び出して、ふたりを追う。しかしそのとき、騒ぎに気付いた本物の王が目を覚ました。目の前にいるのは、“もう一人の自分”。怯え慌てる本物の王は、肖像画の王によって落とし穴に落とされてしまう。本物の王に成り代わった肖像画の王は、娘と青年を捕まえるために国中に指名手配する。<大使寸評>ジブリのアニメにも影響を与えた作品だそうである。たしかに、フランスの色彩感覚が感じられるし・・・鳥が雄弁なところなどは、フランス人のエスプリ、ロジックが見えるような気がしたのです。movie walker王と鳥ジブリの公式サイトから「王と鳥」の存在を知ったわけですが・・・ このアニメが高畑監督や谷川俊太郎など日本のクリエーターに与えたエピソードを紹介します。高畑監督は「アルプスの少女ハイジ」のロケハンのために宮崎監督とともにスイスにでかけたようだが、その拘りの源にはこのアニメ(厳密には前身の「やぶにらみの暴君」という作品)があったようです。「王と鳥」公式サイトより絵から人物が抜けだして現実を生きはじめる、面白い!学生時代、私はこの「王と鳥」の前身である「やぶにらみの暴君」という作品に夢中になった。もしこれを見なかったら、漫画映画の道に進むなどということは思いもしなかっただろう。 洗練された色彩と絶妙の遠近法、それが生み出す不思議な空間の魅力、奇想天外なアイディアの連鎖、人物の見事な性格描写、世界の強烈な垂直性、独特のユーモア。この映画は当時の既成観念をはるかに超えて、驚くべき斬新さでアニメーション映画の可能性を教えてくれた。 夢中になったのは、表現が素晴らしかったからだけではない。奇想天外なアイディアやイメージが、ただの奇想でもギャグでもなく、その裏に、現代史の重く冷厳な事実をひとつひとつ隠していることに気づいたからだ。 これは、単に独裁や抑圧からの解放をうたいあげるだけの古びた革命ファンタジーではない。一見矛盾や荒唐無稽に思える細部にこそ、じつは二十世紀が経験してきた「歴史」と「人間」の悲惨な真実が秘められている。そして作者は、次世代の私たちに、それをよくわきまえてこの世の「罠」に気をつけろ、と警告しているのだ。そうでなければ、どうして作者は第二次世界大戦直後に構想された「やぶにらみの暴君」を、わざわざ1970年代に「王と鳥」として蘇らせる必要があっただろう。フランス人作品の核心について谷川俊太郎が語っています。「王と鳥」公式サイトより―:プレヴェール的な世界というと?谷川:すごくリアルな細部と、とんでもないファンタジーみたいなものが混ざりあっちゃっていて。この映画でも王宮の地下に下層都市っていうのがでてきますよね。プレヴェールっていう人は民衆の中から詩を書いていた人だから、ああいうものがでてくるんだろうなと思って。しかし同時にすごくSF的なところもあってね、巨大なロボットなんかはとても現代的で、それが最後にすべてを破壊しちゃいますよね。すべてを破壊するっていうのもすごくプレヴェール的だなと思うんです。あれって自由と反抗みたいなものですよね。 あと、やっぱり台詞。王様がエレベーターに乗っているとき、王宮のいろんな階にどんなものがあるかを説明するところがあるじゃないですか。あのいろんな部屋の名付け方なんてね、まさにプレヴェールじゃなきゃ、なかなかあんなことはできないんじゃないかなって感じがしますよね。―:「夏監獄・秋監獄・冬監獄」とか「大人と子供用徒刑場」とか、かなりシニカルなすごい名前が並んでいましたね。谷川:フランス語で聞く言葉の響きがきっと音的にも面白いんだと思うんですよ。それから、鳥の雄弁がまたすごいでしょ(笑)。ライオン達を説得するところのロジックの持っていき方なんて、すごく面白い。―:羊飼いの娘はライオンのために羊を守っていた。王が娘をさらったので羊は逃げ狼に食べられたというところですね。谷川:あのレトリックっていうのはやっぱり詩的だね。プレヴェールは、初期は散文詩の相当長いものを書いていたらしいから―僕はむしろ短い詩の方がぴんと来るんですけど、日本語訳で読むとね。たぶんああいう雄弁っていうのもプレヴェールの特徴なんじゃないかなと思いましたね。****************************************************************************【スチームボーイ】大友克洋監督、2004年制作、2012.11.19観賞<goo映画解説>より企画立案から10年、ついに完成した大友克洋監督の劇場長編アニメ。『AKIRA』のサイバー色とは打って変わり、19世紀のスチームパンク的世界観を背景に、発明少年の胸踊る冒険を描く。公開を延期してまでこだわり抜いた作品だけに、文句のつけようのない完成度。まずは作画の美しさに目を奪われる。入念に描き込まれたカットの数々。それらがダイナミックなカメラワークで重なり合い、カツゲキのテンポを醸成する。<大使寸評>大友克洋監督は『AKIRA』とは、まったく異なる世界を見せてくれました。ジブリの作品にはフランス文化の影響が見られるけど、この映画には本家のイギリス人も驚くような19世紀のイギリスが、やや退廃的に描かれています。movie walkerスチームボーイ半年以上のお暇がある間に、goo映画のサイトがMovie Walkerに変わっていました。(過去の記録(その1~8)については、Movie Walkerに乗り換える必用があります)<今後の予定>・許されざる者・アカルイミライ・ポテチ・イル・ポスティーノ・揺れる・こうのとり、たちずさんで****************************************************************************大学図書館でDVD観賞(その8) 大学図書館でDVD観賞(その7)
2013.07.30
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ドングリ国内にある「4m×4mの家」を見に行った大使であるが、安藤忠雄のファンなんですよ。設計のスペシャリストでもある安藤さんは、クライアントや工務店、職人にも目を配る現場重視の手法でもあるわけで、その辺りがプラント建設で苦労した大使に響くわけです。また、学歴社会の東京に負けたらあかんでという安藤さんの気概がええでぇ♪図書館で借りた「安藤忠雄 建築手法」という本から、安藤さんの手法を紹介します。<住宅を巡る状況>p242~245二川:安藤さんは住宅からスタートして、大きな建築をつくられるようになった。今でもずっと住宅を設計し続けているとはいえ、最近はさすがに少なくなっているように思います。その大きな理由は何でしょうか。安藤:完全オーダーの建築に、クライアントのコストが最初から合わないという状況が、理由ととして大きいですね。それに加えて、30坪くらいの小住宅をつくる工務店がない。依頼を受けて引き受けるか否か判断する前に、施工会社が見つかるか否かが問題になってくる。事務所に来る住宅のクライアントの予算はといえば、大抵は40坪の家を3200万円で建てたいというようなもの。つまり、坪80万のコストです。これくらいのコストだと、受けてくれるのは、社員5人くらいの建設会社なんですね。大会社ではもっと額面の大きい仕事が必要になる。しかし、中小の工務店で、3200万円で、手をかけて建築をつくろうという意欲のあるところが少ない。 たまたま少し前に「4m×4mの家」(2003年)をつくりました。その施工をした工務店の息子さんは、東大建築学科の大学院を出た人なんです。彼は卒業して、実家の工務店に入った。今は非常に意欲的に小さな家でもやろうとしています。我々も時々頼みたいと思うのですが、彼ができるのも年に数軒でしょうね。小さい家の建設は経営的には厳しいでしょうから、3,4年経ったらできないということになるかもしれない。 同じように、職人さんがいなくなっています。手仕事不要のプレハブ建築が、時代の主流なんですね。それでもアメリカでオーダーの家をつくろうとすると、坪300万円くらいかかると言われていますから、日本はまだマシな状況なのかもしれませんが・・・。二川:アメリカの場合は、住宅の手仕事の部分を、施主が日曜大工的にやりますよね。安藤:そうですね。日本でもそういう状況になるのかも知れません。ただ、私としては、小さな家の設計を、これからも続けていきたい。私自身の意向でもありますが、私とスタッフとで一緒にやる最初の仕事として、やはり住宅のスケール、プログラムが重要なんです。住宅なら、担当者一人で、企画から設計、工事監理、施主や職人との付き合いまで、建築にまつわる諸々の事柄を一通り全部こなせますよね。その過程を一回通った人は、建築を好きになって、かなりしっかりします。分業では、建築を本当には好きになれないと思う。だから、我々の事務所に入ってくる若い人を育てるためにも、住宅の仕事は絶やせないんです。 住宅の担当者を、現場に通わせるのは、朝事務所が始まる前。「あなた方の勉強の時間に事務所の時間は使わせない」と。だから、現場には7時くらいに行くんでしょうね。そうして、身を切って実際につくっている現場と接することで、身体で建築を覚えていく。その機会がなかなかつくれないので、我々も困っています。今後はもっと少なくなってくるでしょう。工務店も儲からないんでしょうね。 二川:元々、建築なんて儲からないものだったんです。それが儲かるようになってしまったからね。昔は土建屋は一番アブない商売でした。倒産する危険率は相当高かった。極端に言えば、トンネルを掘って、途中で水が出てきて全部ダメ。倒産の憂き目にあう。そんなことは幾らでもあったわけです。だから、ゼネコンが儲かるなんていうのは、戦後の話です。 それは別にしても、住宅の面白さが分からないと、建築をやる人としてはほぼダメだろうと、個人的には思いますよ。安藤:基本的に建築を好きでないヤツは役に立たないと思っています。今は好きかどうか分からないで建築に関わる人が多いですから、事務所に入ろうとする学生たちがいたら、好きな人を巧く探さなくてはいけない。実際に来ている人を見ると、5人に1人くらいはいると思います。それがなかなかいないんですね。工務店と同じで。ただし、施主だけはいる。施主は凄い熱心で、施主の方がよく建築のことを知っているくらい(笑)。直島の地中美術館をぜひ見に行きたいと思っているのだが、そのあたりを引用します。<直島のこと>p278~279二川:「淡路夢舞台」については初めて聞く話もたくさんあったけれど、一連の直島の建築についても、同じような側面があると思います。直島の美術館も、日本だけじゃなくて、世界中で有名になりましたね。「直島」も、「淡路」と同じように、基本的にあなたがプロデュースしている側面があると思うのですが、どういうふうに考え、つくられてきたのですか。安藤:直島の一連のプロジェクトの始まりは、今ではベネッセの会長の福竹総一郎さんが1987年にされた、島全体を文化の島にしたいという発言からでした。当時は直島もハゲ山でしたから、こんなところで文化的な事業ができるのかなと、正直思っていました。でも、福武さんの熱意は凄かったですね。福武さんに加えて、秋元雄史さんというキュレーターがいるのですが、彼らが意欲的に世界中のアーティストに話をつけに出ていった。そして、ウォルター・デ・マリアや、ジェームズ・タレル、リチャード・ロングといった、国際的評価の高い一流のアーティストたちが、直島に興味を示したのです。 莫大な資金を持っているわけではありませんが、アーティストたちに、興味を持ってもらって、実地につくってもらえば、そんなに高額ではないらしいです。(中略) つくったものは美術作品として値段が付きますけれど、つくる前ですから、作業代と材料代プラス・アルファの実費ですむ。それでも決して安価ではありませんが、購入するよりは安い。大切なのは、依頼する側に熱意が要ること。その熱意の持続があったからこそ、「直島コンテンポラリーアートミュージアム」は、常に刺激的なプログラムで、世界的に評価を受けるまでに成長してきた。ベネッセアートサイト直島より<ウォルター・デ・マリア> 直径2.2mの球体と27体の金箔を施した木彫を配置したアートスペースは、空間全体を作品と考えるデ・マリアの指示により設えられています。天井からの自然光のみで鑑賞するこの空間は、時間帯によって部屋の採光状況が劇的に変化します。 <地中美術館のこと>p228~233二川:「地中美術館」(2004年)では、1人の作家に対して、相当大きな空間をつくっています。あの場合、安藤さんのつくりたいものとの間に、問題は起こらなかったのですか。安藤:規模やプログラムの差異はありますが、「地中」でも「ピューリツァー」でも、クライアントとも、計画に関わるアーティストとも、お互いに感性を理解し合えていた、ということが前提条件としてありました。建築とアートの、線引きのはっきりしないコラボレーションである以上、最低限、共有できる価値観がないと、できるわけがない。その意味では、「地中」のウォルター・デ・マリアもジェームズ・タレルも、初めから私に関心を持ってくれていました。私も彼らの作品を見て、関心があった。互いに認め合っている部分がありましたから、それほど難しい問題は起こりませんでしたね。彼らは、こういう作品にしたい、私はこうしたらどうか、という話し合いで、進めることができたんです。(中略)二川:確かに「地中」を見ていても、アーティストは相当、安藤さんのことを研究しているよね。だから、彼らは怒るかもしれないけれど、スケールなどを見ていても、むしろ安藤さんに合わせている部分もある。安藤:その問題はともかく、面白いなと思ったのは、あの現代美術の空間を体験した人が、子供も大人も関係なく、けっこう満足しているらしいことですね。二川:それはよく理解できます。理屈なく、生理的に非常に美しい空間なんだと思う。安藤:驚くほど人が来ているのです。自分では、上手く理解できないのですが・・・。二川:撮影で何日もいましたが、とても清清しいのです。何か強制された感じではなく、気分がいい。それはこれまで美術作品を見た中でも、珍しい体験でした。たぶん、理屈ではなく、美術かどうかということも関係なく、空間の体験によって救われる感じがあると思う。 昔、「MIHO MUSEUM」の館長が、最上の美術品を見ると、心が洗われると言っておられました。「地中美術館」の、特にウォルター・デ・マリアのスペースにはその感じがあった。それは不思議でしたね。 だから、最近思うのですが、現代美術がそのような一種の「宗教性」のような力を持っているとしたら、それが理屈では理解できない現代美術を支えているのではないかと思う。【安藤忠雄建築手法】安藤忠雄著、エーディーエーエディタトーキョー、2011年刊<「BOOK」データベース>より安藤忠雄の建築の手法を解き明かす。最初期から試みられてきた数多くのコンセプトについての、ロング・インタヴューとともに、事務所開設以前からの思考の軌跡を書き下ろし原稿と豊富な写真、スケッチで収録。 <大使寸評>独学で建築の権威にまで登りつめた安藤忠雄の手法を、安藤自身が語っています。写真、画像が多くて読みやすい内容になっています。そのうち直島の地中美術館を見に行きたいので、この本を読んでおきたいと思った次第です。amazon安藤忠雄 建築手法安藤忠雄の世界byドングリ大使は最近では4×4の家を見たが・・・・GALLERYの写真を見ながら、次の探訪先を思案しているところです。
2013.07.29
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今回借りた7冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば「雑誌」でしょうか。<市立図書館>・考える人(歩く)・日経ビジネス(ブラック企業)・SFマガジン:4月号・たった一度の人生を記録しなさい・はじめて描く透明水彩<大学図書館>・世界の名建築100選・安藤忠雄建築手法なお、「はじめて描く透明水彩」は前回からの借り出し延長です。図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)*************************************************************【考える人(歩く)】雑誌、新潮社、2012年秋号<目次>より[対談]沢木耕太郎×角幡唯介 歩き、読み、書く ノンフィクションの地平[ロングインタビュー]梨木香歩 まだ、そこまで行ったことのない場所へ 聞き手・湯川豊[ルポ ニッポンを歩く]関川夏央 明治十一年、イザベラ・ルーシー・バード、東北への旅<大使寸評>歩くという括りで、探検、冒険、ルポルタージュ、ノンフィクションがとりあげられています。沢木耕太郎×角幡唯介という新旧ノンフィクション作家の対談が目玉でしょうね。zassi考える人(歩く)【日経ビジネス(ブラック企業)】雑誌、日経ビジネス、2013年刊<目次>より■特集1: それをやったら「ブラック企業」 今どきの若手の鍛え方・今どきの若手の鍛え方(P26) ・採用、業績へ確かな打撃、ネット醜聞の破壊力(P28)・「離職率0%企業」に見る 逆ブラック企業 5つの共通項(P36)・柳井正、ブラック企業を語る 「それでも鍛え続ける」(P42) <大使寸評>日経ビジネスがオンラインで継続的に「ブラック企業」をフォローしているが・・・それだけ切実な潮流なんでしょうね。 NAVERまとめというサイトも便利なサイトである。naver日経ビジネス(ブラック企業)【SFマガジン:4月号】雑誌、早川書房、2013年刊<目次>より「ベストSF2012」上位作家競作。国内篇第一位の円城塔による、あの文芸作品を思わせる奇想SFから、海外篇第一位のチャイナ・ミエヴィルの異色“石油”SFまで、上位ランクイン作家の最新読切4篇を掲載する。 ・「コルタサル・パス」 円城塔・「コヴハイズ」 チャイナ・ミエヴィル/日暮雅通訳・「小さな供物」 パオロ・バチガルピ/中原尚哉訳・「Hollow Vision」 長谷敏司【連載】「歩いていける「むかし未来だった」不思議な世界」 椎名誠<大使寸評>円城塔、椎名誠という新旧のSF作家が目に付いたので、久々にSFマガジンを読んでみようと思ったのです。hayakawaSFマガジン:4月号【たった一度の人生を記録しなさい】五藤隆介著、ダイヤモンド社、2011年刊<「BOOK」データベース>より行った場所、食べた物、読んだ本、やりたいことリスト、レシート家計簿…。文章も写真も動画も投げ込むだけ!Googleでは検索できない、自分だけの「感動」と「発見」を一瞬で残し、きちんと未来に役立てる、クラウド時代の人生記録法。【目次】序章 ライフログに人生を投げ込む/第1章 デジタルを活用してラクに記録する/第2章 生活を記録するともっと「自分」が見えてくる!/第3章 面倒にならない「仕組み」記録術/第4章 情報はすべてEvernoteにまとめなさい/第5章 ライフログを楽しく続けるコツ/第6章 記録したものを人生に生かす/付録 ライフログに便利なWEBサービス&iPhoneアプリ<大使寸評>Evernoteというアプリを使って、スマホで人生を記録するという内容なのだが・・・これって、大使がパソコンで既存ソフトを使ってブログを書いているようなものである。そのアナロジーがなかなか面白いのである。(スマホを持っていないので、かなり負け惜しみ感がただようが)rakutenたった一度の人生を記録しなさい【はじめて描く透明水彩】青木美和著、エムディエヌコーポレーション、2013年刊<商品説明>より絵の具の揃え方、筆や鉛筆の使い方、紙の選び方といった道具に関した解説からはじまり、コップや果物など基本的なもののデッサンから色づけまでを描く練習、色の選び方、構図のとり方などの基礎講座、次に本書のメインとなる、静物、風景などの作品の描き方を解説。最後に上級のテクニックとして、グラデーション、重ね塗り、にじみなどの技法、マスキングや歯ブラシを使った表現の仕方などを紹介し、これ一冊で透明水彩がきちんと描けるようになる教科書的な書籍です。 <大使寸評>文具店の画材コーナーをうろうろすることがあるのだが・・・水彩画をやるかどうか迷っている大使でおま♪著者(青木美和さん)が説明用に掲げる絵がいいし、テクニックの説明を読むだけで、上手くなったような気にさせてくれます(笑)rakutenはじめて描く透明水彩【世界の名建築100選】新建築社編、新建築社、2008年刊<「BOOK」データベース>よりモン・サン・ミシェル、タージ・マハル、マチュピチュ、クフ王のピラミッド、桂離宮など100の建築を紹介。NHK BS-hiで2008年1月に放映された「夢の美術館 世界の名建築100選」充実の8時間番組をコンパクトな1冊にまとめました。わかりやすい解説と便利なアクセスマップ付き。<大使寸評>説明が短い写真集というスタイルがきれいで、読みやすいのがええでぇ♪rakuten世界の名建築100選【安藤忠雄建築手法】安藤忠雄著、エーディーエーエディタトーキョー、2011年刊<「BOOK」データベース>より安藤忠雄の建築の手法を解き明かす。最初期から試みられてきた数多くのコンセプトについての、ロング・インタヴューとともに、事務所開設以前からの思考の軌跡を書き下ろし原稿と豊富な写真、スケッチで収録。 <大使寸評>独学で建築の権威にまで登りつめた安藤忠雄の手法を、安藤自身が語っています。写真、画像が多くて読みやすい内容になっています。そのうち直島の地中美術館を見に行きたいので、この本を読んでおきたいと思った次第です。amazon安藤忠雄建築手法安藤忠雄の世界byドングリ*************************************************************とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。図書館大好き35図書館大好き(目録)
2013.07.28
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宮崎監督の遺作?とも噂される「風立ちぬ」を観にいったのです。ゼロ戦のシーンは少ないと聞いていたが、確かにゼロ戦はラスト近くにチラッと見えただけでした。技術者の夢にロマンスをからませた、やや女性向きのお話しになっていて・・・右寄りの大使にとっては、物足りない思いがしたのです。だけど、戦前から戦中にかけての自然や街並みのシーンがきれいで、大使が生まれる前の日本は斯くやとの思いがしたのです。それと、挿入歌が良かったわけです。映画「会議は踊る」で歌われた『ただ一度だけ Das gibt`s nur einmal』という歌だが、大使の好きな歌なんです。「アメリカ人の音痴は、日本人以上だ」と宮崎監督は、アフレコのスティーブン・アルパート氏(元ジブリ社員のアメリカ人)の歌をそう評したが・・・友人をアフレコに抜擢しておいて、それはないんじゃないか(笑)外人役には、日本語が話せる外人を採用するところが完璧な拘りなんだが、友人の感性に期待を込めて、アフレコに採用するのも宮崎流なんでしょうね♪以下に宮崎作品で気になる歌を並べてみるが、大使好みのいい歌ばっかりである。そうか、ジブリの売りは歌なのか♪・・・と思ったりする。・Das gibt`s nur einmal・さくらんぼの実る頃・Heidi - Japanese Opening ・Heidi Opening Deutsch Volle Version・いつも何度でもところでドイツ語の歌ということでは、コニー・フランシスが歌った「Schoner Fremder Mann」という歌が好きなんです(サヨカ)ドイツ語がいいのか、コニーの色香がいいのか、判然とはしないんだけど♪Connie Francis - Schoner Fremder Mann宮崎駿アンソロジー
2013.07.26
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<宮沢賢治あれこれ>図書館で「賢治から、あなたへ」という本を借りたので紹介します。以前行った東北旅行でも賢治ゆかりの場所を巡ったりしたので、この際、宮沢賢治について、あれこれ集めてみました。・賢治から、あなたへ・イギリス海岸・銀河鉄道の夜・賢治関連サイト<賢治から、あなたへ>異邦人でもあるロジャー・パルヴァースさんが、賢治の作品を語っているのだが・・・今も色褪せない賢治の魅力を解き明かしています。<賢治にとって最も大切なのは「信仰」ではなく、「科学」だった>p131~132 賢治の本職は農学者でしたが、玄人はだしの地質学者や天文学者でもありました。賢治は何かあるものを見れば必ず、それがどうしてそこに生じたのか、それが何でできているのか、それが宇宙でどんな意味や役割を占めているのかを想像しようとしました。土のなかの微粒子、水のなかの分子、切り立った高い崖、はるか遠くの銀河系のガス・・・。あらゆるものに対して賢治はそうしたのです。 賢治はこれらすべてを混ぜあわせ、宇宙からカオスや流体の肖像を引きだすことがよくあります。だから、賢治の作品では、風が水より高密度だったり、天の川の砂粒が火を宿していたりします。絶滅したクルミの化石が、わたしたちに過去と未来の秘密を告げることもあるのです。 賢治の観察の基本中の基本をひと言で説明すると、「科学」になるでしょう。科学こそ、賢治の探求において最も大切なものだったにちがいありません。 ここで、多くの人は「いや、賢治にとって一番大切なのは信仰だった」と反論するかもしれません。でも、賢治とっては、観察や記録という科学的な「ものの見方」がなければ、信仰も存在できなかったのではないか。信仰というものは、観察・記録されたままの宇宙を「捉え直した」ものだ、とぼくは思うからです。「捉え直す、何かの価値や正当性を再確認する」という意味のreaffirmationという英語があります。 接頭辞のreは「直す」という意味です。科学者は何かを発見し、その真相を追究し、確認する。それが本当かどうかを知るために、何回も同じ実験をし、再確認する。 世界三大宗教を信じる人からすれば、彼らの信仰の基本原則はこうなるでしょう。「われ信ず。ゆえに、われ知る」 しかし、賢治が生きていたなら、それとはまったく逆になるでしょう。賢治のモットーはこうなります。「われ知る。ゆえに、われ信ず」<賢治がなりたいと願った理想の人物、虔十>p246~250 賢治が書いた最も自伝的な物語を二つ挙げるとすれば、それは『グスコーブドリの伝記』と、この『虔十公園林』でしょう。でも、この二つを比べると、『虔十公園林』の主人公のほうが性格は行動だけでなく、名前も賢治によく似ています。賢治はこの物語に「宮沢賢治の伝記」というタイトルをつけても問題なかったのではないか、とぼくは考えています。 虔十はちょっと「でくの坊」で、「大きな子ども」といった人物です。子どもが森で楽しそうに遊んでいるのを見ると、彼は興奮します。虔十は賢治がなろうとした理想の人物だったのでしょう。虔十こそが、雨に打たれながらもまったく動じない人になりたいと『雨ニモマケズ』で語った賢治の願いを実現した人物だと思います。 しかし、虔十の行く手に、平二という悪党が立ちふさがります。この物語で、賢治は「勧善懲悪」というお決まりの方法を取らずに、彼ならではのやり方で善と悪のぶつかり合いを描いています。 賢治の世界では、善は悪と戦おうとはしません。善は悪を抱きしめる力があまりに強いので、虔十の「陽」と平二の「陰」は一つになります。彼ら二人は同時に病気で寝込んでしまいます。しかも、一緒に亡くなってしまうのです。平二の悪は虔十の持つ善の力に抵抗できませんでした。同じように、虔十の善も平二の持つ悪の力に抵抗できず、二人は一緒に死んでしまうのです。(中略) 虔十が亡くなってから20年ぐらい経って、大学の先生がアメリカ留学から帰ってきます。 ―その虔十といふ人は少し足りないと私らは思っていたのです。いつでもはあはあ笑っている人でした。毎日丁度この辺に立って私らの遊ぶのを見ていたのです。この杉もみんなその人が植えたのださうです。― ここで、賢治の生きた時間軸を見てみましょう。彼の没後20年にあたるのは、1953年ごろ。まさに、この1953年に、大学の先生は花巻に帰ってきます。ちなみに、1953年とは賢治の作品が日本で初めて正しい評価を受けるようになった時期でもありました。虔十と同じように、賢治も死後しばらくして、業績にふさわしい評価を受けたのです。 『虔十公園林』に登場する先生は、「ああ全くたれがかしこくたれが賢くないかはわかりません」と言います。先生のこの発言は、虔十や賢治だけでなく、時代の先を生きた人物全員にあてはまる真実を語っているのではないでしょうか。未来を正直に告白できる「ほんとうの預言者」は、現世では苦しまなければならないかもしれません。一般の人々はそういう預言者を、理想主義者やばか者、でくの坊だと考えるからです。ときには、彼らは預言者を危険人物だと考えてしまうことさえあります。 賢治の時代の人々は、彼を危険人物だとまでは考えなかったでしょうが、理想主義者やばか者、もしかしたら、でくの坊だとは思っていたはずです。 ところで、賢治はそうしたまわりの評価を気にすることなどなかったのでしょうか?いや、おそらくとても気にしていたと思います。しかし、それも時間が解決してくれると賢治は悟っていた、とぼくは考えます。【賢治から、あなたへ】ロジャー・パルヴァース著、集英社インターナショナル、2013年刊<「BOOK」データベース>よりあなたが、たったいま、ここに生きている。それ以上の奇跡があるだろうか。「雨ニモマケズ」「マグノリアの木」「フランドン農学校の豚」「なめこと山の熊」など、珠玉の作品にこめられた真のメッセージを読み解く。<大使寸評>異邦人でもあるロジャー・パルヴァースさんが、賢治の作品を21世紀の見方で読んでいきます。大使の好みは「雨ニモマケズ」、「虔十公園林」あたりなんですが。rakuten賢治から、あなたへ <イギリス海岸> 会社から7日間の永年勤続旅行休暇をもらったので、嫁さんのパートを無理やり休ませての東北旅行です。フリープランということでテーマとしては・・・・宮沢賢治、十和田湖、白神山地、角館と私好みの亭主関白プランです(嫁さんゴメン!)<イギリス海岸(2006.9.13)>このあたりがフリープランのゆとりのあると言うか、間が抜けたスケジュールです。観光コースから外れているのか、堤防で合ったのは散歩中の爺さんくらいというのが、のどかでいいですね。賢治が命名した「イギリス海岸」とは、地質学の好きなエコロジスト賢治ならではの、とかくイメージを喚起する命名であり・・・・ぜひ訪れたい場所でした。ここの河床は侵食を受け年々低下しているらしいので、渇水時しか見ることが出来ないようですが・・・・北上川の堤防に立ち「イギリス海岸」のイメージを膨らませるだけで満足、満足!北上川の泥岩層の川岸宮沢賢治の宇宙より 物語の語り手の農学校の教師は、夏休みの農業実習の合間にしばしば生徒たちを連れて北上川の泥岩層の川岸に遊びに行く。仲間といっしょに川で泳いだり遊んだりして、東北の短い夏を満喫するのを生徒たちは大好きだったろうし、地質学の好きな教師の「私」にとっても、このイギリス海岸は興味のつきない場所だったからだ。 この泥岩層は、「東の北上山地のへりから、西の中央分水嶺(ぶんすゐれい)の麓(ふもと)まで、一枚の板のやうになってずうっとひろがって居」て、「たゞその大部分がその上に積った洪積の赤砂利やローム、それから沖積の砂や粘土や何かに被はれて見えないだけ」だった。こうした堆積物が河川に侵食された北上川の河岸のような所では、この板のようにひろがった泥岩層の一部が顔を出しているのだ。 この「イギリス海岸」のほとりに「胡桃の森」という無料休憩所があり・・・・勧められるまま上がりこみ、ここのボランティアのおばちゃん達と嫁さんのおしゃべりが盛り上がったが・・・町からの補助金では足しにならないという話があったりしたので、帰り際に嫁さんが募金箱にポットンした。賢治を愛して止まないおばちゃん達とのしばしの歓談が東北旅行の第一歩となったわけですが・・・・快調な滑り出しです。 <銀河鉄道の夜> 蔵書録から「銀河鉄道の夜」を紹介します。今のところ積読状態であるが・・・そろそろ、読んでみようか。【銀河鉄道の夜】 宮沢賢治著、角川書店、1991年刊<「BOOK」データベース>より―永久の未完成これ完成である―。自らの言葉を体現するかのように、賢治の死の直前まで変化発展しつづけた、最大にして最高の傑作「銀河鉄道の夜」。そして、いのちを持つものすべての胸に響く名作「よだかの星」のほか、「ひかりの素足」「双子の星」「貝の火」などの代表作を収める。 <大使寸評>購入したのは角川文庫の改版65版(1991年刊)であるが、Amazonにはこの版の表紙画像が出なかった。感想のほうは『銀河鉄道の夜』by松岡正剛をみてみましょう。Amazon銀河鉄道の夜 <賢治関連サイト> 賢治関連サイトを挙げておきます。宮沢賢治の宇宙グスコーブドリの伝記賢治の学び舎イギリス海岸
2013.07.25
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スパコンが見たいという酔狂なロボジーは、昨日、暑い時間帯にポートアイランドに向かったのです。最近、駅名が「京コンピュータ前」に変わった駅から、歩いてすぐに計算科学研究機構が見えました。しかし、暑いぜ。早く冷房のきいた建物に入りたいのだ。計算科学研究機構玄関を入ってすぐ1階に展示エリアがあります。ここを見に来る暇人はいないようで、照明が落ちています。しばらく観ていたら、見かねたガードマンが照明を点けてくれたけど(笑)展示エリア展示用のスパコンが見えるようになっています。展示スパコン1スパコン内部とフリーアクセスが見える展示用スパコンです。展示スパコン2この部分の説明ボードです。フリーアクセスの高さは1.5mもあるそうで、さすがスパコンやでぇ。ロボジーがいた会社では30cmくらいだったもんな~。説明ボード建物の断面が見える建物模型がありました。ボタンを押すと建物の半分ほどが上下する、お子様向けのパフォーマンスがええでぇ♪建物模型退職前は在籍課のOA委員でもあったので、組織移動があった際には・・・・フリーアクセスの床板をめくって、LANケーブルの引き回しに苦労したことがあったのです。で、スパコンのフリーアクセスに着目した現地レポートになりました(笑)計算科学研究機構サイトの紹介記事を、おまけにお付けします。「京」展示エリア案内より 計算科学研究機構の1階には展示エリアがあります。「京」の展示用システムラックや、ストレージ室、CPUやシステムボードなどに加え、研究部門の紹介パネルやシミュレーション動画などが展示されていますので、ぜひ足を運んでみてください。 平日の開館時間は9 ~ 18:30となっております。(土・日・祝日および夏季・年末年始休業時は、ご見学いただけません) 【最寄駅】ポートライナー「京コンピュータ前駅」下車、徒歩約3分
2013.07.24
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<高畑勲の世界>「かぐや姫の物語」は当初「風立ちぬ」と同日公開(7月20日)の予定でしたが、製作状況の遅れから秋公開へと延期されたそうです。(真偽は定かでないが)このアニメ映画の監督の高畑勲といえば、ジブリ作品において宮崎駿と双璧をなす人だが、その人柄を大使はまだよく知らないのです。それでwikipediaを見たのですが『アルプスの少女ハイジ』や『火垂るの墓』、『じゃりン子チエ』の演出、監督などに携わっているようです。日本アニメ黎明期からの功労者でもあるが、作風が多様で、何をめざしているのかよく分からないし・・・東大仏文科卒業で、「さくらんぼの実る頃」を訳詩するなどフランスとの関わりが深いところが個人的には気になるわけです。wikipedia高畑勲より<概要>日本で長編のアニメーション映画が本格的に製作されるようになった最初期から、制作に携わってきた演出家である。『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』『じゃりン子チエ』『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』などの演出、監督などで知られる。別名義にテレビ版『じゃりン子チエ』の演出時に使った武元哲(たけもと てつ)がある。<来歴>東京大学文学部仏文科卒業。学生時代からフランスの詩人・脚本家であるジャック・プレヴェールの作品を愛好し影響を受けており、彼の名詩集《Paroles》の日本初完訳(2004年)という仕事も行っている(長編アニメ『王と鳥』の字幕翻訳も手がけた)。『紅の豚』の劇場用パンフレットではさくらんぼの実る頃(原題: Le Temps des cerises)の訳詞を載せている。<仕事>緻密な構成力を有し、アニメーションでありながら、リアルで自然な説得力のある世界観を追求している。演出家であるものの、絵は描かず、制作の際は口述や筆記によって自身の演出プランを展開させ、それを作画技術を持つスタッフが絵コンテにまとめるという形式をとっている。しかしながら制作のスピードに関しては、宮崎が「パクさんはナマケモノの子孫です」と譬えるほど遅筆である。『太陽の王子 ホルスの大冒険』では、製作の遅れの責任を取って、プロデューサーが何度も交代するほどであった。『ホーホケキョとなりの山田くん』では「製作は順調に遅れています」という異色の予告編が製作された。鈴木敏夫は「高畑さんはプロデューサーとしては予算管理ができても、自分が監督となると際限なくお金を使ってしまう」と指摘している。要するに、高畑勲のなかでハイジとチエとかぐや姫がどう繋がっているのか・・・知りたいわけですね♪・・・ということで、高畑勲について集めてみました。・アルプスの少女ハイジ・かぐや姫の物語・じゃりン子チエ・ホーホケキョとなりの山田くん・王と鳥 <アルプスの少女ハイジ> ときとして「アルプスの少女ハイジ」のメロディが頭を巡ることがあるけど、たいてい物事が順調なときに、つい頭を巡るんです。美しいメロディでもあるが、それだけでなく、この歌が希望を喚起するいい歌なんでしょう。ということで、世界中の子ども達を魅了したこの日本製アニメのテーマソングをyou tubeで探してみました。Heidi - Opening (multilanguage) abuelito dime tu French Original Opening Heidi - Japanese Opening やはり、聞きなれた日本語ヴァージョンとスペイン語ヴァージョン (abuelito dime tu)がいいですね♪ところで、主題歌の終わりのクレジットに出てくる瑞鷹エンタープライズについて、ハイジ翻訳で関わりのある池田香代子さんのブログに詳しく出ていました。アニメ作りには、あの宮崎駿さん、高畑勲さんが絡んでいたのには、納得がいきました。ハイジより「ハイジの髪の毛の色をどうしようか、かなり迷ったのです。アニメの女の子の髪は、だいたい茶色なんですよね。でも、原作は黒です。結局、原作どおりにしたんですがねえ、どうでしょう?」「大正解です。南欧には西ゴート族の末裔がいて、黒い髪黒い瞳の人が多いんです。スイスあたりがその北限です。フランクフルトのクララは、北方系ということで、金髪に青い眼。その対照が物語のリアリティになっています」「どうりで。アニメはまずスペインのテレビ局が買って、ヒットしたんですが、スペインの人は、『ハイジはスペイン人だ』と言うんですよ。その謎が解けたな。スペインでハイジのそっくりさんコンテストがあったんですよ。アニメのハイジのそっくりさんです。よちよち歩きからすらっとした娘さんまで、ハイジそっくりの女の子たちが、みんなアニメのハイジの服を着てずらりと並んだのは壮観でした」 <かぐや姫の物語> SF映画の題材として、おとぎ話や神話は夢があるわけで、かぐや姫のSF映画など、見てみたいとかねてから思っていたが・・・高畑監督の「かぐや姫の物語」が今秋、公開されるようだから、期待しているのです。 高畑監督は、鳥獣戯画のようなタッチで描いた長編アニを予定していると明らかにしたそうです。「かぐや姫の物語」公式サイト <じゃりン子チエ> 高畑自身、この作品を非常に気に入っており、別名を使ってコンテを切ったり演出をしている。その時に使っていた別名は、本作で西川のりおが演じた竹本テツをもじった「武元哲」としたそうです。。高畑さんにとって大阪は異邦のはずであったが、このアニメではかなりの入れ込みが見られます♪で、チエの街の魅力を探ってみましょう。じゃりン子チエの街より 大阪が舞台になった小説や漫画は多い。その多くはキタ、ミナミ、道頓堀、天王寺、新世界……など日本中の誰もが知っている大阪である。誰が最初に言いだしたのか知らないが、新世界あたりを案内するとき「じゃりン子チエの舞台になったのが、ここや」と紹介する人が多いときく。大阪のガイドブックなどを引っ繰り返してみても、そんなことは、どこにも書いていない。「じゃりン子チエ」こと竹本チエの家の正確な住所は「大阪市頓馬区西萩」である。大阪には現在も過去にも「頓馬区」というところは実在しない。それなら「頓馬区西萩」は大阪のどこにあると考えられるのか、原作単行本からの検証を試みたい。チエの家の近所の「西萩駅」からは難波までの切符しか買えないので、難波を起点にする、高架を走る鉄道路線の沿線に「西萩駅」のモデルがあると考えられる。 <ホーホケキョとなりの山田くん> このアニメはまだ観ていないが・・・いしいひさいちの漫画が大好きな大使としては、気になるアニメである。「となりの山田くん」基礎データより<宣伝コピー>より家内安全は、世界の願い忘れ物を届けに来ました。このヘンな家族は、まだ日本にいるのです。たぶん。まつ子さんにたかしさんのぼるにののちゃんそして、しげさん忘れちゃいけないのが犬のポチ五人プラス一匹の超ぐうたら家族が織りなす笑いと涙と感動と、え~と、あとなんだっけの毎日日本人なら、1億人に身の覚えのある、あるいは身につまされる話の数々。いしいひさいちの世界byドングリ <王と鳥> 工事中「王と鳥」のDVDが大学図書館にあるので、それを観たあとで、感想を述べる予定とします。「王と鳥」公式サイトところで、宮崎さんに比べてやや影がうすい高畑さんであるが、お二人の違いが気になるのです。漫画からスタートした宮崎さんはいわば職人であるが、着想が溢れる高畑さんは根っからのプロデューサーではないだろうか。アニメを愛する高畑さんではあるが、やはりアニメの王道は絵を描かなくちゃーね。宮崎さんが言うように「いい人なんだけど」・・・ではないだろうか?(笑、未確認情報です)なお、宮崎監督については宮崎駿アンソロジーとしてまとめています。
2013.07.23
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ディズニーのような絵のうまさと、辛辣な批評眼を合わせ持ったアーサー・シイクの絵である。 手塚治虫のようなタッチもあるが、これは偶然の一致なのだろうか?とにかくインパクトのある絵である。 アーサー・シイクの批評眼はもちろんだが、著者(袖井林二郎)の日本軍を見る眼差しは、まさしく容赦ないジャーナリストの目である。 この「アーサー・シイク義憤のユダヤ絵師」という本は、第2次大戦を冷めた目で活写するジャーナリスティックな本でもあるわけだが、著者は誰?と気になるのです。<ソルジャー・イン・アート>p121~122 シイクはナチスによる宣伝が持つ恐ろしい力を知っていた。ヒトラーが一介の伍長からついにはドイツの宰相にのし上がったのも、デマゴーグの才能のおかげであり、ドイツ国民がその狂気の独裁者のもとに結集したのも、すべて宣伝の結果だと考えたシイクは、それに対抗するには、アメリカがいっそう効果的な宣伝戦を挑む以外にないと信じていた。「私はプロパガンダのためにやって来たのだ。それ以外の目的は持っていない」 シイクがナチス・ドイツの宣伝相ゲッベルスを、事あるごとに題材に取り上げ、おとしめるのは、彼がそれだけ敵の政治宣伝の恐ろしさを知り、それを代表する者に対抗意識を燃やしていたからだといえよう。シイクの描くゲッベルスには、全く何の気品もない。下司で小利口な表情、蛇つかいの姿にピッタリのいかがわしさ。小男であることが徹底的にデフォルメされる。 彼らの侵略に反撃し民主主義を守ろうとする人々にとって、これらのカリカチュアは、この上もなく鋭く、破壊力を持つ筆の刃っであり、銃弾であったに違いない。『コモンウィール』誌がシイクの作品を“政治的ポルノ”だとしたことが、いかに見当違いの意見であったかは、これでわかるであろう。シイクが敵を侮辱し、からかい、矮小化したのは、ナチズム、ファシズム、そして日本の軍国主義の教義と体制が、全く虚構の上に成り立っていることが分かっていたからである。 もしシイクがナチス一味に対する批判をリアリズムの画法で行ったら(それは彼には可能だった)見るものには耐えられなかったであろう。笑いの棍棒で叩きのめしデフォルメすることによって、読者はそれを受け入れて敵対意識を高め、プロパガンダの目的は果たされるのだ。 風刺をともなうカートゥーン、つまりカリカチュアの技法をとっていたとはいえ、敵に対するシイクの攻撃態度にはいっさいの容赦がない。カナダでインタビューした記者は言う。「絵というものがこれほど単一の意図で、ほとんどファナティックな目的をもって描かれたことはかつてなかったのではあるまいか。・・・シイクは妥協とか言いわけを理解しない男である」 シイクをと呼ぶのはそのためであり、義憤は当然に直情を生む。 敵に対して妥協はあり得ない。それが兵士のあるべき態度である。しかもシイクにとっての敵は、自分の属するユダヤ民族を抹殺し、祖国ポーランドを滅ぼし、世界をその軍靴の下に支配しようとする者どもなのだから、妥協のあり得るはずはない。<「殺人株式会社3人組」の分業>p169~173 シイクがヒトラー、ヒロヒト、ムッソリーニの3人組をまとめて「殺人株式会社」と攻撃したのは1942年の2月というかなり早い時期である。(中略) そして動かせない事実は、日本軍の戦闘行為は、すべて「天皇陛下の名によって」行われたことだ。そういう事態を生む背景はあった。まず何よりも英米に対する宣戦布告には、それまで日本が戦った日清・日露戦争の時は含まれていた「国際法の遵守」のくだりがなかった。戦後生き残った軍部の関係者は、それは意図的ではなかったと弁明するが、従来あった「国際法の遵守」の文言が、太平洋戦争にあたって省かれたのは、天皇が東条首相に押し切られたためだと、当時の徳川侍従長は戦後大分たってから証言している。 真珠湾奇襲と前後して、タイ上陸をねらっていた陸軍が押し切ったのである。大元帥ヒロヒト天皇の弱気はほとんど犯罪的とはいえないか。それに第一次世界大戦以後かなりの時間がたっていたため、陸軍法規に具体的に規定された、良民の保護・略奪の禁止・捕虜の人道的取扱いといった、いわば戦争の常識を身につけている現地指揮官がきわめて少なくなっていたという事実がある。要するに国際法を知らぬ軍人の集まりが日本軍だったのである。 なお中国との戦争については、あれは「支那事変」であり、宣戦布告のない紛争だ。だからジュネーブ条約の陸戦法規を守らなくてもいいのだという、屁理屈ともつかぬ自己欺瞞が支配していた。日本軍には、戦時国際法を守る意識はもともとなかったのである。 さらに戦争遂行の上で大切な食糧が、原則として「現地調達」と定められている。南方の島々はともあれ、広い中国戦線での物資の補給は、よほどの計画があり、物資があり、それを運ぶ手段があってさえ難しかったのに、そのいずれも見事に欠けていた。戦局が追いつめられると「現地調達」が平常化する。そして「現地調達」とは要するに略奪であった。<VE DAYからVJ DAYへ>p187~188 ドイツ降伏で第二次大戦の主目的は達せられたと信じている連合軍将兵は、一刻も早く家庭へ戻りたかった。だがヨーロッパで散々に戦ったあげく、今度は太平洋戦線へ行かねばならぬという。誰もが日本本土上陸作戦のために死のうなどとは思わなかった。でも誰かが行かなければならない。そして戦闘が行わなわれれば、死傷者は必ず出る。嫌がる将兵の士気を高めるにはどうするか? 用いられたのは、再び名監督フランク・キャプラである。前にも触れたように、米陸軍参謀本部は彼に命じて、戦意高揚の映画を作らせてきた。これまでキャプラの『なぜ我々は戦うのか?』7部作シリーズは大成功を収めていた。第1作の『戦争への序曲』を見て、シイクがヒトラー、ムソリーニ、ギャングにしか見えないヒロヒトの「殺人株式会社3人組」を描いたことを、読者はすでに知っている。この3人のうち2人はダウンした。残っているのはあと1人。『Two down and One to go』という映画の制作が始まったのは、実際にはドイツ降伏のかなり前であった。これをVE DAY当日に全将兵に見せるというのが、マーシャル陸軍参謀総長の作戦であった。いや軍人だけではない。その家族にもだ。日本との戦いに、なぜ夫や息子が命をかけなければならないのかを分かってもらう必用があった。 映画は32分間の短いものだが、半分アニメで一部がカラーだったため、ディズニー・プロダクションの協力を得ても、命令の60日以内には完成せず、全米と全戦域で公開されtのは、5月10日の正午であった。シイクの描く3人組の顔は、フィルムの中で映画と同じタイトルの『Two down and One to go』というパンフレットの形で繰り返し使われ、ヒトラーとムソリーニの顔には赤で大きく×印がしてあった。まだ生き残っているヒロヒト天皇こそ「One to go」であった。それをバックに参謀総長マーシャルは説きに説く。 このキャプラの映画がアメリカ将兵の士気をどれほど高めたかは分かっていない。戦後の後知恵からの推量で、日本軍の士気は完全にダウンしていたとか、本土上陸作戦があっても、日本人の抵抗はたいしたことがなかったであろう、と言う人は日本で多いが、あまり意味のある議論ではない。事実として日本政府は「ポツダム宣言」を黙認した、原爆投下の口実をアメリカに与え、ソ連の参戦を許すこととなる。平和の仲介役として最後の期待をソ連にかける、という全く愚かな日本の指導部には、もはや選ぶ途がなかった。天皇制維持を最後の条件として、日本は8月10日、連合国にポツダム宣言の受諾を申し入れる。【アーサー・シイク義憤のユダヤ絵師】袖井林二郎著、社会評論社、2007年刊<「BOOK」データベース>よりポーランド出身のユダヤ人画家アーサー・シイクの義憤。漫画を武器として、その怒りはヒトラーのみならず、ヒロヒト天皇にも向けられた。シイクの作品、カラー44点、モノクロ142点満載。 <読む前の大使寸評>ユダヤ人画家アーサー・シイクのイラスト、漫画が内容もテクニックもすごいのだが・・・・こういう本を執筆する著者(袖井林二郎)の方も気になるわけです。rakutenアーサー・シイク義憤のユダヤ絵師日中韓で歴史認識がクローズアップされている昨今であるが・・・・鏡を見て我が身を振り返ることも、世界市民として求められているんでしょうね。あ ルーピー鳩山は別格ですけど(笑)
2013.07.22
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Peach航空のメルマガ<72時間限定セール>が届いて心騒ぐ大使である。さっそく、釜山飲み歩きを計画してみました。チケット予約期限まであと7時間ほどだが・・・さてどうする? <Peachメールマガジン 72時間限定セール>よりお席は売り切れ次第終了です。さあ、今すぐ予約♪【販売期間】2013年7月19日0:00~7月21日23:59【搭乗期間】2013年8月27日~12月19日 ※適用日は路線によって異なります【販売路線】 大阪(関西)=福岡 2,980円 大阪(関西)=釜山 3,980円 大阪(関西)=石垣 4,980円 大阪(関西)=台北(桃園)4,980円Peach便で往復する2泊3日の釜山飲み歩きプランを計画してみました。約4万円か、悪くないなぁ♪ 神戸-釜山往復:約1万円 ホテル :約4500円/泊 現地旅費:約2000円/日 食費 :約3000円/日 土産 :約3000円 2泊3日の概算:約4万円 ガイド:プサンナビ ビギナーにおすすめの釜山料理、ベスト7!宿予約:東横イン個人的見所:・釜山金海軽電鉄 ・チャガルチの屋台 ・金海の歴史博物館食事:・テジクッパ ・トンネパジョン ・シジミスープトンネパジョン 焦りを誘うような72時間限定セールであるが・・・これがピーチの戦略なのかも?次のメールを待ってみるか。
2013.07.21
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<久しぶりに週刊誌を買った>本屋で立読みしていて、久しぶりに週刊誌を買ったのです。馴染みの週刊文春で、目次のラインアップが購入の決め手になったわけです。つまり、今回の二大特集(韓国の禁じ手、危ない回転寿司)と庵野秀明インタビューでおま♪それから、言い訳がましいけど・・・タバコより週刊誌のほうが安いのも大使を後押ししたのでしょう。(それを言うなら、タバコがいかに高額嗜好品なったかということである!)【週刊文春:2013/07/25日号】<目次より>●【7.30「慰安婦の日」に喝!】韓国よ いい加減にしろ!・「アメリカに慰安婦像」「竹島に偽マジンガーZ」反日活動家グループの本拠地を直撃!・新日鉄住金「戦時徴用」デタラメ判決は序の口 賠償金2兆円を請求される299社リスト 三菱重工、パナソニック…・アシアナ機事故で米国家安全委が激怒「韓国人CAは問題点を隠している」・東方神起、少女時代はどこへ? アルバム売上も旅行客も半減韓流ブームの終焉・「東京は五輪の資格なし」とIOCに直訴した韓国団体の正体●「激安ニセモノ食品」が危ない(2)回転寿司チェーン編 スシロー、かっぱ寿司、くら寿司、元気寿司、銚子丸…〈実名調査!〉・サーモンは人工着色剤できれいなオレンジに・ウニは身崩れ防止のため添加物・甘えびは保水剤でプリプリに・穴子は中国産や南米産のウミヘビが代用魚●阿川佐和子のこの人に会いたい:庵野秀明<大使寸評>しばらく見ない間に、連載コラムニストに出入りがあるな~♪土屋先生、うさぎさんはしぶとく続いているけど、椎名誠が抜けたやないけ。「いまなんつった?」の宮藤官九朗さんはNHKでシナリオを書くなど、ま~立派になって・・・何事も継続が大事なようですね♪また、佐和子さんの今回のお相手:庵野秀明は「風立ちぬ」でアフレコを務めるなど、今や時の人ですね。zassi週刊文春:2013/07/25日号まあ、週刊誌の目次といえば床屋談義のかっこうのネタでもあるのだが・・・歴史認識とかグローバルな安値食品とか突っこみどころ満載で、切り方を研ぎ澄ますと、奥が深いわけですね♪
2013.07.21
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図書館で借りた雑誌「考える人」に養老孟志「ヨーロッパの身体性」が載っていたが・・・「ユダヤ人への関心」が興味深いので以下のとおり書き写しました。(詳しい経緯は「養老先生もなかなかのもんやで♪」に記載)<ユダヤ人への関心>p194~195 1970年にイザヤ・ペンダサン(山本七平)の『日本人とユダヤ人』が刊行された。 山本はユダヤ人にとくに関心があったというより、日本に関心あったのだと思う。日本を際立たせるために、むしろユダヤ人を利用したといってもいい。だからこの本を読んだら、ユダヤ人がわかるというものではない。日本論として新鮮かつ衝撃的だったのである。 でもいまでは、極めつきのユダヤ論がある。内田樹『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)である。ここまでよく思考が練られた、でも平易な書物を私はほとんど見たことがない。よく考えぬかれた本は数多い。しかしそれが「よくわかる」ように書かれていることは滅多にない。よく考えてあるから、おかげでわからなくなった。そういう本が多いのである。内田は本書の序で、自分が論じたのは「なぜ、ユダヤ人は迫害されるのか」という問題だったと述べる。なんと私の長年の疑問に正面切って答えてくれているではないか。長生きはするものでる。 始めに例示したように、ユダヤ人というのは定義できない人たちである。まあ、概念は定義できないのが当然で、できると思っているのは、そう思っているだけのことである。しかも人間の集団を具体的に定義すると、ナチの例を引くまでもなく、極端にやっかいなことになる。でもユダヤ人について、なにかを論じようと思ったら、「ユダヤ人とは誰のことか」をまず考えざるを得ない。そこの疑問点を内田はきちんと解説してくれる。この本はまさに「ユダヤ人とは誰のことか?」という章からはじまるのである。 そこで語られるのは、第一にユダヤ人とは国民名ではない。第二に人種ではない、第三にユダヤ教徒のことではない、ということである。つまりユダヤ人は、ユダヤ人だとというしかない。いわば語として独立している。ただしわかっているのは、ユダヤ人という以上は、ふつうはそれは自称ではない。すなわち狭義の他者だ、ということである。それをもう少しちゃんと知りたいと思う読者は、内田の右の著書を参考にされたい。 乱暴な例でいいというなら、現今の中国における「日本人」および「日本」を考えてもらえばいい。要するに「あいつらが悪い」のである。 その「あいつら」にはじつは何を代入してもいい。それを歴史的にずっとやってきたのがヨーロッパである。だからユダヤ人とはヨーロッパの骨肉の一部で、ただし他者としてのヨーロッパである。世界のあちこちにユダヤ人が住んでいるというのは問題ではない。問題はヨーロッパ人の「内なるユダヤ人」で、それは現在の中国人にとっての「内なる日本人」に近いのだと、私は勝手に思う。 古田博司によれば、毛沢東以来の北京政府は「かつて帝国主義日本に勝利した」ことをもって、その正統性の根拠にしている。その帝国主義日本はもう消えてしまった。したがって北京政府の正統性は「内なる日本」にならざるを得ない。それが現代中国の「反日」が外から見ればメチャクチャに見える理由であろう。ユダヤ人についてもう少しちゃんと知りたいと思うので、内田先生の『私家版・ユダヤ文化論』を買って(あるいは借りて)読まなあかんなと思っていたところでした。だが、まてよ!なんか、それらしき本を持っていたと思いついて蔵書録を覗いてみると・・・ピンポイントで「逆立ち日本論」がヒットしたのです♪蔵書録を作った効用が現れたなぁ♪・・・積読状態を解消して、これから鋭意、読破を試みる次第です。【逆立ち日本論】内田樹×養老孟司著、新潮社、2007年刊<「BOOK」データベースより>『下流志向』の内田樹と日本の知恵袋、養老孟司が火花を散らす。「ユダヤ人問題」を語るはずが、ついには泊りがけで丁々発止の議論に。それぞれの身体論、アメリカ論、「正しい日本語」、全共闘への執着など、その風狂が炸裂し、日本が浮き彫りになる。なぜこんなに笑えるのか。養老は「“高級”漫才」とこの対談を評した。脳内がでんぐり返る一冊。 <読む前の大使寸評>太平洋の覇権を志向して膨張する人民解放軍に歯止めが効くか?ヨーロッパ人の「内なるユダヤ人」は、現在の中国人にとって「内なる日本人」に近いのだそうだが・・・この本を読んで中華の病理を解明したいと思うのです。Amazon逆立ち日本論ちなみに、内田先生の本は蔵書録(内田先生の本)のとおり読んで(積んで?)きました。
2013.07.20
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今回買った『おどろきの中国』の著者は、2011年のベストセラー『ふしぎなキリスト教』の社会学者カップルに宮台真司を加えた豪華な社会学者トリオになっています。で、漢民族の病理が解明できるのではないかと期待して読み進めています(大使、動機が不純です)なお、橋爪大三郎さんの奥さんは中国人なので、日常的に中国に接している最強のチャイナウォッチャーとも言えるようです。この本がしばらく積読状態になっていたけど気が変わったので、もうすぐ読破する予定です。【おどろきの中国】橋爪大三郎×大澤真幸×宮台真司著、講談社、2013年刊<「BOOK」データベースより>そもそも「国家」なのか?なぜ日本人の「常識」は彼らに通じないのか?日本を代表する三人の社会学者が対症療法ではない視座を求めて白熱の大討論。【目次】第1部 中国とはそもそも何か(中国は「国家」なのか?/二千年以上前に統一できたのはなぜか ほか)/第2部 近代中国と毛沢東の謎(なぜ近代化が遅れたのか/明治維新とどこがちがったか ほか)/第3部 日中の歴史問題をどう考えるか(伝統中国は日本をどう見ていたか/中国人の認知地図 ほか)/第4部 中国のいま・日本のこれから(「社会主義市場経済」の衝撃/トウ小平のプラグマティズム ほか)<大使寸評>この本の著者は、2011年のベストセラー「ふしぎなキリスト教」の社会学者カップルに宮台真司を加えた豪華な社会学者トリオになっています。で、漢民族の病理が解明できるのではないかと期待したわけです。(大使、動機が不純です)rakutenおどろきの中国読みながら、ラインマーカーで勘所をマーキングしているのだが・・・・ま~ カラフルなこと♪ それだけ読みどころが多いわけですね。で、マーキングヵ所をメモしておきます。アメリカの後に、中国が覇権国の地位を継承するのか?・・・大いに気になりますね。<中国は21世紀の覇権国になるか>p336~338大澤:20世紀は、主としてアメリカが覇権国だった。それでは、アメリカの後に、中国が覇権国の地位を継承するのか。これはよく提起される問いです。 中国が、政治と経済と安全保障というすべての次元で、他の国をリードし、さらには、国際秩序を維持するための価値観を代表するようになるのか。中国が、ひとつのグローバルなシステムの、頼まれもしない用心棒みたいにふるまう時代が来るのかどうか。21世紀の中盤くらいにはそうなると言う人もいるんですけど、これはどうですか?橋爪:GDPだけで測れば、アメリカを超えることは間違いないですね。それもごく近いうちに。実質GDPだったらもう追い抜いていると思う。 中国一国とアメリカ一国を比べるなら、必ず中国のほうが上回るんですが、「全キリスト教文明圏」対「中国」で比べるほうが、国際社会の力学をストレートに反映すると思う。アメリカのほかにイギリスをはじめEU諸国、場合によってはロシアまで加えて、その全体を果たして中国が追い抜けるかというと、無理でしょう。中国の人口はいま、13億6千万人ですけど、キリスト教文明圏を全部入れたらそれより多い。過去、キリスト教文明圏の国々は、ずっとヘゲモニーを握ってきた。覇権の移動といっても、キリスト教文明圏のなかでの移動でしょう。世界はそれに慣れている。 世界の国々がなんだかんだアメリカに文句を言いながら、アメリカの覇権を認めている理由のひとつは、アメリカの行動は予測可能だからです。透明性があり、説明責任もまあ果たしている。過去のデータに照らしても、アメリカの行動は容易に予測できる。 いっぽう中国の行動は、そんなに予測が簡単でない。予測するには、中国の思考と行動を支配しているソフトウェアを解析しなくちゃいけないんだけど、それだけのデータや経験の蓄積が、キリスト教文明圏にはない。日本は漢字が読めるから少し有利だけれど、情報はとれても分析脳がないから、結果は同じ。中国自身も自分のことを、あんまり説明していない。説明するようにできたいない。だいたい政府が人民に説明する習慣がないんだから。そこで、ある日、突然、なにか方向が変わっている、ということが起こる。改革開放もそうだったし、南巡講話もそうだった。文化大革命もそうだったでしょう。そういうふうに予測可能性が低いので、嫌だなとみんなが思うわけ。 そうするとどうなるかというと、中国が覇権を握らないように、よってたかって下り坂のアメリカにテコ入れする。キリスト教文明圏だけでは足りなければ、インドも加勢するかもしれない。中国とインドは昔からソリが合わなくて、仲よくしたことが一度もない。ことによると、サウジアラビアとか、イスラムも担ぎ出すかも。それやこれやで、アメリカ一国の実力は低下するけども、アメリカを中心とする集団覇権体制みたいなもの(ポスト・アメリカ覇権体制)は、予測できる将来も、ずっと続いていく。 まとめると、いまみたいなアメリカ一極体制があと10年か20年。そのあとは、つっかえ棒がたくさんあるアメリカ覇権体制になると思う。中国は、覇権国家にならない。大澤:なるほど、みんながアメリカを応援しますよ、となるわけですね。橋爪:そうそう。で、これに乗って、アメリカを筆頭とするキリスト教文明圏側にくっついて行くというのがあるべき日本の基本戦略になる。中国は、覇権国家にならないという心強いご宣託があり、ひとまず安心しました(笑)ではさらに、日本はどうすれば良いのか、見てみましょう。<日本は米中関係の付属物にすぎない>p339~340大澤:最後に、これからの日中関係のことを議論して締めくくりにしましょう。 大きく見れば、世界は今後、広義のキリスト教文明圏対中国という構図になり、でも、グローバルなシステムの最終的な守護者の役割は、やっぱりキリスト教文明圏が相互に助け合いながら担っていく。そして、おそらく日本もキリスト教文明圏の末端で、キリスト教についてよくわからないままにコミットする、というのが橋爪さんの見通しでした。 この線でいくと、中国とアメリカという二重の体制の中で、日本は、やっぱりまずアメリカへコミットしたうえで、中国との関係を考えていくという構図にはなると思うんですが、これは抽象的な構図にすぎませんね。具体的には、日本はどういうふうにしたらいいのでしょう?橋爪:まず、日本の選択いかんで、日米関係や日中関係がどうこうできる、と思わないほうがいいと思う。 どうしてかと言うと、中国は、日本よりアメリカを重視しているし、アメリカも日本より中国を重視しているわけだから、日本のことは後から決まるんです。まず、アメリカが対中関係をどうするか、中国が対米関係をどうするか。これが基本で、最初に決まる。それを日本は、適切に予測しなくちゃならない。予測にも、いくつかシナリオがあるでしょう。そのそれぞれに対して、日本がどう行動するかを考える、というのが順番ですね。『おどろきの中国』3『おどろきの中国』2『おどろきの中国』1
2013.07.19
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たまたま、アイラブサイエンスというサイトを覗いて見たんですが・・・日本では人工光合成装置の開発が進んでいるようです。モンサント社の遺伝子操作作物のように、環境や貧乏人の生活を破壊してまでも儲けを狙うのではなくて・・・人類の未来に貢献するというスタンスが、いかにも日本的で(ナイーブで)いいですね♪7/17光合成で水を分解して酸素をつくる“ゆがんだ椅子”構造を発見!より 神谷先生の所属する大阪市立大学の研究グループは、メタノール燃料を製造する人工光合成装置を開発し、平成32年までに実用化するという構想を掲げています。「水の分解で生じた電子は、どこかにそのエネルギーを貯めておく必要があります。水分解反応でできた電子と水素イオンを水素にし、この水素と二酸化炭素と酸素からメタノールを合成しようと考えています」と神谷先生。「ただし、多くのメタノールを製造するためには、多くの光を集める必要があります。そこで、海に大きなパネルを浮かべて人工光合成をおこなうようなシステムを構築することも計画中です。まだ乗り越えなければいけない課題はたくさんありますが、私たちは“できる”と信じて進めています」。 人工光合成が実現すれば、エネルギー問題に貢献するだけでなく、地球温暖化の原因である二酸化炭素をメタノール製造の原料として使うことができるので、環境問題にも貢献します。これまで夢とされていた話が、少しずつ現実味を帯びてきました。(理化学研究所)理化学研究所の大型放射光施設「SPring-8」サイトから、神谷先生と沈先生の苦労話を紹介します。光合成の中核をなす複合体の構造を解明より 沈先生は、ラン藻の一種からPSIIを取り出し、結晶化についてさまざまな条件を試しました。1999年に最初の結晶を得ることに成功しましたが、そのとき得られた結晶の質はあまり良くなく、PSIIの立体構造を詳細に解明することはできませんでした。それからさらに10年間、結晶の質の改善に取り組み、2009年、ついにPSIIの良質な結晶を得ることに成功しました。SPring-8のX線を使って、この結晶の構造解析をおこなうと、鮮明な立体構造が明らかになりました(図3)。図3.PSIIの全体構造 今から20年ほど前、沈先生は初めてPSIIの結晶らしきものをつくることに成功しました。ところが、X線回折データを見た神谷先生は、「どうも結晶ではなさそう」と思ったそうです。「“結晶ではない”と伝えたときの沈先生の顔は今でも覚えています。本当にがっかりしていました。とっさに“いや、少しは可能性があるかも”と出まかせを言ってしまったくらいです」。 結局そのときつくったものは結晶ではありませんでしたが、そのような挫折にもめげず、沈先生はずっとPSIIの結晶化に取り組んできました。「やっているときは、できるかどうかわかりませんが、誰かがやらなくてはいけないことだと思っていました」。沈先生の粘り強さが今回の成果に結びつき、人工光合成への道を切り開いたのですね。人工光合成 実用化に向けた最新技術を覗いてみると、難しそうな要素技術のオンパレードであり、目まいがしそうです(笑) ところで理化学研究所のスーパーコンピューター「京」が近くで見られるので、そのうち見学に行ってみようと思っています。「京」展示エリア案内より 計算科学研究機構の1階には展示エリアがあります。「京」の展示用システムラックや、ストレージ室、CPUやシステムボードなどに加え、研究部門の紹介パネルやシミュレーション動画などが展示されていますので、ぜひ足を運んでみてください。 平日の開館時間は9 ~ 18:30となっております。(土・日・祝日および夏季・年末年始休業時は、ご見学いただけません) 【最寄駅】ポートライナー「京コンピュータ前駅」下車、徒歩約3分
2013.07.18
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隋・唐の各帝国と対立した突厥帝国は独自の文字を持っていたそうで・・・巨大な碑文発見という、この新聞記事が大使のツボを突くわけです。7/17遊牧民の巨大碑文発見 「我が土地よ、ああ」突厥刻むモンゴルより8世紀中ごろのトルコ系遊牧民族「突厥(とっけつ)」の巨大な碑文をモンゴル東部の草原で発見した、と大阪大大学院の大澤孝教授(古代トルコ史)が16日発表した。中国の隋・唐の各帝国と時に対立し、時に結びながら中央アジアを支配した突厥の国家体制や制度を解明する貴重な史料となりそうだ。 大澤教授とモンゴル科学アカデミー考古学研究所は5月、ウランバートルの南東約400キロにある遺跡で、それぞれ全長約4メートルと約3メートルの碑文の残片を発見した。計20行、2832文字の古代トルコ文字(突厥文字)が刻まれ、解読の結果、「我が家よ、ああ」「我が土地よ、ああ」など、死者が家族や故郷との別れを惜しむ文面だった。 突厥は、中央ユーラシアの遊牧民族で最も古くに独自の言語と文字を残した。 <突厥> 552年にイリ可汗(カガン)が突厥第1帝国を樹立。隋の分断策で東西に分裂するなどし、東突厥は630年に唐の支配下に。682年に再び唐から独立して突厥第2帝国を築いたが、744年にウイグルに滅ぼされた。 今では中国のなかで自治区と称して、漢族の同化策の憂き目にあっているのがモンゴル、ウイグル、チベットなどの少数民族である。文字を奪い、同化策を進めるのが、これまでの漢族の統治方法であったことを思えば・・・別れを惜しむ碑文の文面がより現実味が感じられるわけです。東アジアは漢字文化圏であるが、かつて、その漢字文化圏の外縁に突厥文字を持った帝国が存在していたわけですね。漢字文化を受け入れつつも、大陸からの侵略に耐えてきた辺境・日本であるが・・・海を隔てた地理的条件が幸運だったと言わざるをえないわけです。「地球ことば村」というサイトから突厥文字を引用します。突厥文字より突厥文字(碑文体) 文字名称の由来は,チュルク突厥帝国がモンゴリア高原に残した突厥碑文に刻まれた文字からつけられた。突厥文字は,チュルク語の一種である突厥語を表記するのに用いられたが,一部はウイグル語表記にも使用された。突厥語とウイグル語(8世紀まで突厥文字で表記された)をあわせて「古代チュルク語(Old Turkic language)」という。突厥文字表記された物の出現箇所は,オルホン川流域のほか,イェニセイ川流域,バイカル湖北域,アルタイ地域,東トルキスタン,タラス川流域,フェルガナ盆地に分類される。 突厥文字の来源には,ルーン文字,フェニキア文字,アラム文字などがあるが,早い段階からソグド文字を借用したとする説が有力である。5世紀から8世紀にかけて中央アジアで活躍したソグド人が使った「仏教・草書体ソグド文字」を,古代トルコ語の音組織に適合するよう字形を調整したのが突厥文字である,という説である。しかし,実際には,ソグド文字と突厥文字の間には形態上の大きな差異が見られ,現在のところ,突厥文字の起源に関して納得いく説明はなされていない。ただ,音節文字の要素を持つこの文字が,セム系の文字を継承していることは確かである。まぁ 西域にあこがれて国名をドングリスタンとしたぐらいだから・・・突厥文字(古代トルコ文字)となると、もろに大使のツボでんがな♪ところで、辺境国家の滅亡といえば靺鞨(まつかつ)、渤海が気になるけど、そのあたりについては漢字がつくった東アジア4にまとめています。
2013.07.17
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名嘉幸照さんがインタビューで「経営効率を優先し業者任せの東電、現場力下がる一方」と説いているので、紹介します。 沖縄で生まれ、移り住んだ福島を終のすみかとした名嘉幸照さんは原発技術者の草分けだ。東京電力福島第一原発の事故から2年余りたっても廃炉作業、避難民への対応、地域復興は遅々として進まない。にもかかわらず、現政権は原発の再稼働や海外輸出に歩を進める。福島原発に40年関わってきた名嘉さんは訴える。「それでいいのか」 (7/12デジタル朝日から技術者が見る原発事故を転記したけど・・・・・・無料で見せるのが木鐸というものでは?)Q:事務所の窓から、公園で遊ぶ子どもたちの声が聞こえます。 A:いわき市は比較的、放射線量が少ないからね。この子たちを安全に育てなくてはと思うよ。一方で放射能を逃れ、いまも遠くに避難する子たちを思うと、ほんとに心が痛む」 Q:双葉郡の町村では住民の帰還が進んでいるところもありますが。A:戻るのはお年寄りばかり。子どもや孫が来ない町に戻っても、生きがいがないという声も出ている。廃炉作業も先は長い。政府のいまの動きは信じられないよ。かつての原子力ムラは壊れたが、早くも第二の原子力ムラができたのですかね」 Q:ただ、名嘉さんも原子力ムラの側にいたわけですよね。 A:そうです。福島で40年間、原発と共生してきた。だが絶対に守らねばならない安全を守りきれず、大切なふるさとを壊し、国民に迷惑をかけた。その責任は強く感じている。Q:なぜ、原発の技術者に。 A:俺は小さな島の漁師の子。高校まで沖縄にいたが、米国の統治に反発して学生運動をしたせいで東京に行かざるを得なくなった。その後、船の機関士の免許を取り、貨物船で世界を回った。そこで同僚だった原子力潜水艦の経験がある米国人に米ゼネラル・エレクトリック(GE)に誘われた。原子力は入社してから猛勉強したよ。福島で採用されたBWR(沸騰水型炉)のオペレーターの免許もとった。GEの教科書を日本語に訳し、東電のBWR訓練センターの最初の教科書になったんだ。 福島第一の2号機が試運転、6号機が建設準備中だった1973年に福島県に来た。以来、原発建設のアドバイス、システムの保守・管理など、原発技術者として働いた。世界を見て回り、資源が乏しい日本には原子力しかないと信じていた。仕事には誇りを持っていたよ。 Q:原発を危険な存在だとは思わなかったのですか。 A:リスクは常に感じていた。GEの設計ミスも含め、幾つかの異常な事態も経験した。なかでも、88年の暮れに第二原発3号機の再循環ポンプのインペラー(回転翼)が壊れ、炉心に金属片が入った事故は忘れられない。ポンプやモーターの異常な震動を感知し、出力を下げるよう東電に進言したが、『年末で無理』と言われ、夜も寝られなかったよ。1カ月、しつこく言い続け、発電を止めた時はホッとした。高速の破片が、炉心に直結する配管を破断するのを恐れたんだ。格納容器の破壊につながるからだ。 BWRは、事故があると相当熟練していないと対応できない設計だ。五感を研ぎ澄ませ、現場をパトロールする必要がある。配管に触れ、震動や温度に異常がないか、確かめることもあった。Q:3・11の事故では、現場の熟練度が足りなかった印象です。 A:第一原発の吉田昌郎所長ら東電社員は事故直後、一生懸命やったと思うし、現在も頑張っている。ただ現場に精通した社員が少なくなっていたのは確かだ。70年代は現場で仕事をした東電の技術スタッフが多くいた。後に副社長になり、プラントを愛した最後のドンといわれた池亀亮さんは、よく現場にいた。いいけんか相手だったよ。でも80年代以降、経営効率ばかりに目がいくようになったのか、現場は業者やメーカーに任せきり。大事故が起きると警告し続けたが、力足らずで……。Q:大震災のときは、どこに? A:富岡町の会社にいた。第二原発にいた社員に電話をしたら、なんとか電源は確保できると。だが第一原発は海水ポンプが『5円玉(標高5メートル)』にあり、津波でアウトだと思った。重要免震棟にいた社員からの電話で『冷却設備、全滅!』と聞いたときは、絶望的な心境だった。 Q:第一原発はしばらく危機的状況が続きました。A:格納容器が破壊されなかったのは幸運以外ない。原発は安全という自信過剰。事故を隠し、国民からのプレッシャーを受けずにすんだことによる甘え。我々はそのつけを一気に払わされたんだ。東電や政府の事故後の危機管理には失望している。 事故後すぐ、GEの原子力本部にメールを送った。日本は一度に浴びる放射線量が管理されているが、米国は個人が了解すれば高線量の放射線を浴びても構わない。だから高線量下で作業をするプロが多い。放射線への対応が日本よりシビアなんだ。そんなプロを送ってくれと頼み、GEも対応してくれたが、東電や政府とうまくつながらなかった。 Q:事故直後は政府も東電も混乱していましたからね。A:うちの社員も東電社員と一緒に事故に対応した。危険で過酷な作業に送るのはつらかったが、社員たちが『行かせて』と言うんだ。みんな地元の子で、『ふるさとを見捨てられない』と。涙が出たよ。 Q:第一原発の現状は。A:原子炉は仮設システムで冷温の状態を維持している。仮設配管の少々の水漏れは織り込み済みだと思うが、建屋内への地下水流入と汚染水処理にはてこずり、廃炉作業に入れないでいる。うちの会社も廃炉を助ける技術の提供はしているが、先行きの見通しは立たない。 ■ ■ Q:政府は経済成長のため原発を輸出するといいます。A:原因究明も含め、事故の後始末はまだ途中。なのに原発を再稼働、あるいは輸出するなんて、あり得ない。原発は、放射性廃棄物や使用済み燃料をどう処理するかが大切だ。国によってはテロ対策も重要になる。国内でもそれが満足にできないのに、輸出するのは理解できない。 それより廃炉だ。世界中の原発はいずれ廃炉に向かう。そのための技術を確立すれば、商機は十分にある。福島原発は廃炉技術を磨く場。優秀な技術者を集め、過酷な状況にある原子炉で世界一の廃炉技術を身につけるべきだ。日本では原子力を学ぶ学生が減っていると聞くが、今後、原発技術で日本を救おうという若者にぜひ、出てきて欲しい。 Q:福島以外では、原発事故への関心が薄れている気がします。A:一地方に過ぎない福島県に力を注いでも、政治家や行政にとって大した得点にならないのは分かる。国民から同情の気持ちが薄まるのも仕方ない。でも同じ日本人として、関心は持ち続けてほしいと思う。 この5月、双葉郡の首長に双葉郡アイランド構築計画という構想を示した。第一原発沖に汚染土壌やがれきで巨大な人工島を造り、廃炉のための施設、がれき処理・研究の施設を設ける。大量の土をかぶせるので島の上で線量はない。海に影響が出ないよう万全も期す。除染は最小限にとどめ、国家予算を復興策に使う。また県内の汚染土壌やがれきは、すべて双葉地方に仮置きする。 Q:除染は最小限、汚染土壌は受け入れ。反発が出ませんか。A:汚染土壌やがれきが分散して置かれていることが問題だ。国が計画する中間貯蔵施設を人工島を造るまでの仮保管場所にして、そこに集めればいい。福島全体の復興のために、あえてそうする。代わりに人工島などで国に助けてもらう。 Q:人工島は荒唐無稽では。A:地元から議論を起こさないと、関心を持ってもらえない。廃屋だらけの場所に企業が来る? 後継者もなくて農業は再生できる? 国のやり方は現実的でない。地元が声を上げ、双葉郡のイメージを大胆に変え、若い人が来たくなる地域づくりが必要だ。アイランド構想は廃炉や地元の復興に寄与するはず。専門家に実現可能性を検討してほしい。 ■ ■ Q:そもそも日本は原発を持ってよかったのでしょうか。A:原爆を体験した日本人ほど核物質に敏感な国民はいない。だが原発については、核物質を生み、負の遺産になることを考えずにきた。原発は経済成長を支えたが、経済を優先するあまり、負の側面に鈍感過ぎたと思う。原発を自由に討議できない雰囲気をつくったのも問題だ。 原発と共生してきた私に原発の是非を語る資格はない。ただ言いたいのは、命にかかわる原子力について、国民は正しい情報を知る権利があるということだ。再稼働するにしても、それが大前提だよ。 Q:福島にはこれからもずっと? A:ここで結婚し、家を建て、墓もつくった。第二のふるさと、永住の地だ。いまは住めない富岡町の自宅から、第二原発がはっきり見えた。『監視小屋だよ』と言ったら、近所の人が『名嘉さんがいてくれるなら安心だ』って。地震後、避難所で再会したとき、『監視小屋、役に立たなかったね』と。切なくてね。 かつて沖縄で、『俺たちは日本人ですか』と本土の人によく言った。同じ言葉を福島の人に言わせたくない。福島を見捨てられた地にしたくない。この地で原発と共に生きた技術者の、それが最後の願いなんだ。 (聞き手・吉田貴文) なかゆきてる:41年生まれ。GE技術者として福島に。プラントの設計・保守・点検に携わる。80年、東電の協力会社、東北エンタープライズ設立。現会長。
2013.07.16
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<ドングリ国の名所めぐり>工事中匿名ブログなので、ドングリ国の所在地を特定できないように書いてきたが・・・神戸市内であることは、これまでの日記でばれるわけです。で、この際、さらにばらすわけだけど・・・神戸の下町ともいえる長田区、兵庫区、須磨区の見どころを紹介します。長田区、兵庫区、須磨区といえば、ほぼ国内でんがな♪・ほっともっとフィールド神戸・湊山温泉・鉄人28号・パルシネマ・新開地のビヤホール・須磨寺*****************************************************************<ほっともっとフィールド神戸>ほっともっとフィールド神戸?・・・こんなに名前がころころ変わったら地元の民でも覚えられへんで。元のグリーンスタジアム神戸やないけ!イチローがいて「がんばろー神戸」を合言葉で日本一になったが・・・あれはホントの事やったんやろか?大使が見比べたわけではないけど、たぶん日本で一番きれいな球場やでぇ♪今日は暑さしのぎを兼ねて、高校野球の地方予選を観戦してきました。*****************************************************************<湊山温泉>銭湯方式の営業なんだけど、清盛ゆかりというからには歴史は古いようです。加熱しているけど、とにかく源泉かけ流しが、ええでぇ♪湊山温泉よりその昔、平清盛も湯治した温泉といわれており、800年以上もこんこんと涌き続けている。営業時間/AM7:00~PM10:30(定休日 / 毎週水曜日)※最終受付はPM10:00まで入浴料金/大人 630円*****************************************************************<鉄人28号>神戸マラソンのルートにもなっていて認知度は今では全国クラスであるが・・・大使は鉄人28号の据付中から注目していたのです。鉄人28号の設置場所の公園が通勤ルートに近いので、地下鉄を途中下車して公園に寄ったのですが・・・分割された手足の部分がシートにつつまれて、バラバラに置いてあるだけでした。すぐ見に行く、物見高い大使であるが・・・・阪神大震災の被災場所に、神戸ゆかりの鉄人28号を据えるという構想がグーですね♪とにかく、漫画連載中から親しんだ団塊にも、いま現役の子供にとっても元気が出るではないか。(神戸ゆかりの鉄人28号を据えるより)*****************************************************************<パルシネマ>久々にくだんの2本立て館「パルシネマ」に繰り出したが・・・・今回の出し物は「キリマンジャロの雪」と「星の旅人たち」であり、館主の設けたテーマは「旅」なんでしょう。サンデー毎日の大使にとって、2本立て館のラインナップとシルバー料金1000円が魅力的である。月に1回くらいの頻度でこの映画館に通っているのだが、いつもながら館主のセンスにはウンとうなづくのです。この館主が幕間には、挨拶と見どころなどを話してくれて、なかなかいい雰囲気をかもしています。パルシネマ上映スケジュール*****************************************************************引き続き、各見どころをUPする予定です。
2013.07.15
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<図書館大好き35>工事中今回借りた6冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば「アート」でしょうか。<市立図書館>・アーサー・シイク義憤のユダヤ絵師・賢治から、あなたへ・どっちがおっかない!?中国とアメリカ・スチャラカお宝大明神・はじめて描く透明水彩<大学図書館>・新・緑のデザイン図鑑図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)*************************************************************【アーサー・シイク義憤のユダヤ絵師】袖井林二郎著、社会評論社、2007年刊<「BOOK」データベース>よりポーランド出身のユダヤ人画家アーサー・シイクの義憤。漫画を武器として、その怒りはヒトラーのみならず、ヒロヒト天皇にも向けられた。シイクの作品、カラー44点、モノクロ142点満載。 <読む前の大使寸評>ユダヤ人画家アーサー・シイクのイラスト、風刺漫画が内容もテクニックもすごいのだが・・・・こういう本を執筆する著者(袖井林二郎)の方も気になるわけです。rakutenアーサー・シイク義憤のユダヤ絵師「アーサー・シイク義憤のユダヤ絵師」byドングリ【賢治から、あなたへ】ロジャー・パルヴァース著、集英社インターナショナル、2013年刊<「BOOK」データベース>よりあなたが、たったいま、ここに生きている。それ以上の奇跡があるだろうか。「雨ニモマケズ」「マグノリアの木」「フランドン農学校の豚」「なめこと山の熊」など、珠玉の作品にこめられた真のメッセージを読み解く。<大使寸評>異邦人でもあるロジャー・パルヴァースさんが、賢治の作品を21世紀の見方で読んでいきます。大使の好みは「雨ニモマケズ」、「虔十公園林」あたりなんですが。rakuten賢治から、あなたへ【どっちがおっかない!?中国とアメリカ】田母神俊雄×青木直人著、幻冬舎、2010年刊<「BOOK」データベース>より知らないでは済まされない、米中挟み撃ちの餌食、日本。強い外交・軍事力なくして経済発展はない。<大使寸評>孫崎亨さんの薫陶宜しきを得て、大使にも「どっちがおっかない!?中国とアメリカ」という視点を得たわけです♪さて、どっちがおっかないでしょうね?尖閣諸島沖でもめている今では、この論調が異端とは言えなくなりました。rakutenどっちがおっかない!?中国とアメリカ【スチャラカお宝大明神】いしいひさいち著、双葉社、2008年刊<内容紹介>より一冊丸ごと単行本未収録作品集の第二弾。お宝作品続々発掘。バイトくんから宇宙人までいしいキャラの総出演。はたまたスポーツマンからサリーマン、アンマン、ニクマン、カレーマン、とにかくクモの子散らすキャラクターの大洪水。4コマ、8コマ、16コマ、コマ数選ばぬ著者渾身の作品がまだまだこんなにあった!著者が生涯隠しておきたかった作品群が、今ここに堰を切って溢れ出す。 <大使寸評>いしいひさいちの多様性にチャレンジした企画といえば聞こえはいいが、これまで単行本に未収録だった作品を並べただけのようです。読者を舐めた企画と思わなくもないが、それが結構面白いのです。rakutenスチャラカお宝大明神最強の4コマ漫画家【はじめて描く透明水彩】青木美和著、エムディエヌコーポレーション、2013年刊<商品説明>より絵の具の揃え方、筆や鉛筆の使い方、紙の選び方といった道具に関した解説からはじまり、コップや果物など基本的なもののデッサンから色づけまでを描く練習、色の選び方、構図のとり方などの基礎講座、次に本書のメインとなる、静物、風景などの作品の描き方を解説。最後に上級のテクニックとして、グラデーション、重ね塗り、にじみなどの技法、マスキングや歯ブラシを使った表現の仕方などを紹介し、これ一冊で透明水彩がきちんと描けるようになる教科書的な書籍です。 <大使寸評>文具店の画材コーナーをうろうろすることがあるのだが・・・水彩画をやるかどうか迷っている大使でおま♪著者(青木美和さん)が例題に掲げる絵がいいし、テクニックの説明を読むだけで、上手くなったような気にさせてくれます(笑)rakutenはじめて描く透明水彩この本のまえがきが、そそるわけです♪<大人の天才体験> 水彩は、たとえ今日はじめた初心者でも容赦なく「水」という魔物をコントロールしなければならないので、ほかの趣味よりも、スタート時に苦労する事が多いかもしれません。 でも逆に、思いもよらない美しい色合いが、作品のなかにポン!と生まれたりもするのです。自分って天才かも!?という気にさえなるかもしれません。 まっさらな気持ちで、自分の中に棲む天才を、ちょっと起こしてみませんか?【新・緑のデザイン図鑑】山崎誠子×建築知識編集部著、エクスナレッジ、2009年刊<内容紹介>より大人気既刊本『緑のデザイン図鑑』の増補改訂版。植栽樹としてよく利用される代表的な樹の図鑑部分と住宅植栽のテクニック集の2部構成。図鑑部分では、樹木の特性や樹形、葉、花、実などの特徴、植栽の方法などを分かりやすくまとめています。テクニック集では、北の庭や日影の庭、狭いスペースといった敷地から考える植栽のテクニックや、植栽計画の進め方やコストの考え方など、植栽設計の基本情報が盛りだくさんです。およそ300樹種の樹木のカラー写真を掲載した、住宅用植栽図鑑の決定版!<大使寸評>造園に使われる樹木が満載された図鑑であり・・・庭づくり、庭園観賞にとっても優れものの1冊やでぇ♪amazon新・緑のデザイン図鑑葉っぱフェチの大使としては、ハート形の葉が気になるので、この本から引用します♪<葉の形を楽しむ庭>p184 葉の形状の違いを植栽デザインに活用することで、庭の印象は大きく変わる。1.ハート形の葉 ハート形の葉の樹木を植栽すると、庭の印象が優しく柔らかになる。ただし、花木やグランドカバーまでハート形の葉で統一するとややくどい印象になる。そこで、たとえばグランドカバーにはヤブランなど、細長い線形の葉をもつ樹種を配植して、引き締まった雰囲気をつくり、メリハリをつけたい。 また、このタイプの樹木は、御神木など特別な用途で使われるものや、いわれがあるものも少なくないため、シンボルツリーとして用いてテーマ性のある庭にもできる。<ハート形の中高木> アカメガシワ、イイギリ、ウメ、カツラ、ナンキンハゼ、シラカンバ、シナノキ、ナツボダイジュ、フユボダイジュ、ポプラ類<ハート形の低木> トキワマンサク、カンアオイ、シュウカイドウ*************************************************************とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。図書館大好き34図書館大好き(目録)
2013.07.14
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現役の漫画家のなかで、最強の4コマ漫画家は誰か?と問われば・・・・いしいひさいちとなるのは衆目の一致するところです!(大使が断言します)図書館で「スチャラカお宝大明神」というふざけたタイトルの本を借りたけど・・・ええでぇ♪【スチャラカお宝大明神】いしいひさいち著、双葉社、2008年刊<内容紹介>より一冊丸ごと単行本未収録作品集の第二弾。お宝作品続々発掘。バイトくんから宇宙人までいしいキャラの総出演。はたまたスポーツマンからサリーマン、アンマン、ニクマン、カレーマン、とにかくクモの子散らすキャラクターの大洪水。4コマ、8コマ、16コマ、コマ数選ばぬ著者渾身の作品がまだまだこんなにあった!著者が生涯隠しておきたかった作品群が、今ここに堰を切って溢れ出す。 <大使寸評>いしいひさいちの多様性にチャレンジした企画といえば聞こえはいいが、これまで単行本に未収録だった作品を並べただけのようです。読者を舐めた企画と思わなくもないが、それが結構面白いのです。rakutenスチャラカお宝大明神この本の「 あとがき」にとり・みきがいしいひさいちの面白さの秘密を述べているが・・・なかなかのもんやでぇ♪<理想のマンガ家:とり・みき> いしい4コマが登場したときの素直な印象は「あ、対象読者の偏差値を引き上げている」ということであった。 誤解を招きやすい言い方かもしれないが、これはスノッブやペダンティックということ全然違う。「いまの普通のマンガ読者は、もうこれくらいのことは説明せずともわかっていますよ」という作者のユーザ認識の上に描かれているマンガ、という気がしたのだ。 つまりそれまでの作り手の認識のほうが低すぎたのですね。これは数年遅れてタモリやたけしが放送界で行ったお笑い偏差値の底上げと対応する。「一部の客しか通じない」と最初は言われていた彼らが圧倒的な支持を受けメジャーになったように、いしいひさいちもまたあっというまにトップランナーになった。現実認識が正しかった証拠である。 つまり、いしいひさいちの「すごさ」は、マンガを読むような教養人(?)なら作品に接すればわかることであって、こざかしい「解説」だのをまったく必要としないものである。事実、近年まで氏の著作には、そうした文章によるフォローはほとんど入っていなかった。作者のポリシーというか矜持でもあったっはずなのだ。 この「自分のマンガを語らない」という姿勢はいっそ頑固一徹であり、いしい作品が印刷されない日はなくともご本人がメディアに登場することはほぼ皆無・・・に近かったはずだ。ろくにマンガも描かずにたまにテレビに出ているような輩とは格が違うのである。 少なくとも雑誌や新聞を読むような日本人でいしいひさいち(のマンガ)を知らない人間は存在しないが、いしいひさいち本人を知っている者もまたほとんど存在しない。純粋に作品だけで評価されている。マンガ家の理想ではないですか。少なくとも私の理想ではある。 この本も いしいひさいちの世界に収めておくものとします。天下の朝日新聞が「ののちゃん」の連載を続けているが・・・・この漫画の毒に気づいているのか、いないのか?いずれにしても、この連載継続は大使にとって、ありがたいのである。
2013.07.13
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図書館でよく雑誌を借りているのだが・・・・読みたい記事があるけど、買うほどでもないのが雑誌というものでしょうね(違う?)特に老人向け総合雑誌「文芸春秋」などの記事は、惹かれるというか、扇情的というか(笑)でも、雑誌を図書館で借れば、ピンポイントで読みたい記事が読めるし、その他の記事はオマケみたいなもので・・・どうも貧乏じみた理屈になったなぁ(笑)借りた雑誌「考える人」から養老孟志「ヨーロッパの身体性」の一部を紹介します。<ユダヤ人への関心>p194~195 1970年にイザヤ・ペンダサン(山本七平)の『日本人とユダヤ人』が刊行された。 山本はユダヤ人にとくに関心があったというより、日本に関心あったのだと思う。日本を際立たせるために、むしろユダヤ人を利用したといってもいい。だからこの本を読んだら、ユダヤ人がわかるというものではない。日本論として新鮮かつ衝撃的だったのである。 でもいまでは、極めつきのユダヤ論がある。内田樹『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)である。ここまでよく思考が練られた、でも平易な書物を私はほとんど見たことがない。よく考えぬかれた本は数多い。しかしそれが「よくわかる」ように書かれていることは滅多にない。よく考えてあるから、おかげでわからなくなった。そういう本が多いのである。内田は本書の序で、自分が論じたのは「なぜ、ユダヤ人は迫害されるのか」という問題だったと述べる。なんと私の長年の疑問に正面切って答えてくれているではないか。長生きはするものでる。 始めに例示したように、ユダヤ人というのは定義できない人たちである。まあ、概念は定義できないのが当然で、できると思っているのは、そう思っているだけのことである。しかも人間の集団を具体的に定義すると、ナチの例を引くまでもなく、極端にやっかいなことになる。でもユダヤ人について、なにかを論じようと思ったら、「ユダヤ人とは誰のことか」をまず考えざるを得ない。そこの疑問点を内田はきちんと解説してくれる。この本はまさに「ユダヤ人とは誰のことか?」という章からはじまるのである。 そこで語られるのは、第一にユダヤ人とは国民名ではない。第二に人種ではない、第三にユダヤ教徒のことではない、ということである。つまりユダヤ人は、ユダヤ人だとというしかない。いわば語として独立している。ただしわかっているのは、ユダヤ人という以上は、ふつうはそれは自称ではない。すなわち狭義の他者だ、ということである。それをもう少しちゃんと知りたいと思う読者は、内田の右の著書を参考にされたい。 乱暴な例でいいというなら、現今の中国における「日本人」および「日本」を考えてもらえばいい。要するに「あいつらが悪い」のである。 その「あいつら」にはじつは何を代入してもいい。それを歴史的にずっとやってきたのがヨーロッパである。だからユダヤ人とはヨーロッパの骨肉の一部で、ただし他者としてのヨーロッパである。世界のあちこちにユダヤ人が住んでいるというのは問題ではない。問題はヨーロッパ人の「内なるユダヤ人」で、それは現在の中国人にとっての「内なる日本人」に近いのだと、私は勝手に思う。 古田博司によれば、毛沢東以来の北京政府は「かつて帝国主義日本に勝利した」ことをもって、その正統性の根拠にしている。その帝国主義日本はもう消えてしまった。したがって北京政府の正統性は「内なる日本」にならざるを得ない。それが現代中国の「反日」が外から見ればメチャクチャに見える理由であろう。北京政府の強烈な「反日」に、米政府が驚いたりしているが、この「内なる日本」が外から見えにくいのでしょうね。養老先生は内田先生のユダヤ論の明晰さを褒めているが・・・・養老先生もなかなかのもんやで♪【考える人(眠りと夢の謎)】雑誌、新潮社、2013年刊<内容>よりマルク=アントワーヌ・マチュー 『夢の囚われ人』眩暈を誘う真昼の夢/長崎訓子 私たちは夢でできている。/石川直樹 野性を目覚めさせる睡眠/夏目漱石 『夢十夜』「第一夜」/石田五郎 『天文台日記』/張競 史実のなかの夢、詩画のような夢<読む前の大使寸評>雑誌「考える人」が気になるのだが・・・わりと高価な雑誌なので、買う場合は厳選し、普段は図書館で借りることにしています。zassi考える人(眠りと夢の謎)
2013.07.12
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10日の読売テレビ『「風立ちぬ」完成までの50日間に密着!』を観たけど、フランスのジブリ・オタクがすごいわけです。ジブリクイズ大会の優勝決定戦の二人など、日本語ペラペラで、日本人オタクさえ知らないような難問クイズを答えていた。 日本政府主導のクールジャパンは掛け声ばかり響くが・・・このキャンペーン以前から、ハイジやトトロの売り込みがあって、今のフランス人オタクが生まれているのだろう♪最新作『風立ちぬ』完成までの50日間に密着!ジブリの秘密が明らかに「笑コラ」3時間SPより フランスでは「となりトトロ」が2年前、DVDでNo.1を記録したほどジブリアニメが大人気だということで、ジブリ大好きなフランス人を集めてジブリクイズ大会を開催。ジブリを愛するフランス人たちの熱い戦いに野中さんも思わず唸る。また、アフレコのエピソードも・・・主人公・堀越二郎の声を演じる大人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」庵野秀明監督。元ジブリ社員のアメリカ人スティーブン・アルパート氏も重要人物の声優として参加。 確かに、日仏両国の感性は近いようには感じるけど・・・文化に対する政府戦略に関しては、フランスの伝統を感じざるを得ないわけです。仏、日本文化に急接近 「感性近い」交流戦略より フランスが、日本との文化交流を戦略的に推し進めている。先月のフランソワ・オランド大統領来日の折に出された「文化に関する共同声明」には「(両国民の)共通感覚に基づく」協力を目指すことが明記された。 2泊3日の日本滞在中に大統領が訪れたのは、東京の根津美術館と森美術館。片や古美術の宝庫、片や現代芸術の先端をゆく施設だ。一緒に来日したオレリー・フィリペティ文化・通信相も、森美術館で作曲家の渋谷慶一郎氏や写真家の荒木経惟氏らと懇談、日本の現代芸術への敬意を言葉を尽くして表明していた。 現代芸術における日仏の交流は、1980年代頃から活発になりつつある。舞踏や文楽は、日本以上にフランスで、その創造的価値を再発見されてきた。野性味あふれる身ぶりに新たな洗練を携えた舞踏集団「山海塾」も、そうした風土に育てられた。 「日本人の感性の柔軟さを、我々は直感的に近しく感じている」と仏大使館のベルトラン・フォール文化参事官。6月に埼玉で上演されたフランスを代表する振付家マギー・マランの「サルヴズ」では、自由の女神が割られ、サルコジ前大統領の肖像が頭で突き破られるなど、政治的かつ過激なシーンも満載。しかし、こうした挑戦的な表現を自然と受け入れる市場が日本の側にも育ちつつある。 フランスからのラブコールについて、コンテンポラリーダンスに詳しい舞踊評論家の乗越たかおさんは「世界の文化マーケットでリーダーシップを築き直したいという思惑を感じる」という。フランスは歴史的にオペラやバレエで周辺諸国をしのぎ、「文化大国」の看板を独占してきた。欧州連合(EU)と米国間の自由貿易協定(FTA)でも、米国を警戒し「映画などの文化産業は対象外に」と主張し続けている。 ■一流を自国から 世界の「一流」を集め、それを自国から発信する。そうした戦略を貫くために時代とともに生まれ変わり、「文化大国」であり続けたい――。30代だった女性を文化・通信相に起用したあたりにも、清新な感性を世界にアピールする狙いが垣間見える。 そんななか、鉱脈の一つとして注目されたのが、マンガやアニメといった日本のポップカルチャーだ。フランスでは「ジャパンエキスポ」が開かれ、日本でも今年、フランスの先端的な映像表現を紹介するイベント「デジタル・ショック」が各地で開かれた。 ■施策整わぬ日本 国際的な文化発信をめざす経済産業省主導の「クール・ジャパン」も、そうした動きに対応したものだ。とはいえ、産業を盛り上げるツールとしての文化と、人生を豊かにする「人間の核」としての文化の両輪を育てる施策はまだ整っていない。「才能あるアーティストを守り育て、自分たちの方法で世界へ発信していく戦略をそろそろ考えないと、日本の文化は消費されるだけで終わってしまう」と乗越さんは指摘する。 フィリペティ氏に「伝統文化と現代芸術の支援のバランスをどう考えるか」と問うと、こう返された。「現代芸術は古典を継ぎ、次代の扉を開く。伝統を大切にすることと現代芸術を支援することは、私たちにとって全く同じことなのです」 庵野監督の声の出演には、味わい深いものが感じられたわけだが、それなりの拘りがあったようです。宮崎駿監督作「風立ちぬ」主演声優に庵野秀明 大物アニメ監督が異例のタッグより「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズでおなじみの庵野秀明監督が、宮崎駿監督5年ぶりの長編最新作「風立ちぬ」で主演声優を務めることがわかった。過去に「クワイエットルームにようこそ」や「ナイスの森 The First Contact」といった実写映画に出演経験もあり、アニメーション作品ではガイナックス制作のテレビアニメ「アベノ橋魔法☆商店街」の12話にゲスト声優出演の経験もあるが、長編アニメーション映画の主演声優は初めて。 演じた二郎には、「“夢を形にしていく”仕事をしているところ」に共感したという庵野。「アニメや映画を作るということと飛行機を作るということは、作るものは違えども、夢を形にすることは同じ仕事なのだと強く思いますね」と話し、鈴木プロデューサーも「役者さんでは演じることのできない存在感です。映画を設計する監督と飛行機の設計士、作るものは違うが共通点もあると思いました。こじつけですが(笑)」と庵野の起用理由を明かす。飛行機大好きの宮崎監督については、勝手に飛行機大好きの宮崎監督で宣伝させてもらっています♪
2013.07.11
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ちょっと功利主義が鼻につき、大使の趣味に合わないが・・・・つい買ったのがこの「ビジネスパーソンのための教養大全」という仰々しいタイトルの本です。この本を立ち読みしていて、購入の決め手になったのは意外にもマンガだったのです。<おもしろさがすべての土台:山崎浩一>p110 数年前、マンガ研究のために来日したというドイツ人留学生からひょんな経緯で「論文のための取材」を申し込まれた際、こんな質問を受けた。「たとえば『デスノート』や『寄生獣』のように難解なテーマを扱う作品が少年誌に掲載されて、しかも絶大な人気を博すなんて日本以外では考えられない。なぜ日本だけでこんなことが可能になったのだろうか?」と。彼が例に挙げたマンガは、なるほど確かに米ハーバード大学のサンデル教授が正議論の教材にしてもいいくらい高度なテーマを扱っている。 彼の手土産のドイツワインで既に回らなくなっていた頭と呂律で、苦し紛れにデッチ上げたその答えは・・・。「手塚治虫がいたからだ」。 つまり戦後日本マンガの造物主である手塚が天才的なまでの教養人だったため、マンガはいきなり幅広い知的資源をその内部に貪欲に取り込んでしまう娯楽メディアになり得たのだ。しかもそれは啓蒙や教養ではなく、むしろ刹那的な娯楽を目的とする魅力的な顔とキャラクターを持った物語として量産された。そこがすごいところだ。マンガをよりおもしろくするための手段として、持てる知識を総動員し足りない知識は外部から補いながら、手塚はマンガが扱える世界を無限と思えるほど拡大した。そして、それが日本マンガの「初期設定」になってしまった。(中略) 私は教養主義者でも市場原理主義者でもない。「くだらなくてタメにならず考える必要もない」マンガだって30冊くらい瞬く間に集められるし、私だって大好きである。が、そんなマンガですら逆説的な教養やリテラシーがなければ楽しめないのが日本マンガの成熟度というものなのだ。 山崎さんが選んだ30冊の一部を紹介します。大使がいかにマンガ音痴に陥っていたかを実感したがな♪・法律・倫理:デスノート、大場つぐみ・美術:うみべのまち、佐々木マキ・国際政治:気分はもう戦争、大友克洋・農業:百姓貴族、荒川弘・社会:夢みる機械、諸星大二郎・日本史:ロボット残党兵、横尾公敏・世界史:石の花、坂口尚 etc.【ビジネスパーソンのための教養大全】ムック、日経BP社、2013年刊<商品説明>よりビジネスパーソンが知っておくべき「教養」とは何か。ビジネスパーソン1000人調査で判明した「学ぶべき分野」について、専門家が「学びの勘所」を徹底解説します。本を読む、映画を観る。そうして学ぶことに加え、体を動かして身につけることも大事。「大人の習い事」の実践方法とその効用も紹介しています。 <読む前の大使寸評>退職したのに、ビジネス向け教養でもないだろう?・・・いやいや、世界や時空を概観するのも、老人のたしなみでんがな♪(笑)さすがに、このてのムック本は図書館で買ってくれないだろうから、自腹で購入したのです。白地に文字ばっかりの表紙が斬新といえなくもないな~。rakutenビジネスパーソンのための教養大全冗談はさておいて・・・この本でアンケート結果が載っているが、ビジネスマンの教養として1位に日本史があげられていて、なるほどなと思った次第です。ちなみに、ベスト7は・・・1位:日本史2位:経済学3位:日本文化4位:世界史5位:現代文学6位:経営学7位:英語なお、この本の巻末には(頭でっかちの)松岡正剛氏のインタビューを配しているが、教養大全たる由縁でしょうか(笑)
2013.07.11
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ドングリ国のアジサイといえば、森林植物園のアジサイでんがな♪そろそろ行かないと今年の見頃をのがすことになるで・・・・ということで、恒例のアジサイめぐりに行ってきたのです。毎年行っているわけではないけど気が向けばいくわけで、ほぼ恒例ですね。見頃を過ぎたかと思っていたが・・・いま、真っ盛りでお日柄もバッチグーでおました。全景は、こんな感じでだいたい、大使の好みはガクアジサイなんです。近縁種のノリウツギでおま。今、見頃のほかの花としてはナツツバキなんだけど、園内のナツツバキは高木なので・・・落下した花しか見えないのです。(で、写真はパス)お腹がすいたということで、そうそうに下山し、回転寿司店で・・・とりあえずビールをいただきました♪(ちなみに、「とりあえず」という銘柄はありませんね)アジサイについては拘りのある大使なんですが、花の男シーボルトにアジサイの薀蓄をしたためております。
2013.07.10
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読む前は、下町の工場主たちが小さなロケットをつくって打ち上げるのだろうと思っていたが・・・実は、中小企業の技術陣が、大企業が進めているロケットエンジンのバルブシステムに対抗するというお話であり・・・元エンジニアの大使から見てもリアリティが感じられるお話しになっていました。内容の一部を紹介するけど、その臨場感が伝わると思います。p133~134 殿村だって、20億円の金が欲しいに決まっている。 なのに、特許の売却に賛成しないで、冷静に判断してくれといったのだ。銀行から出向して佃製作所に来てからというもの、ずっと資金繰りで苦労してきた殿村にとって、それがいかに苦渋の選択なのか、佃には痛いほどわかる。「みんなの意見はわかった」 隣の席から殿村の背中をぽんと叩いて、佃は口を開いた。「帝国重工には、もう一度特許の売買ではなく、使用契約という形で応じられないか、申し入れることにする」「もし拒否されたらどうします」と唐木田。「売らなければ彼らのロケットは飛ばない。スターダスト計画はそこで頓挫する」 その言葉に、全員が息を呑んで、佃を見つめてきた。「キーテクノロジーを我々は押さえている。その強みを利用しないでどうする」 長テーブルを四角に並べ、そこに集まっている社員たちに佃はいった。「いま帝国重工の提案を飲んだらウチの負けだ」「先日の提案ですが、社内で検討した結果、売却を見送ることにしました」 佃が告げると、帝国重工の財前は息を呑んだ。社内会議が開かれた翌日のことである。返事をしたいというと、財前は一も二もなく、社用車を飛ばしてきた。富山も一緒である。 まさかそんな結論を出してこようとは、夢にも思っていなかったに違いない。明らかに、財前は狼狽していた。「いや、しかし、御社の現状を考えたら、売却されるべきじゃ・・・」「どうしてです?」 佃はきいた。「ウチの資金繰りが苦しいからですか?そんなことは御社に心配していただく筋合いのものではないでしょう」「それはそうかも知れません。しかし特許を売却していまの危機を脱出できるのであれば、それに越したことはないかと」 舐めるのもいい加減にしろ・・・佃は言ってやりたかった。p139~140「元ロケットエンジニアかなにかは知らんが。いまは所詮、中小企業の社長だ」 財前は小馬鹿にしていった。「せっかくいい話を持っていってやったのに」 バカな男である。だが・・・「例の水素エンジンの新技術だが、特許の目鼻はついたのか、財前君」 その翌夕、本部長に呼ばれて行くと、開口一番、水原は厳しいところを突いてきた。佃製作所との交渉が「先方の価格つり上げにより」暗礁に乗り上げているという報告書は提出してあった。見るといまその報告書が水原のデスクの上に読みかけのまま置かれている。「交渉が難航していますので、開発した新技術をさらに発展させた形で特許出願することを並行して検討しています」 財前はこたえた。 それらしく聞こえる返答だが、実際のところは体のよい方便に過ぎない。「大丈夫だな」 両肘をデスクにつき、体を少し前屈みにした水原は、顔を上げて財前の目を見据えた。「もちろんです」 そうこたえた瞬間、財前の腋を、冷たいものが流れていく。 帝国重工という巨大組織において、プロジェクト進行の遅延は、万死に値する。「君のことだから信頼しているが、藤間社長がスターダストに社運を賭すとまで言い切っておられる。それだけ喧伝しておきながらのっけから計画遅延を発表してみろ。私や君の責任問題では済まない。市場での我が社の評価は一気に急降下だ」 水原の言葉は、紛れもない現実の匂いがした。「プロジェクト進行に間に合わせて開発を進めるならそれでいい。だが、万が一にも間に合わなかったなどということのないようにしてくれ。そんなことになったら、君に責任をとってもらわなければならない」【下町ロケット】池井戸潤著、小学館、2010年刊<「BOOK」データベース>より取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」-佃製作所、まさに崖っプチ。<大使寸評>町工場の技術でロケットを打ち上げるという「頑張れベアーズ」風のお話だろうと思っていたが・・・中小企業の技術陣が、大企業が進めているロケットエンジンのバルブシステムに対抗するというお話でした。堅実な玄人好みのお話であるわけだが、これは褒め言葉になっているのかな?rakuten下町ロケットわりと集中して読めた(実質3日ほど)ということは、面白かったわけです。この小説は、中小企業の技術の値決めとか企業審査を扱っていて著者の前歴(銀行マン)が伊達でないことを証明しています。でも、単なる経済小説の域を出ているのか、いないのか?となると微妙。経済小説には、古くは城山三郎、山崎豊子、最近では真山仁、幸田真音や百田尚樹らがいて、結構、激戦区ではあるわけで・・・有川浩だって経験を積めば乱入する怖れさえありますね(笑)この著者は山本周五郎賞を狙っているようだが、更なる精進を期待しましょう。(お楽しみの後に、辛口批評になってもうたがな)ところで、7日から始まった新ドラマ「半沢直樹」の原作者が池井戸潤なんですね。結構売れっ子なのか、お見それしました。著者の公式サイト池井戸潤の”仕事場だより”を覗いてみるか♪****************************************************************************大使はエンジニアリング会社での晩節を工務・品管・企業審査の業務でしのいできたわけで・・・とにかく、町工場の物作りに日常的に接してきたわけです。また言い換えると、町工場の心意気とか悲哀に付き合ってきたわけです。出張先は工場地帯が多かったけど、僻地の工場であっても驚かないのが慣れ性であるわけで・・・専務って誰かと思えば、背中に子供をおぶったおばちゃんだったということもありました(笑)でも、製品の品質は、工場の外観で決まるのではないことは当然であるわけで・・・品質が良ければ、その会社をリスペクトできるわけです。(このへんの感覚は、韓国人スタッフはあまり評価してくれなかったけど)wikipedia経済小説
2013.07.09
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7日のテレビ大阪「ソロモン流」のテーマは「ヒット仕掛け人」であったが、登場したTMオフィスの殿村社長がすごいでぇ♪何といっても、ヒコニャンの売り出しが大ヒットしたのが・・・すご~い♪また、漢字検定をアピールするのに「今年の漢字」を思いついたそうです。清水寺でパフォーマンスを披露するこのアイデアは既に定着し、新年の風物詩にもなっていますね♪殿村社長京都出身の薄幸の少女が成功したわけだが・・・逆転の発想があったようです。小学校時代に母親から捨てられて、そのとき以来、画家の父親の絵をPRしようとした苦労、ノウハウが生きているそうです。この番組への出演そのものが、テレビ大阪とWin-Win関係のPRになっていました。TMオフィスのサイトからPR事例を見てみました。T.M.OFFICEのPR事例より全国約1万人のマスコミネットワークと、創業以来2,000例を超えるPRプロジェクト。 24県39市町村にのぼる地方の観光PR実績、文化復興PR戦略、緊急リスク広報・・・ 大阪を拠点に地方のPRに取り組み20年以上。その中から、ご依頼の多い展開事例を抜粋してご紹介します。【事例1 観光PR】「何もない」と思われていた地域を全国区の観光地へ 【事例2 業界PR】古くさいイメージだった日本文化を、時代の先端文化へ 【事例3 展覧会PR】社内にPR事務局を設置し、集客エリアで“草の根コミュニケーション”を展開 【事例4 医療法人PR】健康保険適用外の人間ドックを商品化。新ビジネスモデルに。 【事例5 新商品PR】商品告知だけでなく、開発ストーリーを話題化 【事例6 新施設PR】新しいショッピングセンターを中心とした、まちづくりPR戦略 【事例7 中小企業PR】時代に合った新市場を開拓して、V字回復! 殿村社長いわく、本能と五感に直接訴える手法だそうで・・・とにかく、低額でマスコミを効果的に利用するんだそうです。大阪にオフィスを備え、主婦感覚でアイデアを連発しているところが・・・関西人として好感が持てるのです。
2013.07.08
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日曜日の朝日新聞に読書欄があるので、ときどき切り取ってスクラップで残していたのだが、これを一歩進めて、無料デジタル版のデータで残すことにしたのです。・・・・で、今回のお奨めです。・「上を向いて」で世界人になった・脊梁山脈さっそく、図書館に借り出し予約するのもいいかもね。********************************************************************************「上を向いて」で世界人になったより<文理悠々:尾関章>「夢であいましょう」――あれがもっとも良質な戦後文化だったような気がする。そのようなことを先輩記者が飲みながら言うのを聞いて、「たしかにそうだ」と共感したことがある。1961(昭和36)年から5年間、土曜夜にNHKテレビが放映した人気バラエティー番組。僕は小学校の高学年から中学生にかけて見ていた。先輩記者は高校生くらいだっただろう。 黒柳徹子の機知に富んだおしゃべりに引き込まれた。渥美清や谷幹一の軽妙なコントに笑った。だが、それだけではない。中村八大のピアノや松本英彦のテナーサックスが奏でるジャズが、僕たちの知らない自由な世界を教えてくれたのだ。 思えば、いい時代だった。日米安保条約の改定で日本社会に亀裂が走ったのは1960年。岸信介政権が退陣して登場した池田勇人政権は所得倍増論をぶち上げた。きょうよりも豊かな明日を信じて走り始めた人々を週末に癒してくれたのが、この番組だった。 このコラム3月19日付の「アベノミクス酔い止め本をもう1冊」で紹介した平川克美著『移行期的混乱――経済成長神話の終わり』(ちくま文庫)に即して言えば――それは、町工場の二階に置かれたテレビ目当てに近所から人が集まった時代から、テレビが「一家に一台」の時代に差しかかったころだった。そんな古き良き日々の思い出がめくるめくように蘇る展覧会を先日のぞいてみた。 世田谷文学館(京王線芦花公園駅下車)で6月末まで開かれている「上を向いて歩こう展――奇跡の歌から希望の歌へ」。和製ポップスの代表曲であり、日本発のスタンダードナンバーともなった大ヒット曲の歴史をたどる展覧会だ。流行のきっかけは「夢であいましょう」で「今月の歌」になったことだった。「夢で……」を戦後日本最良の文化と言うのなら、それを象徴する歌が「上を向いて……」だった。 そして「上を向いて……」は欧米にも広がっていく。1963年には全米ヒットチャートの頂点に躍り出た。展覧会には、その史実を跡づける証拠品が並ぶ。別名スキヤキが当初、「SUKIYAKA」と綴られて発売されたことを示す米国のレコード。坂本九が渡米してテレビ番組に出た様子をとらえたモノクロ写真。日米安保反対の余韻のなかで生まれた歌が米国の若者の心を痺れさせたという皮肉な現実がそこにはある。 たぶん、あのころ日本の若者の多くは、核兵器をかざして世界の警察官たろうとする米国に反発しつつ、ジャズやロカビリーに代表される米国の文化に魅せられていた。戦後十数年、米国文化のボールを受けとめて、初めて投げ返したボールが「上を向いて……」だった。それが米国の若者の心と共振したのだ。なぜなのか。そのことを教えてくれる本に展覧会場の即売コーナーで出会った。 『上を向いて歩こう』(佐藤剛著、岩波書店)。著者は音楽業界誌の仕事や甲斐バンドのマネージャーをした後、独立して多くのミュージシャンの音楽活動をプロデュースしてきたという。1952年生まれ。「上を向いて……」が「夢で……」で初めて歌われるのを耳にした日を「満九歳、小学四年の夏のことだった」と書いているから、僕とはまったく同学年ということになる。 この本は、作詞の永六輔、作曲の中村八大、歌手の坂本九という「六・八・九」のそれぞれが「上を向いて……」に至るまでの軌跡を描いていておもしろい。そのどれもが、戦前から戦後にかけての日本社会史の一側面となっているからだ。(中略)「六・八・九」の3人は、原語を原語のままで聴覚体験してもらうという異文化発信をやってのけた。戦後日本の若者が肩肘張らずに世界人となった最初の出来事だったかもしれない。「夢で……」の良質さは、それが猿真似の文化ではなかったことにある。 この本でもう一つ、そう言えばそうだなあと気づかされたのは「上を向いて……」がビートルズ初期のヒット曲群と同じ時代の産物だったということだ。しかも両者には、米国を舞台に因縁話があった。 米国で「スキヤキ」を大ヒットさせた立役者は、レコード会社キャピトルにいたデイヴ・デクスター・ジュニアという人物だった。この人は当初、ビートルズを評価せず、食指を動かさなかった。彼がビートルズの「抱きしめたい」を米国で売りだそうと決めたのは、「スキヤキ」が全米トップになった後のことだ。「六・八・九」の「上を向いて……」は、あのビートルズともいい勝負をしていたのである。 ◇『上を向いて歩こう』佐藤剛著、岩波書店、2011年刊<「BOOK」データベース>より人々を希望へ誘う「歌の力」を活写。【目次】誕生/光と闇/意志/葛藤/敗北を抱きしめて/再生/新時代/発見/エルヴィスにあこがれて/変革/創造/挫折/邂逅/奇跡/「SUKIYAKI」とビートルズ/スタンダード・ナンバー<読む前の大使寸評>アメリカを舞台にして「六・八・九」トリオが日本語のままで「スキヤキ」ブームを打ち立てたが・・・それは、フロックではなっかったと、この本は説いているようです。rakuten上を向いて歩こう脊梁山脈より<国や民族揺さぶる木地師の系譜:角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家) > 日本の山中にはかつて木地師という集団がいた。轆轤(ろくろ)を回して木でお椀やこけしを作り、良材を求めて山中を漂泊していた人たちだ。 第2次大戦後に中国から復員する主人公がその木地師の男と出会うことから物語は始まる。人を殺すのが嫌になった、これからは山に籠る。男の言葉に強い印象を受けた主人公は、彼が山に籠る理由を知りたくて、自らも信州の山村に分け入り木地師の系譜を調べだす。 冒頭からしばらくは山と日本人の関係を描く小説なのだと思って読み進めた。ところがやはりその見通しは甘かったらしい。主人公は調査の過程で木地師の成り立ちに朝鮮半島から渡来した秦氏が関わっていたことを確信するのだが、そのあたりから物語は急に混沌としはじめる。さらにその秦氏と日本の古代王朝との深い繋がりから、話は古代史最大の事件ともいわれる大化の改新の秘密に突き進む。天皇家の政治的基盤が確立したあのクーデターには大いなる歴史の欺瞞が隠されていたというのである。 着地点が見えないまま物語は進行する。その過程で読者はこれまで抱いていた国とか民族に対する理解が揺さぶられることに気づくだろう。木地師が暮らした山の文化と天皇家に象徴される歴史により、日本人の精神性は育まれてきた。それなのにその双方で渡来系の血が濃く関わっていたとしたら、我々日本人とは一体何なのか、よく分からなくなってくるのだ。 それでも私たちの内側には日本人としての原形質が形作られている。木地師の生き様を求めて山中を彷徨する主人公の旅は、作られたストーリーのさらに向こうで皆が共有している根源的な何かを探り当てる試みのように見える。おそらくそこにこそ私たちの内部を芯から貫くこの国のぶっとい脊梁があるのだろう。読み終わった時にそれが少しだけ見えてくるのである。 ◇乙川優三郎著、新潮社、2013年刊<「BOOK」データベース>より福島県費生として上海に学び、現地入営した矢田部信幸。復員列車で助けられた男を探し、深山を巡るうち木工に魅せられ、木地師の源流とこの国のなりたちを辿ってゆく。23歳の終戦、いかに生き直すか。直木賞受賞作『生きる』から10年、著者初の現代小説。<読む前の大使寸評>前回に引き続いて角幡唯介さんの書評をとりあげました。木地師と朝鮮渡来の秦氏の繋がりから山の文化へも辿ってゆく・・・評者が注目するぶっとい脊梁が見えるのだろうか。rakuten脊梁山脈***************************************************************<asahi.comのインデックス>最新の書評を読むベストセラー解読売れてる本(新聞紙面のデジタル版はだいたい2~3日後にUPされています。)朝日デジタルの書評から(目録)
2013.07.07
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中国経済については、7月危機が取り沙汰されています。中国経済の最新情報をネットで見つけたので紹介します。不動産バブル、設備投資過剰、地方政府の財政破綻、影の銀行、銀行の資金不足など経済減速の要因が述べられているが・・・では、中国経済はいつ崩壊するのか?と思うわけです(イラチなもので)7/02上海株急落で露呈した中国経済の深刻な「歪み」より 先月24日、中国の上海株急落のニュースが世界中のマーケットを駆け巡り、関係者たちに大きな衝撃を与えた。 その日は月曜日で、上海株式市場全体の値動きを示す上海総合株価指数が前週末の終値に比べ5.30%安い1963.23で引けた。心理的な節目の2000を割り込んだのは昨年12月4日以来約7カ月ぶりである。<銀行の深刻な資金不足>本来、株価の浮き沈みの激しい中国では上海株が5ポイント程度落ちることはそれほど驚くようなことでもないが、問題はむしろ、今回の株価急落によって露呈した中国経済の抱える深刻な歪みにある。 急落の直接な原因は、およそ次のようなものである。 中国の各銀行が近年来の慢性的な資金不足に陥っている中で、「理財産品」と呼ばれる高利回りの財テク商品の償還が先月末に迫っていた。償還に困った各銀行が競って他行から資金調達を急いだ結果、銀行間融資の短期金利が急騰したのである。一方、債券の償還に迫られて資金繰りが苦しくなった各銀行に対して、中国人民銀行(中央銀行)は過去のように資金供給などの救済措置を取らず、むしろそれを傍観した。証券市場はこの動きを見て、銀行の破綻を招く金融危機が発生するのではないかとの懸念から、銀行株を中心に売り一色となったため、上海指数は大幅に下落した、というわけである。 つまり、この一件から露呈したのは深刻な資金不足を抱えている中国の金融システムの脆さであるが、問題は、貯蓄率の非常に高い中国で13億の国民から膨大な貯金を預かっているはずの中国の各銀行が一斉に「金欠」となったのは一体なぜなのか、である<公共事業投資と不動産投資で成長してきた中国>その理由は突き詰めてみれば実に簡単だ。要するに中国の各銀行は今まで、預金者から預かっているお金を無責任な放漫融資や悪質な流用などで放出し過ぎたからである。 過去数十年間にわたる中国の高度成長はある意味で、中央政府と各地方政府の主導下の継続的な投資拡大によって支えられてきたものだ。2011年までの30年間、中国経済全体の成長率は毎年平均10%程度であったのに対し、同じ11年までの30年間、中国国内の固定資産投資の伸び率は毎年30%前後であった。つまり、経済全体の成長の3倍程度の伸び率で「ハコモノ作り」としての固定資産投資が拡大してきたのだ。とにかくこの数十年間、中国全土で公共事業投資と不動産投資を中心とする「世紀の大普請」が盛んに行われていて、道路や鉄道や不動産などがむやみに造られてきた結果、経済はそれなりに急成長が出来た。<企業の設備投資過剰も深刻> しかし、このような「投資依存型」の成長戦略は当然、多くの深刻な副作用を生み出している。たとえば不動産投資をやり過ぎた結果、江蘇省常州市や貴州省貴陽市などの中小都市を筆頭に、町一つ丸ごと造っておきながら誰も住まないという「鬼城現象」(ゴーストタウン)が全国に広がっている。不動産開発大手の万科公司の王石会長も「このままでは不動産バブルが崩壊して社会的大動乱が発生するだろう」との悲鳴に近い警告を発したのはつい最近のことだ。 公共事業投資の拡大も当然、深刻な投資過剰を生み出している。たとえば江蘇省には、省内に今まで9つも空港が濫造されているが、その中の7つは長年赤字経営を続けているという。ちなみに、中国全国で造られた180の空港のうち、今や約7割が赤字経営であることが判明している。<インフレで死にたくない> 今年4月10日、中国の各メディアが中国人民銀行(中央銀行)の公表した一つの経済数値を大きく報道した。今年3月末の時点で、中国国内で中央銀行から発行されて流通している人民元の総量(M2)は初めて100兆元の大台に乗って103兆元に上ったという。 2002年初頭、中国国内で流通している人民元の量は16兆元程度だったが、11年後の今年3月に、それが103兆元の巨額に膨らんだのは上述の通りだ。11年間で流動性が5倍近く増えたことは、世界経済史上最大の金融バブルと言えよう。 こうした中で、2009年末から中国で大変なインフレが生じてきていることが、今年1月16日掲載の私のコラム(「2013年の中国経済インフレで死ぬか、経済減速で死ぬか 新政権が迫られる究極の二者択一」)で指摘した通りであるが、中国経済は今でも、2011年夏に経験したような深刻なインフレ再燃の危険性にさらされている。そして、食品を中心とした物価の高騰=インフレが一旦再燃すると、貧困層のよりいっそうの生活苦で社会的不安が拡大して政権の崩壊につながる危険性さえある。<経済の果てしない転落はもはや止められない>今まで、各銀行から出た資金の一部はいわば「影の銀行」を通して各地方政府に流れて彼らの開発プロジェクトを支えてきたが、今後、こうした「闇の資金」の水源が正規の銀行の資金引き締めによって止められると、後にやってくるのはすなわち、「影の銀行」の破綻による金融危機の拡大と、多くの地方政府の財政破綻であろう。 「金欠」となった各商業銀行は今後、深刻なバブルと化した不動産部門への融資も大幅に減らすのであろう。回収期間の長い個人住宅ローンも当然融資抑制の対象となる。そうなると、資金繰りが苦しくなっていく不動産開発業者はいずれ、手持ちの不動産在庫を大幅に値下げして売り出して投資資金の回収に励むしかない。一方、住宅ローンが制限される中で不動産の買い手がむしろ減っていくから、その相乗効果の中で不動産価格の暴落は避けられない。今までは金融バブルの中で何とか延命できた不動産バブルは今度こそ、崩壊の憂き目に遭うのであろう。 中国著名の経済学者の馬光遠氏は先月26日、「(経済危機の)次の爆発地点は不動産部門だ」との警告を発したのもまさにその故である。経済専門紙の「証券日報」も25日、銀行の「金欠」のなかで不動産開発業者の資金繰りがますます苦しくなるから不動産価格の下落が不可避との見方を示す論文を掲載している。 どうやら不動産バブルの崩壊はもはや避けて通れないであろうが、崩壊が一旦目の前の現実となればそれは当然、さらなる金融危機の拡大とさらなる実体経済の衰退を招くこととなるから、経済の果てしない転落はもはや止められない。「2013年の中国経済の死」という、今年年初の私のコラムのささやかな予言は不幸にも(?)当たることになりそうである。このように石さんは「中国経済の死」を2013年と予言しているのだが・・・さすがに、この予言は当るように思うのだが?(オオカミ予測にしびれが切れたぜ)これまで、中国崩壊に関する本をつい買ってしまった大使である。以下のように出版社の企てにダボハゼのように食いついてきたのだが・・・そろそろ、終わりになりそうですね。大使の蔵書録から購入履歴を紹介します。・やがて中国の崩壊がはじまる(2001年刊)・2013年の中国を予測する(2012年刊)・2014年、中国は崩壊する(2012年刊)【やがて中国の崩壊がはじまる】ゴードン チャン著、草思社、2001年刊<Amazon紹介より>1978年から90年代半ばにかけて、中国の経済は世界で最も著しく成長を遂げた。その勢いはアジアを圧するような様相を呈しており、近い将来には世界を圧するのではないかと思われる。しかし、理論よりも事実に目を向け、華々しい数字の陰に潜む状況を考察したゴードン・チャンは、中国を「潜在的な能力が発揮できない」研究例と呼び、「表面下に隠れた部分に目を凝らせば、弱い中国が見える。長年、衰退の道をたどり、崩壊の一歩手前でさえある。衰弱の兆しはいたるところに散見される」と、述べる。 <大使寸評>発刊後、約10年たった2012年現在、中国の隆盛はピークを迎え、下降の気配が見える。あとは軟着陸の帝国崩壊を願うばかりである。Amazonやがて中国の崩壊がはじまる【2013年の中国を予測する】宮崎正弘×石平、WAC BUNKO、2012年刊<amazon紹介>より第1章 中国のバブルはとっくにはじけている第2章 中国ならやりかねない奇妙奇天烈な経済対策第3章 「造幣局経済」のツケは第五世代指導部に回された第4章 世界中でチャイナ・バッシングが起こっている第5章 貧乏クジを引いた薄煕来第6章 人民解放軍が尖閣諸島を占領する日第7章 「二十一世紀型暴動」は中国に乱世をもたらすか終 章 「新しい中国」とどう向き合えばいいのか<大使寸評>チャイナウォッチャーの宮崎さんと日本に帰化した石平さんが掛け合いで説く中国が、すごい訳です。お二方ともディープで歯に衣着せない物言いなので、ま~すごいこと♪Amazon2013年の中国を予測する新華僑を許容できるか?byドングリ【2014年、中国は崩壊する】宇田川敬介著、扶桑社、2012年刊<内容紹介より>13億の人民の暴走が始まる!尖閣諸島の奪取に失敗し、頼みの経済成長も減速。やがて、自壊する中国。日本人よ準備はできているか? ■本書の構成第1章 尖閣諸島で敗北した中国第2章 日本人が知らないメンツ社会第3章 中国経済の問題第4章 中国崩壊とその後<大使寸評>他力本願になるけど、ひたすら中国の自壊を待つわけですね。Amazon2014年、中国は崩壊する 2014年、中国は崩壊するbyドングリ李首相の行き過ぎた「都市化政策」についてはゴーストタウン(鬼城)の出現でとりあげています。
2013.07.06
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梅雨のうっとうしさの中で、しつらえた舞台装置のようにそこだけが明るい ガクアジサイ「花の男シーボルト」という本からアジサイのあたりを紹介します。<アジサイと日本>p132~135 新緑の季節も過ぎると急にうっとうしさを増し、雨模様の日が多くなる。森も人家のまわりの木立でも花咲く植物の数はぐっと少なくなってくる。こうして長い梅雨へと突入していく。梅雨のうっとうしさの中で、ひととき心のやすらぎを与えてくれるのがアジサイだろう。手まりのような巨大な花序を枝先につけたアジサイの一群は、まるで梅雨の最中にしつらえた舞台装置のようにそこだけが明るい。日本に比べたら少雨のヨーロッパの環境で育ったシーボルトにとって梅雨は苦痛であったろう。そんな中で、シーボルトがアジサイに心動かされたことは想像に難くない。 いまではシーボルトのおかげですっかり洋花となり、ハイドランジェアと名を変えて四季の花になったアジサイは、もともと日本特産の梅雨の花だった。シーボルトといえばアジサイを連想する、といった人がいる。シーボルトはアジサイに、Hydrangea Otaksa(ヒドランゲア・オタクサ)という学名を提唱した。シーボルトはオタクサの名の由来には触れなかったが、それは妻の滝の愛称、オタキさんに因むと考えられている。(中略) シーボルトはアジサイを中国原産と考えていたが、これは明らかな誤りである。彼は日本人が観賞目的で栽培する植物の多くが中国や朝鮮からもたらされてと考えていた。実際にウメやレンギョウのように、中国を原産とする園芸植物も多かったが、日本に自生する植物も観賞の目的で栽培されていたのである。 それはさておき、アジサイとその仲間を含んだアジサイ属の多様さはシーボルトの目をとらえた。『フロラ・ヤポニカ』第一巻で、シーボルトとツッカリーニは12もの図版を割り振って、アジサイ属のほぼ全種である12種について詳述した。他の植物では新種の記載には大変慎重であるシーボルトとツッカリーニは、アジサイ属ではわずかな相違点によって種を区別している。ツッカリーニと共同というよりもシーボルトの主張をツッカリーニが認めて別種にすることに同意したのであろう。それにしてもシーボルトは詳細にガクアジサイを観察している。 そればかりではなく、シーボルトが唯一単独で書いた植物分類学上の論文が、1829年に王立レオポルド・カロリンガー・アカデミーの機関紙のレオポルディーナに掲載された『日本産アジサイ属植物分類提案』であった。この論文は、後のシーボルトの植物学研究が当代一流の植物分類学者ツッカリーニとの共同研究として行われているため、シーボルト個人の植物学者としての資質や知力を知るうえで興味深いものがある。蔵書録から「花の男シーボルト」を紹介します。【花の男シーボルト】 大場秀章著、文藝春秋、2001年刊<「BOOK」データベース>より日本に近代医学を伝えた医学者としてのシーボルト。禁制の地図を持ち出そうとした、いわゆる「シーボルト事件」で永久国外追放処分を受けたシーボルト―。だが、植物学者としてのシーボルトを知らずして、その大きな実像は見えてこない。ユリ、ツバキからレンギョウまで数多くの日本植物を、植物相の低いヨーロッパに持ち帰り、それを広めた功績、先見性は、二十一世紀に入った今日、その輝きを増している。多面的に描く全く新しいシーボルト像。 <大使寸評>シーボルトを魅了したのは、日本の植物と日本女性でした。ということで、彼を「日本大好き異邦人」から外すわけにはいけません。Amazon花の男シーボルト「花の男シーボルト」byドングリこの本で書かれているように、シーボルトは日本妻“お滝”にちなみ アジサイを“オタクサ(お滝さん)”と呼び、こよなく愛でています。ところで・・・シーボルトが国外退去を命じられて30年後、1859(安政6)年再来日する直前に出されたお滝さんの手紙が興味深いのです。「長崎のおもしろい歴史」から、その手紙を紹介します。(当時、シーボルト64歳、お滝さん53歳、お稲さん33歳。)「長崎のおもしろい歴史」によれば、お滝さんは通説とは違ってかなり貞淑な人だったようですね。この本を蔵書録のどのジャンルに入れるか迷ったが、結局「日本大好き異邦人」に入れたわけで・・・シーボルトの人柄が表れていると思うのです。
2013.07.06
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見逃した映画であるが、ケン・ローチ監督の「天使の分け前」が良さそうです♪コメディタッチの作品らしいが、さて、ケン・ローチ監督のコメディはどんなかな♪・・・ということで、観る前に個人的予告編を作ってみたのです。(だいたい秋口には、くだんの2本立て館にまわってくるはずなので、見逃さないよう注意しておこう)【天使の分け前】ケン・ローチ監督、2012年、英仏伊、ベルキ-制作<Movie Walker解説>より「麦の穂をゆらす風」で第59回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得したケン・ローチ監督が、トラブルばかり起こす青年がウイスキーと出会ったことにより成長していく様を描いたヒューマン・コメディ。“天使の分け前”とは、ウイスキーが熟成する過程で年2%ずつ減っていくその減少分を指す言葉。第65回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品。【ストーリー】スコッチ・ウイスキーが根付くスコットランド。この地は今、不況にあえいでいた。家族とうまくいっておらず何かにつけ暴力沙汰を起こしてきたロビー(ポール・ブラニガン)は、またしても問題を起こし捕まる。しかし恋人との間にできた子どもがじき生まれることを鑑みて、刑務所送りではなく社会奉仕活動をするよう言い渡される。そこで指導者のハリーと出会い、ウイスキーの奥深さを知ったロビーは、次第にテイスティングの才能を目覚めさせていく……。<観る前の大使寸評>スコッチ・ウイスキー、社会奉仕活動をケン・ローチ監督が描く、それもコメディタッチで描くということだが・・・ケン・ローチ監督のコメディはどんなかな♪Movie Walker天使の分け前この映画のレビューはどんなかな?ということで楽天仲間のクマさんの6月に観た映画を覗いて見ました。また、ケン・ローチ作品ということで、「麦の穂をゆらす風」を紹介します。【麦の穂をゆらす風】ケン・ローチ監督、2006年英、アイルランド制作、H23.12.26観賞<movie.walkerストーリー>よりアイルランド、1920年。イギリスの支配に対抗しようと、アイルランド独立を求める人々の動きは徐々に高まりを見せていた。それに対してイギリスからは武装警察隊が送り込まれ、理不尽な暴力を人々に振るっていた。暴力に屈しない若者たちが次々に殺されていく。ロンドンで病院の仕事が決まっていたデミアン(キリアン・マーフィー)だが、出発の当日、列車の運転士たちが、無理やり乗り込もうとするイギリス兵たちを断固として拒否した姿を見て戦いに加わる決心をした・・・・<大使寸評>アイルランドの悲哀や、思想を貫くとはどういうことか考えさせられます。Movie Walker麦の穂をゆらす風 麦の穂をゆらす風byドングリ
2013.07.05
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図書館で借りたニューズウィーク(未来の戦争)に、中国無人機の脅威が載っていました。むむ 世界の困ったちゃんというか、尖閣諸島波高い昨今、日本にとって由々しき状況のようです。翼龍中華の無人機について、ニューズウィーク(未来の戦争)より引用します。<世界に拡散する中国無人機>p33~34より~尖閣諸島の周辺海域で偵察活動に国産無人機を投入~ 今では、高度な軍備を持つ国はこぞって無人機を採用している。中国の無人機開発は軍拡競争などではないし、中国脅威論の根拠にもならない。中国軍もまた他国の軍隊と同様、最新鋭機を導入しようとしているだけだ。 中国の技術的進歩は目覚しいが、無人機開発ではイスラエルとアメリカが大きくリードしている。中国はもちろんヨーロッパ、インド、ロシアもこの2国にはかなわない。それに今の中国は軍備全般の刷新を進めており、無人機開発だけが特別なわけではない。<ここ数年で飛躍的進歩> 中国が無人機の保有数を増やし、偵察や攻撃に活用しようとしていることは確かだ。中国人13人を殺害したミャンマーの麻薬密売組織の首領を逮捕するため、中国当局が無人機の使用を検討していたことが最近報道された。計画は実行されなかったが、中国がオバマ米政権に倣って他国の領土で無人機攻撃を仕掛けていいと考えているのは明らかだ。 東シナ海と南シナ海の島々の領有権問題も、中国政府に無人機の配備を急がせている。海上の偵察には無人機はもってこいだ。尖閣諸島の偵察では既に日常的に使用されている。中国空軍は旧軍のJ6戦闘機を無人機に改造。交戦時に使い捨ての攻撃機にする考えで、今は尖閣諸島の偵察機に使っているらしい。 無人機配備は軍事分野にとどまらない。報道によると、遼寧省当局は北朝鮮の国境監視に無人機を使用し、黄海と渤海湾の管轄区域を監視するため、沿海部の大連と営口に無人機基地を建設中という。さらに、中国国家海洋局は昨年8月、沿海部の11省に1ヵ所ずつ無人機基地を設置すると発表した。(中略) 無人機開発は「ここ数年で、ゼロから少なくとも兵器ショーで25のモデルを発表できるまでに進歩した」と、ブルッキングズ研究所のピーター・シンガーは話す。 米軍の基準から推定すると、中国軍の作戦行動に使用できるモデルは現在6~10機種あると見られる。 中国の航空産業はより大型で、高性能の無人機も発表している。うち「翼龍」とCH4は、パキスタンなどで使用されたことで知られるアメリカのMQ1プレデターとMQ9リーパーに似たタイプのようだ。 中国メディアの報道によると、翼龍はリーパーのような攻撃機で、CH4は民生用にもなる多目的機だが、偵察機として軍用にも使えるという。 さらに米軍のRQ4グローバルホークと似た「翔龍」も公開された。インターネット上に出回ったその写真は、中国の無人機開発の驚くべき進歩を見せつける。<懸念すべきは「拡散」だ> 中国の航空産業は輸出にも大きな期待をかけている。特にプレデターに似たCH4は大きな需要が見込め、アブダビの兵器ショーでも展示されていた。翼龍も「既に国際市場に参入し、成功を収めている」と、最近中国で開催された航空ショーで関係者が語った。 中国は需要と供給のギャップに目を付けたのだ。無人機を開発・製造できる国は限られているし、中国製の無人機は低コストが強み。アメリカ製のプレデターは1機450万ドル前後、リーパーは1500万ドル以上するが、中国製の同様の機種なら100万ドル足らずだ。その程度のカネならすぐ出せて、アメリカとイスラエルの技術に頼れない、あるいは頼りたくない国は少なくない。 結局のところ、中国の無人機開発を警戒するとしたら、アジア太平洋地域でアメリカと日本の脅威になるからではなさそうだ。それよりももっと深刻な問題がある。価格が安く、武器輸出のハードルが低い中国が生産国になれば、世界中に無人攻撃機が拡散しかねない。中国製無人機「翼龍」アラブ、ウズベキスタンに輸出に見られるとおり、武器輸出のハードルが低い中国は要注意です。(日本には武器輸出3原則というタガがあるもんな~)サイバー攻撃を織り込んだ未来の戦争とは、いかなる様相を見せるのか?<東アジアに訪れる未来の戦争>p28より こうした無人の戦争には新たな安全保障上の脅威が付きまとう。中国や北朝鮮のサイバー兵士がアメリカや韓国の武装無人機を乗っ取ったらどうなるだろう。何千もの無人機と、それを操る指令センターとの間で飛び交う通信量は、ハッカーが通信の暗号を解読し、利用するチャンスを山ほど提供している。 その脅威は単なる想像の産物ではない。米軍部隊は09年、イラクの反政府勢力が保有していたノートパソコンから米軍の無人機が撮影した映像を発見した。スカイグラバーという26ドルのソフトウェアを使って映像を傍受したものとみられている。 領空を侵犯した米軍無人機のGPS航行システムに侵入し、墜落させたとイランが主張したこともある。イラン側の言い分を信用できるかどうかはともかく、軍の戦闘力のかなりの部分が無人機やロボットで構成されるとなると、サイバー攻撃に対する防衛は以前にも増して重要な問題になるだろう。<通用しない従来のルール> 以上のような問題は、紛争が激化し始め、一触即発の可能性が高まっている地域、とりわけ北東アジアのような場所では極めて深刻だ。 好戦的な言葉の応酬が激化している朝鮮半島だけでなく、尖閣諸島をめぐる日本と中国の緊張も高まっている。中国政府は既に南シナ海、東シナ海の紛争のある島々やサンゴ礁の周辺を監視するために無人機を利用している。 一方、日本の防衛省は日本の領海に対する監視能力を強化するため、アメリカの無人偵察機の導入を検討している。 領土問題が存在する地域で無人機を利用することは、新たな紛争を誘発することになるだろうか。どちらかの国の無人機がサイバー攻撃で「ハイジャック」されたらどうなるのか。 敵対する陣営が両方とも兵士の犠牲を伴わない軍用航空機を配備できるとなると、より挑発的になることはないのか。 そして、人工知能を備えた無人機が自ら標的を選ぶようになったら、誤爆などの責任は誰が取るのか(遠からず、そういう時代が来るはずだ) 無人機が初めて使われたのは、アフガニスタンの空だった。だが、今では遠隔操作で動く戦争マシンは世界のどこにでも行くことができる。近代戦の古びたマニュアルはもう捨てさるべきかもしれない。そのルールはもう通用しないのだから。(ウィリアム・ドブソン:スレート誌)【ニューズウィーク(未来の戦争)】雑誌、阪急コミュニケーションズ、2013年刊<内容紹介>よりCover Storyサイバー攻撃と無人機が変える未来の戦争中国と北朝鮮の挑発で一触即発の東アジア──「新たな脅威」の台頭で戦争の可能性が高まる?軍事 東アジアに訪れる見えない戦争日本 危機感なき日本に迫る脅威米中関係 反撃できないアメリカの弱み検証 世界に拡散する中国の無人機アメリカ オバマの無人機が迷い込んだ迷宮<大使寸評>中国が尖閣沖に無人機を投入しているが、我が自衛隊はどう対応しているのだろうか?(調べてみます)とにかく、中華の無人機に言及しているこの特集号は見過ごせないわけです。Amazonニューズウィーク(未来の戦争)
2013.07.04
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今回借りた7冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば「文芸作品」でしょうか。<市立図書館>・下町ロケット・植物図鑑・顰蹙文学カフェ・考える人(眠りと夢の謎)・ニューズウィーク(未来の戦争)<大学図書館>・こちトラ自腹じゃ!101本斬り・やむにやまれず図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)*************************************************************【下町ロケット】池井戸潤著、小学館、2010年刊<「BOOK」データベース>より取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」-佃製作所、まさに崖っプチ。<読む前の大使寸評>町工場の技術でロケットを打ち上げるという「頑張れベアーズ」風のお話だろうと思うが・・・曲りなりにも、元エンジニアである大使のツボを突くわけです。rakuten下町ロケット【植物図鑑】有川浩著、角川書店、2009年刊<「BOOK」データベース>よりある日、道ばたに落ちていた彼。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です」「-あらやだ。けっこういい男」楽しくて美味しい道草が、やがて二人の恋になるー。書き下ろし番外編に加え、イツキ特製“道草料理レシピ”も掲載。<読む前の大使寸評>本ブログでも野草コーナーまで設けたように・・・野草(というか雑草)に惹かれる大使としては、この種の短編集を書く素質があるのではと、密かに自負していたわけですが(さよか)・・・短編集を書くよりも、この本を読んで頭を冷やすのが先かも(笑)rakuten植物図鑑 有川浩「植物図鑑」にはやられたbyドングリ【顰蹙文学カフェ】高橋源一郎 山田詠美著、講談社、2008年刊<「BOOK」データベース>より嗚呼、ヒンシュクの人。その名は文士…。【目次】「顰蹙」買えたら、作家は一人前(高橋源一郎/山田詠美)/無視されるより、けなされたい(島田雅彦)/「書く」ことが恥ずかしい(中原昌也)/「世捨て人」になりたかった…(車谷長吉)/「権威」からの逃亡(古井由吉)/長生きすると、顰蹙は「昇華」する(瀬戸内寂聴)<読む前の大使寸評>顰蹙を買ったら、なんぼのもんや!♪・・・老い先短くなると、ロボジーも、つい本音が出てしまうのです(笑)この本は、顰蹙を買った作家との対談集になっているが、対談した作家のうちで知っているいるのは瀬戸内寂聴さんくらいで・・・文学賞作家といっても、所詮マイナーなんでしょうね。ところで、芥川賞受賞会見で顰蹙を買った田中慎弥さんは、この本を読んでいたんだろうか?rakuten顰蹙文学カフェ【考える人(眠りと夢の謎)】雑誌、新潮社、2013年刊<内容>よりマルク=アントワーヌ・マチュー 『夢の囚われ人』眩暈を誘う真昼の夢/長崎訓子 私たちは夢でできている。/石川直樹 野性を目覚めさせる睡眠/夏目漱石 『夢十夜』「第一夜」/石田五郎 『天文台日記』/張競 史実のなかの夢、詩画のような夢<読む前の大使寸評>雑誌「考える人」が気になるのだが・・・わりと高価な雑誌なので、買う場合は厳選し、普段は図書館で借りることにしています。zassi考える人(眠りと夢の謎)【ニューズウィーク(未来の戦争)】雑誌、阪急コミュニケーションズ、2013年刊<内容紹介>よりCover Storyサイバー攻撃と無人機が変える未来の戦争中国と北朝鮮の挑発で一触即発の東アジア──「新たな脅威」の台頭で戦争の可能性が高まる?軍事 東アジアに訪れる見えない戦争日本 危機感なき日本に迫る脅威米中関係 反撃できないアメリカの弱み検証 世界に拡散する中国の無人機アメリカ オバマの無人機が迷い込んだ迷宮<読む前の大使寸評>中国が尖閣沖に無人機を投入しているが、我が自衛隊はどう対応しているのだろうか?(調べてみます)とにかく、中華の無人機に言及しているこの特集号は見過ごせないわけです。Amazonニューズウィーク(未来の戦争)【こちトラ自腹じゃ!101本斬り】井筒和幸著、テレビ朝日、2004年刊<商品説明>より歯に衣きせぬコメントと独自の世界感で若い視聴者の心をつかむ映画界の鬼才・井筒和幸監督。そんな井筒監督が、その時々の話題作を自腹で鑑賞し、評論するのが深夜の人気バラエティ「虎ノ門」の映画コーナー『こち虎自腹じゃ』。 05年正月に予定されている井筒監督の新作映画公開にタイミングを合わせて、鬼才・毒才の井筒監督の映画評論本として、これまでに放送された自腹映画を一冊にまとめ上げる。 <読む前の大使寸評>井筒監督が37本の映画を採点しているのだが・・・わりと辛口のコメントが爽快というか、ええでぇ♪この本のなかで「もうアメリカ映画は観たないわ!」と、監督がおっしゃっています。(大使 感激♪)rakutenこちトラ自腹じゃ!101本斬り【やむにやまれず】関川夏央著、講談社、2001年刊<「BOOK」データベース>よりまことに残念なことではあるが、ネコにだって過去はある。人間にだって記憶はある。人生の秋?をつぶやく18の物語。<読む前の大使寸評>各物語の冒頭に、いしいひさいちの4コマ漫画がついているというサービスが、ええでぇ♪言ってみれば、一粒で二度美味しいエッセイです・・・・というのは冗談で、関川夏央のエッセイがわりと好きなんです。ところでこれらの物語・・・なんか見た覚えがあるが以前に借りた本でした。ま いいけどね♪rakutenやむにやまれず*************************************************************とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。図書館大好き33図書館大好き(目録)
2013.07.03
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アベノミクスの効果で、円安、株高につながったとか・・・ホンマかいな?大使は株をやっていないが、けっこう金融、投資に関心があるのです。何故か。とにかく米中が牽引する強欲資本主義が憎いわけで・・・ヘッジファンド、国家ファンドとかタックスヘイブンなど強欲のメカニズムを知りたいわけです。昨今では、中華の7月危機、シャドーバンキングがクローズアップされているので・・・まずシャドーバンキングについて勉強しようではないか。シャドーバンキングより シャドーバンキングは、「影の銀行」とも呼ばれ、通常の銀行ではなく、投資銀行(証券会社)やヘッジファンド、証券化のための特殊な運用会社などの金融業態の総称をいう。また、シャドーバンキングを活用した仕組みを「シャドーバンキングシステム」といい、本用語は、PIMCOのマネージング・ディレクターだったポール・マカリー氏の造語で、最初に彼がジャクソンホールでの講演で使用し、後に彼のレポートである「Global Central Bank Focus」の中でも紹介され、2007年頃から広まるようになった。一般にシャドーバンキングは、免許制などで金融当局から厳しく監督される通常の銀行と比べて規制が緩く、金融当局も実態をよく把握しきれていない。また、その仕組みとして、多額の資金を集めてレバレッジをかけられること、情報開示が不足していること、金融当局などが規制・介入できないことなどが問題点として挙げられる。実際にサブプライム問題が表面化する前に、欧米の大手金融機関が連結決算の対象から外せるペーパーカンパニーを相次ぎ設立し、シャドーバンキングを活用して多額の資金を調達・運用し、これが世界的な金融危機の一因になったとされる。なお、世界的な金融危機直後のG20首脳会議で、金融危機再発防止策としてシャドーバンキング規制の考えが打ち出され(一部は実施)、またその後も欧州債務危機など深刻な事態が起る度に議題に上がったが、過度な規制に対しては米金融業界やヘッジファンド業界などからの抵抗が強く、今後も紆余曲折が予想される。なるほど、銀行と名前はついているが、株をやらない庶民には無縁の業界のようですね。この業界の規制に関しては米金融業界が反対しているし、中国の場合は、規制すれば角を矯めて牛を殺すようなことになるようです。・・・とまあ中華の7月危機の引き金になりかねないシャドーバンキングでした。資本主義という土俵で・・・国家ファンドという札束を振り回す中華の膨張戦略が目立つ昨今です。国民の犠牲のうえで成り立つ国家ファンドという新手の経済行為(タダ乗りというべきか)に、資本主義社会はたじろぐばかりで、有効な規制策をとっていない。規制するには、大きすぎる経済犯罪なんでしょうか?・・・・これはもう、7月危機が実現して党が自滅することを祈るばかりです(笑)中華の札束攻勢が中国、南の島国に触手 米の援助先、大規模開発に見られます。なお、自滅の引き金「中華の都市化政策」についてはゴーストタウン(鬼城)の出現で紹介しています。スティグリッツ教授がアベノミクスに欠けるものを説いています。やはりヘッジファンドが悪いのか****************************************************************************アベノミクス効果も後押しし、値上げの夏が始まりました。かといって、買いだめに走るのも、なんか、焼け石に水のような気もするし。ウドン、豆腐、食用油も自社工場(神戸物産など)で生産する業務スーパーが値上げを回避しているそうです。また漁船を買って安い魚の入手まで始まったそうです。はたしていつまで円安に耐えられるか?
2013.07.02
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朴槿恵(パククネ)大統領が訪中し、中韓首脳が日本を批判しているが・・・6/28「歴史問題で対立・不信」 中韓首脳、日本を批判より 韓国の朴槿恵大統領が27日、国賓として中国を訪れ、習近平国家主席と会談した。両首脳は「最近の歴史などによる問題で域内国家間の対立と不信が深まっている」とし、名指しは避けつつ日本を批判した。 安倍政権は政権発足から半年が経つが、中韓両首脳と会談する見通しは依然立っていない。まず日韓関係を改善し、対中関係で国際世論の理解を得たい日本の戦略に影響が出そうだ。 中韓両首脳は共同声明で、アジア地域の政治や安全保障分野での協力が遅れている点を指摘。域内国家間の関係について「不安定な状況が続いていることを憂慮する」と指摘した。 中国はこれまでも、尖閣諸島をめぐる日本との対立に歴史問題を絡め、国際社会に対して中国の立場に理解を求めてきた。歴史問題で韓国と手を握ることで、日本を牽制する思惑もあるとみられる。 朴氏も今回、韓国の歴代大統領が就任後に米国、日本の順で訪れていた慣例を初めて破り、対中関係を重視する姿勢を示した。両首脳は共同会見で、相互訪問などで、いつでも緊密な協議を行うとし、蜜月ぶりを演出した。 韓国の変節から端を発して、中韓の日本外しが露骨であるが・・・・以前から、この事あるを、最強の韓国ウォッチャー呉善花さんが指摘していました。呉善花さんはどんなかな?2から、呉さんの指摘を見てみましょう。『「近くて遠い国」でいい、日本と韓国』のあとがき(p282~283)より 2013年3月、韓国では朴クネ政権が発足した。韓国が今後、どのような政策運営を行うかはいまだ不明だが、日本のメディアのほとんどは朴クネの大統領就任を好意的にみた。「日韓関係は改善が期待できるに違いない」と。 その大きな要因は、父親の朴チョンヒ元大統領が、日本の陸軍士官学校を卒業しており、63年に大統領に就任後、65年には日韓基本条約を締結して日本との国交回復を果たしたことにあるだろう。この経験から、父親は「親日的だろう」とイメージし、娘の朴クネにそれを重ねて期待するのだと思う。 だが、これは大きな勘違いである。朴元大統領は16年ものあいだ政権を握り、いわば独裁主義を採ってきたが、韓国ではこの時代に最も強烈な反日教育が行われたのである。たしかに朴元大統領は、個人的には日本が好きだったかもしれない。だが、国内では反日教育を徹底させ、それによって、韓国人の反日感情をが確固たるものとなり、現在に至っているのである。娘ということをいうならば、彼女は当時の一般の韓国人同様に、朴政権による強固な反日教育を受けた世代の一人である。これまでの発言からしても、独自の思想性はまるで見ることができない。そのことをはっきりと押さえ、今後の日韓関係を見定めていかなくてはならないだろう。 中韓が連携して対日同盟をちらつかせるのは、それだけ日本の力が大きいことの証しなのであるが・・・・日本はドンと構えて、下手に過剰反応しないことも肝要なんだろう。(中韓も下手を続けると、自滅することも有り得るわけだし)とにかく、大陸の日本外しという挑発に乗って切れたりすることは、(困窮する)大陸の思うツボかも知れないのだ。*******************************************************************思わず「韓国の変節」と書いてしまったが、長いスパンで地政学的に概観してみると、朝鮮半島は中華の衛星国みたいなものなので・・・韓国は自らの立ち位置を、まっとうに認識しているのかもしれないな~。
2013.07.01
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