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この星に生まれてからすでに半世紀が過ぎ、3度目の成人式に向かうような歳になっても、未だに、不思議でしょうがないことがあります。くれないとり自身がいわゆるお年頃と呼ばれていた時代のこと。婚活に励む同世代の友人知人から「いいわね、やりたいことがあって」と口々に言われておりました。こう書けば、負け惜しみみたいに聞こえるかもしれませんでしたが、すてきな人と巡り合ったら、心ときめいたものですし、だれでも運命を感じる人といつかめぐり合うと信じておりました。合コンやお見合いのはしごとか、無理に婚活するのはどうかと、心の中で考えておりました。やりたいことだけでなく、やらなくちゃならないこと、やっておいた方がよいことは、どっさり。一日をしっかりやり過ごすのに精いっぱいで、正直婚活どころではありません。ある時、同期の人から、同じ部署にいる相手と恋仲でだと思われていることを知り、茫然!確かに一緒にいる時間は長いけど、私のいる部署は他の部署よりずーっと長い時間、職場に拘束されるのです。仕事の都合で職場に拘束されているのだから、好き嫌い以前の話。オフでは、しっかりプライベートを満喫していたので、思わず「なんで?」と問いただしました。同期:「いつも一緒にいるから」う~ん、上司や先輩に二人一緒に仕事をやるように言われれば、嫌でもせまい仕事場では、同じ場所にいることになるわけじゃないですか。仕事がひけても、打ち合わせしなきゃいけないこともどっさりあるし。。。・・・・・・どうやらこの国の人は、自分たちに比べればより長い時間を一緒に仕事している男女を見ると、特別の中だと思うという、思考の癖があるらしい。ついこの間結婚したゆかりの者も、仕事で長い時間一緒のコンビを組んでいる相方と結婚するものと思いこまれていたかも。マスコミって面白い。フラ〇デーさんも、新コンビの歓迎会をしに繁華街へ繰り出したところを、デートを記事にしたてたけれど、本命とのお付き合いのほうはまったく書かなかった。一番驚いたことは、本人たちのコメントを無視して、そうした記事をうのみに信じ込んでいる人がいる!?地球人は、目に映るそのままの単純な事柄より、自分の加工した情報を取り込んでしまう生き物なのね。家族ぐるみのお付き合いで、血のつながらない兄弟みたいなものと言っても、自分の思い込みやこうあって欲しいという幻想に合わせて、その人の中では、お似合いのカップルになっていたりする。くれないとりの娘時代には、公認の中になるまでの微妙な時期、グループでデートしている最中にぱったり出会った仲人小母さんが、お見合いの話をまくしたてて、本命を取り逃す人がおりました。あら、そういうのって、ご縁がなかったのよとしゃあしゃあとおっしゃられても、なかなか忘れられないものです。釣り逃した魚は大きい。で、三つ子の魂、百までもとばかりに、灰になるまで、海馬とこころなるものにしっかり刻まれるのです。
2012.04.18
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昨年の法要の席で、食べ歩きが趣味の甥(←外食産業勤務)と、食べ物談でエッグべネディクとなる食べ物に注目していることを告白。エッグベネディクトとは、マフィンなどのパンを上下2つに切り、その間にほうれんそうとかベーコンのソテーをのせ、落とし卵を置き、上部パンの上から特製ソースをかけたもの。ハンバーガー同様のアメリカンテイストな料理なのです。朝ご飯にするには、密度の濃い食べ物といえましょう。その少し前に、都会島の某ホテルー風呂にあひるさんがいたので、これ以降はあひるホテルと呼ぶ、の朝食で念願のご本尊を拝んだばかりでした。そもそもこの食べ物の名を知った際には、なぜかくれないとりのアンテナにぴぴっと来るものがあり、いつかお目にかかりたいと念じておりましたところ、ひと月もしないうち、実現致しました。そう、ひょっとしたら、ブレイクするかもしれぬというひそかな予感。あひるホテルの料理がよかったのか、どこかでまたエッグベネディクト探索をしたいと思うようになりましたのに、どうしたことかくれないとりのすむ街では、お目にかかれませんでした。どうやら、感覚センサーを再調整する必要があるかもしれぬと思っていたところ、色彩アホヤンズの盟友、Hakapyonさんのブログでそれを発見!世界をまたにする天馬ー駅馬の星をもつHakapyonさんのセンサーは、常人レベルをはるかに超越。となると、ブレイクする速度や波の型の問題ですね。かけられているのも濃厚なソースなので、カロリーは高いでしょう。その辺が、普及の波がゆっくりの原因でしょうか。なんとなく、どっしりぶ厚い巻きのダイナミックな波がやってきて、朝食の定番になってしまいそうね気がします。
2012.04.16
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子供のころ親しんだ「王様の耳はロバの耳」ってお話、覚えてますか?絵本で知った方は、挿絵が大抵、お子様用に、中世風なイラストだったのではないでしょうかそのせいで、これはギリシャ神話のお話だということを知らないでいらっしゃる方が多いかと思います。王様の名前はミダス。それなりの業績のある統治者ではありましたが、少し知恵というか分別に欠けるところがあり、太陽と信託、音楽などを統べるアポロン神と葦笛の名手牧神パンの音楽争いの審査役をした際、あろうことか、パンの方に軍配を上げたのです。愚かにも、おそれおおくもかしこくも竪琴の名手である音楽の神様を選ばなかったのです。これは、好みの問題では済まされません。おかげで、芸術を介さぬたわけた者にふさわしいロバの耳に変えられてしまったのです。この王様は、従者パンを手厚くもてなした礼に、ディオニュソスから、褒美として臨むものを与えられたこともあります。そう、手の触れるものすべてを黄金に変えられるよう望んだ、あの愚かな王様でもあります。偉大な神に比べれば、人間なんてそんなものと言わんばかりに、自分の無分別がもとでとんでもない目を引き起こす愚か者の見本のような人物といったところでしょうか。でも、時代が下がっても、こうしたことは起こるもの。となると、こうしたわかりきった無分別は、もしかしたら、人間の持つ、哀しい性なのかもしれませんね。見てはならない、覗いてはいけない、しゃべってはいけない。。。世界各地に散らばる民話やおとぎ話には、ちょっとした禁止に関わる話はたくさんあります。どうやら人類は、〇〇してはならない、と禁止されると、とたん、してはならない決まり事を破りたくなるようにできている生き物のようですね。禁止されると、それを破りたくなるへそ曲がりの衝動。:: :: ::実は、ちょっと前、こうした禁じ事に縛られかかりました。ゆかりのものが結婚したのですが、本人が公言するまでは、それを匂わさずにおりました。本人のブログで公表後に、それを見た方からの一報で、ようやく口を開くことができました。まぁ、こちらから話せば、お祝いを言えと言わんばかりですしね。それにしても、コンピューター上のニュースも、公開と同時ぐらいにニュースが出ているところがありまして、本当に、もうびっくり。言ってはいけないことを抱える羽目になると、ほんとに、苦しいものです。今回は難なく口を閉ざしていられました。どうしたかって?頭の中での考え方を塗り替えたのです。「しゃべっても書いてもならない」って、言う縛りは同じ。そこから、「大勢の人にかける大変な迷惑の責任をとりながら明らかにする」と。そうしたら、口を滑らしたら、とんでもないことが起こるという具体例が、次々浮かんできて、いとも楽に、約束を守れました、とさ。これも、心理学をかじったおかげです。
2012.04.09
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ある日のことでございます。くれないとりの家では、テレビを見ておりました。ジュ〇―・〇ンドリュースさんの歌番組でした。一緒に見ていた、くれないとりの母が突然言いました。「この人、がなってるように歌うから嫌い!」以降、チャンネルを変えるまで、大きな声で、ずっと悪しざまにけなし続けました。個人の好み、ではありますが、、、、、思わず返す言葉がございませんでした。確か、サウンドオブミュージックを見て、涙を流していた、のですが。。。有名人のマイケル・ジャクソンは大好きで、大人しくテレビの歌を聴くのです。きっと、ダイアナ・〇スさんやアイ〇ーン・キャラさんとか、ド〇・サマーさんとか、の歌番組でもあったら、くれないとりは聞きたいのですが、なんと言われるか、大いに不安になりました。それから少し経った頃。洗濯機に張り付いて、脱水が止まったら、籠へと出そうと持ちかまえているくれないとりを呼ばわる声がいたしました。母しらゆきうさぎ曰く、「今、すごく歌が上手い外人さんがでているから、見に来なさい」画面にいるのは、ライザ・ミネリさんでした。個人の好みはそれぞれだとわかりますが、ミュージカル映画『キャバレー』を見せない方がいいな、と思いました。スーザン・ボイルさんのサクセス・ストーリーを見て、感動しておりましたが、サラ・ブライトマンさんの歌番組があったら、なんというか、、かなり不安です。でも、やはりきれいな歌声は聴きたいので、そうしたものは、母の生存中は、録画して、真夜中にイヤホンで聞くしかないことでしょう。母の部屋にもテレビを置いたので、好みが合わない時は、別れてみることがで切るのですが、自分が、今にいるときは、気に入らない番組をけなしたおして、チャンネルを変えないと気が済まないのは、困りものです。
2012.04.09
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時折、無性に腹が立つのだけれど、だからといって、アレルギー反応は収まったりはしません。なんで、とかどうして、とかこんなふうになっていること自体、不本意に思えてしまうもの。それを、口にすると、なんだか損した気。アレルギーを認めることになるから。それに振り回されているようで、実にイガイガとした気持ちに陥るのです。不満を述べようが述べまいが、己の身体の抗体が正直なだけ。わざわざ自分勝手に体裁の方を優先した見方をして、かえって不愉快になっているのはもったいないかぎり。思わず口から出てしまったとき、どうするか。すかさず、自分のセンサーの感度のよさを褒めてやることにしおります。
2012.04.09
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