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私は三菱UFJ証券のレポートを読むのを楽しみにしています。会員にしか読めないのもありますが、藤戸・宮田・藤井の3人のストラテジストのレポートは無料で公開されています。藤戸レポート7月21日号が22日の午前2時にアップされました。これが力作なので是非お読み下さい。藤戸レポート「政権交代」が実現した1993年の研究○バブル崩壊(1989-92)が自民党下野をもたらした○細川政権への期待で株価は上昇した○期待がしぼみ、円高が進んで日本経済はさらに落ちていった○今回も「期待」から上がってきているけど・・長期的に見れば危険という趣旨の内容です。
2009.07.22
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21日は日経平均は256円高でしたが、これは異様でした。上海が1.6%の下げ、インドも0.9%の下げでした。NYが高いのは投資銀行の好決算に負うところが大きい。今晩は米国債20年物の入札です。米国債入札の前には長期金利が下がる傾向がります。22日からはウエルズ・ファーゴをはじめ商業銀行の決算が発表になります。不動産債権を抱えている銀行の決算が明らかになればNYは下がると読んで、私は売りの勝負にでました。来週まで果報は寝て待て・・という事でNYが下げに転じたのを確認して寝ます。
2009.07.21
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7月21日ついに衆議院解散の日であった。今日の日経平均は256円高の9652円で引けた。麻生首相は去年9月26日に組閣した。リーマンショックの直後であったので選挙しないで景気対策する・・と言っていろいろあって今日の日を迎えた。民主党政権では日本経済は失速するとか言っているが所詮は負け犬の遠吠えである。今日の爆上げは資本が自民党の退場を望んでいた証拠だと私は思う。今日、一番値上がりしたのはシルバーOX(前日35円→57円)。2番目が農産工(80円高の314円)。シルバーOXはようわからん。先週60億円もの不渡りを出した。1回目とはいえ企業規模から言って60億円を調達できることは絶対にないだろう。今日買った人は何を考えているんだろう。私には理解できないのでオワリ。農産工は6月に買っていたのだ。225円ぐらいで3000株買って250円ぐらいで売り抜けた記憶がある。この会社は第三のビールの材料、大麦やら大豆タンパクを扱っているのでこれから忙しくなるだろうと読んで買ったのだ。7月上旬になぜか10%位下がってしまった。ようわからん・・と思っていた。今日、三井物産が子会社化すると発表してストップ高になった。証券会社が悪い噂を流したり、自己売買で下げを演出して投げ売りを誘って買い集めていたようだ。そういう手口の株は買い集めておくものだなぁ・・と一つ勉強になりました。オリエンタル酵母が第二の農産工になるかもしれん?
2009.07.21
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中国の外貨準備高の推移6月末 2兆1316億ドル4月末 1兆7600億ドル超3月末 1兆6822億ドル2006年6月 1兆ドルに達したばかり3年で倍増してしまった。中国が保有するアメリカ国債の総額は今年3月末時点で4906億ドル。ものすごい増え方である。今年3末から6末までに外貨準備高は約4500億ドルも増えた。4500億ドルのうちドル建て資産は幾ら増えたのか?アメリカ国債を幾ら買ったのか?内訳を知りたいものだ。私が想像するにアメリカ国債を1500~2000億ドル買っているんじゃなかろうか。この4~6月、アメリカは1兆ドルもの国債を発行している。うちFRBが直で3000億ドルほど買ってるみたいだし、既発国債を大量にFRBは買いまくっている。もし中国が新発国債を買ってくれなかったらドル安とアメリカの長期金利上昇は避けられない。アメリカの長期金利が上昇すると住宅債権が不履行になって金融不安が顕在化する。アメリカの株価は国債が大量入札する直前に下がる。そして金利下げ・債券上げで国債入札を乗り越えると株価は再び回復するってパターンを繰り返している。今週と来週は企業業績発表の時期なので株価に悪影響なイベントは行われない。つかの間の上げ相場である。ところで中国の通貨管理と金融政策を考えてみる。1989年までは1ドル=1.5人民元だった。それが1996~7年のアジア通貨危機と香港返還の頃に1ドル=7.8人民元という極端な元安政策をとった。これは一時的に1人民元=1香港ドルにして中国本土への外国企業からの投資を呼び込もうとしたのだ。さすがに7.8倍は異常な安値でアメリカの産業界は2004年ごろから「いい加減にしろ!人民元の実力は1ドル4~6元くらいじゃないのか」と言われまくってきた。今は1ドル6.8人民元くらいに設定されている。まだまだ高すぎる・・と私は思う。しかし2兆1316億ドルの外貨準備高のうち少なくとも1兆6千億ドルくらいはドル建て資産であろう。もし6.8倍が4倍になったら、中国には日本円に換算して60兆円もの為替差損が発生する。中国にとってもドル安は避けたい。すると中国はアメリカ経済が回復して再びドル高になってもらうしか中国自身の経済発展できないと私は思います。中国自らの内需で世界経済を牽引できる・・とは私は思えません。中国は極端なインフレ政策でデフレを回避しようとしています。公共工事やジャブジャブ融資や家電・自動車購入補助金やら全ては雇用を維持して社会不安を和らげようとしています。日本みたいな巨額の赤字国債がないし、外為自由化していなし、通貨管理上のルールもあんまり無いんでハイパーインフレしないまでは中央銀行は好きなだけ紙幣を発行できます。それで景気を下支えしています。しかしそれらは社会不安抑制の手段としてやっている側面があります。中国経済エンジンは強力なのですがいつまでも一人芝居はできません。早くアメリカが復活しないと中国マネーによって不動産バブルが再燃したり資源バブルが世界に広がるかも知れません。
2009.07.15
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今日の東京市場は穏やかでした。13日が250円下げ、14日が200円上げとメチャメチャな相場の後、今日は日経平均が9269(+7) TOPIXが866.37(-2.20)で着地しました。指数の終値なんてあんまり意味ないじゃんと私は思っていました。市場の引け寸前に理由不明な動きがある場合、その動きがトレンドの現れである事が多いと最近気が付きました。いわいる罫線分析とかテクニカルな分析というのはファンダメンタルズや理屈では説明できない相場の流れを把握しようとする方法論です。「占い」は無意味だという人と非科学的なアナロジーだろうけど信じたければ信じたらええやんという人がいますよね。罫線分析には占い的な要素が多いんですけれど、不思議に当たる部分がある事は認めざるを得ません。長期的には株価はファンダや理屈で説明が付く動きをするんですが、明日どうなる来週どうなるとか言う実戦的な部分では理論は役に立ちません。13日まで9日連続で日本市場は値下がりしました。9日連続下げたうちには大引け直前まで浮いていたのになぜかマイナスの日が多かったのです。そしてその翌営業日にはどーんと下がるのです。昨日14日はゴールドマンの好決算(時価会計を棚上げしてるんですけど・・)を受けてドーンと上がりました。今日15日は普通に考えると昨日の爆上げの反発で下がると思いますよね。事実相場の展開は寄り天でした。大引け前にピっと上がって日経平均はプラスで終わりました。東京が終わってからユーロ円が131円を超え、ヨーロッパは上げて始まりました。これ東京の流れだけ見ていたら予想できない展開です。理屈ではなくて流れを掴む勘を磨け、勘を磨く方法論としてテクニカルを勉強していきます。囲碁の経験では定石を覚えてもあまり強くなりませんでした。むしろそれを忘れる過程で上達したような記憶があります。相場の勉強もそのパターンで行きたいものです。
2009.07.15
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やっと麻生さんが解散を決めました。昨年10月に組閣した時点で選挙管理内閣としての役割を期待されて発足したにも関わらず、今までしがみついてしまった。昨年11月30日に、いつどんな形で解散するんだろうかを私は予想する記事を書きました。漂流の果て(2008/11/30)この中で私は「自民党と麻生首相は自からの不決断によって最悪のシナリオに突入してしまうであろう」と予想しました。結論は的中しましたが、時期とか経済状況・相場への影響の予想は外れました。すごいのはたぬきねいり先生のコメントです。---以下 全文 引用---1.これからも麻生政権支持率は下がり続ける。2.来年6~7月には都議選があるので、この近辺の解散は不可能。3.麻生首相は一日でも長く首相の席にしがみついていたい。4.もはや総理を変えるエネルギーすら自民党にはない。5.公明党は都議選後に離脱する可能性もある。-----以上から導き出される結論は1.(70%)任期切れまで政権にしがみついての任期満了選挙。2.(28%)都議選後、公明党離脱ショックによる総選挙。3.(2%)またしても首相の看板だけすげ替えて、今度こそ国会冒頭解散。(しかし、このパターンでも当事者の首相が豹変して解散せず任期切れに成るかもしれない。)-------このいずれかしかないでしょう。(2008年12月01日 14時06分12秒)--引用 終了---たぬき先輩の予言は完璧に当たりました。投資家として歴戦の強者は、読みの深さと正確さが私とは桁違いです。おそれいりました。
2009.07.15
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今日の株は下げて始まるだろう。キリンとサントリーが経営統合をめざし協議している・・という話だ。サントリーは非上場なのでキリンの株価だが・・私は買わないので関係ない。世界的に株価は下げ基調だ。その流れは変わらないだろう。都議選で自民惨敗で政局は流動化する。私は公明党・創価学会が自民党を捨てて民主党になびくだろうと予想する。民主党と学会は既に水面下で交渉しているのではあるまいか?民主・公明が組めば衆議院では300議席以上取れるし、参議院でも余裕で過半数になる。社民党・共産党・国民新党の政策とすりあわせる必要がなくなる。小沢の腹一つになる。それがいいかどうかはさておき、どちらも過半数が取れないで共産党がキャスティングボードを握るとか両陣営が引き抜き合戦をするようになったら政局流動化は進んで、日本は1933年のドイツ、ナチス・ヒトラーが現れた時のような混乱に陥るかもしれない。自民党と組んだまま選挙に突入して民主党が単独過半数を取ってしまったら、公明党はドツボだ。総選挙前の今こそ学会が自らを最高値で売りつける好機ではなかろうか?今週の株価、もし反発するとしたら学会の寝返りがあるんではなかろうか。今日はとりあえず下がるんでしょうけど・・
2009.07.13
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夕方ブックオフで105円の本を買った。日本棋院・囲碁文庫「ツギかたで棋力がわかる」2004年刊問題を見てツギの一手を当てるのはほとんど当たる。のだが・・問題の趣旨がわからない図が多い。正解の図を見ても・・なんでこれが正解なの?という感じなのだ。つまりちっともわかっていないのだ。じっくり考えずに性急に答えを知りたがる自分がいけない・・。こんな心持ちではダメだ。一時の感情や衝動で動くのはいけない。腰を据えて考える習慣を付けねばならない。今の私にとって囲碁の本を見ることは囲碁上達のためではなくて、自分の精神状態をチェックする手段であるらしい。
2009.07.12
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当たるも八卦、当たらぬも八卦。1週間後・2月後に見て笑えるでしょう。6471 日本精工 7/10終値:424円 単位:1000株 貸借倍率3.04ベアリングのメーカーです。同業の6474が業績大幅下方修正したので、ここもヤバイんじゃないの・・と予想します。7718 スター精密 7/10終値:901円 単位:100株 貸借倍率1.30上と似たような状況です。円高が進むとマズイ会社はたくさんあります。とくにユーロ円に敏感な大型株もありますが・・そういう会社は成長分野とかオンリーワンの技術があったりします。そこを外して予想しました。空売りは逆噴射されるとコワイんで、短期に値幅が取れるよりも逆噴射のなさそうな銘柄を選びたい・・と思います。「活きんすれば必ず死ぬ、死ぬ気で戦えば活きることができる」と剣豪の言葉があった。囲碁でも取られて良いと思っている石は死なない。取られる心配をしていない石が取られる。びくびく安全に行こうとして全てを失いかねない状況に至ることが株の世界には多い。空売りする時にリスクの小さい銘柄を選ぼうとする事は方法論として間違っているのだろうか。
2009.07.12
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まぁ単なる予想って事で・・9936 王将フードサービス 7/10終値:2375円 単位:100株 貸借倍率0.38新高値更新中である。私は既に売ってしまったのであるが・・もう一度買い戻そうかと思っている。今の株価でも高すぎるとは言えない。上昇の勢いがあるので最小単位買って売り転換の時期を見ようと思う。2769 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション7/10終値:306000円 単位:1株 空売できませんこちらはマジで買いたい。小売業は総じて利益率の低下に苦しんでいる中で高収益で伸びている。野村アセットマネージメントが真小型株投信を8月5日に設定する。募集額は500億円。新興市場の時価総額上位で好業績の所といえば限られてくる。これから上昇するんでないかぁ・・と思う。
2009.07.12
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サミットが終わった。G8の正式なメンバーの中で日本のテレビ・新聞・ネットなどで全く無視されている人が2人いた。ゴードン・ブラウン イギリス首相スティーヴン・ハーパー カナダ首相である。カナダはアメリカと同一視されているためか目立たない。イギリスのブラウン首相は不人気で退陣は時間の問題だと見なされている。しかしブラウン氏以上に首が寒いのは麻生氏である。日米首脳会談はセットされず、日露首脳会談でも北方領土問題でロシア側から新提案はなかった・・という。5月にプーチン首相(前大統領)が来日した時に前向きな約束があったはずだった・・という噂がある。それもこれも事実上クビが飛んでいるトップが出ていったためだ。日本のマスコミがブラウン氏やハーパー氏を無視する以上に日本以外の報道陣は麻生氏を無視しているのだろう。正式なメンバーでないけどインドのシン首相は存在感があった。総選挙で大勝し、経済も好調だからだ。麻生氏は昨年末に選挙していれば与党は過半数を維持していただろう。さすればもっとマシなサミット出席になっていただろう。こんな事なら出ない方がよかった、と思う。
2009.07.11
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第一幕 SQ第二週の金曜日はSQ(先物精算基準価格)の日だ。SQ値は日経225銘柄の寄り付き価格平均で決まる。225銘柄の中で取引量の少なくて株価の高いテルモとかセコムが異様な高値を付ける。同様に貸借倍率が0に近い銘柄、たとえば8830住友不動産も同様だ。9時01分1610円で寄る。9時15分に1635円まで買われる。日経平均も前日比45円高の8340円で始まりみるみる9365円位まで上がった。ここで空売りしていた個人の一部が投げさせられる。そしてSQ値は9387円に決まる。ザラ場の日経平均は9370まで行っていない。SQ値がその上で決まるのを「幻のSQ」という。先月のSQ6月12日が日経平均、今年の最高値10140円を記録した。幻のSQはこれで4ヶ月連続である。この先物市場を支配しているのは外資系証券だ。SQが付いてしまえば後は急落する。住友不動産は前引け前には1539円まで下げた。わずか1時間30分で96円も下がったのだ。幕間 もてあそばれる東京と日本市場最近おかしいと思わないか?先月まで株が異様に上がっていたのを。実体経済は不況なのに株価はどんどん上がるのはなぜだろう?主たる理由は政府が買っていたからである。今年2月末以降、郵便貯金や簡易保険に滞留している資金で株を買い支えてきた。郵政は民営化した後それまで保有していた株式をほぼ全て売ってしまったと言われている。昨年6月までで売り抜けていたのだ。売却価格の総額は6兆円を超える。日経平均が16000円のレンジで売り抜けていたのだ。日本郵政の西川社長(元住友銀行頭取)は凄い人である。もし郵政が保有株式を売っていなかったら3兆円ほどの赤字が出ていただろう。その資金でもって日経平均7000円前後の底値を買いまくっていた。信託銀行の売買に見せて本当に買っていたのは郵政だった。普通、株式市場が上がる時には出来高が増えるものだ。ろうそく足と出来高の表を見れば出来高の少ない時に下げて、大商いの時は上がるのが常だ。大商いなのに下がるというのは異様でカラ売りチャンスである事が多い。しかし東京もNYも平均価格が上がっているのに売買代金が減っているのだ。それは売り物が出ても政府資金がいつの間にか買ってしまうから市場参加者が減っているためだ。つまり今の株式相場は官製相場ゆえに高止まりの薄商いになっている。現物取引が高値で閑散としているなれば外資系証券は先物で市場を支配できてしまうのだ。第二幕 後場のダマシ外資様はSQ祭りの後でどっと先物を売った。すると裁定の売りが入って薄商いの225銘柄は急落した。住友不動産がその一例だが、東京エレクトンも高値で寄ってから急落している。そんな銘柄が多かった。後場も下げが続くかと思われた午後0時30分すぎから第二幕が始まる。午後1時ごろから2時30分にかけて円安株高へと相場は動いた。このダマシで個人は買い戻しに走らされる。朝と同じ事が起こるのだ。日経平均現物の終値は9287円、その5分前まで9300円台を保っていた。先物(8月)の終値は9250円だった。ザラ場なら現物と先物に差が開くとバタバタと現物にプログラムの裁定売りが入る。それがなくて先物が大引け前に急落したのだ。ゴールドマンかクレディスイスか・・。第三幕 ドル・ユーロ・株式先物売り攻撃午後3時を過ぎて急に円高になった。午後3時、東京の大引け前にはユーロ円は130円30銭くらいだった。午後3時10分を過ぎて急速に円高が進んだ。国際的仕手筋によってドルユーロ買い・ドル円売り・株売り・債券買いが急速に進んで・・東京時間18:39現在ダウ平均先物9月限 8096.00(-38.00 -0.47%)S&P500先物9月限 874.80(-4.10 -0.47%)NASDAQ100先物9月限 1406.50(-7.00 -0.50%)午後9時40分ごろにはユーロ円が127円85銭まで逝ってしまった。日経平均先物(CME)は9140円まで売り込まれた。第四幕 アメリカ貿易統計午後10時前、6月のアメリカ貿易統計が発表された。月間貿易赤字額は260億ドルにまで改善していた。アメリカ国民は貯蓄に目覚めたというよりクレジットカードが使えなくなった人が6千万人もいるから過去の負債を返済せざるを得ないらしい。長い目でみれば借金漬けが直るので米国経済は立ち直りつつあると言えよう。しかし短期的には景気の足を引っ張る訳で・・株価はマイナス、長期金利もマイナス・・債券価格上昇となる。アメリカの長期金利が3.2%(10年物)まで下がると日米金利差が2%に縮小する。さすれば円キャリーのまき直しで円高になる。実体経済からいえばアメリカの貿易赤字と日本の黒字が縮小しているから円安ドル高になるはずだ。しかし資本収支で日本の黒字とアメリカの赤字が縮小するんじゃないか・・という事で円高ドル安になる。物の決済によるマネーフローより投機資金のフローの方が大きいので逆転現象が起きる。これ株式市場での現物と先物の関係と同じ構図だ。アメリカ貿易統計発表の後、ドル円は買い戻され、ユーロ円も戻り始めた。NYダウも8130前後で落ち着いてきた。日本のSQと貿易統計などをネタに外資様が暴れた後を追ってみた。最近、こんな日が多い。これでデイトレなんかやってたら、どんどん財産すっちまう。外資の動きを先読みできれば大儲けできるんだが・・それは難しい。かかる環境でいかに勝つか・・方法論を模索中である。
2009.07.11
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いまNHKで「マイケル・ジャクソン "King of Pop"の軌跡」て番組を見ている。10歳のマイケルが"I want you back"や"A-B-C"を歌うのを見て私はため息をついた。やっぱ天才!英語が苦手であった私は高校2年の冬休み、塾の講義を受けていた。講師は商社を退職した初老の恰幅のよい紳士だった。「スター誕生って映画知ってるか」「はい、バーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンの映画ですね」「見たか」「いいえ、音楽は知ってますが」「映画のタイトルは"Star is Born”だ。これをスター誕生って訳したのは誤訳だ。正しく訳してごらん」「わかりません」「Bornは過去分詞じゃなくて、"生まれながらにして"という意味の形容詞だ。スターは生まれながらにして天分のある人にしかなれないそれをスター誕生と受動態で訳してしまったら、スターは作り出せる、という正反対のニュアンスになってしまう。紛らわしい名前のオーディション番組があるがプロデューサーやらに仕立てられてのアイドルスターなんて使い捨てじゃないか。デビューして本当のスターになるのは100人に1人もいない。本当にスターに為りうるダイヤの原石を探すのための番組ならいいが、使い捨てスターの粗製濫造の手段にすぎない。もし本当のスターを発掘してしまったらプロデューサーの方が捨てられる、という映画だ」マイケルの声やダンスは真似のしようがない。モノマネする人がゴマンといるのがその証拠だ。並のタレントを真似したら「あぁ良く似てるなぁ」で終わってしまう。本物のスターは真似しようとして近づく努力をすればすれほど本物と真似る人との差が明瞭になってしまう。藤沢秀行師が「強烈な努力」せよ!とメッセージを残して逝った。その努力の中身って何なのだろう。
2009.07.10
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9日午後3時に東証が先週の投資主体別売買高を発表した。http://www.tse.or.jp/market/data/sector/J_stk2_090701.pdf個人だけが427億円の買い越し、投資信託や事業会社、生損保、信託銀行までが売り越し。特に証券会社の自己勘定売買が1247億円の売り越しである。今週の暴落は必至だったと言えよう。6月2~3週に株価は天井を付けた直後の第4週には個人も売り越しだった。しかし先週落ちてきた所で押し目買いを入れた個人が多かった。その中で証券会社自身が売り倒していたのである。あな恐ロシアである。私は売りを仕込みまくっていた。ずいぶん心臓に悪かったが・・どうやら勝負は見えてきた。明日以降も続落が期待できよう。興味深いのは、二部とマザーズは個人・外国人・銀行などが売り越す中で投資信託の一手買いだった事だ。どうりで中小型市場が堅調だった訳だ。投信は6月下旬に設定するすると噂はあったが一部の銘柄ではなくて中小型の出遅れを買いまくっていた・・という事だ。個人主導の相場とか言われていたが、ベテランの個人は天井を売り抜けていたらしい。カスを掴んだのは投信を買った個人という訳だ。東証の統計には現物の取引しか出ていない。先物を外資系証券会社が売りまくっていた。われわれ個人投資家は外人の先物売買推移は裁定による現物の統計から推測するよりない。ヘッジファンドや証券会社と比べると個人は手合い違いに不利な条件で戦っている。
2009.07.09
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株やら碁やらやって一番感じることは「最大の敵は己自身である」ということです。なんでそう思うのか・・具体的には書きにくいので結論だけ書いておきます。どうもブログを更新していなかった理由は「思いつく事がない」のではなく「論にまとめようと書き始めたら、自分の頭がまとまってなくて・・いやになり投了になっているんです。所詮ブログは、感情・結論だけでかまわないんですよね。明日は体調と気力を高めて相場に対峙しなければなりません。
2009.07.08
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