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かつて、F1レーサーで天才と言われた人物がいました。
その人物は、不運にもF1の決勝レース中に事故で亡くなりました。
最近ふと、その方のことが気になり、じっと私なりにフォーカスしていました。
その方は、生前はF1ドライバーだったわけですが、現在(という時間軸を前提にした話をしていいかどうか微妙です。死後には我々が知る時間という概念が必ずしも通用しないからです)、生前とは全く異なったことに意識を向けておられるように感じられます。
というか、その方はおそらく、本来が芸術的指向の持ち主で、その本来の方向性に邁進(まいしん)しておられるといった印象があります。
我々は芸術というと絵画や音楽をすぐに連想しますが、彼が何に打ち込んでいるのかはよくはわかりません。
わかりませんが、それが芸術の分野であることだけはわかります。
また、彼のいる領域というのは、ヘミシンク的に言えば、フォーカス27からフォーカス35の間くらいの印象があります。
ただ、どちらかというと、フォーカス35以上の印象を強く感じます。
不思議なのは、向こうの世界では、その人物がいる領域というのを正確に特定することは難しいことがあるということです。
我々の世界ですと、「彼は今、東京にいる。」とかというように、必ずどこかに居場所を特定できますよね?
ですが、向こうの世界というのは、必ずしもそうとは限らないということなのです。
彼の場合も、私にはフォーカス35の印象を強く感じつつも、どこかで領域に幅があって、下はフォーカス27くらい、上はフォーカス42くらいまで意識の「幅」を感じます。
彼からは、生前の激しい職業からは想像できないような、穏やかな、それでいて芸術家としての多彩な才能を感じます。
特に感じるのは、穏やかな、満ち足りた内面です。
私が直感的に感じ取ったのは、私が感じ取った時点の彼は、まだまだ進化の過程であって、どちらかというと調整期間とでもいうような、精神的な安定を取り戻すための期間とでも言いましょうか、そんな心の整理をする期間にいるのを感じます。
「ニルヴァーナ」
そういう印象がテロップとしてやってきます。
つまりこれは、ニルヴァーナと呼ばれる、そうですね、我々の感覚からすれば天国とはこういう世界だと我々が想定しているような所に彼がいるという意味なんですが、
もちろん、向こうの世界の事情を少なからずご存じの方は、文字通りにとらえるのはどうかと思います。
どちらかというとそれは、自分自身が作り出した世界、そういう風にとらえるべきだと思われるからですね。
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