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ヘミシンクをされておられる方の中には、セミナー等で、現実との関わりが大切ですよという話をきかれたことがあるかもしれません。
私は、へミシンクを始めた当初は、セミナー指導者が誰もが口をそろえていうその言葉に、少々懐疑的でした。
なんでそうなんだ?別に非物質界は非物質界で楽しめばいいじゃないか?といった具合に。
ですが、最近では私も、皆さんが言われていることに異論はありません。
ヘミシンクをするのは、現実世界をより充実して生きていくためのツールであり手段なんだと。
ですから、ヘミシンクで得たものも、現実との関わりという視点が大切なんだと。
ですが、そもそもここでいう「現実」とは何でしょうか?
目の前に見えているものすべてでしょうか。
私は現実とは、「およそ固有の意識状態が生み出す産物すべて」であると考えます。
もちろん、その中には、今我々の目の前に見えている「現実」が含まれてきます。
ですが、それがすべてではなく、もっというと、我々の目の前に見えている現実も、我々の固有の意識状態によって生み出された産物にすぎないのだということです。
そうかといって、現実を軽視しているのではありませんよ。
むしろ逆で、我々にとってなじみのある現実の中でいかに様々な体験を積んでいくのかこそが重要なのだという風に認識しています。
ただその現実も、別の言い方をすれば、「固有の意識状態によって生み出された産物」としての特質を備えていて、別の表現をすれば、我々は無数の夢の中のうちの一つを現実であると認識しているにすぎないのだということです。
やがて成長して、はるかに進化して我々とは異なった次元に進むと、前に現実だと感じていたものは夢のような世界だと認識していることでしょう。
つまり、今我々が現実だと感じている現実世界のことです。
様々な生命の営みがあります。
ですが、その夢のような現実世界で、いかに自分自身を表現し、まわりの人々と関わり、自己表現を重ねていくか、そのプロセスが大切だと感じます。
その中で、いかなる人生を歩もうが、その人の自由です。
ですが、その過程で生み出されたものは、固有の意識状態の産物として、すべて自分自身に還ってきます。
そうやって我々は、「今ここ」での瞬間を生きているわけです。
Some rights reserved by TANAKA Juuyoh (田中十洋)