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前回書いたように、八ヶ岳の西岳に登ってきましたが、悪天候のため、山の写真は撮ることができなかった代わりに、鳥の写真はいろいろと撮れました。まずは初日。子どもと一緒に西岳への登山道をちょっとだけ散歩しました。本当は湧き水のところまで行きたかったのですが、子どもが「疲れた」と言うもので、そこまではたどり着けませんでしたが。西岳・編笠山の登山道に入ってちょっと歩いたところで、ホオジロに遭遇。モズもいました。そして、カメラを出す前に逃げられてしまいましたが、鹿とも遭遇しました。そして2日目です。イカル。アトリ科の小鳥です。朝食前、6時過ぎに散歩した際の撮影です。シジュウカラの幼鳥。宿のすぐ近くで、巣立ったばかりのシジュウカラがいつも飛び回っていました。前日に目撃した場所の近く、編笠・西岳登山道入口付近でホオジロにまた遭遇。前回紹介した不動清水、ここに水を飲みに来ていた先客は・・・・・・アカハラです。見つけた時はまさに水を飲んでいるところだったのですが、カメラを出している間に水場から離れてしまいました。この後、登山の間は鳥の写真は撮れず。3日目、天気は相変わらずよくありません。小淵沢の道の駅にて。ツバメの巣がありました。まだ巣立ちもしていないのは、ちょっと遅い?花パーク フィオーレ小淵沢という施設に立ち寄りました。トビが飛んでいます。モズ。スズメ目の小鳥ですが、猛禽です。くちばしが鋭く尖っているのが分かります。これもモズです。そして、巣立ったばかりのモズの幼鳥もいました。「パパ、ママ、お腹すいた!!ご飯ちょーだい!」と、翼を震わせてアピール。おとーさんがやってきた。「ほらほら、今ごはんをやるから、待っていろ」「早く!早く!」口移しにご飯をもらって、満足。「ぼくも!ぼくも!お腹すいた!!」確認した限り、全部で幼鳥は3羽いたようです。
2017.07.31
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一昨日から2泊3日で長野県の富士見高原に行ってきました。家族旅行です。馴染みにしている(と言っても、行くのは2年ぶりですが)ペンションがあり、そこに泊まって、二日目の昨日、わたしは八ヶ岳最南端の西岳と編笠山を目指したのですが・・・・・・こんな天気でした。富士見高原より、ちょうどこの方向に西岳と編笠山があるのですが、何も見えません。それでも、雨は降っていないので、予定どおり登ることにしました。一昨年登った際は西岳と編笠山を縦走したのですが、この天気では何となく片方の山しか登れない気がしました。その場合、編笠山は視界がないと何もない山ですが、西岳は花がたくさんあるので、視界がなくてもそこそこ楽しめるだろうと、西岳を目指すことにしました。登山口から30分ほど登ったところにある湧き水。ここで先客が水を飲んでいましたが・・・・・・それについては次回の記事に書くことにします。(ケモノではありませんのであしからず)マツムシソウハクサンシャクナゲこの辺り、雨こそ降っていないものの、ガスって視界はなく、おまけにアブが多くて、かなりたかってきて、時々かまれて痛い。チョウセンゴヨウ。名前のとおり、朝鮮半島(主に北部)から中国東北、ロシア沿海州に多い松(五葉松)です。化石記録などから、最終氷期には日本でも広範囲で繁栄していたことが知られています。現在の日本でも、チョウセンゴヨウの分布範囲はかなり広いものの、数は少なく、かなり稀な木です。その中で、八ヶ岳南端は比較的チョウセンゴヨウの多いようです。山頂に到着!!ですが、天気は相変わらずよくありません。視界は50m以上100m未満、というところ。まったく何も見えません。しかも、山頂でもアブがたかっています。それでも、花はたくさん咲いていました。イブキジャコウソウオンタテ山頂にもアブがたかっていましたが、もう一種類、別の昆虫がすさまじい大群を作っていました。それは・・・・・・トンボ。多分アキアカネでしょう。すさまじい大群で、これが飛び立つと、空がアキアカネで埋め尽くされたような感じです。ただ、飛んでいる大群の写真は、上手く撮れませんでしたが。トンボは嫌いじゃないですけど、さすがにこれほどの大群になると、ちょっとね。「風の谷のナウシカ」の大王ヤンマを連想してしまいました。ホタルブクロ。で、予定ではこの後編笠山に向かうはずでしたが、天気はこのとおりだし、出発時間がやや遅くて、登るペースもあまり速くなかったので、西岳山頂到着が12時過ぎてしまいました。先の湧き水の写真のところから、2時間半かかっています。これは、登山地図のコースタイムとまったく同じです。普段のわたしは地図にあるコースタイムの8掛けか7掛けで登っているので(下りはコースタイムどおりくらい)、このペースは相当に遅いものです。天気は回復する兆しもなく、それどころか悪くなりそうです。相変わらずアブにたかられるし。昼食を食べたりしていたら、12時半を過ぎてしまいました。私の少し後から登ってきた若い男女の二人組みは、あれこれと相談して編笠山に向かいましたが、私もつられて編笠に向かって一瞬足を進めかかったところで、体に雨が当たるのを感じたような気がして、引き返すことにしました。山頂で雨が当たる感じがしたのは、ひょっとしたら勘違いだったかもしれません(その後しばらくは雨は降らなかったので)。しかし、結局1時間ほど下って1900m地点付近まで降りてきたところで雨が降り出し、それもあっという間にザーザー降りになってしまったので、引き返して正解だったようです。とはいえ、見てのとおり、山の写真はロクに撮れませんでした。が、その代わり撮りの写真を結構撮ってきました。天気が悪いことは最初から分かっていたので、山頂にいる間を除き、上り下りの間はずっとカメラには望遠レンズをつけていたのです。もっとも、樹林帯の登山中はなかなか鳥を発見できませんでしたが。というわけで、次回は富士見高原周辺で撮影した鳥の写真など。
2017.07.30
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稲田防衛相、辞任の意向 陸自部隊の日報問題で引責南スーダンのPKOに派遣された陸上自衛隊の部隊が作成した日報問題で、稲田朋美防衛相は27日、引責辞任する意向を固め、安倍晋三首相に伝えた。陸自の岡部俊哉陸上幕僚長も辞任する意向を固めており、黒江哲郎防衛事務次官も交代は必至の情勢だ。防衛省は28日、日報問題をめぐる特別防衛監察の結果を公表する。稲田氏は、首相が「将来のリーダー候補」として重用し、昨年8月に防衛相に就任した。だが、日報問題をめぐる混乱や自らの言動など防衛相としての資質が再三にわたって問題となり、野党は罷免を要求。そのたびに首相がかばってきたことから、今回の引責辞任で首相の任命責任も問われそうだ。政府関係者によると、稲田氏は27日夕、首相官邸で首相と約30分間会談した際、辞意を伝えた。~首相も、8月3日に行う内閣改造に合わせて交代させる考えだったが、世論の批判の高まりもあり辞任を受け入れたようだ。---あまりに遅きに失した辞任ですが、ともかく、ついに、やっと、稲田が辞任することになりました。もっとも、8月3日の内閣改造で退任の予定が7月28日に辞任、というのは予定より6日早いだけであり、しかも、引用記事にある、稲田が首相に辞意を伝えた、という記述が事実なら、とうとう最後まで安倍は自ら稲田に対して辞めろとは言わなかった、ということになります。※どれだけ「お友達」に甘いのか、と言わざるを得ません。※ただし、「自分から辞任するか、首を切られるか、好きなほうを選びなさい」という類の「自発的辞任」だった可能性も否定しきれないところですが。ちょうど今週発売の週刊文春に、現役防衛官僚の覆面座談会という記事が出ており「自分が仕えてきた25年間30人の防衛大臣の中で史上最低だった」という趣旨の発言がありました。また、同じ記事の中で、「トップに立つ人は抑制的な人の方が良い」という趣旨の発言もありました(立ち読みだったので内容の正確さは保障できませんが)。要するに、以前にも書きましたが、強硬な安全保障論を叫びがちな自称保守のネトウヨが、実際に自衛隊を統率できるような能力はない、ということです。別記事に、こんなことも書いてありました。ある防衛官僚は「北朝鮮のミサイル警戒のさなかに辞めてもいいということは、誰でもいいということにもなる」と冷ややかに話した。なるほどね。しかし別の言い方もできるでしょう。「北朝鮮のミサイルの脅威」が宣伝される中で、これほど統率力に書ける人物を防衛相の任に留めつづけたということは、実際にはそれでも問題がない程度の「脅威」に過ぎない、ということです。少なくとも安倍にとって、口先ではどれほど「北朝鮮の脅威」を叫んでいたとしても、腹の中では、そんなことよりお友達の防衛大臣の地位を守ってあげることのほうが大事だったわけです。まさしく「北朝鮮はリアルの脅威ではない」(by共産党志位委員長)ということを証明したわけですよ。そしてもうひとつ辞任のニュースがあります。民進の蓮舫代表が辞意表明 後任、前原氏や枝野氏ら軸か民進党の蓮舫代表は27日、臨時役員会を開き、代表を辞任する意向を表明した。都議選で惨敗を喫し、野田佳彦幹事長の交代を含む執行部人事を行う意向だったが、批判がおさまらず、辞任は避けられないと判断したものとみられる。昨年9月に代表に就任した蓮舫氏は、10月の衆院2補選で大敗。「提案路線」を掲げ、原発稼働を2030年にゼロにするとの目標表明を主導したが、党内外の反発を受けて断念した。都議選は地元でもあり、求心力回復の試金石だったものの、公認候補の離党が相次ぎ、安倍政権批判の受け皿ともなり得なかった。後任選びは、昨年の代表選で敗れた保守派の前原誠司元外相と、リベラル派から待望論のある枝野幸男元官房長官らが軸になる可能性が高い。---こちらは、残念という言葉につきます。いや、稲田ほどひどくはないにしても、蓮舫に野党第1党の党首という立場に立つだけの資質があるかどうかについては、疑問の余地は大いにありと思います。そもそも、蓮舫は表向きはトップであっても、裏では野田の意向に左右されているのだろうし。ただ、本人は否定しているけれど、このタイミングでの辞任は、ネトウヨ勢力による「二重国籍疑惑」攻撃に屈したと言われても仕方がない。先日の戸籍(の一部)公開もそうです。戸籍を第三者に公開するなんてことはやるべきではない上に、それをやってネトウヨが納得するわけもないので、政治的にはまったく最悪の選択というしかないでしょう。本人もさることながら、戸籍の公開を彼女に迫った民進党内の一部政治家たちにも、あきれ果てるしかありません。二重国籍については以前にも記事を書いています。あまりに馬鹿馬鹿しい「二重国籍」問題そこでも書きましたが、日本では二重国籍は禁止されていません。(そこを勘違いしている人は、非常に多い)「国籍選択手続」によって、日本の国内法上、「日本国籍を選択すれば日本国籍しか持っていない人とみなす」ということに過ぎず、実際に外国籍を放棄することは、一応努力義務として規定はされていますが、行政当局からは外国籍を放棄させるような働きかけは一切行われておらず、実質的には死文化した規定です。というよりも、そもそも国籍法改正の国会審議(1984年8月2日)において、枇杷田泰助・法務省民事局長はこのように答弁しています。「今度の改正法におきましては選択の宣言をした人は外国の方の国籍の離脱に努めなければならないと規定いたしておりますが、しかし外国の国籍の方を離脱できるかどうかはこれは当該外国の国籍法の規定によって左右されるわけでございます。そういうことでございますので、離脱しなければそれによって直ちに日本の国籍の方を喪失させるとかというような効力を認めるということは適当ではございません。したがいまして、御本人の努力と、それから各国の法制とによってなるべく外国の国籍を早期に離脱するようにということを期待するということにとどめております。それ以上のことは酷なことにもなりますので、改正法におきましても要求はしておらないところでございます。」「なるべく外国の国籍を早期に離脱するようにということを期待する」です。つまり「日本国籍を選択したら、できるだけ外国籍は実際に離脱してほしいなあ」という政府当局の「期待」でしかありません、それ以上の要求はしませんと、政府が公式に言っているのです。努力義務という言葉は、実際には「政府の期待」でしかないわけで、それに反することは、法的にも、道義的にすらなんら問題のないとこです。にもかかわらず、この問題が原因で蓮舫が戸籍を公開した挙句に民進党代表の座を辞任することは、なんら問題のない二重国籍を悪いことのように言い募るネトウヨの言い分を後押しする、誤ったメッセージを与えかねない行為と言うしかありません。
2017.07.28
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断続的に続けてきた北海道旅行記、今回が最終回です。たった3泊4日の旅行で、よくもまあ6回も連載を続けたものです(笑)前夜は楽しい演奏大会で、夜も遅かったしお酒も結構飲んだのですが、翌朝は6時前に起きて野鳥観察です。天気は、相変わらずあまりよくありません。ホオジロです。「ノルテポトシ」と「サリーリ」の周囲には、農家の作業小屋が1棟あるくらいで、あとは周囲に人家はなく、畑と山林が広がっています。麦畑とカラマツ林手前はシラカバ、奥はカラマツ。北海道らしい森です。北海道にはどこに行ってもカラマツが植えられていますが、実はカラマツは北海道に元々あった木ではありません。すべて明治以降に人間が持ち込んだものです。カラマツは東シベリアに分布するグイマツが氷河時代(最終氷期ではなく、それより前の氷期)に本州中部まで南下し、氷河時代の終わりとともに日本に取り残されたもの(遺存種)です。北海道には、氷河時代はグイマツが広く分布していたものの、約1万年前、最終氷期の終わりとともに姿を消しています。ただ、気象条件的には、現在でも北海道はカラマツ(母種のグイマツも)が充分生育できるところです。何蝶でしょう。ポプラ(ハコヤナギ)の木。これもまた北海道らしい木です。タカが飛びました。多分ハイタカだと思うのですが、オオタカかも知れません。昨日もいたノビタキ、今日もたくさんいました。何か昆虫を捕まえたようです。。ハンモックカフェ「サリーリ」一瞬日が差したのですが、その後雨が降り出したり、前日に続き安定しない天気です。カワラヒワ。東京でも普通にいる小鳥で、北海道で撮影して喜ぶような鳥では、本来ありません。私も以前は日常的に見かけていたのですが、昨年から野鳥観察を再開した後、何故か見る機会がないのです。自宅近辺でも、何故か見かけない。そういう鳥が、このカワラヒワとオナガです。オナガはそれでも写真を撮る機会がありましたが、カワラヒワはこれが初めての写真なのです。いよいよ帰路につきます。上富良野から富良野線で美瑛へ。美瑛駅には、今やJR線内でも数少ない機関車牽引の客車列車となった「ノロッコ列車」が行き違いで富良野方面に出発するところでした。機関車は旭川側に固定されており、行きは推進運転、帰りは普通の牽引運転のようです。ディーゼル機関車はDE15型、本来はラッセル機関車ですが、無雪期には雪かき装置を外して普通の機関車に化けることもできるんですね。美瑛からバスに乗り換えて(本当は、上富良野からバス1本で行くこともできたけれど、列車を使いたかったのです)旭川空港に向かいます。旭川空港に着いてしまいました。行きと同じJALのB767-300に乗ります。エア・ドゥの特別塗装機も来ていました。往路は通路側席でしたが、帰路は窓側席をゲットしました。さらば北海道!また必ず来るぞ!だいぶ帰ってきまして、茨城空港上空です。成田空港上空です。そして、羽田空港に着陸。エンジンが逆噴射中。楽しい4日間の旅が終わりました。また行きたい!いや、また行くぞ。
2017.07.27
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首相、稲田防衛相の罷免否定安倍晋三首相は24日の衆院予算委員会で、南スーダンPKOに派遣された陸上自衛隊部隊の日報問題を巡り、稲田朋美防衛相を罷免しない考えを明らかにした。稲田氏は防衛相として過去に言動がたびたび批判されてきた。それにもかかわらず8月3日に予定する内閣改造まで守らざるを得ないところに、稲田氏を重用してきた首相の苦しさがある。陸自は、当初廃棄したと説明した日報の電子データを保管していたことを2月中旬に稲田氏に報告したと主張。稲田氏は報告を否定している。首相は予算委で、稲田氏の即時罷免を求めた民進党の大串博志政調会長に対し、「稲田氏は説明責任を果たすべく努力してきた。引き続き徹底的な調査を行い、再発防止を図ることで責任を果たしてほしいと考えている」と反論した。日報問題では、2月15日に稲田氏と黒江哲郎事務次官、豊田硬官房長、岡部俊哉陸上幕僚長ら幹部が省内で協議した際、稲田氏がデータ保管の事実を公表しないことを了承したかどうかが焦点になっている。~首相が稲田氏をかばうのは、第2次安倍内閣発足後、同氏を閣僚や自民党の要職に起用し続けてきたからだ。将来の首相候補と持ち上げたこともあり、稲田氏がつまずけば、安倍首相自身の任命責任に直結する。日報問題に関する特別防衛監察の結果は28日に公表される見通し。それを受けて8月初旬に衆院安全保障委の閉会中審査が行われる予定だが、仮に稲田氏が同委で追及されても、直後の内閣改造で交代させれば傷口は広がらないという計算が首相側にはあるようだ。しかし、自民党内では稲田氏をもっと早く更迭しておくべきだったという不満がくすぶる。ある幹部は「ここまで引っ張ったら、時すでに遅しだ」と首相の心情を代弁した。---安倍の稲田に対する偏愛は、異常といえるレベルでしょう。4月に辞任した今村復興相は、東日本大震災について「まだ東北でよかった」などの発言が批判を浴びました。「復興相」という立場を考えればまったくとんでもない発言であり、辞任は当然ですが、純然たる法的な面で言えば、違法な発言だったわけではありません。それに対して、稲田はどうか。都議選中の「自衛隊としてお願い」発言は、明確に自衛隊法に反します。後で撤回しましたが、撤回すると発言すれば違反行為が消滅するものではありません。そして、この日報問題。日報問題をごく簡単におさらいすると、南スーダンPKO部隊が毎日作成している日報について、ジャーナリストの布施祐仁氏が情報開示請求を行ったことがきっかけです。これに対して、防衛省は「日報はすでに廃棄しており不存在」という理由で不開示決定を行います。1年にも満たない期間で、PKO部隊の日報がすでに廃棄されている、などというのは明らかにおかしいのです。案の定、日報は存在しました。で、そこには、南スーダンにおける「戦闘」の状況が克明に記されていました。南スーダンの現状が、PKO派遣の基本原則から外れていることがそれによって明らかになったわけです。で、日報が存在するにもかかわらず「破棄しました」と隠蔽したのは誰なのか。隠したのは陸上自衛隊で、大臣や防衛相の内局は何も知らなかった、というのが政府と稲田の公式見解。しかし、発見された日報の非公開を決めた会議に、稲田が出席していたことがバレちゃった、というのが現在の段階です。その会議で稲田が日報を公表しないことを了承したか否かが焦点と引用記事にありますが、行政組織のトップである大臣が会議の決定に黙って異議を唱えなかったという時点で、それは黙認したということです。明示的に了承したかどうかは、問題の本質ではない、と私は思います。それにしても、こんなに次々と稲田にとって不都合な情報が明らかになるのは何故か。日報の存在を隠蔽すること、更に言えば日報に明らかな南スーダンPKOの現実を隠蔽することをよしとしない人が、防衛省内部に少なからずいた、ということでしょう。加えて、隠蔽が明らかになったとき、稲田はトガケの尻尾切りよろしく、「隠蔽したのは陸上自衛隊で、自分は何も知りませんでした」と、責任を陸上自衛隊にすべておっかぶせようとした。そのことに対する陸上自衛隊内部の反発もあるのでしょう。(もちろん、陸上自衛隊が隠蔽に関して無実ではないことはいうまでもないですが)要するに、ものすごく簡単に言えば、稲田には防衛省という組織のトップに立って指揮を執るだけの統率力、人望がない、ということに尽きます。稲田といえば、言うまでもなく極右の中の極右みたいな思想の持ち主です。一般に極右と軍国主義は親和性が高く、その延長線上で安全保障を声高に叫び、自衛隊の代弁者気取りで自衛隊を礼賛する人も多くいます。しかし、そういう人たちは口先だけで、実際に自衛隊を統率できるような見識も能力も持ち合わせていない-ということを強烈なまでに証明して見せたわけです。稲田に対しては、左派やリベラル系からばかりではなく、従来は稲田の応援団であった保守系からも強烈な不満が提起されています。あのネトウヨ新聞産経新聞が運営する「iRONNA」というオピニオンサイトが、「稲田朋美はもう「限界」かもしれない」という特集を組んで、痛烈に批判しています。就任時の期待の大きさが失望の大きさにつながったのかもしれません。ところが、驚くべきことに、この期に及んでなお、安倍は稲田を擁護している。内閣改造で稲田を退任させるのが確定的なので、それまでは稲田を更迭するつもりはないようです。考えてみれば、日本に対して軍事的な行動を起こそうとする国がもしあれば、今は千載一遇のチャンスということになります。今なら、防衛相が自衛隊をまともに統率できていないのですから。それにもかかわらず、これほど無能な防衛相を安倍が留任させているのは何故か。口では安全保障は大事と言っているけれど、実は日本の安全保障よりお友達を守ることが大事実はこのチャンスに日本を攻めてこようなんて国は存在しないことを知っている安倍首相自身が冷静な判断力を失っているのうちのどれかでしょうね。そして、こうやって安倍が稲田を庇うことに全力を上げれば上げるほど、安倍内閣の支持率はどんどん下がっていくのだから、もうこのまま破滅に至るまで稲田を庇い続ければ良いんじゃないか、と私などは思ってしまういます。
2017.07.25
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7月15日、赤岳-白雲岳-北海岳-黒岳の山歩きは終わりましたが、北海道旅行はあと2日続きます。16日朝、層雲峡野営場でテントを撤収後、周囲をうろついていたら、目の前でさえずっていました。キビタキです。同じくキビタキ。野営場を撤収して、層雲峡バスターミナルに向かう途中の車道わきで撮影。タテハチョウの仲間ですが、野鳥はともかく野蝶(笑)はくわしくないので、種類までは分かりません。バスターミナルから石狩川を隔てた対岸が層雲峡園地という公園になっています。ここでも鳥を探しましたが、このときは全然いませんでした。代わりに、蝶はいっぱい飛んでいました。これも同様に種名までは不明です。旭川行のバスを待つ間、上空をイワツバメが飛び交っていました。普通のツバメに近縁ですが、燕尾の先端がツバメほど長く伸びない(ツバメの幼鳥も同じですが)ことと、腰が白いことがポイントです。黒岳ロープウェイ。3日間滞在した層雲峡は、良いところでした。予報は天候悪化を告げていましたが、朝起きた時点では晴れ、バスに乗るときも、雲はだいぶ出てきましたが、まだ明るい空でした。北海道は、アイヌ語起源の難読地名が多いですが、これもまた読めません。足足間で、あんたろまだそうです。(ただ、iPad miniは辞書登録されている!「あんたろま」とうって一発変換です)石北本線上川駅。ここでバスを降りて列車に乗り換えることを考えていたのですが、列車が1時間半くらい待つので、そのままバスで行くことにしました。あとで考えると、列車に乗り換えなくて正解でした。前述のとおり、層雲峡では晴れてました。上川では曇り、しかし旭川に着いたら猛烈な雨です。さいわい、旭川駅のバスターミナルは、バスから駅まで屋根伝いに歩けるので、私は濡れないで済みましたが。しかし、旭川駅についてほどなく、猛烈な雨のため、旭川発着の全列車が運転見合わせ、との放送が。さっき、上川でバスを降りていたら、足止めになるところでした。しかし、この先上富良野まで行く予定ですが、富良野線も運休中。これは困った。駅ビルで昼食後、まだ列車は動かず(運転再開は結局夕方5時頃だったようです)、上富良野まではバスもあることから、列車はあきらめてバスで向かいました。上富良野駅に着くと、だいぶ小降りになってきたので、荷物を置いて、日の出公園まで行ってみることにしました。そういえば、11年前に来たときも、行ったなあ。たいした高さではありませんが、絶景です。晴れていればもっとよかったのですが、それを言っても仕方がありません。上空をおそらくアマツバメと思われる鳥が飛び交っていましたが、望遠レンズに交換する余裕がなく、撮影できませんでした。雨でなければ民宿「ノルテポトシ」まで歩いていくつもりでしたが、小降りになったとはいえ、あいにくの天気だったので、迎えに来ていただきました。民宿「ノルテポトシ」に到着。ここも11年ぶりです。前回は親子3人で2泊しましたが、今回は一人で1泊だけです。おとなりは、ハンモックカフェ「サリーリ」店内はこんな感じです。店主とはFacebookでは頻繁にやり取りしていますが、直接会うのはやはり11年ぶり。6時過ぎて夕闇迫る中、野鳥観察。ノビタキのメスか若鳥。数羽いました。これもノビタキです。民宿「ノルテポトシ」は素泊まり又は朝食付のみです。わたしは朝食付きでお願いましたが、夕食(とアルコール)は上富良野であれこれと買い込んできましたので、問題なしです。そして・・・・・・実は、これだけの楽器を担いで北海道まで来ました。山に登る間は、ケーナ1本を除いてテントに残しておきましたが。2組のサンポーニャは予備の笛(割れやすいので)ですが、ケーナとケナーチョは滅多に割れないので、メインで使っている笛を持って行きました。滅多に割れない、と言いつつ、実はケーナ(木製)は亀裂が入っていて、補修をしていますが・・・・・・。実は、書きませんでしたが、層雲峡のテント場でも、毎晩みっちり練習しておりました。そして、夜は大演奏会挙行です(笑)。ただ、惜しいことに、実は層雲峡で幕営時に、熱い味噌汁を飲んで、下唇の内側をやけどしてしまったのです。それで、唇の内側の皮が剥がれてしまったのです。ほんの直径5ミリか1センチていどの傷ですが、もうそれだけで、ケーナの高音が全然でないのです。傷のところで、息の流れが乱流になってしまうのでしょう。よりによって一番音量の出る(吹くのにパワーのいる)、重くて肉厚の厚いケーナを持ってきてしまったのです。軽くて簡単に音の出るほうのケーナを持ってくればよかった。中音域までは全然問題ないのですけどね。それに、サンポーニャもまったく問題ありませんでしたが。まあ、何にしても、北海道滞在最後の夜は、こうして久しぶりに会った仲間と、演奏しながら楽しく時間が過ぎていきました。更に次回に続きます。(一応、次回が最終回予定です)
2017.07.24
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一昨日の記事の続きです。北海岳から黒岳へ向かう途中、さらにもう一回雪解け水の小川を越えます。橋がないので、渡渉ですが、水位はかろうじて登山靴の足首より下だったので、浸水はしませんでした。ここは、硫黄のにおいのする流れで、飲むことはできません。ナナカマドの花。ナナカマドも何種類かありますが、多分ウラジロナナカマドだと思います。黒岳岩室までもう少し。チングルマの大群落が続きます。黒岳岩室に到着。テントを担いでいたら、ここに幕営したところですけどね。「雪渓ビール」の看板がひときわ私の心を捉えて離しません(笑)しかし、これから更に黒岳を越えてロープウェイ山頂駅までは歩かなければなりません。なので、ここは万難を排して自重。黒岳への登り。これは、もうたいした標高差ではないし、斜度も緩いのぼりです。登山道の周囲は花満開。手前のピンクはエゾノツガザクラ、奥の白は何度も紹介しているチングルマ。チングルマキバナシャクナゲ眼下に黒岳岩室が見えます。エゾツツジそして、今回最後のピーク、黒岳に到着。西側(御鉢平)方向を眺めます。だいぶ雲が出てきましたが、まだ晴れています。西側の眼下には層雲峡。リフトとロープウェイの山頂駅、その先には層雲峡のホテル群。名残惜しいですが、下山にかかります。シナノキンバイマルバシモツケではないかと思います。ウコンウツギ。これも、国内では東北北部と北海道だけに分布する高山植物です。黒岳山頂からロープウェイの間は、シナノキンバイがずっと大群落をつくっていました。リフト終点に到着したものの、リフトの下にも花が咲いていたため、徒歩で下ります。ロープウェイ山頂駅到着。リフトは使わなかったものの、ロープウェイを使わずに下山する気力まではなく、ここでこの日の登山は終了しました。大雪山の登山はここまでですが、北海道は更に2日滞在しています。続きの写真はまた次回。
2017.07.23
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大雪山の写真を連載している途中ですが、それを中断して別の話題です。(北海道つながりの話ではありますが)妊娠した国会議員に「職務放棄」の非難 働く女性が妊娠することへの批判か、恵まれた待遇へのやっかみか鈴木宗男氏の長女、鈴木貴子衆議院議員は7月12日、自身のブログで第一子妊娠を報告した。しかし後日、このブログの投稿について「職務放棄ではないか」「任期中の妊娠はいかがなものか」などの批判が届いていると明らかにした。鈴木氏は14日のブログで「多くのコメントやメッセージを頂いておりますが中には正直、簡単に受け入れられない、もしくは受け入れることは如何なものか、というコメントもあります」と述べ、「だから女性議員っていうのは……」「任期中の妊娠はいかがなものか」「一旦辞職すべきだ」「職務放棄ではないか」との声があったと紹介。「国民の代表としての責任、公人としての立場もあります。しかしながら、女性が妊娠することがそれらを放棄している、という考えには、私は承服しかねます」と、寄せられる誹謗中傷に反論した。鈴木氏のブログのコメント欄には、同氏が言及したような内容の書き込みは見当たらない。不適切な内容のコメントを表示しないよう承認制になっていると思われる。ただ、ツイッターでは僅かながら、「妊娠してそのまま仕事するならなんだって構わないと思うけどそうじゃないなら無責任だと思うね」「批判する側の言い分も分かる。だって任期あるのに仕事に支障出るわけじゃん」などの意見が見られていた。2日に行われた都議選でも、都民ファーストの会から出馬した妊娠中の候補者に一部で批判の声が上がり、当時会の代表だった小池百合子氏が応援演説で反論する一幕があった。鈴木議員の妊娠に冷ややかな目が向けられたのは、女性が仕事と妊娠・出産を両立させることへ理解が浅いことも理由だが、もう一つ、議員という立場ならではの事情もあるのではないだろうか。民間企業で産休を取得する場合、その多くが無給だ。~一方で議員の場合、出産を理由に議会を欠席しても議員報酬が減額されることはない。衆議院事務局が「議員である限り任期終了まで支払われます」と言うように、報酬は全額支払われる仕組みになっている。---私は、民主党を離党して自民党に走った鈴木貴子という議員に対して好感を抱くことは、まったくできません。が、主義主張や政治的行動への賛否の問題は別にして、女性議員が議員の任期中に妊娠、出産することに、何か問題があるでしょうか。そのことを、引用記事にあるように批判する人の神経というのは、まったく理解できないものがあります。そもそも、女性議員の妊娠、出産は過去に例のないことではありません。共産党の吉良よし子参院議員、自民党の金子恵美議員(夫の宮崎謙介が不倫騒動で名をはせてしまった)などが議員在任中に出産しています。これらの議員に関しても、出産に対し果てそのような批判はあったのでしょうか。私には分かりませんが、少なくとも新聞記事に大きく取り上げられるようなことはありませんでした。あるいは、たまたま取り上げられなかっただけで、これらの議員の例でも同様の批判はあったのかもしれませんが。確かに、引用記事にあるように、一般企業では育児休業は無給か、そうでなくても給料は減額されるのに、議員は歳費を満額もらえる。不公平ではないか、という感情は分からないこともありません。しかし、一般企業は育児休業明けに復職できる権利が保障されていますが、議員の場合、選挙で落選してしまえば、ただの無職ですから、何の権利も保障されません。そして、育児休業に関して有権者の反感が強ければ落選の可能性が高まる、そういう条件の下での育児休業ですから、そう一方的に批判すべきものであるようには、私には思えません。世は少子化が言われています。そういう中で、子どもを産もうという女性に対して(それが議員であれ誰であれ)こういう態度をとることは、少子化の解決にまったく寄与するところがないと私は思います。ただ、鈴木貴子がそのような批判を浴びる背景には、もう一つの理由もあるのではないか、という気がします。周知のとおり、鈴木貴子は父親の鈴木宗男が汚職で有罪が確定して公民権が停止されていた間に、その身代わりとして立候補して当選しました。そして、公民権停止が解けた鈴木宗男は、おそらく次の選挙で鈴木貴子に代わって立候補するのでしょう。鈴木貴子は、立候補しないか、立候補しても地盤は父親に譲り比例順位も父親が上、つまり当選の可能性は宗男に譲る形になるのでしょう。もしかしたら、そのための地ならしとしての妊娠かもしれません。もしそうなれば、鈴木貴子は完全に父親の操り人形として、その不在期間の代理をつとめていただけ、ということになります。「政治家」としての自立的な判断も行動もないまま、父親の復権とともに議員を退く、そのためのツールとして妊娠があるのならば、妊娠したことではなく、そもそも政治家になったことについて、辛らつな批判が浴びせられるのもやむを得ないところだろうな、と思います。
2017.07.22
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前回の続きです。緑岳まで2kmという表示にいささか心は動きましたが(赤黒緑に登ってきました!って)、日帰りなので、層雲峡まで戻れなくなっては大変。今回は断念しました。遠方にトムラウシを望みます。これも、いつか行ってみたい山(正確には、トムラウシより、その東に広がる五色が原に行ってみたい)です。白雲岳への登りにかかります。途中でルートが二つに分かれていて、何気に下側のコースを取ったら、岩場歩きでした。上側のコースは写真の雪渓の上を歩きます。全体に、なだらかな山である今回のコース中で、唯一の岩場でした。そして、白雲岳に到着。2229m。旭岳、北鎮岳に次ぎ北海道で3番目に高い山です。みんな大雪山の一部ですけど。この雪渓の下側から登ってきました。白雲岳山頂から望むトムラウシ。中央奥が、おそらく旭岳(北海道最高峰)。まだまだ残雪がたっぷりです。旭岳のアップです。ヨツバシオガマ、日本アルプスでもよく見かける花です。チングルマ。広範囲に咲いていました。白雲岳は登山道が行き止まりになっているので、分岐まで引き返してきて、次の目的地、北海岳を目指します。この辺り、日差しはかなり強くて、暑かったはずですが、風も強かったため、暑さは感じませんでした。なだらかなので快調に歩きます。エゾハクサンイチゲの花。日本アルプスでよく見かけるハクサンイチゲの母種です。北海岳に到着。中央遠方が旭岳。旭岳のアップ。2003年に登ったので、今回はパスしました。先ほど登った白雲岳。巨大な擂鉢であるお鉢平の西側。このお鉢平の広大さは、写真ではなかなか分かりません。本物を見ないとね。同じくお鉢平の東半分。対岸(中央奥の山、ただし遠景の山脈ではない)に、次の目的地黒岳が見えます。シマリス!!しかし、小さくピンボケした写真しか撮れませんでした。残念。御鉢平の出口付近で沢を渡ります。この水は美味しかった。飲んでから、キタキツネは大丈夫かなと思ったけど、後で登山地図にこの場所が「水場」と表示されていることに気が付いたので、飲んでも問題なさそうです。すぐ先の雪渓が溶けたものです。更に次回に続きます。
2017.07.21
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翌朝、7月15日、朝4時半頃に起きます。天気は快晴、気温も、さすがにこの時間はまだ涼しくて快適です。朝食を済ませて、デイパックに荷物を詰めて、層雲峡バスターミナルに向かいます。層雲峡からは、赤岳登山口の銀泉台に向けて、1日2便のバスが出ます。朝の便が6時発。3連休の初日だけに乗客はかなり多く、バスはほぼ満席でした。標高650mあまりの層雲峡から、約1500mの銀泉台に、1時間かけて向かいます。銀泉台の登山口。持っている登山地図には、ここに「銀泉台ヒュッテ」があることになっているのですが、やけに小さな山小屋と思ったら、2005年に銀泉台ヒュッテは老朽化のため営業を終えて、建物も撤去されていることを、後になって知りました。(私の登山地図は2001年版なのでした)標高1500mなので、上高地とほぼ同じ高さですが、場所が北海道なので、この高さで森林限界直下になります。上高地付近で言うと、蝶ヶ岳の森林限界が2600mくらい、西穂高近辺の森林限界が2400mくらいなので、本州中部の2500m前後に相当、ということになります。写真で分かるように、登山者はかなり多かったです。バスはほぼ満員でしたが、バス1台分より登山者ははるかに多い。車で来ている人が多いようです。歩きはじめてすぐ、花が点々と咲いています。この花は・・・・・・なんだろう。テガタチドリでは、とのごジュラさんの指摘、そうかもしれません。ごジュラさんの指摘で、オトギリソウと思われます。キバナシャクナゲです。この写真から森林限界を超えます。雪渓をいくつも超えます。しかし、みんな雪渓の上をスタスタと歩くのが速いのです。私のように本州から来ている登山者も多いですが、それでもおそらく登山者の過半数は北海道在住者なので、みんな雪道歩きは慣れているんですね。イワブクロ。あちこちに生えていました。日本では北海道と東北の山だけに分布し、日本アルプスなど本州中部にはない高山植物です。最初の目標である赤岳は左端のピークです。ワタスゲ。これは中部地方の山でもおなじみ。エゾツツジ。これも日本では東北と北海道だけに分布する高山植物です。名前のとおりツツジの仲間で、したがって、こんなに小さくても木本です。コマクサ。高山植物の女王などと言われます。いくつもの雪渓を超えた中で、ここが一番長くて急登です。チングルマ。あちこちに大群落を作っていました。エゾコザクラ。桜の名がありますがサクラではなく、サクラソウの仲間です。赤岳に到着。赤岳というと東京では圧倒的に八ヶ岳の赤岳を連想するでしょうね。赤岳山頂から北のほうを望みます。そして、次の目標である白雲岳に向かいます。ホソバウルップソウ。キバナシオガマ。日本では北海道だけに分布します。シオガマソウの仲間はピンク色(ヨツバシオガマ他)か白い花(エゾシオガマ)が多く、黄色い花はキバナシオガマだけのようです。白雲岳への途中で赤岳を振り返ります。中央の小さなピークが赤岳です。白雲岳へ。今回、赤岳から黒岳に向かったわけですが、近くには緑岳もあります。黄色岳や青岳はありませんが。以下、次回に続きます。
2017.07.19
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一昨日の記事に書いたように、北海道の大雪山に登ってきました。いろいろな条件を考え合わせると、この夏が遠方の山にいける数少ないチャンスで、今年を逃すと来年は難しいし、再来年以降は何がどうなるか見当が付きません。なので、とにかく「この夏は北海道の山に登る」と決めたのが1ヶ月ちょっと前、北海道と言っても広いし、登りたい山もいろいろありますが、山以外の要素も含めて考えて、今回は大雪山に登ることにしました。大雪は過去2回、北端の旭岳と南端の富良野岳に登っており、今回は銀泉台-赤岳-白雲岳-北海岳-黒岳-層雲峡というコースにしました。旅程は3泊4日でしたが、登山そのものは2日目に日帰りです。というわけで、2008年以来9年ぶりの北海道、そして飛行機に乗るのもそのとき以来となりました。金曜朝の日本航空B767-300で旭川に向かいます。旭川空港に到着。飛行機にはガス缶が持ち込めないのですが、おそらく大雪山の登山者からの要望が多いためでしょう。写真奥の総合案内でプリムスとエピのガス缶を販売しています。到着が9時25分で、ターミナルの外に出たのは10時前でしたが、外の温度表示が30度を超えていて仰天。東京だって、真夏日でも10時前から30度を越えることは、そんなにないので。もっとも、日なたの気温だったのかもしれませんが。まあ、旭川は北海道の中でも夏暑い場所だけど、層雲峡は山の中だから、涼しいに違いない。・・・・・と、このときは思っていました。空港からバスで旭川駅へ。更に駅前のバスターミナルで層雲峡行きのバスに乗り換えます。2003年に初めて大雪山(旭岳)に登ったときも旭川駅に来ましたが、記憶にある駅ビルとまったく違う。建て替えたのですね。12時過ぎに層雲峡に到着。・・・・・・暑い!山の中なのに、全然涼しくないのです。ここでいきなり昼食を自炊する気力もないので、昼食を食べようと商店街をうろつくも、食事できるところがほとんど休業か休憩中。まだ1時にもなっていない時間なのに。やっと1軒開いているお店を見つけて昼食をとりました。昼食も済んだので、この日の宿泊地、層雲峡野営場に移動します。バスターミナル、商店街からは1kmくらい離れています。日陰なので炎天下のパスターミナルよりは少し涼しいです。しかし、誰もいない。テントは2張ほどあるも、この時間帯には張ったまま出かけているようです。とりあえず、私も幕営。私の2晩のねぐら。張ったは良いけれど、中は暑くて蒸し風呂みたいで、日中はちょっとテント内にいられません。ネットで見ると、この野営場は「設備がないので上級者向け」とか書いてあるのですが???炊事場があって、水が自由に使えて、水洗トイレがあって電気も来ている、充分な設備だと思いますけどねえ。八ヶ岳・横岳の大同心・小同心をちょっと髣髴とさせる山容です。テント内でゴロゴロしていても仕方がない、というか暑くていられないので、とりあえず「銀河の滝」「流星の滝」に行ってみることにしました。キャンプ場からは2kmくらいの距離です。途中、覆いの上に木が生えている不可解な構造物に遭遇しました。層雲峡覆道というのだそうです。不動岩銀河の滝。流星の滝。銀河の滝と流星の滝を1箇所から見られるスポットがあるというので、行って見ることに。それがこの「双瀑台」。道路からかなり登ったところにあります。ネットで調べると、この場所は海抜地788mだそうで、一方、先ほどの写真を撮った麓の展望台は、登山地図には651mという表記があります。標高差130mあまり。翌日の大雪山の足慣らし、のはずが、何だかゼーゼーハーハーとやけに足取りが重く、やっとたどり着きました。こんなんで、大雪山に登れるのか?双瀑台から見た銀河の滝。同じく双瀑台から見た流星の滝。しかし、二つの滝を1枚の写真に収めようとすると、これが難しいのです。展望台の中で少し位置をずらさないと、どちらかの滝が木に遮られて、1枚の写真にはわずかに収まらないのです。しかし・・・・・双瀑台まで登る途中に、中間点みたいな展望台があります。ここからだと・・・・・・間にトドマツが割って入りますが、一応両方の滝を同時に見ることができます。夕暮れの層雲峡。テント場まで帰ると5時頃。更に1km先のホテル街まで行って、日帰り温泉「黒岳の湯」というところで入浴。風呂に入るのに往復2kmはちょっと遠いですが、さすがに日中暑くても、夕方はだいぶ涼しくなっていたので、風呂上りは気分爽快なままテントまで戻ってくることができました。テント周辺は虫がいっぱいでしたが、幸い、2日目までは蚊やアブはおらず、虫刺されはありませんでした。ただし、3日目の撤収時だけ、蚊にかなり食われました。続きは次回。
2017.07.18
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ただいま北海道に来ています。一昨日旭川に到着し、層雲峡の野営場にテントを張って、昨日は銀泉台から赤岳ー白雲岳ー北海岳ー黒岳と縦走してきました。このところ、北海道も大変な酷暑で、旭川空港に着いたら気温31度と表示に仰天。まだ朝の10時半頃なのに。(もっとも、これは日向の気温だったかも。東京でも、猛暑日でもなかなか朝10時台から30度超えはないです)旭川は暑くても、山の中の層雲峡は涼しいだろうと思ったら、層雲峡も暑かった。テントが蒸し風呂状態です。もっとも、夜はやっぱり涼しかったですが。というわけで、早速写真をアップ!と、言いたいところですが、残念ながらデジタル一眼レフで撮った写真は、容量の関係でそのままではアップできません。iPad miniでは写真編集ができないので、iPad miniで撮った写真だけ、アップします。ちゃんとした写真は帰宅後に。正確な場所は覚えていませんが、白雲岳付近から撮ったように思います。上の写真と同じ場所で撮ったものです。黒岳山頂からこれも黒岳山頂からの撮影です。黒岳山頂から層雲峡を見下ろしました。で、ただいま旭川にいます。今日も朝は晴れていたのですが、旭川に到着した頃から土砂降りの雨。今晩は上富良野で泊まる予定ですが、全部の列車が運転見合わせ中です。さて、どうなることやら。他の写真は明日帰宅後にアップします。
2017.07.16
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菅・麻生氏は留任、稲田防衛相交代へ…内閣改造安倍首相は8月3日に内閣改造・自民党役員人事を行うことを決めた。内閣の骨格である菅官房長官と麻生副総理兼財務相は留任させる一方、自衛隊を巡る失言をした稲田防衛相は交代させる。首相は9日午前、訪問中のストックホルムで同行記者団と懇談し、「来月早々に自民党役員人事と内閣改造を断行し、人心を一新する」と明言した。その上で、「老若男女を問わず、適材適所を第一に、安定感と改革突破力を兼ね備えた態勢を整えたい」と述べた。首相は当初、8月後半で検討していたが、東京都議選で自民党が惨敗したため、前倒しして政権浮揚につなげる必要があると判断した。---8月に内閣改造という話が少し前から報じられています。しかし、何人かの閣僚を変えたところで、トップが安倍である限り、そう大きな変化があるわけがありません。手を変え品を変えたところで、中身は同じです。ただ、それにしても、菅が留任とはねえ。安倍政権の支持率が急落して、都議選に大敗した原因の少なからぬ部分は、菅の「指摘は当たらない」「まったく問題ない」の連発にあると思うんですけどね。それに、引用記事にはないけれど、別報道によると「落とせるものなら落としてみろ」発言の二階幹事長も留任だとか。今回の都議選の結果、当分は衆院の解散はできないでしょうから、自民党の衆院議員を「落とす」こともできないけれど、こんな暴言を連発した人間を留任とはね。結局、稲田防衛相交代を除けば、安倍政権の宿痾は変わらず、ということになりそうです。その稲田だって、本来は即刻辞任ものの問題発言、否、政治的な意味での失言というレベルではなく、あれは大臣が自衛隊を挙げて違法行為に取り組みますと公言したに等しいものですから、本来は即刻辞任ものです。それが、内閣改造まで留任を許されるのは、ひとえに稲田が安倍のお友達だからでしょう。で、内閣改造によって入閣が取りざたされている人に、小泉進次郎と橋下徹がいるようです。橋下は、私のもっとも嫌いな政治家(元政治家)の1人ですが、機を見るに敏なので、今の落ち目の安倍政権に入閣するかどうかは、大いに疑問があります。今はテレビで引っ張りだこの状態なので、おそらく入閣すれば収入は減る、どんなに長くても来年12月には総選挙がある(選挙後の新しい内閣で非議員大臣が留任する可能性は低いでしょう)ということを考えると、損得ではあまり得ではなさそうに思えます。いずれにしても、所詮内閣改造などしたところで、トップである安倍晋三が変わらない限り、「小手先」以上の何物にもならないでしょう。
2017.07.14
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連合、批判から一転容認 「残業代ゼロ」修正を条件に国会で2年以上もたなざらしになっていた「高度プロフェッショナル制度」を含む労働基準法改正案が政労使が合意したうえで再提出される運びとなった。「残業代ゼロ法案」と強く批判してきた連合が一転、修正を条件に容認に転じたためだ。制度が実現する可能性が出てきたが、連合執行部の唐突な「方針転換」に身内から異論が相次いでいる。同制度は、専門職で年収の高い働き手を、労働時間の規制から外す新たなしくみだ。対象となる働き手は、残業や深夜・休日労働をしても割増賃金が全く支払われなくなることから、連合や野党は「長時間労働を助長する」と強く反発。連合が法案の取り下げを求め、改正案は2年以上も審議すらされなかった。こうした中、政府が3月にまとめた「働き方改革実行計画」に、国会に提出済みの労基法改正案の「早期成立を目指す」ことが明記された。昨年9月に始まった「働き方改革実現会議」で、同制度についてはほとんど議論が交わされなかったにもかかわらずだ。---残業代を支払わなくてもよくなる、通称残業代ゼロ法案に対しては、従来野党や労働組合の反発が強く、あの強硬な安倍政権の元でも、法案が提出されるだけで、成立はしない状況が続いてきました。ところが、従来この法案に反対していた連合が、修正の条件付でこの法案に賛成するというのです。驚きを禁じえません。残業代を支払わなくてもよいという「高度プロフェッショナル制度」の対象は、現段階では「高度の専門的知識等を有する労働者」で、高年収の労働者です。具体的には、金融商品の開発、金融商品のディーリング、アナリスト(企業・市場等の高度な分析) 、コンサルタント(事業・業務の企画運営に関する 高度の考案または助言)、研究開発などの職で、年収1075万円以上とされています。そんな限られた職種の高所得者だけが対象なら、自分たち大多数の給与所得者には関係ない-などとは、思わないほうがよいでしょう。対象職種にしても対象者の年収にしても、法律の条文には具体的には書かれません。単に「省令で定める」となっているだけです。省令の改正には国会の議決は必要ありません。だから、ひとたびこの法案が国会で通ってしまえば、対象者を広げることは法律改正より簡単なのです。そして、この法案を求めているのは産業界-つまり労働者を雇う側の人たちです。彼らの頭にあるのは、本質的には人件費を安くしたい、ということです。しかし、限られた職種で年収1075万円なんて制限があったら、その対象になる人は極めて少ないことは明らかです。そんなメリットの少ない制度変更にも関わらず、何故産業界が推進するのか。理由は明らかでしょう。最初はメリットが少ない制度でも、ひとたび法案さえ通ってしまえば、対象をどんどん拡大していける、と踏んでいるからに決まっています。それにも関わらず、連合は賛成するのだそうです。産業界の言いなりになって、労働者の残業代を奪うことに手を貸すというわけです。連合が要求する修正内容とは、別報道によると具体的には年104日以上の休日取得を企業に義務づけることに加え、労働時間の上限設定▽終業から始業まで一定の休息を確保する「勤務間インターバル制度」の導入▽2週間連続の休日取得――といった働き過ぎ防止策の中から複数の実施を求めるのだそうです。一見もっともらしいけど、それって、結局は残業代を払わない=タダ働きさせることを容認した上で、「それはほどほどに」というだけの条件闘争に過ぎません。しかも、他の法案はともかく、この法案は安倍政権の元でもこれまでずっと成立が阻止されてきたにも関わらず、です。「労働者の代表」であるはずの連合がそういう態度であれば、次には残義容態ゼロ法案は国会でとおってしまうでしょう。つまり、労働者の残業手当を奪ったのは連合、ということになる。それで、「労働者の代表」ヅラをできるのか、労働者の代表ではなく、産業界の手先ではないのか、と思わざるを得ません。
2017.07.12
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水道光熱費の平均は月2万円。地域差年9万円!家計費の中で、水道光熱費は必要不可欠ではあるものの、節約の余地が残っていたりもします。毎月必要となる固定費だからこそ、しっかりと見直ししたいですね、では、一般の家庭ではどれくらいの水道光熱費を使っているのでしょうかまずは、水道光熱費に平均でどれくらいかかっているのかを見てみましょう。総務省が行っている「家計調査」から平成27年の水道光熱費をピックアップすると、総世帯の平均は1万9558円となっており、そのうち電気代が9336円。電気代が全体の5割近くを占めていることがわかります。単身世帯では、どれも金額が少なくはなっていますが、合計すると1万1667円。2人以上の世帯の平成21から27年の1か月の水道光熱費の平均を見ると、平成 24年から電気代の上昇が目立ちます。消費全体が減少していても水道光熱費は上昇しているということは、家計における水道光熱費の割合が多くなっているということ。次に月別にかかる費用を見てみましょう。2人以上の世帯での月別の水道光熱費です。一番安い月が、10月の1万8191円。高い月が2月の3万1846円、1万円以上も開きがあります。電気代、ガス代、灯油などの他の光熱ともに夏に比べて冬のほうが高くなっているのがわかります。その理由は冬の暖房ですね。冷房の費用より暖房の費用のほうが光熱費に大きな影響があることがよくわかります。また、灯油やガスよりエアコンによる暖房のほうが費用は高くつくことが多くあります。エアコンも省エネタイプのものなどを選ぶと、費用が抑えられることになりますので、まずは省エネタイプのエアコンを選ぶなどして対策をたてておきましょう。最後に、地方別の水道光熱費をみてみましょう。一番安くあがっているのが沖縄の1万9096円。逆に、東北が2万7198円と一番高い。その差は年間にして9万7200円。これは大きな違いですね。一番費用がかかりそうな北海道は、他の光熱が5893円と他よりかなり高くなっています。北海道には各家庭に灯油タンクが設置され、タンクローリーから直接給油するほどの灯油文化。灯油での暖房で光熱費が節約されている様子がわかります。(要旨) ---3.11の震災のあとしばらくは、世間的にも節電、省エネが声高に叫ばれましたが、最近はほとんど節電を聞かなくなりました。しかし、では世の中元の木阿弥で震災前に戻ってしまったかというと、かならずしもそうではありません。電事連の出している「電源別発電電力量構成比」によると、日本全国の発電量は2007年をピークとして、それ以降2010年を唯一の例外として毎年減少し続けています。(ただし、昨年2016年の数字は不明ですが、おそらく2015年よりわずかに増加している可能性があります)また、電気に限らず、日本のエネルギー消費全体も、2005年をピークに減少を続けています。2015年度の国内エネルギー消費量が1990年度を下回る、企業の省エネが貢献2015年の日本全体の最終エネルギー消費は、1990年より少なくなった、ということです。上記リンク先の分析によれば、一般家庭のエネルギー消費は1990年の水準までは減少していない、とのことですが、実際には一般家庭のエネルギー消費の減少も急激です。2005年の1世帯辺りエネルギー消費が43.1ギガジュール、2015年が32.9ギガジュールなので、率にすれば2割以上も減っています。それらの原因は、必ずしも節電、省エネ意識の向上だけではなく、景気の動向とか世帯の構成の変動などの影響もあるのでしょうが、いずれにしても日本人はどんどんエネルギー消費を減らしてきている、という事実は動かし難いものです。で、まあそういうマクロな話はともかく、超ミクロな我が家の光熱費はというと、引用記事に合わせて2015年の金額では、電気は7万9千円あまり、ガスは11万9千円あまり、水道はきちんと統計とっていないのですが、概ね2ヶ月で1万数百円なので、年間6万3千円から6万5千円の間だと思います。灯油を使う暖房器具は持っていないので、これらを合計した水道光熱費は年間で26万数千円、1ヶ月当たりでは2万1千円から2万2千円、というところになります。ちなみに、我が家は3人世帯、2人以上世帯の平均世帯員数は、こちらの統計資料によると2015年調査で3.02だそうなので、我が家はこの点はほぼ平均世帯になるようです。引用記事によれば、関東地方の二人以上世帯の水道光熱費の平均額は月23,164円だそうですから、我が家はそれより若干少ない程度で、びっくりするほどの差はありません。ただ、細かく分けると、世の中の平均に比べて、電気代は非常に少なく、その分ガス代が多い、水道代はほぼ平均、ということになります。ひところに比べて我が家の節電はかなり甘くなってきていますが、それでも震災前の消費電力よりははるかに少ない状態が続いています。しかし、夏場はともかく、冬場はその分ガス暖房に頼るので、どうしてもガス代がかかってしまいます。最近思っているのは、エアコンを買い換えようか、ということ。2台のエアコンが、いずれも新婚のときに買ったので、もう15年も経っているのです。最新のエアコンの方が多分電力消費は少ないと思うので、そろそろ買い換えようか、しかしまだ使えるものを買い換えてしまうのはもったいない、と思案中です。まあ、ここ何年か発作的にそんなことを考えて、結局はそのままなのですけどね。
2017.07.10
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ワタミの求人条件に「死ぬぞこれ」 会社広報に真意を聞くと...「確実に死ぬな」「ブラックどころか、もはやグロやん」――そんな悲鳴がネット上にあがった。リクルートの求人サイト「リクナビ」に掲載された居酒屋チェーン「ワタミ」の正社員募集広告に掲載された給与・福利厚生(待遇)のことだ。大学新卒の基本給が20万2100円で、その中に月間127時間分の深夜みなし手当3万円が含まれ、「127時間を超えた時間外労働については追加支給」と書いている。127時間以上の残業の可能性がある、ネットで受け止められたのだ。「リクナビ」に2017年7月6日に掲載されているワタミの17年度の募集要項によれば、「大学・大学院・短大・専門卒/総合職」は51~100人を採用する予定とし、初任給の基本給は20万2100円で、その基本給には、「月間127時間分の深夜みなし手当3万円、営業手当1万円含む」「※127時間を超えた時間外労働については追加支給」となっている。~J-CASTニュース編集部が7月6日、ワタミに取材したところ、同社広報は開口一番に、「誤解を与えるような表記になってしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と平謝りだった。ワタミ広報の説明によれば、この給与の数字は残業代とは全く関係無いが、「時間外労働」という文字を出したことが誤解の発端になってしまった、という。居酒屋勤務の場合は、16時、17時の出社があり、22時以降が深夜勤務に当たるため、月に22日間8時間勤務をした場合、月に60~70時間の深夜勤務が発生する計算になる。深夜勤務手当は1時間だけ働いても一律に3万円が支給される規定になっていて、127時間という数字は「理論上の最大値」として表示しただけなのだという。~---「表記の誤り」だそうですが、果たしてそうでしょうか。「127時間という数字は「理論上の最大値」として表示しただけ」なのだそうですが、「深夜勤務手当は1時間だけ働いても一律に3万円が支給される」というのもまた、「理論上の最小値」に過ぎないことは明らかです。あのワタミで、否、ワタミに限らず、深夜営業のある飲食業界で、1ヶ月の深夜勤務が1時間だけとか、ありえないにもほどがある。127時間が「理論上の最大値」だという言い分からは、「127時間以上の残業の可能性」は確かに低そうですが(可能性ゼロとも思えませんが)、逆に言えばほとんどの従業員の残業時間は「理論上の最大値」に達しないので、残業代は払わないよ、ということです。月間の所定内労働時間は、月の日数と休日のめぐり合わせで変わるので一概には言えませんが、概ね170時間から180時間程度です。残業がどの程度あるのかは知りませんが、5時間や10時間で済むとはとても思えません。月の総労働時間が216時間を越えると、時給換算で東京の最低賃金(時給932円)割れです。仮に出勤日数が22日の月であれば所定内労働時間は176時間、つまりこれ以外に月40時間以上の残業をすれば、最低賃金以下の給料ということになります。そして、ワタミの月の残業時間(や休日出勤)が40時間を越えるであろうことは、どう考えても確実でしょう。別の言い方をすれば、みなし残業手当3万円を最低賃金の25%増しで割り返せば、残業時間26時間分足らずです。どう計算しても、残業の実績より「みなし手当て」の方が少ないことは変わりません。もちろん、これはいわゆる額面支給額であって、手取りは社会保険料や税金が引かれるので、更に少ないことになります。これとは別にボーナスはあるにしても、月例給だけなら最低賃金割れの薄給過酷労働、というのが、この勤務条件とワタミの「いいわけ」から読み取れる事実です。つまり、勤務条件の表記は誤解を招くものだったとしても、ブラックな内実に関しては、誤解でもなんでもない、ということです。
2017.07.08
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辞めろコール「共謀罪で逮捕」 自民議員が「いいね!」東京都議選での安倍晋三首相の街頭演説で「辞めろ」とコールした聴衆を、「共謀罪」の疑いで「逮捕すべし!」と求めるフェイスブックの投稿に対し、自民党の工藤彰三衆院議員が「いいね!」ボタンを押していたことが分かった。工藤氏は愛知4区選出で当選2回。工藤氏が内容を評価するボタンを押した投稿は、「テロ等準備罪で逮捕すべし!」と題され、「安倍総理の選挙演説の邪魔をした『反対者たち』とは~反社会的共謀組織『政治テロリスト(選挙等国政妨害者)たち』なのだから!早速運用執行すべし!」と書き込まれていた。工藤氏は6日、朝日新聞の取材に、事務所を通して「昨晩、間違って押してしまった。今後は気をつけていきたい」。取材後、「いいね!」を取り消した。---「間違って押してしまった」ですか。よく言うよ、としか思えません。本音がつい露になって押してしまっただけでしょう。この議員だけのことではなく、6月には「加計学園」の獣医学部新設をめぐる朝日新聞などの報道を「言論テロ」と主張する投稿に、安倍首相自らのFBアカウントから「いいね」が押された(本人によるのか秘書によるのかは知りませんが)ということも報じられています。こちらは、その「いいね」が取り消されたかどうかは定かではありません。民主主義国において、政治活動や政治批判、政権批判(もちろん野党批判も)は自由であるはずです。当然、それらの批判が過激な内容であったり、政権側にとって腹立たしい、許し難いと思うことはあるでしょうが、最終的にそれを判断するのは有権者です。政府批判派の言い分に理があると思えば政府批判派が勝つし、ただの揚げ足取りだと判断すれば政府支持派が勝つ。それだけのことです。今回の都議選の結果は、今は多くの有権者が政府与党の言い分に理がない、と思っていることを、痛烈に示しています。ところが、自民党には、それを受け入れようとしない人たちが大勢いるわけです。自分たちにとって都合の悪い報道や運動は弾圧したい、という潜在意識の表れでしょう。民主主義というルールに則っているように見せて、負けそうになると、ちゃぶ台をひっくり返そうとハラの中では考えている。それがあまりに透けて見えすぎるのです。およそ自由とも民主主義とも縁遠いような連中が、「自由民主党」という看板を掲げているのだから、呆れるしかありません。安倍の好きなように政権運営をさせた結果が、お友達優遇の横紙破り政治でした。さらに好きなようにさせておけば、自分たちにとって都合の悪い言論を弾圧にかかろうとする、つまり民主主義という政治の仕組みの基本ルールを破ろうとするだろう、そう疑念を抱かせるに足る(いや、「疑念」なんてレベルでは済まないでしょうねえ)出来事です。
2017.07.07
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「こんな人たち」発言にみる安倍自民の本当の敗因「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです」今回の都議選の最中に、閣僚や自民党幹部から出た様々な発言の中で、安倍首相が発したこの言葉が、私にとっては最もインパクトがあった。最終日、秋葉原で初めて街頭に立った安倍首相に対して、今回の政権を批判する人たちから発せられた「安倍やめろ」コールに怒り、「憎悪や誹謗中傷からは、何も生まれない!」と語気を強め、この言葉を言い放ったのだった。アーノルド・シュワルツェネッガー氏が、カリフォルニア州知事に立候補し、反対派から生卵をぶつけられた際、彼は、それも「表現の自由」の一環と述べ「ついでにベーコンもくれよ」と笑い飛ばした。そんな対応は無理でも、「批判を謙虚に受け止め」と大人の対応をするか、あえて知らん顔で主張を述べ続ける冷静さを見せて欲しかった。安倍シンパは、「やめろ」コールは一部の過激な集団と決めつけているが~言い始めたのは一部の集団でも、多くの人がそれに呼応した現象に、深刻さを感じなければならなかったはずだが、安倍さんの対応は違った。内閣総理大臣は、安倍さんに共鳴する人だけでなく、反対する人々を含むすべての国民に責任を負う立場。仲間や支持者だけではなく、批判勢力を含め、あらゆる国民の命や生活を預かっている。なのに安倍さんは、自分を非難する人々を「こんな人たち」とくくって、「私たち」という言葉を対抗させたのである。~2008年の米大統領選で、民主党オバマ候補は、勝利後の演説で、共和党のマケイン氏を称えた。〈私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです〉韓国の文大統領も、5月の就任宣誓で「私を支持しなかった国民一人ひとりも国民」とし、その国民に奉仕することを約し、「皆の大統領になる」と強調した。安倍さんは、「敵」すなわち「こんな人たち」認定した者に対しては、やたらと攻撃的だ。首相でありながら、国会で民進党の議員の質問にヤジを飛ばす場面からも見て取れる。~野党に投票するような人は、自分が奉仕すべき国民というより、「こんな人たち」程度の存在なのではないか。一方で、彼は「私たち」の中に入る身内や仲間をとても大切にする。~仲間を大事にするのは、1人の人として見れば美徳だが、特区制度を利用した獣医学部新設をめぐっては親友を特別扱いしたとの疑念を生む一因にもなっている。敵を作り、「私たち」を対峙させ存在価値をアピール、敵を批判し嘲笑し、数の力で圧倒して、自らの強さと実行力を見せつける。そんな対決型の姿勢を、「決める政治」や「歯切れのよさ」「スピード感」と評価する人がいる一方、無視され、軽んじられた人々の不満はたまりにたまっていた。そして、対決型を推し進めることで、政治はますます粗雑になり、できるだけ広範な人たちの合意を得る地道な努力をしなくなっていった。~安倍首相は敗因を「政権の緩みに対する有権者の厳しい批判」と述べた。「緩み」は、確かにあるだろうが、本当の敗因はもっと根が深く、安倍さん自身の対決姿勢や粗雑な政治もその1つではないか。菅官房長官は、記者会見でこの発言について、「きわめて常識的な発言」と述べたという。官房長官の立場で「問題がある」とは言えないだろうが、政権トップの発言として「常識的」と言ってしまうところに、「分かってないなあ」と思ってしまったのである。(要旨)---全文は長いので、かなり端折った要約での引用であることを、お断りしておきます。あまりに、「そのとおり」で、私が付け加えるようなこともありません。リンク先の全文を読んでいただければ、と思います。私自身は、この時、秋葉原からかなり近い場所で、あるグループの練習をしていましたので、この演説には行っていません。(行ってみたかったけど)ただ、私の相棒は行った、とのことです。何を物好きな、とも思うけど、私も予定がなければ行ったかもしれないので、人のことは言えません。今回の都議選での自民党惨敗のある意味では象徴的な場面がこれだった、ということになるでしょう。引用記事にあるように、確かに「安倍やめろ」コールを最初に上げ始めた集団は、ごく少数の「活動家」だったかもしれませんが、その声は狭い「反安倍派」の枠を超えてかなり広がったようです。それが今の民意、少なくとも東京の民意の反映であることは、都議選で自民党が歴史的惨敗、という結果からも明らかです。で、安倍信者どもは、相変わらず、叫んでいたのはプロ市民だとか、選挙妨害だとか、そんな埒もないことを言っているようです。実際のところ、確かに中心になったのは反安倍の信念の持ち主でしょう。ただ、この日は都議選の投票前日です。ネトウヨたちが言う「プロ市民」なるものが、どういう人を指すのかは今ひとつ明確ではないのですが、特定の党派、候補者の熱心な支持者だったら、こんな時間に、秋葉原になんかいないでしょう。自分の支援する候補者の選挙活動をしているか、候補者の演説、あるいは党首の応援演説を聞きに行っている(安倍演説に自民党支持者が集まったように)に決まっています。つまり、秋葉原で「安倍やめろ」の中核になったのは、反安倍ではあっても、特定の政党とはそれほど強いつながりのない人ではなかったか、と思われます。それでも、政治活動に、平均以上に熱心な人たちが中心であろうことは確かですが、それを「プロ市民」と呼ぶのであれば、そもそも、安倍の演説を聞きに来る自民党支持者だって、その大半は熱心な支持者でしょう。それも、(右側の)「プロ市民」と言うしかないのではないでしょうか。で、選挙妨害という言い分も笑ってしまいます。法律上どうなのか、私は詳細は知りません。しかし、聴衆の激しいヤジにあう、程度のことを選挙妨害と叫んでいてどうするのか。少し前に、共産党の志位が安倍を評して「野次が怖くて選挙ができるか」と言ったという話を紹介しましたが、まったくそのとおりでしょう。旧民主党は2012年の選挙の際、選挙活動には凄まじい野次が伴ったと言われています。まあ、野次られるに値する失策はあったと思いますけどね。共産党も、常日頃激しい攻撃にあっています。共産党は、右派や公明党の憎悪を買っているので、その標的になりやすい傾向があります。今回の都議選でも、八王子選挙区で志位の街頭演説が在特会に妨害されています。別に、どこのマスコミもそんなことを報じていませんが。自民党は、今までそういう野次の嵐を浴びたことはないのでしょうか?多分、そんなはずはないと思うのですがね。ただ安倍とその取り巻き連中に、批判に対する耐性がなさすぎる、というだけのことでしょう。いずれにしても、都議選の結果は出ました。何をどう言いつくろったところで、安倍自民党は民意を失ったのです。何よりも、その秋葉原の首相の応援演説を受けた自民党の中村彩候補は落選に終わったわけですが、その後のマスコミのインタビューに対しては、「演説妨害が」とは特段言っていないようです。それよりも、不祥事続きで選挙の足を引っ張った、「脇の甘い」国会議員に苦言を呈しており、そちらこそが敗因の主たる部分と自覚しているのでしょう。2012年の民主党野田首相もそうでしたが、野次の嵐を、「ひどい選挙妨害だ」と思う人より、「野次られるようなことをやったからだ、ザマーミロ」と思う人が多かったからこそ、こういう結果になったということです。
2017.07.05
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都民ファが都議会第1党に 「安倍1強」に打撃東京都議会議員選挙(定数127)が2日投開票され、小池百合子都知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」が都議会第1党に躍進し、公明党などを合わせた小池氏の支持勢力が過半数に達した。一方、学校法人「加計学園」を巡る問題や閣僚の問題発言、政権幹部の疑惑への批判にさらされた自民党(現有57議席)は過去最低を大きく下回る23議席にとどまった。安倍晋三首相が築いてきた「1強体制」は揺らぎ始め、憲法改正などの政権運営も見直しを迫られるのは必至だ。小池氏は都民ファーストの公認50人と、推薦無所属候補、選挙協力する公明党と地域政党「東京・生活者ネットワーク」の計88人で選挙に臨み、都民ファースト候補49人を含む計79人が当選。一方、自民は60人を擁立したが当選は23人にとどまり、第2党に転落。これまでの自民の最低議席は、1965年と、2009年の都議選での38議席だが、それを大幅に下回る惨敗となった。23人を擁立した公明は、長年の自民との連携を断ち、国政での自公連立とはねる形で都民ファーストと協力。7回連続の全員当選を果たし、自民の議席と並ぶ第2党の座を守った。共産党(現有17議席)は安倍政権批判を連日展開し、19人が当選。党勢低迷に悩む民進党(同7議席)も政権批判で存在感をアピールしたが当選は5人、生活者ネット(同3議席)は当選1人にとどまった。---この選挙結果は驚きでした。いくらなんでも自民党が勝つ(と表現できる程度に善戦する)ことはないだろうとは思っていましたが、ここまですさまじい負けっぷりになるとまでは想像していませんでした。自民党の二階幹事長が「落とせるものなら落としてみろ」と暴言を吐きましたが、その言葉どおり落とされまくった結末は、「ざまーみろ」という言葉しか思い浮かびません。もっとも、私の周辺のリベラル派には、自民党が大敗したことよりも、都民ファーストの会に対する警戒感の方が強いように見受けられます。小池都知事は日本会議の会員で主義主張や歴史認識は右派寄りだし、特に特別秘書の野田数は極右と言っていい。また、都民ファーストの立候補者自身、風向きを読んで自民党から移ってきたような手合いが多いのも確かです。そして、小池が肝心かなめの築地市場の豊洲への移転問題について、かなり腰砕けな結論で、大いに期待はずれだったことも確かです。私も、そのような警戒感はかなりの程度同感です。だから都民ファーストに票は入れていません。(共産党に入れました)ただ、それでも、自民党が歴史的大敗北はとてもよかったと思っています。現実の政治状況から考えれば、自民党が負けるとは、都民ファーストが勝つ、ということです。「どっちもどっち」ではありますが、それでも、安倍とその率いる自民党よりは、都民ファーストの方が多少マシではあるでしょう。この際、安倍よりマシでさえあれば、それより多くを望んでも仕方がない、と私は思っています。なによりも、これで、安倍のたくらむ憲法改正へのタイムスケジュールはいったん頓挫することが確定的です。もうひとつ、わたしは共産党に投票したわけですが、その共産党の獲得議席は、都民ファーストの党勢に大きく影響を受けたのではないかと思われます。前回の都議選で、共産党は全国的な勢力伸張の流れに乗って、8議席から17議席へと躍進しました。しかし今回は、事前予測では共産党の苦戦を予想する声が大半でした。特に逆風が吹いていたわけではないけれど、浮動票、市場の豊洲移転への批判票、安倍政権への批判票を都民ファーストに取られることが予想され、「微減で済めば大勝利」という声もありました。ところが、ふたを開けたら、記録的大躍進だった前回を更に2議席上回る19議席を獲得です。事前の下馬評との対比で言えば、これも「記録的躍進」と言ってよいのではないかと思われます。驚くべきは、最後の議席を自民党と共産党で争って、共産党が競り勝った選挙区がたくさんあることです。更に驚くことに、自民党が複数候補を擁立しての共倒れではなく(そういう選挙区もありますが)、自共ともに一人づつの候補で、一騎打ちで共産党が勝った選挙区が、豊島区、北区、北多摩1区、北多摩3区、北多摩4区の5つ(北多摩4区は、自民党は次点ですらなく、その次の得票でしたが)に及んでいます。普通に考えれば、いくら革新リベラル層の多い東京市部でも、自共一騎打の対決で共産党が勝てるはずがない。だから、順当なら、この5選挙区はすべて自民党が勝ち、共産党の議席は14議席、前回比マイナス3議席になっていて、まったく不思議はなかった。ところが、そうはならなかったのは何故でしょうか。共産党は、大躍進した前回と比べても、大多数の選挙区で得票を伸ばしています。投票率が上がった分を差し引いても、おそらく得票率でもかなり上がったのでしょう。が、それだけではないだろうと思うのです。つまり、自民党支持票、自民党に流れそうな浮動票が、みんな都民ファーストに行ってしまい自民票が激減したことと、共産党の得票も伸びたことの相乗効果でこの結果が生まれたのだろうと思います。つまり、都民ファーストの躍進がなければ、共産党の大健闘もなかった可能性が高い、ということです。そんなこんなで、私は、今回の都議選の結果を、素直に喜びたいと思っています。もちろん、都民ファーストの今後の政策については注意を払いつつ、です。期待を裏切られる可能性も充分あるでしょうが(いや、元々私は期待などしていませんけど)それは、自民党が大勝していた場合と同じ、でしかないのです。
2017.07.03
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アキバ騒然!安倍首相街頭演説に籠池氏が乱入2日に投開票を迎える東京都議選は1日に選挙戦最終日を迎え、各党候補者が最後のお願いを行った。自民党・安倍首相は東京・秋葉原で最初で最後の街頭演説を行ったが、森友学園の籠池前理事長がまさかの乱入。ヤジも飛び交い、現場は大混乱に陥った。安倍首相が都議選唯一の街頭演説に選んだ場所は、秋葉原駅前だった。アキバは2012年衆院選から計4回の国政選挙を締めくくり、いずれも大勝した縁起のいい場所。現場は首相演説前から荒れ模様となった。森友学園の籠池前理事長が登場し「国政の最高責任者が説明責任を果たしていない。直接聞きたかった」。安倍昭恵夫人から受け取ったと主張する100万円を頭上にかざし、「直接渡したい」と話した。だが、混乱の恐れがあるとする警察官数人が離れた場所に“連行”。籠池氏は首相に向け「ウソをつくな」「もらったモノはもらったと言え」などとヤジを連発。終了後は「(安倍政権は)真摯な姿勢が足りない」などと苦言を呈した。安倍首相の演説では、市民団体などにより「安倍辞めろ」コールやブーイングが起き、警察官ともみ合いになる一幕も。「安倍政治NO」などの横断幕を掲げると、自民党支持者が前方に旗を立て“応戦”。怒号が飛び交う異様な雰囲気となった。首相は加計学園問題や閣僚の失言などで逆風が吹く状況に「今回の選挙はとても厳しい戦い」「政権のリーダーとして心配を掛けており、申し訳ない思いだ」と釈明。一方で、政権の実績を強調し「自民党しかない」と訴えた。演説中もヤジは止まらず、首相は徐々に挑発口調に。「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」とあおり、「こういう人たちに負けるわけにはいかないです」とヒートアップ。「安倍辞めろ、帰れ」コールが響く中、最後は「頑張ろう!」と絶叫し、演説を締めた。安倍首相は13年都議選では、告示前から20か所以上で街頭演説した。今回は、逆風を意識してか体育館など屋内のみ。街頭演説はこの日が最初で最後となった。---都議選は、もちろん一地方選といえばそれまでですが、各都道府県中最大の人口を抱える首都東京の選挙であることから、その結果が国政選挙の結果にもつながりやすいので、各党とも国政選挙並みに力を入れて選挙戦を戦います。その中でも、特に公明党は都議選をきっかけに政界に進出したという古事(約60年前の話ですから)があるものだから、下手をすると国政選挙以上に力を入れるのが通例です。それ以外の党も、そこまでではないにしても、党首が連日街宣を行うのは各党同じで、引用記事にあるように、自民党も前回まではそうでした。ところが、今回はまったく街頭演説に出てこない。健康不安説もありますが、それに加えて出れば選挙上マイナスになるという判断もあるのでしょう。そして、とうとう最終日に出てきたと思ったら、案の定聴衆に野次り倒されたわけです。私も行きたかったですが、某グループの練習があったので行けませんでした。「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」だそうですが、よく言うよ!!!たとえば、松田九郎。かつて自民党の「野次将軍」といわれた議員。自民党時代の鈴木宗男(最近、再び自民党に戻ったそうですが)も同類でした。あるいは、民主党政権時代に鳩山首相の演説に対する自民党議員の野次の嵐野次が多すぎて誰が、というのは判然としませんが、少なくとも「ルーピー」と叫んだのが丸川珠代議員であることは特定されています。加えて、安倍自身が、首相になって以降も再三委員会質疑において野次を飛ばしていることも、以前に指摘したとおりです。野党に対して野次で演説を妨害しておきながら、「自民党は絶対しない」とはねえ。あきれ果てます。ちなみに、かつては自民党の野次の最大の標的だったのは共産党です。不破哲三の代表質問など、中身がほとんど聞き取れないくらいの野次の嵐の中で行われることが少なくありませんでした。そのためでしょうか。今回の件について、志位が安倍の対応を痛烈に批判しています。「ハコモノ」安倍首相、最終日だけアキバで街頭へ「街頭に出てマイクを持って訴えられない。ヤジが怖くて出てこられないそうだ。ヤジが怖くて選挙ができるか」まさしくそのとおりでしょう。それはともかく、今日は都議選の投票日。当ブログの読者に、東京都民がどれだけいるかは知りませんが、有権者の皆さんは是非投票に行きましょう。私自身は(相棒も)すでに投票済みです。
2017.07.02
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ヒアリ 専門家「どの港で発見されても、おかしくない」名古屋港・鍋田ふ頭に到着したコンテナから30日に南米原産のヒアリ7匹が見つかった。南米原産で強い毒を持つヒアリは、コンテナの積み荷を介して1940年代には米国へ侵入。物流の国際化に伴って2000年代以降には、中国や台湾など日本の隣国に定着していた。今のところ、国内での発見は港湾に限られているが、水際対策にも限界があり、専門家は「どの港で発見されてもおかしくない状況にある」と指摘する。国内の港湾では、有害な外来生物の侵入などを食い止めるために検疫が行われるが、主な対象は農産物。神戸港でヒアリが見つかったのは電化製品を積んだコンテナで、検疫の対象外だった。関西福祉大の勝田吉彰教授(渡航医学)は「ヒアリについては効果的な水際対策はほぼないと考えていい」とする。(以下略)---神戸港で発見されて以降、各地でヒアリ発見の報が相次いでいます。おそらく、実際にはこれまでにも人知れず何度も入ってきていたのではないかと思われます。これまでのところは、働きアリしか見つかっていないようなので、日本に定着することはないと思われますが、女王アリが入ってくればそれまでです。そして、それはおそらく時間の問題でしょう。そのとき、女王アリの侵入を完全に阻止することは不可能です。人間の活動に付随して人間以外の生物が世界を行き来する(意図的に移入する場合もあるし、ヒアリのように意図せずしてくっついてくる場合も多い)のは、現在では不可避な状況です。元々、すべての生物は、元をただせばみんな外来生物です。たとえば、南アメリカ大陸(300万年ほど前までは、南極やオーストラリアと同様、他の大陸とは離れた島大陸だった)には、猿の仲間やネズミの仲間はいませんでした。それが、2500万年くらい前にこの二つのグループが南米に姿を現し(どうやって海を渡ったのかは謎ですが)、更に300万年前に北米とつながると、更に多くの動物が流入し、以来元々南米にいた固有の哺乳類(ナマケモノの仲間やアルマジロの仲間、もう絶滅してしまった南米独特の有蹄類やオポッサムなどの有袋類)を次第に圧迫しながら現在に至っています。そもそも、人間という生き物自身が、アフリカで十数万年前に誕生したものが世界中に広がったわけで、外来生物の最たるものです。ただ、外来種と一般に呼ぶのは、このように自然現象によって流入するよそ者の生物ではなく、人間が(意図してか意図せずかに関わらず)持ち込んだものに限られます。それも、人間自身を除いて。しかし、これとても、その定義は非常に難しいものがあります。人間が意図して持ち込んだものはともかく、このヒアリのように、意図せず持ち込まれたものは、それがいつの時代から入ってきたものなのか、したがって、外来種なのか固有種なのかが判然としない場合も多いのです。たとえば、日本で外来種と推定される生物には、スズメ、モンシロチョウがあります。昨日の晩、実は近所でハクビシンを見かけたのですが、これもほぼ確実に外来生物です。植物では、クスノキが外来種ではないかという説があります(異論もあり)。照葉樹林の象徴のようなクスノキが外来種とはびっくりですが、クスノキの分布が人里の社寺林などに限られ、山中などにはほぼ見られない(もっとも、日本の照葉樹林そのものが、人間活動の大きな影響を受けており、太古の昔から破壊されずに存続している照葉樹林など、離島以外にはほとんどありません)。その他、ドブネズミやクマネズミ、ハツカネズミ、クログキブリなど、人間の活動に密接に結びついている害獣、害虫は、ほとんどが外来生物です。でも、もはやこれらの生物は「外来生物」扱いはされていません。ゴキブリやドブネズミは、外来生物ではなくても駆除の対象ですけどね。しかし、もはやどう頑張ったところで、これらの生物を日本から駆除することなど不可能と言ってよいでしょう。余談ですが、オーストラリアには哺乳類は有袋類と単孔類しかいない、とされます。それ以外にも多くの固有種がいるため、オーストラリアは検疫が厳しく、食品や生物の国外からの持込がかなり厳しく制限されています。が、そのオーストラリアにも、大量の外来哺乳類がいる。まず、最も古い例では、先住民アボリジニが連れてきたと思われる犬の子孫ディンゴ、最近数百年の範囲では牛馬羊、そして前述のドブネズミなどの類、犬猫などのペット。もはや、オーストラリアから有袋類と単孔類以外の哺乳類(有胎盤類、真獣類)を除去することなど絶対に不可能で、人類が消滅したあとも、彼らが生き残り続けることは確実です。100万年、1000万年単位で将来を考えれば、オーストラリアの有袋類は、全部が絶滅はしないにしても、真獣類に圧迫されて、かなり衰退することになるでしょう。というわけで、外来生物の流入阻止は、意図的なもの、たとえばブラックバスの日本への放流とか、ニシキゴイの放流(ニシキゴイの原種であるコイは日本の在来種なので、厳密には外来種ではないものの、人為的に作られた品種であること、元々の個体数から考えれば、放流という行為に問題は大きい)を禁じることはできるでしょう。しかし、今回のヒアリのように、意図せざる外来生物の流入を阻止することは、もうほとんど「お手上げ」というのが現実でしょう。
2017.07.01
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