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これも昨日の駿府公園でみつけたもの。ほとんど人の行かない広場の片隅に、ピンクの花をつけた木が2本だけ見えた。梅じゃないよな? と思いながら近づくと、これは桜に違いない。 ソメイヨシノはまだつぼみもふくらんでいないのに、ずいぶん早い桜だ。 どうやらこれが寒桜の一種らしい。 寒桜(かんざくら)はカンヒザクラとハヤザキオオシマの交雑種とされ、寒い時期に咲くのでこの名が付けられたといわれる。開花は1月から3月で、早咲きで有名な河津桜より早く開花するという。 では、ソメイヨシノより一足先に今年の初桜をご覧に入れよう(もう1枚)。 最近のオモシロは、日本テレビ系水曜10時放送の「ハケンの品格」。篠原涼子演ずるスーパー派遣はさすがにやりすぎだろうと思う面もあるが、「オレは正社員だ」とふんぞり返っているダメ社員を仕事の実力で見返す派遣社員というのは、現代の世相を考えさせられる。 思えば20数年前、東京で労働問題専門誌の編集記者をしていた私は、「労働者派遣法」の成立を見守っていた。それ以前は労働者派遣業というものは認められておらず、必要に迫られて違法ぎりぎりの派遣的業務が増加しつつあった。労働者派遣法はこれを整備し、悪質な業者を排除する代わりに、派遣業務を適法として認定するものだった。 当時はこの法律の意味するところがあまり理解できていなかったが、派遣労働者があふれる現状をみると、派遣業の容認は時期尚早ではなかったかという気もしてくる。 つまり、派遣社員と正社員では同じ仕事をしていても賃金に大きな格差がある。有効求人倍率が向上したといっても、人を募集しているのは派遣業者だけで、一般企業は正社員よりも派遣社員を求めている。派遣労働者の年収はせいぜい200~300万円程度。これでは結婚して子供を育てることなどできないだろう。 少子化の一因もこんなところにあるのでは? もっとも、篠原涼子のように有能なスーパー派遣なら、いくらお金を払っても引く手あまたなのだろうが。 あっ今夜放送だ!
2007.01.31
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いよいよ私が行きつけの公園でも梅が咲き始めた。まずは城北公園の紅梅。ほとんど枯れ木のような丸裸の木からほんの数輪花が開いている。ここでは白梅の方が早いのか、白梅は10数本の木に花が咲き始めているが、紅梅がいているのはこれ1本だった。 ところが、何枚も撮影した白梅は全部ピンボケ。どうもオートフォーカスの調子が悪い。 その帰り、駿府公園に立ち寄ると、ここでも梅が咲きはじめていた。こちらも目につくのはほとんど白梅ばかり(もう1枚)。こちらはなんとか使える写真が撮れていた。今年は暖冬のせいか、梅もずいぶん早いようだ。去年の春みつけた花なども、少し早めにチェックした方がよさそうだな。
2007.01.30
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さて、これがお約束のヤブツバキ。いわゆる普通の椿だ。花の形がよく見かけるカンツバキ(やサザンカ)とは明らかに違う。まず、花の中心に雄しべがびっしりと並び、花びらは全開せず雄しべを取り巻く形で開いている。花弁は5枚だという。ヤブツバキは東北以西の暖地に生育するツバキ科の常緑小高木で、その種から採るツバキ油はかつては重要な油資源だった。油を採取する目的でヤブツバキを残したため、ヤブツバキの純林となった場所もあるという。 冬に咲く数少ない花としてサザンカと並んで古くから品種改良され、ヨーロッパやアメリカでも流行したそうだ。 カンツバキ(1枚目)は八重咲きで花びらは反り返るくらいに全開する。私はいまだにサザンカとカンツバキの見分けがつかないが、今の時期になればサザンカはほとんど終わっていると考えていいだろう。 あと3枚 そして、花の散り方がこちら。花全体が落ちるヤブツバキ(2枚目)と花びらが散るカンツバキ(3枚目)だ。 それにしても椿の花というのは、基本形はきれいだと思うのだが、なかなか美しく咲いた姿を見ることが難しい。ヤブツバキにしても、この写真を撮るため、何本もの木を見て回ったが、花びらがひしゃげていたり黒ずみはじめていたりと、端正な形をした花を探すのが困難だ。カンツバキも、開くそばから散り始めるのか、植え込みの中では花びらが抜け落ちてぼろぼろになった花が目立ち、全体としてきれいな印象を持つことは困難だ。椿は私にはあまり好きな花とはいえないな。
2007.01.29
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まずは昨日の続報から。 土肥町は合併して伊豆市になってしまったため、伊豆市のホームページから質問メールを送ったところ、さっそくていねいな返事をいただいた。 私はてっきり土肥桜というのは河津桜ではないかと思っていたのだが、昭和になってから土肥町内で見出され育成された新種だそうだ。河津桜に似ているが、さらに早咲きで、12月から開花することもあるという。現在品種等録を進めている最中だという。花の色も紅白2種類あるそうだ。 伊豆市さん、ありがとうございました。 今日は富士山の西麓富士宮市を訪ねた。富士市はよく訪ねるが、富士市から東海道線を離れて身延線で北上する富士宮市にはなかなか訪ねる機会がなかった。富士市よりもさらに富士山の懐の中の富士宮市は、さすがに富士山が大きい。市役所最上階の展望ロビーからも雄大な富士山を眺めることができたが、こちらは窓越しだったので、浅間大社付近で撮影したこの写真を採用した。建物や木の大きさと比べて、富士山がどれほど大きく見えるかお分かりいただけるだろうか? 富士川町や富士市から富士山を見て育った私も、これほど大きな富士山には圧倒された。 さて、富士宮市といえばまず思いつくのが浅間(せんげん)大社。富士宮市街地の中心にあって、富士山信仰の中心をなしている。まずは浅間神社入口の大鳥居と富士山の位置関係をご覧いただこう(1枚目)。大鳥居からちょうど45度の方向に雄大な富士山が広がっている。おそらくこの方角の建物は高さ制限がかけられているのだろう。ほとんど富士山をさえぎるものがない。 あと3枚 続いて浅間大社の名物湧玉池(わくたまいけ・2枚目)。国指定の特別天然記念物だ。豊富な富士山の湧水に支えられて、毎秒3.6トン、日量30万トンもの湧水があるという。しかし昭和40~50年代には、地下水の過剰利用でこの湧玉池の湧水が激減したことがあった。その頃高校生だった私は、湧玉池には水が少ないという印象を持っていたのだが、今はずっと回復しているようだ。湧玉池は蕩々と水を湛えていた。 富士宮にはもうひとつの名物がある。「富士宮焼きそば」だ。私が高校生の頃から富士宮には焼きそば屋が多いということは聞いていたのだが、数年前から、地元の有志が街おこしとして富士宮焼きそばを掲げ、現在では全国的にも「焼きそばの街」として有名になっている。 調べてみたところ、その中心となった「焼きそば学会」が発足したのは平成12年(2000年)の暮れだという。わずか6年で全国に名を馳せるとは、街おこしのよい手本となるだろう。 富士宮にきたら、当然焼きそばを食べなくちゃ。私も浅間大社前の焼きそば店で目の前の鉄板で焼いてもらい、大盛り焼きそばをいただいた(3枚目)。富士宮市内には焼きそばを扱う店が100数十店あるそうだ。
2007.01.26
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今日は久し振りに清水マリンパークを訪ねてみた。この季節、サザンカは終わりかけているから、今咲き乱れているのはほとんどカンツバキだと思う。ところどころでヤブツバキ(いわゆるツバキ)も咲き始めているので、今度はカンツバキとヤブツバキの違いを解き明かそうと、撮影して回った。 ところが、マリンパークの片隅で、早々と咲き始めたサクラを発見してしまった。 カンツバキとヤブツバキの話は次回に回させて頂こう。 マリンパークの一角に比較的早咲きのオオシマザクラが何本か植えられている。サクラのつぼみのふくらみ具合も今の私の観察テーマだが、さすがにまだほとんどつぼみもみつからない。ここのオオシマザクラも、5~6mの大きな木にはまだつぼみの気配もない。 ところが、そのすぐ脇の高さ2mくらいの小さな木につぼみがふくらみ、今にも花が開きかけている。「小さな木の方がつぼみのふくらみが早いのかな?」などと考えながら進むと、なんと、もう花が咲き始めている木がある。今日は1月25日。ずいぶん早い開花だ。しかしこの色はオオシマザクラじゃないな。 その木の前には、「土肥町寄贈 土肥さくら 平成15年2月」の立て看板が立てられていた。 ごく最近植えられたものだ。すると、あのつぼみのふくらんだ小さい木も土肥サクラだったんだ。品種が違えばつぼみのふくらみ具合も違うのは納得できる。小さい木の方が早いなんてことがあるわけない。 しかし、土肥サクラなんて聞いたことないな。調べてみても見当らない。土肥町で育てられたということで「土肥さくら」と名づけられたようだが、花の感じは早咲きで有名なカワヅザクラに似ているようだ。
2007.01.25
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この1年あまり、ほとんど毎日静岡市内を自転車で走り回っているため、自転車圏内はほぼ回り尽くしたといえるだろう。毎日会社を出るたびに「今日はどっちに行ってみようかな?」と悩んでしまう。 今日は営業で東静岡方面までいったついでに、南部に回って小鹿公園を訪ねてみた。夏にハスの咲いていた池のある公園だ。公園の周りを巡回していて、植え込みの低木に赤い花が咲いているのを発見した。 一瞬梅の花かと思ったが、色がずいぶん濃い上に木の雰囲気が違う。ウメも小高木だが、1本1本独立して植えられることが多く、植え込みのように密植されることはないはずだ。 それに、花の雰囲気もずいぶん違う。 しかし私は、この時期に咲くこんな真っ赤な花はウメ以外知らない。 ウメではないだろうなと思いながらも、もしかしたらウメの品種かもと、判断がつかない。なんというボケナスだろう! 会社に戻って調べることしばし。やはりウメとは花の形がぜんぜん違う。それではなんだろう? しばらく考えるうち、こんな真っ赤な花を見た記憶があることを思い出した。クサボケだ。昨年の秋、実と一緒に狂い咲きの真っ赤な花がついていたことを思い出した。 ボケで検索すると、よく似た写真が掲載されている。花は通常は3月から4月に咲くというが、11月頃から咲くものをカンボケというそうだ。 中国原産のバラ科の落葉低木で、枝にはトゲがあるという。そう思って写真をよく見ると、そこここにトゲが見える。 果実は瓜のような形で直径7cmくらいになるものもあるという。そこから「木瓜」。「もっけ」が転じて「ぼけ」になったといわれる。 ボケとクサボケの違いは私にはよく分からないのだが、昨秋撮影したクサボケの花と比べるとずいぶん花の感じが違うので、こちらは木瓜、寒木瓜ではないかと判定した。ボケナスの判定なのであまりお信じにはならないように。 過去ログのフォトアルバムが使えなくなってしまいました。興味のある方はこちらから11月のフォトアルバムを選択し、11月24日のクサボケの写真をご覧ください。
2007.01.24
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最近ロウバイも時々見かけるのだが、なかなか写真がうまく撮れない。花が小さい上に庭の中に植えられていることが多いので、なかなか近づいて撮影することができないのだ。 今日は街角で1本の小さなロウバイの木をみつけた。ようやく花が撮影できると、勇んで写真を撮ってきたのだが、今度は近づきすぎてオートフォーカスが働いていないものばかり。 かろうじて見られる写真を組み合わせてみた。 ロウバイは中国原産のロウバイ科の落葉低木。12月の後半から透き通るような黄色い花を咲かせる。ウメとはまったくの別物だが、蝋細工のようなウメに似た花ということから蝋梅と名づけられたようだ。一口に蝋梅といってしまったが、本当の蝋梅は花の内側が赤みがかっているという。この花のように全体が黄色いものは素心(そしん)蝋梅といって、一般にはこちらの方がよく植えられているらしい。 そういえば本物の蝋梅はまだみたことがないな。 「あるある大事典」が納豆の回で捏造報告を行って放送打ち切りになりそうだという。私はあまり見たことはなかったが、毎週美容や健康についての新知識を報告して人気があったようだ。くだんの納豆の回では、放送直後に納豆が飛ぶように売れ、納豆メーカーは大幅な増産体制を組んだところだという。 ところが、この捏造のニュースで、一気に納豆が悪者に、メーカーは注文のキャンセルで納豆を廃棄しなければならないという。 たしかに捏造は許されないことだが、いちテレビ番組で「納豆でやせる」といわれたからといって、スーパーの在庫が売り切れるほど納豆を買いあさり、それが捏造だと知って今度は納豆を敵視する消費者もいかがなもんだろう。 納豆にはそれなりに健康効果はあるのだし、朝晩1パックずつ食べて悪いことが起こるわけではない。 買いためた納豆は食べてあげてくださいね。 それから、納豆が悪いんじゃなくて、「納豆でやせる」といった番組が悪いだけなんです。 どうやら製作会社の社長が辞任するようだが、下請けの製作会社だけでなく、証明されていない効果の証拠を集めてこいと命じた番組責任者にも責任があったことを忘れてはいけない。
2007.01.23
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今年の冬は暖冬だ。ざっと調べてみたが、1月に入ってからも静岡市の最高気温は10度を下回ったことがほとんどない。最低気温0度というのが1月13日の1回のみ。なんという暖かさだろう。今年は(今年もか?)世界中で異常気象が続いているようだ。ヨーロッパも記録的な暖冬だと聞いたが、アメリカでは逆に猛烈な寒波に襲われているという。 数日前には、今世紀末には平均気温が最大6.3度も上昇するという国連の予測が出されたという。確か平均気温が2度上昇すれば海面水位は約50cm上昇するといわれているが、6度も上昇したら恐ろしいことになってしまう。 もっともこれは最悪の場合のシミュレーションということだそうだが、「日本沈没」が現実の危機として迫ってくる日もそう遠くはないかもしれない。 あまりの暖かさに論点がずれてしまった。こんなことを言いたかったのではないのだが、暖冬を喜んでいる自分への戒めを込めてみた。 さて、今日は日課の街角パトロールでついに梅の花をみつけた。この暖冬なのでどこかで咲いているのではと期待していたのだが、ようやくみつけることができた。場所は静岡駅からさほど遠くない駿河区の見瀬天満宮。以前ソヨゴ(?)の赤い実を見つけた神社だ。今年一番のウメじゃないかな? この場を借りてもう一言。 今日も風見真吾さんがワイドショーで泣いていた。なんの非もないのに交通事故で命を落とされたえみるちゃんはお気の毒だと思うが、この報道には首を傾げざるを得ない。交通事故で亡くなる方は毎年1万人近くいる。今回のケースと同じように、子供にはなんの非もないというケースも多い。それなのに、父親がテレビタレントということだけで、連日ワイドショーのトップニュースになるというのは過剰報道ではないだろうか? 同じように事故で子供亡くしたみなさんは(もちろんテレビになど出たくはないだろうが)、このケースだけがマスコミに大きく取り扱われていることをみて、「なんでえみるちゃんだけが」と不快に思わないだろうか? 過去ログのフォトアルバムへのリンクが切れてしまいました。トップページのフォトアルバムからお入りください。
2007.01.22
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このところ花が見当らないのでこんな話ばかりで恐縮だが、ほかに語れる話もないので、昔読んだ本の紹介をテーマに加えさせて頂く。 これもまたアシモフの科学エッセイシリーズの1冊だが、とにかくスケールの大きい数の話で驚かされることばかりだ。 大きい数字としてまず思いつくのは100万だろう(日本人なら1億というかもしれないが、アメリカではミリオンが基本単位)。100万円といえば私にとっては大きな金額だが手の届かない数字ではない。では100万秒は? 11日半強だ。これも驚くほどでもないな。 ではトリリオンはどうだ? 100万×100万。日本では1兆だ。 1兆円など、私には100回生まれ変わっても手の届く数字ではない。1兆秒は? 31,700年だという。人類の歴史のはるか以前、石器時代だ。 これは1兆というのは途方もない数字だ。 と思うのが一般人だろうが、アシモフはこれをこともなげに「たった1兆だよ」と言い放つのである。 簡単な例を挙げてみよう。人体には約25兆個の細胞があるのだという。そしてそのそれぞれの細胞は約90兆個の原子を含んでいるという。1人の人間にである。 アシモフはここから体内に存在する炭素14原子(炭素の放射性同位元素・一定の周期で崩壊して放射線を発生する・ガンとの因果関係が懸念される)の存在量とその崩壊の確率を計算している。 それによると、体内の遺伝子に入っている炭素14原子は、1秒ごとに50個が崩壊(爆発)しているのだという。何と恐ろしいことか! しかしご安心を。炭素14原子の爆発による遺伝子の変化といっても、たいていの場合はその遺伝子が働かなくなるというにすぎないそうだ。そしてガンなどの原因になるような変化というものは無視できるほどの小さな比率にすぎないと思われる。 アシモフは「その変化の詳細が分かればどんなにいいことだろう!」と付け加えている。 それが分かればガンの一因を取り除くことができると考えていたのだろう。 なお、過去ログのフォトアルバムへのリンクが切れてしまいました。トップページのフォトアルバムからお入りください。
2007.01.19
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今日は浜松市から呼び出されて浜松市役所を訪ねた。仕事につながってくれればありがたいのだが……。 市役所の帰りにすぐ裏の浜松城公園を小1時間歩いてきた。 ここは徳川家康が築いた城だったんだ。若き日の家康像が置かれていた。家康は三河の出身なのだから当然といえば当然だが、改めて静岡県は徳川とゆかりが深いことを感じさせられた。 浜松城公園も今は冬枯れの季節。花はほとんど咲いておらず、街中を歩いて浜松駅に戻った。その駅前広場でこのマナー灰皿を発見。 考えてみれば今日は新幹線に乗る前から数えて3時間近くタバコを吸っていない。 これはありがたいとさっそく一服。 しかしこれは喫煙属にとっては本当にありがたいものだ。最近は街中ではほとんどタバコを吸うことができない。駅のホームも喫煙所が少なくなったし、自転車に乗っているときはもちろん、歩きタバコも肩身が狭い。食堂も禁煙の店が増えている。 こんな状況の中で、公共のオープンスペースにこのようにマナー灰皿を設置してもらえれば大いにありがたい。 静岡市もこれは見習ってほしいものだ。 タバコといえば、会社も禁煙で私はもっぱらベランダでホタル属をやっている。 もっとも、タバコをくわえてワープロ(当時は)に向かっていた頃を考えれば、タバコの本数も減って悪くないか。もっとも私の場合は、朝晩にまとめて吸ってしまうので、結局1箱近くは吸っている勘定だ。 ダメじゃん! ところでインフォシークのフォトサービスが終わってしまったため、過去ログのフォトアルバムが使えなくなってしまった。すべてのリンクを設定し直すのは至難の業なので、こちらから新しいフォトアルバムにアクセスして、月別のアルバムから当該月のアルバムを選択してください。トップページにもフォトアルバムへのリンクを設定しました。
2007.01.18
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この本、市販はされていないと思う。当時御殿場市が1冊1000円ほどで希望者に頒布していたはずだがもう在庫切れだろうな。 何を隠そうこの本、10年ほど前に、半分近くは私が書いたものだ。 といっても、動物や植物、地質の専門家らが2年かけて富士山麓の調査を行い、その結果を小学校高学年ぐらいにも分かるように書き下したというだけのことだが、動物や植物の分布の様子や富士山に降った雨の水循環と森のはたらきなどをわかりやすく解説している。 自分でいうのも恐縮だが、自分にこんな文章が書けたのかと、感心するほどのできだ。 当時私は、環境調査会社に勤め、唯一の文系人間として、調査の調整やとりまとめを担当していた。その頃御殿場市から依頼を受けて、富士山麓の自然環境調査を行い、その結果を冊子にまとめるという仕事を引き受けたのだ。私はそれ以前から、富士市側、沼津市側、山梨県側からも富士山にかかわる仕事をしており、富士山に関しては「門前の小僧 習わぬ経を読む」という状況だった。 中でも自慢の一節を紹介しよう。 水の循環と森のはたらき(富士山) 水は地球規模の循環を繰り返しているそうですが、梅雨時や台風などで大雨が降るときには、いっぺんに流れてしまってあまり役にたたないんじゃないでしょうか? 大雨が降ると川の水が多くなって、ときには洪水が発生することもあります。これは、広い面積に降った雨が地下に浸透しきれずに川に集まって一気に流れ下ろうとするからです。 ここで重要なのが森のはたらきです。森の土は、水をたくさん含んで、一気に流れ出さずにゆっくりと地下にしみこませる役割を果たしています。その土は、木の葉や草が腐ってできたものです。また、森の木や草は、強い雨が地面に直接あたって土が削られないように、クッションの役割をしたり、木の根は土が流れ出すことを防ぎます。 このように、森には、地下水を涵養したり、洪水や土砂の流出を防ぐはたらきがあります。このはたらきによって、水は私たちのまわりでゆっくりと循環しているのです。 それでも洪水が起こったり、地下水が少なくなったりすることがあります。富士山は普通の山に比べて特に浸透性が高いので、滅多に洪水は起こりませんが、それでも何年かに一度は、下流の三島市や沼津市、富士市などでは洪水が起こったことがあります。 これは、スギやヒノキなどの人工林が多くなって、自然の豊かな森が減ったことが関係していると考えられています。 ブナやミズナラなどの自然の落葉広葉樹の森では、毎年秋になると大量の落ち葉がつもり、それが腐ってふっくらとした土になります。この土が、特にたくさんの雨水を含むことができます。 ところが、間伐や枝打ちなどの手入れがされていないスギ・ヒノキの人工林の中では、木が密生して光が入りにくく、下草が育たないため、雨が直接地面をえぐり、土が流れ出しているところが見られます。このようなところが増えると、地下水もたまらず、洪水の発生する危険も大きくなります。
2007.01.17
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アイザック・アシモフという作家をご存じだろうか? 私はSF小説の大家として中学生の頃から彼のSFに親しんでいたが、彼が化学の博士号をもつ本物の科学者だと知ったのはかなり後になってからである。彼はSF小説ばかりでなく、数多くの科学エッセイを書き続けていたそうだ。 もう20年近くも前になろうか、書店に「アシモフの科学エッセイシリーズ」が並べられたことがある。その中の1冊、この空想自然科学入門を手に取り、「はじめに」を読んで感激してしまった。 冒頭、「1800年までの科学といえば、まるで果樹園のようなものだった」。何のことだろうと、つい読み進めると、当時の「科学」は、全体の様子を簡単に把握できる程度に単純だったということのようだ。ところが「今日では、科学という果樹園は地球をとり巻く巨大な怪物となり、そこには1枚の地図もなく、誰も道を知らない」。科学は、専門分野ごとに深化し、科学者たちは、己の専門分野に閉じこもるばかりで、誰もその全体像を捉えることができない。 化学から生化学の専門分野を極めたアシモフは、ある時「反逆」を起こした。果樹園のちっぽけな片隅に閉じこもっていくような感覚に耐えきれなかったのだ。SF作家というもう一つの顔をもつアシモフは、科学の多くの分野との関わりを保ち続ける努力も続けていた。その彼が、「高いところから眺めながら、科学の果樹園をところどころ覗き見した」のがこの随筆集である。 はじめにの最後に、彼はこう結んでいる。「私に見えるものを、あなた方にも見てほしいと、心から思うからである」。科学には門外漢の、単なるSFマニアの“元”文学青年である私は、これを読んで感激し、即座にこの本を購入した。 正直に言って、難解なエッセイである。聞いたこともないような科学の最新(当時の)の話題が次々と飛び交う。とてもそれらを理解できたとは思えない。しかし、アシモフ一流のユーモアを交えた語り口は、理解できないながらも、「なるほど」と思わせる、充実した読後感をもたらしてくれる。 この科学エッセイシリーズは、早川書房から全15巻が出版されている。それをすべて読破したというのが私のひそかな自慢だ。彼の死去により、彼のSFの新作は楽しめなくなったが、彼の遺した科学エッセイは、まだまだ限りないはずだ。続刊を楽しみにしている。
2007.01.16
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いよいよ冬枯れの季節。今日も1時間以上走り回ったが、めぼしい花は見当らない。これは正月に富士川の河原に行く途中に撮ったカイヅカイブキ。駐車場の目隠しの生垣として10数本並んで植えられていた。 カイヅカイブキというのは、ヒノキ科の常緑高木イブキ(ビャクシン)の変種で園芸用に改良されたもの。上にのびながら枝がねじれて、炎のような樹形になるのが特徴で、学校や庭園などの生垣としてよく利用される。 このての木はよく似たものが多いので、あまり確信はないが、このねじりあがる炎のような樹形は、カイヅカイブキに間違いないと思う。 イブキ(ビャクシン)で思い出したが、静岡県にはビャクシンの純林として国の天然記念物に指定されている林がある。伊豆半島の付け根、沼津市のはずれにある大瀬崎(おせざき)のビャクシン林だ。ここはビャクシン樹林としてし日本最北端にあたり、樹齢1000年を超える老木もあるという。この大瀬崎は砂嘴(さし・沿岸流によっと運ばれた砂が堆積してできる、嘴(くちばし)形の地形)と呼ばれる地形だが、その中心に神池という淡水池があり、これが伊豆7不思議のひとつとされている。このあたりはスキューバダイビングのメッカとしても知られている。 10数年前には仕事の関係でこのあたりにもよく通ったものだが、当時は植物にはまったく興味がなく、ただ「天然記念物」とだけ覚えていた。こんなことなら写真を撮っておくんだった。沼津市のHPで大瀬崎や神池をご覧いただこう。
2007.01.15
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今日も暖かい1日だった。静岡の最高気温は13.5度を記録したという。 今日は昼前の運動にと、自転車で藁科川(わらしながわ)をさかのぼり、第2東名の藁科橋まで走ってみた。片道10kmあまり、川上に向かう緩い登り道のため約1時間かかって到着。橋はすでに完成し、工事用のトラックなどが頻繁に行き交っている姿を見ることができる。この写真は帰り道の、1.5kmほど下った場所からの撮影だが、このあたり、橋以外はほとんどトンネルで山の中を通過する構造になっている第2東名は、この橋の高さが10数mはある。 もう少し近くからの写真をお見せしよう。 あと2枚 1枚目は第2東名橋脚の真下に造られた藁科橋から見上げたもの。こちらの藁科橋は平成10年の竣工というから、この橋脚部の建設が始まったのがほぼ10年前頃と推察できる。 橋の全景を撮影するため、堤防の上を200mほど下って撮影したのが2枚目。ここから工事用トラックの行き交う姿がよく見えるのだが、写真では分からないだろうな。 行きは藁科川右岸をさかのぼったが帰りは藁科橋を渡って左岸側を下る。軽い下り勾配になるので、帰りは楽だった。ところが、これがちょっとした失敗の始まり。 会社を出るときに、今日はコートは必要ないだろうと置いてきたが、自転車なので手袋だけは着けて出た。写真撮影のたびに手袋を外して写真を撮り、またはめる。何かおっくうだ。 そして冒頭の写真を撮り終えたあと、もう手袋をはめる必要はないと、自転車の前かごに放りこんだ。前かごにはカメラや書類を入れたショルダーバッグが入れてあるのだが、その隙間に手袋を投げ込んで帰路についたのだ。 そのまま15分あまり走ってそば屋で昼飯でも、と立ち寄ったとき、手袋が片方なくなっているのに気づいた。 デコボコ道や歩道の段差などでショルダーバッグが跳ね上がることがよくある。軽い手袋なんぞは、簡単に飛び出してしまうだろうに、そんなことも忘れて気持ちよく走ってきたのだ。せっかく妹が年末に買ってくれた高級手袋(400円もしたそうだ)を、わずか1週間で紛失してしまった。
2007.01.12
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今日は昼から造園業界の新春賀詞交換会。私も関連業者として片隅に参加させて頂いた。静岡で1,2を争う有名ホテルの宴会場を借りての昼食会は、高級(そうな)料理が並ぶが、アンチ美食家の私には食べられるものがほとんどない。せめてサンドイッチやチャーハン、焼きそばなどの庶民的な料理があればとりあえず腹だけは満たせるのだが、食べ盛りの私には巻きずしと茶そば、フルーツぐらいではどうにも物足りない。 気を取り直してその足で公園探険に出るが、この季節、やはり花が少ない。しかし今日は暖かい日だった。静岡地方の今日の最高気温は12.4度だそうだが、風もなく、日向では暑く感じるくらいの陽気だった。 城北公園のベンチに座って一服しながら冬の公園の風景を1枚。春にはここはサクラが満開になるのだが、人気のない広場と冬枯れのサクラの木を暖かい陽射しがおおっていた。 しばらくベンチに腰掛けていると、真っ黒な野良猫がやって来た。声をかけると以外にも近づいてくる。そして、おやおやと思っているうちに、私のベンチの隣りに上がり込んで丸くなってしまった(もう1枚)。普通の野良猫は目があっただけで逃げ出してしまうので、これには驚いた。頭をなでても嫌がりもしない。久し振りにネコに触ることができた。 のどかな小春日和の昼下がりだった。 帰りにサンドイッチを買って帰ったのはいうまでもない。
2007.01.11
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年末にオウバイをみつけたので、今日はロウバイを撮ってやろうと、去年みつけた護国神社を訪ねた。護国神社には今年もやはり、蝋細工のように全体が薄黄色のソシンロウバイが咲いていた。 撮影すること20枚あまり。今日のネタはカンペキ! と思っていたのだが、写真を開いてみると、あれだけ撮った写真がどれもピンとデタラメなボケボケ写真ばかり。ここまでひどいのは初めてだ。ロウバイは去年の記事でご勘弁頂こう。 その脇でふと目についたのがこの木。 これだけ見ても普通の人にはなにものか分からないだろうが、これが今もっとの話題の木だ。 場所は第二次大戦の英霊を祀る護国神社、昨年9月にお生まれになった親王悠仁様のお印としてひときわ話題になった木だ。 2006年11月に当神宮祭主によるお手植えだという(もう1枚)。 正解はコウヤマキ。 コウヤマキは日本特産の裸子植物で、福島県以西に分布するコウヤマキ科の常緑高木。樹高は30m以上に成長するという。かつてはスギ科に分類されていたが、現在では1科1種のみでコウヤマキ科とされている。高野山周辺に多いことが名前の由来だという。 この木はまだ植えられたばかりの2m足らずだが、これが何10mにも成長する頃には日本はどうなっているんだろう?
2007.01.10
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正月休みに続く3連休が終わって今日からが本当の仕事始めか。ようやく正月気分も抜けたようだ。午前中に社内事務をすませ、昼から今年最初の街角パトロールにでかける。 いくつかの公園を回ったが、この時期に咲いている花は少ない。花壇には1年中咲いているパンジーのような花を見かけるが、私としては園芸品種はパスしておきたい。 小1時間走り回り、今日は収穫なしかと諦めかけたとき、目の前に黄色い花が飛び込んできた。 これははじめて見る花だぞ! あざやかな黄色い花は、遠目にはミモザ(フサアカシア)の花のように見えたが、葉っぱの様子がぜんぜん違う。このギザギザのある葉っぱは、ヒイラギナンテンのようだが、ヒイラギナンテンの花はこんなに大きくて目立つはなではなかった。だいいちまだ1月、季節が違う。 しかし、花の付き方なども、見れば見るほどヒイラギナンテンに似ている(1枚目)。 また、ミモザのように丸く見えたのはつぼみで、このつぼみが開いて花が咲き始めている(2枚目)。 見れば見るほどヒイラギナンテンに似ているが、それとは違うはずだ。 帰って調べてみよう。 今日中に調べがつくかな? あと2枚 まずは再度ヒイラギナンテンを検索し、再確認する。ヒイラギナンテンはメギ科の常緑低木。3月から4月頃、黄色い小さな花を咲かせる…… ヒイラギナンテンの花は私も昨年ずいぶん見たが、こんな大粒の花はなかった…… しばらく探し続けると、季節の花300さんの「ヒイラギナンテン」の項の似ている花に、「チャリティー」という名があった。まさにこの花だ!! やはりヒイラギナンテンの仲間で、冬咲きのヒイラギナンテンと紹介されている。この品種は12月から1月に咲くという。花もヒイラギナンテンよりずっと大きい。 学名は Mahonia × media cv. Charity ヒイラギナンテンは Mahonia japonica だから、やはりヒイラギナンテンの品種というわけだ。 どんな実がなるんだろう? ヒイラギナンテンよりさらに大粒の実がなるんだろうな。楽しみだ。
2007.01.09
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あけましておめでとうございます。 初夢の縁起物「一富士、二鷹、三ナスビ」といわれるように、年の初めはやっぱり富士山ですな。 わが故郷の富士山をご紹介しよう。 今回は富士川河川敷の新幹線鉄橋の下流まで歩き、おなじみの「新幹線と富士山」の撮影に成功した。これは東京に向かう便だ。 正月三が日はあまり天気がよくないとの予報を聞いたため、12月31日に撮影した。 元旦も同じ場所に撮影に出かけたのだが、やはり薄雲がかかってあまりあざやかな富士は拝めなかった。 私の年末年始は、外に出たのはこの2回のみ。あとは雑煮を食べて駅伝を見て、父親のヘボ碁の相手を1日10時間。 喜寿を迎えた父親は相変わらずのヘボ碁でいっこうに進歩がなかったが、今回は私の適切なアドバイスが功を奏し、ほんの少し腕を上げたようだ。私が帰る頃には、ハンデを少し減らしていい勝負ができるようになっていた。 少しは指導の甲斐があったかな? 私が弱くなっただけか? 今日は正月ボケが抜けきっていないようだ。来週から気合いを入れ直して取り組みますので、今年もよろしくお願いいたします。
2007.01.05
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