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井川は積雪40cmのため、今週の樹名板設置作業は断念。長靴も埋まってしまうような積雪では、取り付けどころか、本当に遭難しかねない。 代わりに今日は、静岡空港近くの榛原ふるさとの森の設置作業をおこなった。こちらは標高も低く、範囲も狭いため、取り付け作業は簡単なもの。3時間あまりで取付完了。 せっかくここまで来たのだから、静岡空港を見学して、まだ時間があったので大井川に架かる蓬莱橋を訪ねることにした。 有名な木造橋だが、なかなか訪れる機会がなかった。 なるほど、なかなか趣のある橋だ(1/14撮影)。 明治12年(1879年)の完成で、全長897mの橋は、1997年に「世界一長い木造歩道橋」としてギネスに認定されたという。 昨年の台風で傷んだため、現在は490m付近で通行止めとのことだが、途中まででも行ってみるべきだろう。 番小屋で通行料100円を支払い、いざ橋を歩き始める(1枚目)。 川の上は冷たい風が吹き、橋もかすかに揺れるようだ。 欄干が低いので、ふらついたら川に落ちてしまいそうな怖さがある。 入口からでは見渡せなかったが、中間あたりにさしかかると、通行止めのネットが見えてきた(2枚目)。 その脇ではショベルカーが補修工事のために川の流れをせき止める作業をおこなっている。 下流の橋から眺めたときに、橋がたわんだようになった部分なのだろう、ネット越しにのぞき込むと、大きくたわみ込んでいるのがよく分かる(3枚目)。 修理にはまだ時間がかかるんだろうな。 (あと4枚) それにしても、「越すに越されぬ大井川」と詠われたこの川に、最初にこの蓬莱橋が架けられてからわずか130年。 私たちは今、すぐ下流の島田大橋を渡って静岡空港に行き来している(4枚目)。 人間の一生ぐらいのわずかな期間に、これほどまでに土木技術は進歩するものなのかと、改めて驚かされる。
2012.01.24
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昨日今日と、2日がかりでこの秋調査した竜頭山山頂の天竜の森への樹名板設置作業。 この冬は雪が降らなかったので、竜頭山の山頂もまだほとんど雪はないとの情報だったが、直前の月曜の夜から雨になり、高標高地ではかなり雪が積もった模様。 さすがの私の晴れ男でも、前日までの雨(雪)を回避することは不可能だ。 急遽スタッドレス付の車をレンタルして現地行きに備えたが、雪山を知らない私は、自分の足のことなどなにも考えていなかった。 出発前夜の連絡で、メンバーから、「山で雪が積もっていたらズック靴なんかでは遭難しますよ」と諭され、長靴をもって、作業ズボンの下にジャージのズボンをはいていくことを思いついた。 設置当日は例のごとく晴れ。 現地に向かう途中も、なんの障害もなく林道もすいすいと登れる。 「これならスタッドレスなど必要なかったか?」などと思っていると、山頂に近い秋葉神社を過ぎたあたりから道が雪に覆われ、工事車両の轍の跡だけがくっきりと残っている。 「やっぱりスタッドレスにして良かったな」と思ったが、私はまだ雪山の怖さに気づいていなかった。 ようやく天竜の森駐車場に着いてみると、一面の雪景色(1/18撮影)。 積雪は5cm程度だが、このバージンスノーの雪道を2kmあまり、樹名板を取り付けながら竜頭山山頂まで歩かなければならない。 雪が降ったばかりの道はまさに、「僕の前に道(足跡)はない、僕の後ろに道(足跡)はできる」状態(1枚目)。めったに雪を見ない私はバージンスノーを踏みしめてはしゃぎたい気分だったが、5分もすればそれは恐ろしい苦痛に変わる。 とにかく足指が凍えて痛くてたまらないのだ。 これがズック靴だったら、雪解け水がしみこんで凍りつき、あっという間に歩けなくなっていただろう。 水こそ入らないが、長靴の中の指先は凍えて神経が麻痺しかかっている。 山頂への最後の上り坂は、足を滑らせながら息も絶え絶えに這い登った。 標高1350mの雪山竜頭山への登頂完了。 この程度で雪山登山とはおこがましいかもしれないが、私にとっては初めての雪山登山だった。 (あと4枚) そしてこれが、困難な雪山を登ったものだけが味わうことができる絶景。遠くに南アルプスの山々を望むことができる(2枚目)。 疲れは吹っ飛ぶが、凍えた足の指は悲鳴を上げ続ける。この道を戻らなければいけないなんて、私には雪山登山はとても無理なようだ。 写真写りが悪い(地が悪い)ため、自分の写真を撮ることはなかったが、こんどばかりは証拠写真として記録を残すことにした。 お見苦しい写真を掲載することをご容赦ください(3枚目)。 さて、本業の樹名板設置は、若いO君ががんばってくれたため(4枚目)、昨日1日で予定の2/3を消化でき、今日は比較的楽な行程となった。 もう雪山はこりごりだが、来週は井川・県民の森(標高1500mあまり)に行かなければならない。 今週末はまた雨(雪)が降るようで、私の苦難はまだまだ続く。
2012.01.19
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昨年末、専門家について現地調査に回っている際に、同行したある女性から、「富士川の堤防にとっても不思議な植物があるんです」と聞かされていた。 ヤツデに似て、葉っぱが非常に大きいという。 専門家によると、「たぶんカミヤツデだろう」とのことだったが、現物を見なければそれ以上のことは分からない。 しかし、私はカミヤツデという名前が気にかかっていた。 葉っぱが大きい神?ヤツデ? どんなものなんだろう? 毎年恒例の元旦の富士山撮影の際に、ちょっと足を伸ばして聞いていた場所に向かった。 富士川中学校すぐ近くの、JR富士川鉄橋の見えるあの場所だ。 近づいてみると、たしかに異様な雰囲気の葉が茂り、花も咲いているようだ(1/1撮影)。 たしかにヤツデに似た葉っぱだが、葉っぱが大きく、花も大きい(1枚目)。 どれくらい葉っぱが大きいか、手のひらを当ててみたが、それでは写真が撮れない。 そうだ! 喫煙族としてはこんな時にこそたばこを使おう。 長さ7cmのエコーの箱が7つあまり(2枚目)。 直径50cm以上あるわけだ。 これこそ神ヤツデの名にふさわしい! と思っていたのだが、私の大きな勘違いだった。 (あと2枚) カミヤツデは紙八手。 中国・台湾原産のウコギ科カミヤツデ属の半常緑低木で、暖地では常緑だが、日本では落葉することが多いという。 茎の髄から書画や造花に使う通草紙(つうそうし)という紙の一種を作ることから、別名通草ともいい、紙ヤツデと名付けられたのだという。 神ヤツデならぬ紙ヤツデとは、少々拍子抜けだったが、これは一見の価値があった。
2012.01.15
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新年明けましておめでとうございます。 今年もまたまた富士川からの富士山をお届けします。 今年は、富士山を背景に富士川を渡る新幹線を収めてみました。サスペンスドラマなどでおなじみの、上京・帰郷を一コマで示すあのシーンです(1/1,7:40撮影)。 今年はちょっと寝坊して初日の出には間に合いませんでしたが、曇りがちの空模様で、どのみち日の出は拝めなかったようです。 しかし、全国的に曇り模様の予報の中で、富士山だけはくっきりと姿を見せてくれました。 これで5年連続、元旦の富士山を撮影することができました。私の「晴れ男」は、今年も健在なようです。 今回はちょっと足を伸ばして、1kmほど離れた母校の中学校近くのJR線富士川鉄橋まで歩いてみました。こうしてみると、新幹線の鉄橋より、昔の鉄橋のほうが味がありますなあ(もう1枚)。 昨年は東日本大震災に続く原発危機など、大変な1年となりましたが、年も改まり、今年こそはいい1年になってほしいものです。 本年もよろしくお願いいたします。
2012.01.04
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