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ホームグランド千葉県手賀沼、北西部、関東圏の探鳥地を訪ねて出会った野鳥たちのリポートです。
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2022.11.05
テーマ： 野鳥好きっ♪(17386)
カテゴリ： Bird's Cafe(鳥の話題のいろいろ)
３日に宮城県伊豆沼と蕪栗沼を訪ねました。
鳥友からマガンは何を食べているのか、餌を食べるのに活発な時間帯はと
質問をもらいました。
嶋田・鈴木・石田(２００２)は、伊豆沼とその周辺に飛来しているマガンの食物
内容を糞分析法をもちいて調査した結果を報告しています。
マガンの糞内容物は、１０～１月にかけてどの月もモミの削合がもっとも高く、
全休の40.0～53.8％、イネの葉と単子葉類，双子葉類の葉が26.0～47.0％で、
その後イネ葉の割合の減少にともなって単子葉類と双子葉類の割合が増加する
ことが判明したとの述べています。
移行すると採食時間は増加したと述べています。
また、マガンの採食行動の活性が高くなるのは早朝から10時までの時間帯で、
11時から14時まで一度低下した後15時から夕方にかけて再び増加する結果だった
とも述べています。
(引用文献)
嶋田哲郎・鈴木康・石田みつる.2002.糞分析法による越冬期のマガンの食性.
STRIX Ｖｏ１．２０､ｐｐ，１３７－１４１，２００２.日本野鳥の会.
(写真)1枚目、2枚目は2022年11月3日撮影、
3枚目は2014年12月、4枚目は2017年12月撮影
(参考)
双子葉類(子葉の枚数が2枚)
アブラナ・エンドウ・タンポポなど
単子葉類(子葉の枚数が1枚)
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