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2025.11.30
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先週、宮城県伊豆沼でヒシクイ、マガン、カリガネ、ハクガンを観察してきました。
鳥友からハクガンがどんなルートで日本に渡ってくるのか、戦前に関東地方でハクガンが観察されたと聞くがその状況について教えてほしいと質問をもらいました。
(ハクガンの渡りルート)
柳川・武藤(1991)が北海道におけるハクガンの観察記録と北日本での観察記録を整理し、移動ルートを考察しています。
報告では、「ハクガンの北海道への飛来は2つのルートに大別される.ひとつはマガンの群れに混ざり,宮城県伊豆沼,秋田県八郎潟を経由して道央の宮島沼,ウトナイ湖に至るルート」と述べ、もうひとつは、オオハクチョウとともに2羽が移動し、1羽がオホーツクー太平洋ルートを南下し風蓮湖、その後南下を続け宮城県仙台市と松山町の間、もう1羽が新潟県瓢湖で確認され,新潟県福島潟に移動したと記しています。
(戦前のハクガンについて)
(1)文献で報告されている記録
清棲(1952)は、ハクガンの国内分布について報告しています。
報告によると、年記載なし北海道函館市、1884年1月、1896年4月千葉県手賀沼、年月記載なし千葉県松戸市、東京都江東区砂町1886年4月、1882年、1899年神奈川県横浜市、年月記載なし静岡県、同愛知県、年月記載なし長崎県長崎市などに渡来すると記しています。
(2)Web上に報告されている記録
雁の里親友の会が文献を整理した結果を上に報告しています。
報告では、17世紀に図巻にハクガンが登場し、普通に見られた鳥であったことがうかがえ、江戸時代の正史『徳川実記』に記されている将軍の狩猟に関する記述にも初代家康から10代家治の間に1500羽以上の鳥が捕獲され、その3割強をガンが占め、468羽のガン類のうち、ハクガンは58羽でヒシクイに次いで多いとあると述べています。また、ハクガンは関東から盛岡周辺の東北地方と日本海側に多く飛来していたことがうかがわれ、江戸(東京)湾が最大の越冬地で、雪が降り積もったようにハクガンが一面を埋め尽くしていた光景も見られたと記しています。また、20世紀の初頭の確実な記録は、1936年にヒシクイに混じって埼玉の越谷に飛来した1羽と記しています。
(引用)
清棲幸保.1952.日本鳥類大図鑑.p542.大日本雄弁会講談社.
柳川久・武藤満雄.1991.北海道におけるハクガンの記録と十勝における初観察例.
Strix第lO巻p268-271.日本野鳥の会
雁の里親友の会.詳しく読むシリーズ2 ハクガン.
https://shibalabo.eco.coocan.jp/goose/2-1/2-1-2/ac.htm
(写真:1枚目から4枚目は伊豆沼沿岸、5枚目、6枚目は都内で観察・撮影)
1枚目:2025年11月27日成鳥、2枚目:2020年12月5日若鳥、3枚目:2020年12月5日若鳥、
4枚目:2021年11月26日若鳥、5枚目、6枚目:2015年11月8日若鳥
ハクガン成鳥は、全身白色で初列風切先端は黒色、嘴と足はピンク色です。

















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最終更新日  2025.11.30 17:59:48
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