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カザフで1年中手に入る果物は、りんご、バナナ、グレープフルーツなど。輸入物なので値段は日本で買うのと変わりません。りんご1個100円、バナナ1房200円ぐらい。さらに、冬にはグレープフルーツ1個400円とか非常に高価な食べ物になってしまいます。そして、旬の時期にだけ登場する果物があります。梨といえば、日本では秋の果物という気がしますが、カザフでは春の果物のようで、4月下旬ごろから売り出されます。西洋梨もありますが、日本の梨と同じようなみずみずしい梨も売っていて、1kg200円ぐらいで、安いしおいしいしで毎日のように食べていました。ですが、旬はだいたい2~3週間で終わってしまいます。また今度買おう・・・と思っている間に、売られなくなります。はっと気づくと、どこの店にも梨が売ってません!ああ、もう季節は終わってしまったのね・・・がっくり。代わりに5月中旬からはアプリコット、イチゴ、さくらんぼが登場!おそらくこれらも1ヶ月以内に姿を消すと思われ、今、必死で毎日食べてます。食いだめです!
2005年05月31日
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カザフでは一気に夏になり、バザールも色とりどりの野菜や果物でにぎわってきました!冬の間は、半分腐っているジャガイモや凍ったトマトが売られていて、身も心も、それはそれは寒かった・・・・。あー、思い出すだけでもツライ。今は、毎週のように新しい物が出荷されているので、「今日は何を売ってるかな~?」とウキウキ買い物に行ってます。野菜は新ジャガイモ、新にんじん、新たまねぎ、新キャベツ。これらは冬にも売ってますが、キャベツなんてバリバリに硬くて、みじん切りにしないと食べられません。でも、春物は、やわらかいし、甘~い!!野菜ってこんなにおいしかったっけ!?そして、ニラ、ほうれん草、白菜、カリフラワー、さやえんどう・・・などが手に入るようになりました。野菜は日本のものに比べて、すごくコクがあるような気がします。にんじんも炒めて塩コショウするだけで、とってもおいしいし、ほうれん草もみずみずしい!!日本はいつでも野菜が手に入って、旬がないと言われてますが、カザフでは、旬の野菜が手に入ります。というか、旬じゃないと手に入らないんです。冬に備えて、今のうちに食いだめしておこうかな・・・(^^;)写真は、カブの葉の炒め物と、さやえんどうとにんじんの炒め物。こんなヘルシーな食生活は、日本ではなかなか出来ません。すぐ外食したり、カップラーメンを食べてしまうので・・・
2005年05月30日
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以前、脳卒中の患者さんの話の中で、カザフの病院では、1ヶ月入院して1ヶ月家で休み、そしてさらに2週間入院するという話を書きましたが、詳細を聞いてきました。1ヶ月入院というのは、実際は20日だそうです。これは、国から病院に支払われるお金と関係がありました。20日というタームで治療内容がすべて組まれていて、注射、薬、点滴、物理療法、鍼など集中的に治療します。国から病院に払われる金額は、脳卒中であればいくら、頭部外傷であればいくら、と決まっているとのこと。20日以上やっても国からもらえるお金は増えるわけではないので、治療が終われば家に帰るということになるようです。そして、さらに1ヵ月後に、希望者は再入院が可能です。これは10日間と期間が決められているので、治療終了後はまた家に帰ります。入院する人がどんどん増えてきたので、入院できる日数もどんどん短くなっているとのことでした。歩くことが出来ない状態で、家に帰ってもとてもじゃないけど無理!生活できない!という状態でも病院では受け入れてくれません。あとは、お金を持っているかどうかです。お金のある人は、自費でカザフの他の大都市や、ロシアまで行って入院治療を受けてきています。家族がいない人などは、老人ホームなどの施設もあるようです。
2005年05月28日
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カザフでの医療は、ほぼ無料で受けられます。ここ、リハビリテーションセンターは診察、注射、点滴、マッサージ、鍼治療、物理療法、理学療法、おっと忘れてた(!)作業療法も行っていますが、すべて無料で受けられます。病院での治療も無料です。入院中は食費も差額ベッド代も必要ありません。手術は緊急を要するものは無料だそうで、緊急でない場合は有料だそうです。緊急か緊急でないかの分け方はよく分からないのですが、緊急なのは、心臓や頭部外傷、盲腸、骨折などだそうです。有料の治療であっても、子どもと年金生活者は無料になります。無料コースは部屋は5~6人部屋、薬も安いもの、食事はおかゆとスープ・・・という最低限の治療になります。お金があれば、テレビやソファつきの個室、高価な薬、食事はおかずなどもついて豪華にとグレードアップすることも可能です。まあ、カザフスタンでグレードアップといっても・・・ピロシキがついたりするのかなあ・・・!?
2005年05月27日
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今までのところ、手、肘、上腕、足、股関節の骨折の患者さんを診させてもらいました。カザフでの骨折治療法は、ギプス固定、手術によるボルト固定、体の外に装具をつけて固定する創外固定が行われています。あと、うーん、なんと書いたらいいのか、骨盤に穴を開けて綿で出来た棒を通し、足の骨折部と固定して、1ヶ月寝たきりで治療した・・・というちょっと信じられない方法もあるようです。腰に直径7~8cmの穴が開いている患者さんがいて、こ、これはなんだ!?と思って聞いたところ、病院に勤務経験のあるハリファが、「あんな治療見たことない、信じられないわっ」と言っていたので、ちょっと特殊なのだと思われます。他には、カザフ独自の民間医療というものがあるようです。クリームやオイルを塗るようなのですが(見たことはないので、はっきりわかりませんが・・・)手関節骨折後、カザフの民間療法のみで病院には行ってないという人が来ました。もちろん、ギプスも手術もしてませんし、肩から指先までガチガチに固まってしまってます。うーん、しかもレントゲンも取ってないよ・・・。レントゲンですが、光の照射具合なのでしょうか、真っ黒だったり、真っ白だったりで、まともに見れるものが、非常に少ないです。どうやって、このレントゲンから診察しているのだろう・・・。
2005年05月26日
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カザフスタンでは、非常に太った人をよく見かけます。若い人は結構スリムなんですけど、年とともに・・・おそらくは、お茶の時間が長くて食べ過ぎることと、油分の多い料理が多いことが関係してると思います。その結果、変形性膝関節症の人も多いです。身長150cm、体重90kgのおばさまに、「どうすれば、痛みが取れるかしら?」と聞かれ、体重を落としてください。と言ったところ、「もう10kg以上落としたのよ!これ以上は無理!」と言われてしまいました・・・。日本では、変形性膝関節症と言えば、手術で人工膝関節を入れるというのが、主流です。が、ここでは、そんな手術は行われていません。もう膝関節自体がつぶれてるのに、痛みを取るためにマッサージしたり、鍼治療したり・・・運動も痛いから出来ないし。うーん、根治療が出来てないから、難しいです。
2005年05月25日
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リハビリテーションセンターにやってくるのは、主に、脳血管障害、頭部外傷、脊髄損傷、脳性まひ(成人)、骨折、変形性関節症、切断、呼吸器疾患、心臓疾患の方々です。やはり一番多いのは脳血管障害。発症後2~3ヶ月の人から、発症後10数年という人も。階段を登ってこれるぐらいなので、下半身の麻痺は比較的軽いけど、腕と手の麻痺が重い・・・という人が多いでしょうか。カザフスタンはなんと言っても、旧ソ連。ウオッカを飲む量は半端じゃありません。お肉と脂っこい料理も大好きだし、ますます血圧高くなります。そして、冬は長く-20~30度の寒さ。脳血管障害を引き起こしやすい要素が整ってます。話を聞いてみると、うちの親も脳卒中で・・・なんていう人も多いです。不思議なのは、脳血管障害発症後、病院に1ヶ月ほど入院するのですが、そのあと1ヶ月ほど自宅休養し、さらに2週間ほど再入院するという経過を、ほとんどの人が取っています。その、1ヶ月の自宅休養とは何ぞや!?どんな意味が!?多分、病院が込むからとか変な理由があるのでしょう。うーん、不思議ですね。
2005年05月24日
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先週あたりから、日中の気温は30度を越すようになり、カザフは夏になったようです。春は4月下旬~5月初旬の1ヶ月ぐらいで、あっという間に終わってしまいました。春物のシャツの出番はほとんど無いまま、ノースリーブシャツでお出かけです。日没時刻も日に日に伸びていて、夜9時でも明るいぐらい。日差しを出来る限りあびておかないと!という勢いで、人々は夜遅くまで外に出ています。あちこちのレストランでは、屋外サマーカフェがオープン。名物シャシリク(肉塊を串刺しにして炭火で焼いたもの)の、良いにおいが食欲をそそります。ウラル川沿いでは、すでに子どもたちが泳いでいる!!まだ、雪解け水で川の水は冷たいはずなんですけど・・・でも、心地よい屋外のはずなのに、悩ましい奴らも登場です。蚊の大群です!!カスピ海の沼地で蚊が大量発生するらしく、このあたりは蚊で有名なのです。その数は半端ではありません。日没ごろから活動が活発になり始め、無数の蚊が網戸にへばりついています・・・1つの窓につき50匹以上はついてます!!・・・・ぎゃ~!!蚊取り線香、虫除けスプレー、キンカンは常備しましょう。
2005年05月23日
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お酒も飲むし、肌も露出オッケーだけれど、カザフスタンはイスラム教徒が多いんです。ということは、多くの人は豚肉を食しません。必然的に、バザールの肉屋は牛肉、鶏肉がメイン。豚肉はなかなか手に入れることができないのです。今のところは、スーパーで時々売っているのですが、見つけると、きゃ~豚肉~!!と叫んでしまいます。日本人庶民にとっては、家計の見方、豚肉!牛肉で生姜焼きしても、おいしくないんです!!でも、ベーコンはどこででも売られているのはなぜ???日本人の大好物、魚。ここでは、日本人を納得させるものは売ってません。魚屋はあることはあります。魚の燻製が多くて、これがすごい脂!一口で、もう十分です・・・生の魚は川魚です。でも、おっ川魚、良いねえ・・・というような代物ではありません。鯉となまずです。1匹でど~んと売ってます。こんな癖のある魚、どう料理するのよ・・・・カスピ海で取れるベルーガという白身魚が、唯一まともかな。鮭とか、マグロとか、鯛なんて、ここの人は味わったことないでしょうねええ・・・以前、飛行機で1時間のところにあるアクタウという町に行きました。鮭を売っているといううわさを聞きつけ、2泊3日なのに、大きなスーツケースで行き、鮭を丸々半分もち帰って半年間食いつなぎました。おそるべし食欲。魚が食べられるなら、どこでも飛んでいきます!!
2005年05月21日
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カザフスタンでは、医療と教育関係者は安月給で知られています。リハビリテーションセンターの医者の月給は70ドルだそうです。月給ですよ! 日給ではないですよ!!どうやって生活しているのでしょう。物価はどうかというと、安いものもあるけど、日本と変わらないものもある。ジャガイモ1kg40円だけど、携帯電話は1万円以上する。こつこつ節約生活でやりくりしているのかなあ。でも、貧相な格好をしているわけでもないし、みんな携帯電話持ってるんですよね・・・。旧ソ連の社会主義的な考えは、以前深く残っているんだと思います。一生懸命やっても70ドル。適当にやっても70ドル。それだったらお茶飲んで、おしゃべりしてた方が楽ですもんね。日本の病院なら走り回る医療職というイメージが強いですが、ここは、のんびりしたペースで、慌てた風は全くありません。患者さんが少ないときに、スタッフがすること一覧。おしゃべりテレビを見る化粧品のカタログを見るクロスワードパズル外の店に買い物に行くどこからか持って来た洋服をみんなで着てみる化粧品のセールスがやってきて、みんなで化粧品をつけてみるクロスワードパズルは、みんな大好き。1回終わったやつを、消しゴムで消して、再度やってたりする・・・・。空いた時間は、勉強したり、自己研鑽にあてるなんてことは・・・全くありません。
2005年05月20日
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リハセンターの一日の流れを説明します。9時 開始10時半ぐらい お茶の時間12時半 昼食3時ぐらい お茶の時間5時 終了午後は患者さんが少ないとのことで、私は午前中だけの出勤。予約制ではなく、患者さんは好きな時間に来て好きな時間に帰ります。みっちり運動したい人は、午前中ずっといるし、注射だけ打って帰る人もいる。仕事を始めて少しすると、すぐにお茶の時間よ~と声をかけられます。カザフの人は、紅茶が大好き。コーヒーはほとんど飲みません。紅茶の種類はかなり充実してるけど、コーヒーはインスタントしか売ってません。お茶だけではなく、パンやクッキー、魚の燻製、チーズ、チョコレートなども食べる。その日によって出てくるものは違うけど、みんなしっかり食べる。お茶も3杯は飲む。患者さんが並んで待ってても、お茶の時間を欠かすことはありません。はじめは、私も一緒に飲んでたけど、「患者さんがいるから」と言って飲まないことも多い。きっと変なやつと思われていると思います。こうやって、時間を書き出してみると、2時間おきに、彼らは食べているんですねえ・・・ちょっと、日本の職場では考えられないですね。
2005年05月19日
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初日に、初めて見させてもらった患者さんのボロー(仮名)。まだ40歳代と若くて、ダジャレを言ったり、話をすることが大好きでみんなの人気者的存在。彼は、ジェスチャーを使いながら話してくれるし、辞書で言葉を探していても待っていていくれるので、私の片言ロシア語でも、何とか意思が通じる。私は格好の面白いネタになるらしく、変なカザフ語を教えて、私に言わせ、みんなで大笑いしてます。まあ、ネタになるなら使ってくださいな・・・そんなこんなで、とても仲良くなり、彼が、私の専属患者さんとなってくれた。まずは、マッサージ室のベッドで横になり、手足を動かす運動(ROM-ex)。小さいテーブルの上で手指を動かす運動などをする。運動ホールでは、肩が痛いにもかかわらず、ガンガン重りの運動をしているので、違う運動を提案したり・・・そんな姿を見て、他の患者さんも、「私も診て欲しい」と言ってきてくれた。・・・と言うか、並んでるよ。順番待ち!?暇そうに座っている医者を横目に、私は走り回ることになるのでした。
2005年05月18日
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リハビリテーションセンターに通い始めたものの、どうやって患者さんを見ていったらいいのだろうか・・・午前中だけでも20人ぐらいは来ているから、すべての人を見るわけにも行かないし。まずは、どんな患者さんがいるのか、どんな運動をしているのかを見ていくか~それで、ちょっとびっくりするような運動している人には、こんな運動を加えてみてはどう??と提案していけばいいかな。あと、カザフの医療制度はどうなっているのかも知りたいな。よし、方針は決まった。で、どの部屋でうろうろしようか。ホールで運動している患者さんたちは、もう自分のする運動が決まっていて、どんどん一人でやっている。作業療法コーナーは・・・ほとんど患者さんが来ない。人がいても、ただ新聞読んでいたり、おしゃべりしてたり・・・。そして、カザフスタンの作業療法士ともいえるバファット(人の名前です)は、笑顔がなくて、なんだか怖い。近寄りがたい雰囲気。マッサージ師のマクパールとカザフスタンの理学療法士といえるハリファ(これらも人の名前)は、にこやかで近寄りやすい雰囲気・・・。ということで、運動ホールとマッサージ室をうろうろしながら、私が関わることのできそうな、患者さんを探すことにする。作業療法コーナーは、いつかそのうち、近寄れるようになろう(ちょっと弱気)。
2005年05月17日
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よろりんが、現在住んでいるのは、カザフ人の中でも「あんな田舎~!」と言われてしまうところです。この町には、映画館がありません。劇場はあるけど、たまにしか開いてないみたいだし、ここの人たちは、どうやって余暇を過ごしているのか??旅行に行くとかは、お金持ちじゃないと難しいです。車で30分も行くとステップが広がり、何もなくなってしまうので、ドライブしてどこかに行くということも無い。他の市に行くにはカザフ国内でも飛行機を使わなければなりません。陸の孤島なんですね。そのため、文化や物の流通も遅れているんだと思います。スポーツは男の人がサッカーをやっているのは見たことがありますが、女の人は・・・・散歩してます。「あなたの好きな散歩コースはどこ?」と聞かれ、こういう質問が成り立つことにびっくり。余暇は散歩!なんです。こう考えてみると、川のそばで出来ることが余暇になっているかも。川沿いの道は、絶好の散歩コース。夕方は多くの人が歩いています。ウラル川でカヤックをしている人をよく見かけます。あと、夏場は泳ぐ。魚釣りする。冬場はスケートする。氷に穴あけて魚釣りする。えーっと、食べる。おしゃべりする。川のそばじゃなくても出来るか・・・こんなところなので、私はすっかり読書好きになってしまいました。日本だと、いろんな誘惑があって、ついつい後回しになるけれど、ここなら思う存分読書できます。
2005年05月14日
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最後に、休憩室にご案内します。テレビとソファが置いてあります。運動後に休憩したいときやマッサージを待っているときはここを利用してください。机の上には新聞が並んでいますので、どうぞ自由にお読みください。その横にボタンをはめたりスイッチを押す道具や握力をつけるためのグリッパー、ルービックキューブ?などが置いてあります(写真)。どうぞご自由にお使いください。クロスワードパズルをしているか、テレビを見ているか、しゃべっているおばちゃんがいますが、彼女は一応仕事中です。ロシア語でトゥルードセラピスト、日本語に訳すと職業療法士ですつまり、日本で言う作業療法士にあたるわけですね!机の大半は新聞紙で埋めつくされ、わずかばかりの道具が置いてあるコーナーそして、何もせずに座っている職員・・・これが、私が初めて見た、カザフスタンの作業療法でした。
2005年05月13日
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ホールには様々な器械が並んでいます。肩や足の筋トレ用マシン、腹筋用の台、ルームランナー、自転車、滑車、はしご棒体操用の棒、そしてフラフープ・・・。何のために!?ふつうのスポーツクラブにあるような筋トレマシーンですので、いきなり7kgスタートです。1kgずつ調整なんてことは出来ません。ここにはスポーツインストラクターという名のスタッフが1人います。彼女が器械の使い方を説明したり、運動の方法を指導していて、理学療法士に近い仕事をしていると思われます。ただ、どんな人にも同じように説明しますので、肩が痛い片麻痺の人が一生懸命重りを引っ張っていたりします。呼吸器疾患の人が息を切らしながら走っていたりもしますので、冷や汗が流れることもしばしばです。また、なんと言っても理学療法なら必須の平行棒がありません。3階まで歩いてこれる人たちなので、無くても何とかなっている・・・!?
2005年05月12日
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診察が終われば、いよいよリハビリテーションを行いましょう。大体皆さん、マッサージを希望されます。どんな症状や障害でも、何でもかんでもマッサージです。心臓疾患の人には背中のマッサージ。言語障害の人には顔のマッサージ。うーん、害はないだろうけど、他にやるべきことがあるのでは??とりあえず、受けられるものは受けとけ!という状況でしょうか・・・マッサージは基本的に筋肉を揉みほぐすことだけをやっているようなので、骨折などで関節が硬い人には、「それだけ!?」という感じです。関節の運動も入れて欲しいなあ・・・マッサージ師は1人しかいません。彼女は看護士の資格を取得後、3ヶ月講習を受けてマッサージの勉強をしたそうです。この国では、医者と看護士以外の医療職は、3ヶ月講習でよいらしい。1人しかいないのに、希望者は多いので、患者さんがいつも順番待ちしています。あの余っている医師をマッサージ師にすれば・・・と思ってしまうのは、私だけではないはず(^^;)
2005年05月11日
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必要があれば点滴や注射をします。その場合は処置室にお越しください。看護士が3人います。心臓疾患の人が注射を打ってもらっていたり、糖尿病の人が点滴を受けていたりします。日本でリハビリテーションと言うと、「運動することで身体機能を高める」という意味で受け取られると思いますが、ここでは「いろんな治療を含めて元の体に戻す」という意味が大きいのかもしれません。点滴や注射器そのものは、外にある薬局で買ってきてください。また、低周波治療機器などもあります(写真)。うーん、かなりの年代物・・・。鉄板のようなものが先のほうについていて、それを体に当てます。日本だとスポンジが先についているんですが、そんなものはありません。湯でぬらした布で巻いてビニールで包んでくれます。日本にある低周波治療機器よりも少し痛い感じでした。
2005年05月10日
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骨折などの方は整形外科の診察室に回ってください。医師は2人いますが、専門領域としては運動療法医師と物理療法医師です(ロシア語をそのまま訳すと)。運動療法や物理療法の指示を出します。ところで、理学療法士のつもりで「フィジカルセラピスト」と言うと、ここでは物理療法医師に当たるようです。ちなみに、療法士のつもりで「セラピスト」と言うと、内科医だと思われてしまいます。ロシア語では「セラピスト」=「内科医」なんですね。ああ、ややこしい。はじめに私が自己紹介したときに「セラピストだ」と言ったので、しばらくの間は、医者だと思われていたようです。この部屋には電気治療の機械がど~んと置いてありますが、故障していて使っておりません。そんな機械がいっぱいあります・・・(^^;)レントゲンを取る装置などはありませんので、通っている病院で取ってきてくださいね。
2005年05月07日
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脳卒中や頭部外傷の方は、神経内科の診察室も回ってください。神経内科のドクターが1人いますが、彼女は鍼治療も行います。でも鍼の勉強は3ヶ月間講習を受けただけらしいですけど。高圧滅菌処理機なんてありませんので消毒薬につけただけの鍼を使い回しです。感染など大丈夫でしょうか・・・?鍼治療は人気です。脳卒中、末梢神経麻痺の人も受けています。効果のほどはどうなんでしょうか・・・?
2005年05月06日
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まずは内科診察室にお越しください。設備としては、心電図が取れます。のどの痛みを取る機器?なども置いてあります。暇そうにしゃべっているか、通信販売のカタログをめくっているか携帯をいじっているおばちゃんが座っていますが、白衣を着ているので医者です!合計3人いますが、明らかに余剰人員です。カルテらしきものはなく、大学ノートにその日の血圧や訴えなど書いていきます。患者さんは1日に5~6人、多くて10人ぐらいでしょうか。初めて来る患者さんは、ノートや新聞紙にくるまれたレントゲンを持ってやってきます。このリハセンターに来るまでの診断内容などが他の病院の医師によって書き込まれてあります。患者自身が、カルテやレントゲンを保存し持ち運ぶというシステムなんですね。
2005年05月04日
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前回からの続きで、リハセンターをご案内いたします。一番手前が所長室です。この部屋には唯一電話が引いてあります。電話がかかってくると、大声で呼んでくれます。副所長室もあります。初診患者さんはまずここで、どの科を受けるか決めてもらいましょう。通路の反対側には患者さんの荷物を置くための部屋があります。そのまま3段ほど階段を下りてください。中に入ってもバリアだらけですので・・・職員のための休憩室があります。たいてい誰かがお茶を飲んだり、何か食べています。コンロが置いてあって、職員が交代で昼ご飯を作ります。水道は3階まで来ていませんので、掃除のおばちゃんが1階まで行ってバケツに水を汲んできてくれます。それを少しずつ出しながら手を洗います。一気に使うと「私が大変なのよ!」とおばちゃんに怒られますので、こっそり洗ってくださいね。飲料用には市販のミネラルウオーターを使いましょう。水道管が古く、水が赤茶けていたりすることもありますので。
2005年05月03日
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