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2018年11月30日
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ブログ報告が遅くなりましたが、先日のブログに書いた「アフガニスタン ​山の学校 ​現地報告会」に行ってきました。
この日は町内会の行事にどうしても参加しなくてはならず、それを中座して札幌に向かいました。
駅まで送ってもらえたので開会の15分前には到着することが出来、展示している長倉さんの近著などを見ていました。
その中に、私が気になっていた「 世界は広く、美しい 地球をつなぐ色 (全6冊)」が箱入りのセットで置かれていた。
一冊を手に取って見ると、とても美しい世界の風景の中に、生き生きと暮らす人々や子どもたちの姿が心に迫ってくる。
たまたま近くにいた長倉さんに、「この本をセットで買えるのですか?」と聞くと、「ここでは販売はできないし、これは見本なので注文を受けて後で送ることになるのですが…」と言う。
それじゃあ仕方がない、注文しようと思っていると長倉さんが続けた。

すかさず「お願いします!」と財布を見たら、すでに参加費や活動資金へのカンパをしていて代金に足りない。
慌てて会場の近くのコンビニに走ってお金をおろして会場に戻るという、少しバタバタした時間になってしまった。
会場は75人定員ということだったが、ほぼ満席状態だった。
報告会は、スライドを使って長倉さんが この会 の発足の経緯や最初の頃の「山の学校」の様子の説明から始まり、約20年間の子どもたちの成長の様子などが詳しく説明をされ、長年関わり続けることの意味の大きさを感じた。
休憩をはさんで後半は、山の学校支援の会の現地訪問のビデオ映像。
今回は、昨年Eテレで放映された 「アフガニスタン・山の学校の記録。マスードと長倉洋海の夢」 が映画化されるということで、その関係者も同行したとのことだった。

この報告会を通じて強く感じたのは、この活動が若い頃の長倉さんがアフガニスタンの若きリーダー・マスードとの出会いが始まりであったということの意味である。

私と長倉さんの出会いは、そのマスードが亡くなった後に開催された マスード の写真展であった。

受付には長倉さん一人がいたように記憶しているが、精悍な感じではあるが物静かな人という印象だった。
会場にはマスードの写真が当然ながら並んでいたのだが、私は一瞬にしてマスードのそれぞれの写真に魅了された。
闘いの日々の合間に草原で読書をする姿、暗闇の中で小さな灯りの中で本を読む姿、考え込み悩む姿などが、特に印象深かった。
マスードは、決して争いを好む人ではないということが、その写真から伝わった来た。
仲間達や村の人々との談笑する姿から、彼がどれほど信頼され愛されているかも伝わった来た。

写真にはとても感動したので、そのことを長倉さんに伝え、もっとマスードのことを聞きたいと思ったのだが、何しろ基本的知識がゼロだったので少し恥じる気身持ちがあったことと、その時に長倉さんが来場者と話していることもあり、声をかけることもなく会場を後にした。
それが確か2001年の冬あたりである。
それからしばらくは、長倉さんとマスードがマイブームとなり、彼の写真集や著作を読んだり買ったりし、山の学校の支援のためにだったと思うが、長倉さんの写真の販売会場にも行き、私は難民キャンプの少女ヘスースの写真を買ってきた。
本当はマスードの写真が欲しかったのだけど、希望の写真はとても大きかったしちょっと高かったので、愛らしい5歳くらいの少女ヘスースの写真にしたのだ。
ヘスースについても長倉さんはずっと写真を撮り続けていて、彼女はすでに結婚してたくましい「肝っ玉母さん」になっているようである。
長倉さんは世界各地の紛争地域に足を運び、そこに生きている人たちに焦点を当てた写真を撮り続けている。
彼は講演の中で語っていた。
「人にとっての幸せの総量は一定なのかもしれない。どんなに悲惨で貧しい状態のように見えても、その分だけ人は小さな幸せや喜びをとても大きく感じ、受け止められるのではないか」というようなことだった。
私も、その言葉にはとても共感する。
机も椅子もない、ただそこには先生と小さな黒板だけがある学校に、子どもたちは山道を一時間以上かけてやってくる。
その楽しそうな嬉しそうな笑顔は、知らないことを学ぶ喜びと、友達に会って遊べる喜びに満ちている。
家の手伝いなどで学校に行きたくても行けない子はいるけれど、「学校に行きたくない」と苦しみ体を壊したりする子はいない。
初めてカンボジアに行った時に、図書館の絵本に群がって読む子供たちの目の輝きを見た時、私は日本で読み聞かせをする時にこんなに喜んでいる小学生を見たことがないと感動した。
アフガニスタンやカンボジアなどだけではない。
世界中の苦しい状況下にある子どもたちにとっての学校や本の意味は、日本の子ども達にとってのそれとは大きな違いがある。

これからしばらくは、またマイブームは長倉洋海になりそうだ。





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最終更新日  2018年11月30日 10時18分11秒
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Re:「山の学校」現地報告会の報告と感想(11/30)  
maki5417  さん
当地のイクネスは、こどもの遊び場や児童図書館を併設しているので、多くの子供たちを見かけます。

うるさいくらいが良いのでしょうが、みんな楽しそうに本に親しんでいます。

うちも、子どもが小さいころはよく近くの野畑図書館に通いました。

近くに図書館があるところというのも、住居の選択肢でした。




(2018年11月30日 11時00分43秒)

Re[1]:「山の学校」現地報告会の報告と感想(11/30)  
maki5417さんへ


もちろん、日本の子ども達、特に幼稚園や保育園など乳幼児は絵本が大好きです。
私はブックスタート事業のボランティアとして赤ちゃんと絵本で遊ぶ機会が多いのですが、みんなキラキラした目をしていて、この子たちがずっと輝く目をして成長してほしいといつも思います。
赤ちゃん時代は絵本を読み聞かせるというよりも、絵本で大人と遊ぶ感じですから、大人も子どもも一緒に純粋に楽しめるからかもしれません。
でも、学校などでの読み聞かせの時の様子は、カンボジアやアフガニスタンの子どもたちの様子とは随分違う印象がします。
成長に従って子どもの読書には指導が入りがちですし、読書活動に熱心な学校では読書量の競争の傾向もあるように感じます。
日本の学校教育は常に競争や評価とセットになりがちなので、そのせいもあるのかなと思うことがあります。
(2018年11月30日 17時07分03秒)

Re[2]:「山の学校」現地報告会の報告と感想(11/30)  
ショコラ さん
みらい0614さんへ
長倉さんとの出会いもご縁のなせるわざですね。
発展途上国や貧困の中にある国の人々は、学ぶこと、学校に行くこと、学ばせることを切望します。どうして国が豊かになるとそれが失われるのでしょう。ほんとうに不思議です。
カンボジアの難民キャンプでは、支援者がガリ版でクメール語の本を作り、それで学んでもらいましたが、孤児達は学ぶことさえできませんでした。そうした子どもたちは、教室の窓にむらがり、中をのぞき見しながら勉強したのです。
子ども達も大人達さえも、内戦が終わっての20年くらいは絵本を見たことがありませんでした。教科書も共同で使っていたくらいですから。
子ども達が本を読む姿は、本を食べているように見えました。大人達は、それを見て心から喜んでいました。「あの子たちは心のごはんを食べている」と言っていたのです。
「山の学校」もおそらくそのようではないでしょうか。今学校に来ている子どもたちが、未来の社会を担っていくのは、確実です。
少しでもこの活動に共感し、支える人が増えて欲しいです。 (2018年12月02日 22時59分40秒)

Re[3]:「山の学校」現地報告会の報告と感想(11/30)  
ショコラさんへ

>発展途上国や貧困の中にある国の人々は、学ぶこと、学校に行くこと、学ばせることを切望します。どうして国が豊かになるとそれが失われるのでしょう。ほんとうに不思議です。


人間って、不思議な生き物ですね。
お金や物が豊かになるにつれ、そちらの獲得欲が強くなるのでしょうか。
つまりは、人が本来持っているはずの知識欲や周囲への愛情、社会や誰かの役に立ちたいという欲が目くらましされていくというか…。
人間の業と言うものかもしれませんが、お金や物質欲、権力欲から無関係の頃の願いや夢を忘れないようにしなくてはなりませんね。
そのためにも、子どもの頃の純粋な夢は自分自身の道しるべとしても大切なのかもしれません。

>子ども達が本を読む姿は、本を食べているように見えました。
>大人達は、それを見て心から喜んでいました。「あの子たちは心のごはんを食べている」と言っていたのです。


「心のご飯」っていい言葉ですね。それは、どんな時代にも社会にも子供の成長にとって必要な栄養なのだと思います。
私達の身近にいる子ども達にとって「心のごはん」は何なのかなと考えています。
そんなことを考えるきっかけとしても、発展途上の国々や難民の方々とのつながりや支援は、私たちの「心のごはん」になるようにも思います。

少なくても私は、ささやかなつながりでも長倉さんの写真や活動に触れることで、「感動や共感、気づき」という栄養をいただいているように思います。



(2018年12月04日 08時58分28秒)

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