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申し訳ありませんが、管理人は本日LE運営不能な状態に陥っているので緊急的に営業を休止いたします。誠に申し訳ありません
2012.10.31
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2012.10.30
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2012.10.28
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2012.10.27
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「え……小日向と三井が射殺されてるよ。どういうこと」「なんでも、三井が制止を振りきって小日向を射殺したために根津さんが持っていた銃で射殺したそうだ。まあ二発の銃声もあったしそう考えるのが自然かね。しかし拘束された関係者たち、三井がこんなことして小日向殺したあとでも暴発事故のことは隠し通す気のようだな。今更しらばっくれてもなあ」「でも無理でしょ。絵里花さんの体を貫いた弾丸は壁に刺さったままですから、調べれば一発です。さすがに詠美さんも観念して、暴発事故を認めました。そしたらそのことに根津さんが激怒して坊ちゃんカイト君を罵ります。これに切れちゃったカイト君は根津に襲いかかろうとし、杉下さんに押さえつけられる始末。挙げ句の果てに廊下へ立たされちゃいました。強いですねえ相変わらず。おや、杉下さんはまだ何か納得いってないようで……」 「は? そもそも、どうして暴発事故が起こったのかだって? まさか、あれは事故ではなく故意によるものだというのか?」「いや、エリカさんが死んだこと自体は事故だろう。事故に見せかけた殺人ならばわざわざ余所者のカイトがいる時に行うはずがない。事実この件はカイトがいたせいで露呈したんだからな。問題は、暴発したこと自体だ。話によれば小日向はこの銃が気に入ってて、よく手入れをしていたそうじゃないか」「え、でもこの南武十四年式という日本陸軍が使っていた銃って暴発する危険性の高い物なんでしょ? ストライカー式って言って撃鉄のないタイプで、安全装置を入れても危ない代物だって」「そう。だけど銃ってのはそう簡単に発射されるものではない。手順というものがある。弾倉に弾を込め、遊底を引いて一発目を薬室に装填する。通常の撃鉄を持つ銃ならここで撃鉄を強く引きトリガーを引くことで安全に持てるようになるがこの南武にはそれがないためいつ暴発するかわからん。……わかるだろ? こんな状態で手入れする馬鹿なんていないんだよ。コレクションしていた小日向がそんなこと知らなかったわけがない。だとすれば、誰かが遊底を引いて一発目を装填したと考えるのが自然だ。無論小日向を狙ってに違いない。ところが、殺意の凶弾は全然的外れの人物に当たってしまい、詠美さんは加害者になった。小日向も自分が殺されかかったことに気づいただろう。そしてその犯人は――根津さんだな」「証言によると小日向を撃った三井を根津さんが撃ったというわけですが、あの時聞こえた二発の銃声は一発目が根津さんの所有していたコルト、二発目が南武でした。つまり根津さんが三井を撃ったあと、三井に罪を着せる形で小日向を撃ったんでしょう。もっとも杉下さんが聞いただけでは証拠としては弱いですが……」「いや、カイトがわかるそうだぞ。なんでも昔ピアノ習わされていたから絶対音感を持っているそうだ。銃声をもう一度聞かせてくれれば断言できると。すごい特技持ってるな」「あん? 殺人は認めるが暴発事故は隠蔽してくれだと? 小日向が撃ったことにするってお前……こいつ」「もしかして、根津さんが土下座までして守りたかったのは小日向なんかじゃなく、実際に撃った詠美さんの方だったってわけ? ――あれ、そうなると今回の小日向を撃ったのだって、詠美さんだって可能性も……」「そうだな、絞り上げようかだったら。日本に戻って密室の取調室の中でゴニョゴニョ……みんな知ってるけど、杉下さん被疑者を痛めつけるの大得意だしね。嫌かい? だったら言ってみな、誰が殺したのか……さあ」「根津さんです。しかし、そうさせたのは詠美さん。実はこの二人できてたんですよね。銃の仕掛けに気づいていた小日向は三井に対しそのことを告げたのです。小日向は妻の浮気を知っていましたが、所詮ただの遊びだと馬鹿にして見て見ぬふり。そこで根津が三井を射殺し、南武を奪って小日向を殺した。その場にいたみんな、詠美さんの願いを汲んで口を閉ざしたのです」「しかし、詠美さんは根津に主人が死んでくれればいいのにと告げたそうだが、これは殺人教唆になるのかな。ベットの中での睦言とは言え……」 「日本に帰って、杉下さんが花の里を訪れたらなんとそこにカイトがいた。杉下さんがカイトに連絡したときたまたま耳に入ったのを調べたんだな。意外と目端が聞く野郎だ。こいつも常連になるのかなあ」「で、その杉下さんがカイトの父に呼び出されたよ。なんか杉下さんを取り込もうとしてるみたいだけど、同じことやろうとして何人も大やけどしたの知らないのかな? 制御なんて誰にもできっこないのにさ」「そんな次長に杉下さんが頼んだのは、人材。相棒が相棒いないのはねえ。しかも頼んだ人材はあろうことかカイトだ」「初めこそびっくりしてましたが、特命係は忘れてたけどそもそもリストラ部署。カイトに警察辞めてほしい次長はむしろ喜んで受け入れます。かくしてカイト君、警視庁特命係に配属。杉下さん自らの指名に神戸は腰抜かしたそうな」「警察組織のナンバー2の息子が部下……周りからするとこれほどめんどくさいのはいないだろうな。ご愁傷様」「ちなみに、ここでカイトの木札を杉下さんがひっかけるシーンがあるが、前に黒柳徹子の特番で相棒やったとき、徹子があろうことか自分の木札を引っ掛けるんだ。その時カイトは自分まだやってないのにと嘆いたいたが、こういうわけだったか。早く自分で引っ掛けるといいね」
2012.10.26
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「結局、普通に11来たね」「――そりゃ、終わらなくてよかったけどさ、FINALって付けちゃった俺とんだアホやん」「どうでもいいからさっさと始めましょうよ」 「舞台は香港、この度刑事になったばかりの甲斐享、通称カイトは恋人で客室乗務員の悦子さんと一緒にいた。旅行といったところだろうが、カイトの様子がおかしい。どうも昨日日本国総領事公邸に訪れてからこうなったらしい。しかしただの刑事がどうしてそんなところに?」「それはカイトの父親が原因だ。カイトの父は警察庁次長、つまり警察組織の中で二番目に偉い人なんだが、その人が小日向総領事夫人の詠美さんと旧知の仲だったらしくぜひ来て欲しいと誘われたそうだ。しかしその父とカイトの仲は恐ろしく悪く、息子が警察官でいることを目障りに感じているほどでそんな父の威光を傘に着る真似は冗談じゃないと嫌がるが、先輩で現在は在外公館警備対策官の根津に頼まれてしまいしぶしぶ晩餐会に誘われた。だがそこで何かあったようだな――お」「あ、杉下さんだ。香港に旅行かな。悦子さんとはロンドンの飛行機の際知り合ったようだね。まあ大した仲じゃないけど……ん? カイトが何か言ったよ。「隠蔽しろってか」?」「隠蔽ねえ、その頃公邸では葬儀が行われていた。なんでも副領事の三井さんの妻である絵里花さんが亡くなったそうだが……どうやら、ただの病死じゃなさそうだぞ? あーあ、杉下さんに目つけられたぞ」「そして日本へ帰国する航空便で、また出会っちゃいました。この時初めて二人は互いに刑事であることを知ります。あれ、三井さんも乗ってきました。遺骨を抱えた姿に耐えられずこれでいいのかと問い詰めますが三井さんは関係ないとバッサリ。三井さん、小日向に口止めされているんですが、それが頼むんじゃなくて命令。騒げば自分は失脚するけどお前も一生冷や飯喰らいの運命だぞと脅します。口止めなんて頼む人間の態度じゃありません。居丈高というかなんというかまるで独裁者のようです。三井さんも泣き寝入りせざるを得なかったのか……でもカイト君は黙っていられないようです」 「カイトは日本に戻ると、自分の勤める中根署の上司に三井さんの奥さんの死は病死ではなく拳銃の暴発事故であり、外務省に提出されてものは改ざんされたものだと告げる。しかし上司は事故ならば自分たちの仕事ではないと関わらまいとする。だったら誰の仕事だと言うんだ……おや、杉下が現れたぞ。やはり調べていたか」「杉下さんに目をつけられたら終わりさ。暴発事故のことを知ると杉下さんは早速調べる気になった。香港での事とは言え総領事公邸ならば日本の警察の管轄、その中で不法に所持された拳銃で人が死んだとなれば見過ごせるはずがない。カイトは捜査する気満々の刑事にそれはあんたの仕事なのかと問うが……だったら誰の仕事なのさ?」「と、いうわけでカイトは事件の日何が起こったか語り始める。晩餐会といってもこじんまりしたもので総領事と夫人の詠美さん、領事の江崎と奥さんの絹子さん、あと前に出てきた三井さんと絵里花さんと根津さんとカイトの八名。食事が終わると男女分かれスモーキングルームへ、奥さんたちは展示室へ。そこでカイトたちがしばらく過ごしていると、突然銃声がしたんだ」「駆けつけてみると、絵里花さんが倒れていてその前には真っ青な顔をして拳銃を握り締めた詠美さんが。詠美さんいわくちょっと拳銃に触ったら急に弾が出て絵里花さんに当たったらしい。絵里花さんは即死だった。死亡診断書を書くために領事館勤務の医務官を呼び、カイトを根津に任せる。普通ならば警察が呼ばれるが……ここは普通じゃない」「ここ公邸はある種の独立国なんです。日本の警察がここへ訪れるのはそう簡単なことではありません。ましてや香港警察なんか入ることすらできない。そして総領事は公邸においてすべての権限を握っており、何もかもが彼の意向で決まります。そんな総領事が妻のしでかした事とは言えこんな不祥事を明るみにするわけありません。失脚は目に見えてます。だから医務官に命令にし当たり障りのない病名に変え、三井さんは脅したわけですね。そしてカイト君は根津さんに口をつぐむよう頼まれます。土下座までした先輩にカイト君もつい応じてしまいますが……納得できるわけないですよね」「納得できないといえば奥さんを殺された三井さんの方だろう。カイトならずともこれでいいのかと問いたくなる。果たして彼は本当に受け入れているのだろうか? と、ここでカイトが上司に呼び出される。どうやら杉下さんのことを知っているようだな」「その夜杉下さんは三井さんの所へ赴くが、偶然カイトともかち合う。しかし三井さんは妻は病死だと部屋に入れもせず追い返した。これでカイト以外関係者全員病死と証言したわけだが、さて、これからどうしようか?」 「翌日……え、三井さんの部屋で死体発見!? ま、まさか三井さん殺され……!?」「そこで一課が杉下さんが昨夜ここに来ていたことを知る。早速話を聞いてみようとするが、あれ、警視庁に来てないし携帯にも繋がらないぞ? ――この場合、考えられるのは一つだな」「ええ、予想通り香港へ向かう飛行機の中です。カイト君に仮病使わせて連れてきました。相変わらずアグレッシブですねえ。三井さんが殺されたとすればタイミングいいというか悪いというか……え?」「三井じゃない! 殺されたのは領事の江崎!? 三井は香港の公邸に戻っただと!? まさか……」 「三井さんが公邸を占拠した!? やっぱ許してなんかいなかったんだ、ただすぐ復讐すると奥さんの弔いが出来なくなる、だから収まったふりをして日本に戻ったんだ。でも小日向が江崎を監視役としてつけたから、邪魔はさせないと排除したんだな。杉下さんたちが向かっているが、二人で突入なんて無理だ。応援は?」「無理だよ……SATにしろ特殊班にしろ、向かうには中国当局との交渉が必要になる、どれだけ時間がかかるやら。香港警察を介入させるのも無理。公邸内は日本なんだから、不可侵権を放棄するような真似をするはずがない。つまり日本警察は自体を見てるしかないわけだ。確かに独立国だね。外部からの手によって裁かれることもないけど、守られることもない――絶対君主気取りにはとんだしっぺ返しだよ。今動けるのは、実質上杉下さんたちだけか」「公邸にたどり着いたが中の見取り図すらないから突入するわけにも……ん、銃声!? 一発、いや二発か。中で何があった、行くしかない!」
2012.10.25
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2012.10.24
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2012.10.23
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2012.10.22
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2012.10.21
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2012.10.20
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2012.10.19
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2012.10.18
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2012.10.17
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2012.10.16
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2012.10.15
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2012.10.14
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2012.10.13
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2012.10.12
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2012.10.11
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2012.10.10
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「あーあ、勝手に連れ出しちゃったよ郁子さん。茜さんも連れて、事件現場に戻る四人」「最初に杉下さんが気になったのは、背中の左脇を刺したというところ。どうしてそんなところ刺したのか。供述には矛盾してないけどどうも引っかかる。――仮にだ、ちょっとお前そこに立ってみ」「え、こ、こうか?」「で、俺がこうしてその前で膝立ちになってお腹に耳を当てると」「うわっ! な、何をするか!」「痛っ! つ、つまりだ、こうすることで背中はがら空きになる。位置的に左脇を刺したのも納得だ。隼斗さんがお腹の子供を厄介に感じていたとしても、むしろならばお腹に耳を当てさせ情に訴え掛けるというのは妊婦ならどこもおかしくない。そうやって殺したんだ」「そしてあのコートですが、郁子さんが茜さんに着せたものです。妊婦なんて目立ちますからねえ、大きいお腹を隠すにはちょうど良かったんですね」「そして茜さんが殺したあと、駆けつけた郁子さんが偽装工作をしたと。もう一つ、お腹の子がクローンであることも認めたよ」「どうせ事実を知ったところで当局が追求できるわけないしね。法的には十年以下の懲役または一千万円以下の罰金もしくはその両方が課せられる罪だよ。茜さんは自分のせいだって言ってるけど」「夫と息子両方いっぺんに亡くして、自殺未遂したんです茜さん。そのすぐあと、半ば脅すように郁子さんに頼みました。執念に気圧される形で体細胞移植を施しましたが、極めて成功確率の低いクローンは成功しました。順調に育ちつつある命――しかし」「え? 神戸から提案? ――なに、クローンのことは口をつぐまないかだと!?」「……郁子さんのしたことは犯罪だよ。仮にクローンが生まれるとしても生まれないとしても刑に服さないといけない。生まれなかったとしたら馬鹿なマッドサイエンティストとして晒されるだけで終わる。だけど、もし生まれちゃったら、世界中の人間がそれを知ることになる。クローン人間に人権与える? 戸籍は? そもそも人間とされるの? 受け入れ態勢なんてどこも用意されていない。当たり前だよ、クローン人間は『生まれない』ってのが前提なんだから。でも今まさに生まれようとしている。郁子さんの罪を明らかにすれば、生まれてくる赤ん坊は――怪物になる。そんなことになれば……どうなるか、容易に想像つくよ」「赤ん坊はただ親と科学者のエゴに付き合わされただけだ、何の罪もない。だから郁子さんの罪を隠せば助けられる――でも、そんなことできる杉下さんじゃない。二人を連れて――ん!?」「か、神戸が茜さんをさらってった!? ど、どういうつもりだ!?」 「連れ去った神戸から連絡が来ました……え?」「杉下さんが郁子さんを検挙するなら、お腹の中の子供を始末する!? 何言ってんだこいつ!?」「もし杉下さんが検挙するなら始末する、検挙しないんなら始末しない。二者択一だって、そんな……ど、どうするの?」「……どうする? アホか、杉下さんが神戸に人殺しさせるわけないだろ。お腹の中にいるのは、人間なんだから……いいんだこれで、いいんだ。結局茜さんは逮捕、郁子さんもだけど、それは犯人隠匿だから肉親の場合免除されるだろうな。そして神戸は特命を去る決意を固め、大河内さんに飛ばしてくれるよう頼む。杉下さんの正義を曲げてしまった罰として――」 「そういえば、神戸が神に背いてでも蘇生させたい人物って、城戸のことか?」「それ以外いませんよ。自らの勝手な思い込みで罪を着せ死なせてしまった人、悔やんでも悔やみきれません。だからこそ神戸は神戸の正義を貫こうとしています。今回だってそう、正しいと思ったことのためやったことです。それを否定することは杉下さんだってできません。だから、杉下さんは神戸に残ってくれるよう頼みます」「でも、隼斗さんは二人が言うような奴だったのかな? ミネソタの神学校へ入学する予定だったようだし、本気で神の門を叩こうとしていた男がそんな奴だったとは思えない。それが歪められて残ってしまうのは、辛いな――」 「え、神戸が異動!? どういうこと!? 大河内さんは知らないって言ってるし」「長谷川の仕業だ、自分のところに神戸を引きずり込みやがった。断ったらクビだって脅してまで、何考えてやがるこの野郎……いずれにしろ、ロクでもないことには違いない」 「そして一ヶ月後、裁判が始まったが……あ、茜さんが突然倒れた! 大丈夫か?」「茜さんは無事ですが、お腹の子供が――どうします、郁子さんを訴えますか?」「いいや、こうなった以上もう自首するだろ。隼斗さんの本当の人となりもわかるはずだ。――やはり、人は神の領域に触れることは許されないのかもしれないなあ」 「冒頭のCMで驚かされたよね。『杉下右京VS神戸尊』だもん」「まあ、俺は良かったと思うよ? 神戸は杉下とは違うもう一つの確固たる正義の持ち主として評価してたもん、こういう戦いは十分有り得たし。ただ、卒業の件だけど……ネットでは情けない噂が流れてるけど、あれ事実かね。事実だとしたら、こんなまた登場しそうなやり方で終わらせるかな? 俺は神戸のキャラ好きだったから残念だが、ま、新相棒に期待しようよ」
2012.10.09
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「やれやれ、やっとですか」「タイムリミットが近いからな……正直間に合う気がしないが」 「バイオテクノロジー研究所の郁子さんが文科省の人間に呼び出された。この人には茜さんていう娘さんがいるんだけど、一年前に事故で夫と子供を亡くしてるんだって。それ以来再婚はしていない――あれ? でも妊娠してるね。恋人でもいるのかな……はい? 父親はいない?」「どうもただの子供じゃないらしい。文科省に告発文が来て、それを確かめに呼んだらしいが、全部認めたそうだ。いったいなんなんだ?」 「告発文を書いたのは郁子さんの息子で茜さんの兄である隼斗さんだ。このクローン研究者である母が、とんでもないことをして告発したそうだが、母は平然とした顔をしている。犯罪を犯したのは事実だが、あまりに事が大きすぎて公表できないと踏んでいるようだ。つまり、政府は隠蔽するだろうと。いったいなんなんだ?」「その後、片山に連絡してきた男が。あれ、こいつ長谷川じゃないですか」「劇場版2で出た警視庁副総監か。この極悪人、劇場版ではどうなったか不明のままだったが、平然と表を歩いているところを見ると全然お咎めなしだったようだな。今は閑職に飛ばされたようだが、こんなのほとぼりが冷めるまでの謹慎処分みたいなもんだろ。で、そいつが告発文を書いた隼斗を呼び出してんだが、こいつ何を――なに、クローン人間?」「郁子さんは死んだ茜さんの息子さんの体細胞を取り出し茜さんの子宮へ……え、じゃあ今お腹の中にいる子供は息子さんのクローン!? ちょっ、クローン人間なんか作っていいの!?」「いいわけねえだろ、クローン人間は法律で禁止されている。本来なら刑事罰の対象だが――やっぱこいつらはもみ消すつもりらしい。隼斗を脅しにかかってきた。隼斗は熱心な宗教家でもあるらしくこの神の冒涜を許せないが、どうするべきか悩んだ挙句、公園で民衆の前で演説を始める。あと数カ月でクローン人間が誕生するなんて話に無論誰も耳を貸さないが、ちょうどその場に特命の二人が通りがかって……」 「あの演説動画サイトに流されましたね。しかしクローン人間ですか……ほかの哺乳類のクローンは成功してますし、技術的には可能だからこそ法律で禁止されてるのはわかりますが、やれるとしたらやります?」「どうだろうね……しかし、神戸はどうしたことか同調した様子だな。死んだ人間にもう一度会えるなら、神を怒らせてもいい……らしくないな。いったいこいつは誰をそんなに蘇生させたいんだ? ――ん? なに、隼斗が殺された? しかも郁子さんが自分が殺したと自首しただって?」 「いや、そうではないようだぞ。本当に殺したのは茜さんだ。あの動画をたまたま発見した茜さんが怒って、隼斗さんの部屋へ行って殺してしまったらしい。それを庇って自首したのだろう。警察で供述するところによると、隼斗さんは定職にもつかずぶらぶらして家賃は郁子さんが払っている始末、しかも宗教に狂って母や妹に暴言を吐くなど酷い奴だったという。その妹の子供が妊娠の果ての子供でふしだらな奴と悪く言ったから、そのため殺したとか」「どこまでデマかわかりませんがねえ。それで事件当夜部屋に行って、ロザリオをぶん投げて拾っている間に刺殺したとか。そういえば左脇刺してますね。しかしどうしてそんなとこ狙ったんでしょう? ――あれ、隼斗さんが着てた黒いダウンのコートないですね。どこいきました? おや、あの動画も削除されてます。どうやらあいつらが消したようですが――ま、神戸がダウンロードしてるから、ダウンの確認はできますね」 「茜さんの家に行ってみると、おおあったあのコート。茜さんが持ってたの? なんでだろ、ちょっと持って行って、米沢さんに調べてもらおう。コートに手と足があるわけでなし、自分で勝手に移動するわけないしね」「コートには手と足あるけどな。事件のあった日訪れたそうだから、コートを忘れていったから置いてった可能性もあるが、茜さんは聞いてもしらばっくれた。だとすればコートはその後茜さんの家に来たことになる。誰がどうやって移動させたのかが問題だが――その前に、神戸に一つ聞きたいな」「クローン人間たって人間を蘇生させる技術じゃない、いわば生まれるのは遅れてくる一卵性双生児みたいなもの、そんなの神戸だって百も承知だろ。それでいて神戸は死んだ人間に会えるものなら会いたいと言った。それは誰だ――? おっと、指紋の結果が出たか。え、隼斗さんの他に茜さんと郁子さんの指紋もあった? ふむ、これはどういうことになるかな」 「隼斗のコートが家になく実家にあったとすれば、実は本当の犯行現場は隼斗の家ではなく実家だったということか? コートは運び忘れたとか」「いえ、この場合逆でしょ。移動したのは遺体でなくコートだと考えるべきです。つまり犯行現場から誰かがあのコートを来て帰ったと見るべきです。しかしわざわざ被害者のコートなんて来て帰りますかね。どうしてそんなことしたのかわかりません」「ってえぇっ!? あいつらが神戸を呼び出した!? 何する気!?」「二人がこの事件を調べていることに感づいたんだ。目的は、神戸に杉下を止めさせること。しかし止まれと言われて止まる男じゃない。だけど、もしクローン人間が明るみになったら……」
2012.10.09
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「なんかフォーゼ、ネットとかだと賛否両論みたいだね」「まあ確かに前二作に比べると最終回盛り上がりに欠けたような気はしますが」「いや、この場合Wとオーズが凄過ぎたと捉えるべきだろう。あの二作は平成ライダー全部と比べてもトップクラスだもん。あの後じゃなかったらもっと評価されてたはずだ」「なんだ、お前は高評価なのか」「むしろあそこまでボコスカにされてる理由がわからんのだけどな。ま、確かに盛り上がりが薄いというかカタルシスが足りんという意見は分かる。どうせなら全員集合で声援して欲しかったというのもあったが、それ映画版でやっちゃったからねえ。せいぜいキャラ出すくらいで天丼はできないよ」「そういえば、映画版の評価はどうなんだ? 結局レビューしなかったが」「……駄作」「え?」「駄作。前二作の映画版超絶面白いまさに神であること除いても駄作。戦闘シーンは文句なしのかっこよさだが、シナリオが……読める展開なのはいいとしてあれじゃ弦太朗たちただの大馬鹿だろとかていうかせっかく復活として注目された方々が扱い酷すぎるだろとか色々」「うわあ、ボロクソ」「……と、言いたい」「へ?」「と、言いたいけど言えない」「なんでですか?」「ラストがあんまりにも神すぎるんだよおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!! 何あの展開! 超燃える! 超かっこいい!! 思わず涙出そうになったわあれには!!」「おい誰かコイツ止めろ」「はあ、はあ……正直、最終回であれやったら誰も文句言わなかったろう。まあ映画版でこそできたことだし一番ふさわしいが。あれだね、Wとオーズの映画神作だった理由がわかった気がするよ」「うん、どういうこった?」「『集大成』が作れるからだよ。平成十作品は時期が始まってから半年だから積み重ねてきたものが少ない。最終回とかパラレルワールドとかもやったけど最終フォームの顔見せ程度でテーマとかを出し尽くすことできないもん。でも放送時期が変わってからほぼ一年間やってきたことをブチ込むことが可能になった。Wもオーズもフォーゼも、一年間培ってきたものが映画に反映されるんだ、素晴らしくなって当然さ」「えーと、じゃあ最終的に静馬的に劇場版フォーゼは高評価?」「うーん、駄作と神作が同居してるってとこかな。こんなに点数つけるの困る映画はないねホント」「――二回見に行ったくせに」「ぐおっ!」 「結局、フォーゼ全体の評価はどうなんだ?」「映画版と一緒かな。総じては素晴らしいけど前二作と比べると低いというか。あとは、投げっぱなしの設定があるとか云々言われてるが、そこは、まあある意味期待しているし」「MOVIE大戦か」「やってくれなきゃ困るというかなんというか、とにかく楽しみにしておこう」なんか、映画版見てる人と見てない人で評価がずいぶん差がある作品でしたね。Wからどんどん上がってったハードルが下がった気がするが、ウィザードにも頑張って欲しいですね
2012.10.08
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2012.10.07
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2012.10.06
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2012.10.05
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2012.10.04
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2012.10.03
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2012.10.02
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2012.10.01
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