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2026.05.21
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カテゴリ: 教育


塾依存から抜ける学びを編集する、マモ~です。授業の前に必要な「学びの土台」について発信しています。
今回は、「できない」を避け始めると、受験は危ないというテーマでお話しします。
現在、私は学習塾で担任という役割をしています。担当している生徒の中に、中学受験を控えた小学6年生の男の子がいます。
日々、塾に通って勉強しているのですが、最近その子が少しメンタル的にダウンしてしまいました。
「勉強したくない」
そんな状態になってしまい、その日の授業を急遽すっぽかす、という出来事がありました。
ただ、お母さんに詳しく話を聞いてみると、実はこうしたことは、うちの塾に入る前からあったそうです。
頻度としては、月に1回程度。少ないときでも、2〜3ヶ月に1回くらいは、急に限界を迎えてしまい、
「受験したくない」
「勉強したくない」
となってしまうことがあったようです。
正直、この頻度で起きているとなると、今後も同じことが何度も起こる可能性があります。
たとえ中学受験を乗り越えたとしても、この先には高校受験や大学受験があります。大学受験は、どの道どこかで向き合うことになるでしょう。
そう考えたときに、「このままで大丈夫なのかな」という懸念がありました。
そこで翌日、本人と2人で話をすることにしました。なぜ、そういった状態になってしまうのかを確認するためです。
話を聞いていく中で見えてきたのは、週末のテストに対する本人の強いこだわりでした。
その子は、毎週末のテストで8割以上を取りたい。
それをずっと続けてきたから、とにかく今回も取りたい。
そんな思いを持っていました。これは、親に怒られるのが嫌だからとか、友達や先生に褒められたいからとか、そういう承認欲求だけの話ではなさそうでした。
もちろん、そういった気持ちも多少はあるかもしれません。でも一番大きいのは、本人自身が、「8割以上を取れないと嫌だ」と思っていること。
「あれもやらなきゃ」
「これもやらなきゃ」
「でも間に合わないかもしれない」
となってしまう。
その結果、点数が取れなさそうだと感じた瞬間に、勉強そのものを投げ出してしまう。
そういう構造があるのではないかと、私は仮説を立てました。さらに深く考えると、根本には、「分からない自分」や「できない自分」を受け入れたくない、認めたくないという気持ちがあるのではないかと思っています。
正直、自分が取りたい点数を取れないことなんて、今後いくらでもあります。
中学に上がっても、高校に上がっても、思うような結果が出ないことは普通にあります。
もしそのたびに、
「分からない自分を見たくない」
「できない自分を認めたくない」
「だったら、もうやらない」
となってしまうのであれば、これは目先の中学受験だけの問題ではありません。
その先の大学受験や、もっと先の学びにも関わる、かなり大きな課題になります。
私を含め、先生側のテストに対する認識は、本人を評価するためのものではありません。
もちろん点数は出ます。結果も見ます。でも本質的には、テストはその子の価値を決めるものではなく、伸びしろや課題を見つけるための材料だと思っています。
点数が悪かったのであれば、
「何が原因だったのか」
「次にどうしていけばいいのか」
を考えればいい。
分からない問題、できない問題があるなら、それを塾で解決すればいい。
特に、私が勤めているのは個別指導塾です。個別指導塾というのは、本来、分からないことやできないことを解決するためにある場所です。
だからこそ、本人が「分からない」「できない」を受け入れられない状態になってしまうと、個別指導塾の価値を最大限活用できなくなってしまいます。
本人の中で、
「できないと認められない」
「分からないことに直面するくらいなら、いっそ投げ出してしまった方が楽」
という思考や行動のパターンができているのだとしたら、そこは早めに向き合う必要があります。
ただ、誤解してほしくないのは、彼が不真面目なわけではないということです。
むしろ、すごく真面目です。普段はひたむきに勉強に取り組んでいます。自習室での様子を見ていても、かなりきちんとしています。
他の子が少し集中できていない雰囲気を出しているときでも、彼は黙々と手を動かして、プリントやノートに向かっています。
だからこそ、結果を受け止めすぎてしまうのかもしれません。
真面目だからこそ、
頑張っているからこそ、
「できない自分」が許せなくなる。
その結果、限界が来たときに、すべてを投げ出す形になってしまう。
私は、そこを少しずつほぐしていく必要があると思っています。「できない」は、悪いことではありません。
むしろ、そこから何を見つけて、どう修正していくかが大事です。
受験において本当に危ないのは、点数が悪いことそのものではありません。
できない自分を見ないようにしてしまうこと。
分からない問題から逃げることが、癖になってしまうこと。
ここに、私は大きなリスクを感じています。もちろん、今後の対策はいろいろ考えています。
本人との関わり方、家庭との共有の仕方、テストの受け止め方の整理など、できることはたくさんあります。
まずは、本人が「できない」を少しずつ受け入れられる状態をつくること。
そこから始めていきたいと思っています。
最後にお知らせです!!
現在、私はnoteやBrainで有料記事を作成しています。

今回の彼のように、一生懸命頑張っているのに、なかなか成績が伸びきらない子がいます。
もちろん、彼の場合はまったく伸びていないわけではありません。
ただ、頑張りのわりに伸び悩んでいる部分がある。
その背景に、今回話したような、
「分からない自分を認めたくない」
「できない自分を受け入れたくない」
という構造があるのだとしたら、これは他の子にも十分起こりうることです。
では、一生懸命頑張っているのに成績が伸び悩む子には、どんな特徴があるのか。
それを踏まえて、親はどう関わればいいのか。
塾をどう活用すればいいのか。
家庭では何を整えればいいのか。
そういったことを、かなり具体的に論じている内容になります。
ただ漠然と塾に通わせるだけでは、成績は上がりません。
なぜ成績が上がらないのか。
では、どうしていけばいいのか。
そこを、私の5年以上の現場での知見に加えて、心理学・脳科学・行動科学の知見も交えながら書いています。
文字数は最大で約8万字。さらに特典として、日々の行動をチェックできるワークシートと、Google Meetでの60分間の個別相談も付ける予定です。
販売開始は、6月6日(土)。初回価格は1,290円を予定しています。
かなり破格の内容にしているつもりです。
参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。





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最終更新日  2026.05.21 11:57:27
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