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2024.12.31
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12月30日にクラウドファンディングが終了した。


ただし、中扉は当面「安居院庄七 50歳からの大冒険」のままにする。





まえがき
『現代語訳 安居院義道』*は令和6年3月に出版し安居院先生の出生地・神奈川県秦野市、足柄上郡などや「遠州報徳」を普及した静岡県内の公共図書館などに寄贈しました。また秦野市、足柄上郡や静岡県森町、掛川市、袋井市、磐田市の小・中学校にも寄贈しました。ところが「小学生には難しすぎる」という声もあり、今回「絵と地図で楽しめる」「子どもでも読める」をコンセプトに『安居院庄七と鷲山恭平』を出版します。
「秦野市史研究」第25号に故・井上静男先生が「遠州と故郷の安居院庄七像」を寄稿されています。かつて遠州では安居院先生が次のように尊敬されていたのです。
「昭和24年、夏休みを利用し、「下石田報徳社」ただそれだけを頼りに浜松駅に降り立った。駅員に下石田の順路を聞き、戦災の跡の生々しい浜松街中を通り下石田に向かった。
 村で「報徳を広めた家」と聞いただけで、神谷与平治子孫方に案内してくれた。
 夏のこととて家族の方は広い庭で畑仕事の整理をしておられた。年のいった女性の方が書類を持って色々と説明して下さった。

 屋敷の一隅には「遠州報徳発祥の地」と2メートルを越す石柱が在り、後日妻を伴い写しに行った。
 神谷家を辞する時、「報徳屋」に寄る事を勧められた。
報徳屋はすぐわかった。主は奥の庭の松の手入れをしておられた。塀越しに道路から来訪の旨を伝えると店の方に廻ってくれとで、店の所に腰掛け待っていた。なかなか主が見えない。時間がかかり変だと思っていた所に絽(ろ)の夏羽織の衣服姿の主が見えた。正面に安居院庄七の掛軸を懸け、一礼してから挨拶された。
 はっと思った。小学校時代の授業で、近江聖人と言われた中江藤樹(江戸時代初期の儒者)の墓所を訪ねた武士を農夫は衣服を着替えてから案内したという。まさにその風景が目の前に再現されたのである。」
 井上静男先生がまとめられた『安居院庄七先生小伝』を本書の共同制作者である神奈川県足柄上郡松田町文化財保護委員 草門隆氏が発見されました。本会では秦野市教育委員会の『安居院庄七資料調査の足跡』(「市史資料室だより」4号)と併せて、令和6年11月1日付けで出版しました。『現代語訳 安居院義道』と併せて今後の安居院庄七研究に資することを願います。
 安居院先生の出生地や御師(おし)として活躍した秦野や足柄上郡・足柄下郡、矢倉沢往還沿いの駿東郡そして静岡県でも安居院先生は人々の記憶から遠のいています。次の世代をになう子どもたちに、安居院先生が50歳を過ぎてから「報徳」伝道の志を持って郷里を出て生涯をかけて「報徳」に骨の髄まで尽した生涯を知ってもらうことを願っています。 
令和7年1月        編集者

*安居院(あぐい)義道(よしみち)は諱(いみな)(死後尊んで贈る称号)、通称(つうしょう)は庄七(しょうしち)





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最終更新日  2024.12.31 15:31:48


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