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自民党の議員が、自衛隊は軍隊になっているから憲法は実態にあわない、だから改憲する、などといっている。詭弁である。 憲法に反することを知っておりながら、自衛隊をここまで変質させたのは、自民党自身ではなかったか。そこに米国の強力な後押しがあったにせよ、新しい法律をつくり、自衛隊を軍隊にしたのは、彼ら自身である。 それに、自衛隊の実情が憲法にあわぬのであれば、憲法に合わせて自衛隊を変えればいいのである。それはわかっていてしらじらしい。傲慢だ。 自民党に限らず、その場その場で都合のいいことを、詭弁を弄するのが議員のほとんどである。 参院選も近づいたが、候補者のことばにだまされないようにしたい。選挙では消費税もTPPも反対といいながら、当選すればその逆をいう議員たちがほとんどだったのだから。
2013/06/30
富士山がなんとかに指定されたということでテレビは大騒ぎしている。 大騒ぎするほどのことかと思う。 荒された自然、連なる登山者。 富士のふもとには自衛隊の演習場があり、米軍も使っている。 私がそう思うだけで、大喜びしている人たちについて反対するわけではない。 でも、テレビは騒ぎすぎだ。 もっと別に大切なこともあるのに。
2013/06/29
「ここで私は、戦後日本国が、武器禁輸を政策として少なくとも今日まで持続して来たことを誇りに思う者だ。」(1997年8月) これは堀田善衛の「続スイス問題」というエッセイの締めくくりの言葉だ、中立国といいながら、戦争をしている国に武器を輸出し続けたスイス他の中立国を批判したそのしめくくりだ。 これに接してはっとした。 今の日本は、武器輸出三原則なるものを骨抜きにして、武器輸出を可能にしている。輸出した武器は各地で使われ、無辜の庶民を殺すことに使われるであろう。 こうしておきながら、多くの政党は、世界一の日本、強い日本、日本人の誇りを取り戻すなどと連呼している。 武器を輸出しない国と、輸出する国とどちらが、誇りある国であるか。私は武器を輸出しない国であると思う。
2013/06/28
生活保護受給者へ就労支援をしているそうだ。クローズアップ現代でやっていたが、貧弱にすぎる。自治体の窓口が就職する意欲を育て、就職活動まで支えるというのだが、あくまで自助が先にあるという感じで、支援もあれでは不十分だ。 支援というなら、生活保護を受給していない失業者も含めて、もっと抜本的な支援が必要だろう。例えば1年、あるいは2年かけて技術を身に着ける支援をする。その技術も何の役にも立たないような古臭いものはやめる。 そして、そうした人たちに十分な就職先を準備する。 問題の多くは、そもそも職がないことが、カギなのだから。 政府はそうしたことには、無関心であるようだ。言葉ではあれこれいうが、具体的な方策は示さないからだ。 就労支援をもっと実際的で役立つものにしてほしいと思う。
2013/06/27
アルンダティ・ロイの『民主主義のあとに生き残るものは』(岩波書店)は、刺激的な本である。資本主義というもの、民主主義というものの実態が、インドで実際行動をしている立場から、鮮明にのべてある。 インドという国、その背後にあるいわゆる国際社会というものの悪辣さがよくわかる。インドでは民主主義が上層階級のための民主主義になっているというが、それは日本でも同じである。 アルンダティ・ロイはこんなこともいっている。 「ネオリベラルなグローバリゼーションというのは新しい形態の帝国主義です。それはさまざまな色彩を施されて新しく塗りなおされてはいるけれども、植民地主義の醜さが新しい様相をもって表れていることに変わりはありません。インドでこういういことをいうと、繁栄と進歩にめぐまれた新しい時代が開けようとしているのにいまだ植民地主義のことを言っているのかと、私をひどく軽蔑する人もいるのですが、それでも厳然として植民地主義、帝国主義、新自由主義という流れが一貫していることは冷静に観察すれば否定できないはずです。こうした現状に対する簡単な解決策はありません。」 ネオリベラリズム、グローバリゼーション、新植民地主義、新自由主義、帝国主義、さまざまなことばで言われているが、本質はおなじということだ。 巨大企業が国家を超えて経済だけでなく、政治も軍事も支配していること、巨大企業を中心とした企業が低廉な労働力と資源を求めて、中国から東南アジアへ、さらにアフリカへと進出し、搾取と収奪を拡大し続けていること。そのために世界基準や国内政治までも変えようとしていること。 こうしたことをみれば、アルンダティ・ロイさんのいうことはすんなりと納得できる。
2013/06/26
CIAの元情報員がオバマ政府が国民の情報を盗聴していたことを暴露した。オバマ政府は、それに対して、国家機密を暴露したとして訴追した。 奇妙に思うのは、国民の情報を盗聴することと、そのことを暴露することと、どっちが悪いのかということだ。 国民の側からみれば、当然オバマ政府のやることのほうが悪い。 都合の悪いことを暴露したら、犯罪者に仕立て上げるところに国家というものの本質が見えている。 政府=国家のいうことは信用できない。
2013/06/25
はやくに亡くなられた千野栄一さんのエッセイを読んだ。『プラハの古本屋』である。優れた言語学者であった千野栄一さんは、すぐれたエッセイストでもあった。千野栄一さんのエッセイはというわけで数冊もっている。 ひさしぶりに読んだのだが、古本探しの醍醐味が溢れていて、古本マニアなどから程遠い私にもそれがひしひしと感じられた。 チェコがソビエトの衛星国とされ、本の出版や販売までもが統制されていたころ、古本屋の奥の部屋から非常に珍しい本が表れる興奮など千野さんと一緒に喜びたくなる。そんなエッセイである。 『遠い崖』が、第10巻で息切れして、どっと疲れた。これからはしばらく千野栄一さんの軽妙なエッセイを読んでみよう。★東京都議選で自民と公明が全員当選。なんということだろう。投票率は10%も下がったというし。救いは共産党が伸び、維新が振るわなかったこと。
2013/06/24
三日間降り続いた雨で家庭菜園が冠水した。 昨日、法事から帰って畑をみたら、 キューリとナスがぐったりしていた。 冠水で根がやられたのだろう。 ナスは水に強いのに納得がいかない。 去年はキューリもナスもたっぷりいただいた。 今年はがっかりだ。 梅雨はまだ続く。
2013/06/23
何もないところに突然ビッグバンが起こった。そこからわれわれの宇宙が始まった。やがて銀河系ができ、地球ができ、その地球に生命が誕生し、生命の多様な進化から人類猿が誕生し、やがて人類が誕生する。 ながいながいその過程からみれば、近代などほんの一瞬。人の一生などさらに一瞬。 それだけに、命というものの大切さを思う。 支配するものと支配されるもの、収奪するものと収奪されるもの、殺すものと殺されるもの、こうあげていくとはてしないが、このような不当な格差があってはならないと思う。 永い宇宙の歴史の系列、けれど宇宙の時間からみればほんの一瞬。どのいのちもいとおしい。 命に差別があってはならない。 そんなことをふと思う。
2013/06/21
内田樹ほか著『脱グローバル論』(講談社)を読んでいてふむふむと納得するところが多々あった。下記もその一つだ。 「でもグローバル資本主義は違う。「長く続く」ということはとりあえず考えない。だって決定権をもっているものたちは「寿命5年」ベースで判断するわけですから、従業員なんか全部過労死しても、替えが見つかるなら、別に構わない。そういうふうに考える人間しかグローバル企業の経営者にはなれなせん。」 「限定社員」の「ホワイトカラーエグゼンプション」の「非正規の拡大」の「解雇を容易にする」のといった矢継ぎ早に出される雇用政策の裏はこうなのだ。 ブラック企業ということばがあるが、グローバル企業のほとんどがブラック企業化しているということだろう。短期に大きな利益さえあげられれば、従業員の命などどうでもいいということなのだろう。
2013/06/20
NHKの「クローズアップ現代」でクラウドソーシングによる雇用を紹介していた。初めて聞いた。 ネットを使って世界の優秀な人材を雇用あるいは活用するということのようだった。 番組はいかにもそれがいいことのように報道していたが、疑問が湧いた。 ネットで世界の優秀な人材を雇用あるいは活用するということは、企業側にとって有利であろうが、雇用される側からいえば、一部の人には有利かもしれないが、大多数の人にとっては不利であろう。 このような雇用あるいは活用がどの範囲で行われるかしれないが、世界の人材と競争しなければならないようになるわけだから、大規模な雇用の変動が行われるに違いない。 その先には一部の選ばれた人とその他多数という社会が生まれるに違いない。
2013/06/19
梅雨前線が活発になるそうだ。大雨に注意といっている。適当な雨はほしいが、大雨は困る。 最近のNHKの報道は、脅しばかりだ。いわく南海トラフの大地震、大津波。いわく、豪雨。いわく…。後は自己責任でやれということだろう。 散々脅しておいてあとは知らんふりというのは、政府の姿勢の基本でもある。都合のいいところはあれこれ宣伝はするが。都合の悪いことは隠してごまかす。 参院選が近づいているが、有権者はそれを見抜くだろうか。
2013/06/18
田圃のかたすみを借りて、小さな家庭菜園をしている。ミニトマト、ナス、キュウリ、オクラ、ピーマン、ゴウヤ、モロヘイヤなどを数本ずつ植えている。 キュウリに病気がついたらしく、二本の成長がとまったまま。それに比べて雑草の広がること、育つことのなんという速さ、強さ。一面くさぼうぼう。 二週間に一度ぐらい施肥しないといけないのに怠けていたら野菜のふとりが遅い。 暑いから早朝に草をひく。 肥料も雨の前にはやらなくては。
2013/06/17
萩原延壽の『遠い崖』をぼちぼち読んでいる。アーネスト・サトウ日記抄という副題でもわかるとおり、英国公使の日本語通訳であったサトウの日記を中心に幕末から明治初期までの時代を描いたものである。 諸史料を駆使しながら、幕末明治初期の日本を外の目でみた歴史や社会の様相は新鮮である。サトウとの交友の記録に出てくる人物像がまた面白い。西郷、木戸、勝その他。 わが伊予に関する記録も出ていてこれも興味深い。伊達宗城と宇和島、いわゆる七卿落ちの一人が西条藩に潜伏していたことなど。 木戸孝允と英国公使パークスの激論の後で木戸の日記に記したことば「万国公法は弱国を奪う一道具と云」なども面白かった。 当時欧米の大国は自分たちで作った法を「万国公法」=世界法として他の地域、国家に強要した。それはまさに「弱国を奪う一道具」であったのだ。 事情は違うがTPPなだも弱国を奪う一道具といっていいかもしれない。 こんなことを思いながら、ぼちぼちと読んでいる。 全14巻だが、10巻までは読もうと思っている。
2013/06/16
最近気が付いた。テレビで謝罪会見としょうして、カメラに向かって頭をさげる場面が極めて多い。その際「…であれば、謝罪します」ということが多い。 「であれば」というのであれば、テレビカメラの前で頭を下げている人物は、本心では悪いとおもっていないことになる。「私は、我々は、本当は悪いとは思っていないのだが、あなたたちがそう思うのなら一応頭を下げておきます」といいうことだ。 テレビも新聞もそれをただ垂れ流すだけなのはいただけない。記者であるならば、一言「本当はどう思っているのですか」といってほしいものだ。★郵政会社が地域限定社員制度を取り入れる予定だという。競争力会議などの提言を先取りしようということだ。 報道によると、地域限定社員は、移動はなし、そのかわり、給与を正社員と非正規社員の中間くらいに抑えるという。 思っていたとおり、限定社員制度は、まず、給与を低く抑えるという狙いがあるのだ。これによって企業は大幅な「コスト」削減も可能になる。 この制度はまた、解雇をしやすくする制度でもあると思われる。それについてはまだわからない。
2013/06/14
台風はそれたが、その代わりに暑さがやってきた。連日の快晴、真夏日だ。 私は異常気象だ、異常気象だといっているし、書いているのだが、やはりこれは異常気象だろう。 世界的にも異常気象は多発しており、最近の報道ではドイツなどでの豪雨による洪水があった。ブラジルは旱魃だそうだ。 日本でも心配なことだ。 それにしても暑い。
2013/06/13
シリアの反政府勢力への支援を日本政府がするという。NHKが伝えていた。といってもほんの十数秒。 反政府勢力という言葉もなんとも奇妙だが、それに対して日本政府が支援するというのは、もっと奇妙だ。 今までのアラブ各地でも、反政府勢力へ欧米各国が武器を提供するという形で支援してきたが、これは、絶対してはならないことだ。その国のあらそいは、その国の中で解決すべきである。 アラブ各地での欧米各国の武器支援は政治的・軍事的・経済的な思惑があってのことだろうが、反対勢力へ武器を提供して気に入らない政府を倒すなどということはしてはならないことだ。 日本政府は、武器援助ではないといっているが、それでも間接的に闘争を支えることになる。 シリアについてはよくしらないが、他国の戦争に介入するということは、どういう形であれ、してはならないことだと思う。
2013/06/11
維新の会が、大阪にオスプレイの訓練の一部を引き受けるといった。あれから数日、もう忘れられている。人気目当てのパフォーマンスだとわかっているからだ。 オスプレイについて沖縄の負担を引き受けるといったのだが、実はオスプレイに関しては、ヤマトでも訓練が行われており、いうのなら、オスプレイ配備反対だったろう。 米軍はヤマトに複数の戦闘機飛行訓練のラインをもっており、オスプレイの場合、四国から和歌山に抜ける、オレンジラインで頻繁に飛行訓練が行われている。 米軍はこれ以上訓練場所を必要としないだろうし、維新の会も本気ではなかった。 本気だったのは、普天間基地の辺野古移転の推進である。 いずれにせよ、求められているのは、基地や訓練場所の拡散などではなく、米軍の基地の全面的撤廃だろう。
2013/06/09
安倍首相が女性の力の活用を政策の柱として大々的に打ち出している。結構なことだ。だが、諸際策との整合性をみるとこれも人気とりとみえる。 今朝のNHKのニュース深読みのテーマがそれだった。番組全体が「あべさん、あべさん」と称揚しているような番組だったが、この番組でも同じことを感じた。 女性の力の活用というが、それはほとんど企業の正社員についてであり、働いている女性の大多数を占める非正規雇用の女性のことがすっぽりぬけている。女性の労働力の活用というとき、実は非正規雇用の拡大になりはしないか。 他の政策との整合性からいえば、規制改革会議や競争力会議で提起している。首切りを容易にする政策、非正規の拡大、ホワイトカラーエグゼンプションなどの政策との関係はどうなのか。 こう考えてみると女性の力の活用という言葉が、言葉としてはいいひびきだが、実際は、低賃金労働者増産の声にきこえてならない。
2013/06/08
政府が財界と一体になって進めている「ホワイトカラーエグゼンプション」についての参考にいくつかのサイトを紹介します。 規制改革会議の「規制改革に関する答申」。61ページからが、雇用分野です。 規制改革に関する答申は→ここ 参考までに答申が出る前のブログと記事を下記に紹介します。 ・耕助のブログ・NO1035現在検討の裁量労働制 .労働時間の「異次元緩和」でブラック企業大喜び
2013/06/07
政府の規制改革会議が答申が5日答申を首相に提出した。新聞もテレビもほとんど報道しなかったが、これは大変なことだ。 答申のうち雇用分野は大きく3つの問題がある。 ・限定正社員、 ・労働時間法制の見直し、 ・労働派遣制度の抜本的見直し 限定正社員制度は、職務や勤務地や勤務時間を限定して雇用関係を結ぶことで給与を正社員より低く抑え、それぞれの条件の変更によって解雇を容易にするというものだ。 労働時間法制の見直しは、複雑かつ複数の見直しが提起されており、それによって手当などなしの限界のない長時間労働が可能になる。要するにホワイトカラーエグゼンプションを言葉を変えて、実現するようなものだ。 派遣制度の見直しも、現状よりさらに派遣制度について緩和するというものだ。 これらは、競争力会議でも提起されており、政府が財界と一体になって実現しようとしていることがよくわかる。 テレビも新聞もほとんど報道しないのは、これが現政権や財界にとってあまり知られたくないことだからだろう。 アベノミクスの三本目の矢についての報道というよりも、宣伝が大々的になされる裏で労働者が本当に困ることが着々と進められている。 労働者を、限りなく安く、いつでも解雇でき、いつでも取り換えが聞きようにというのが、財界や現政権の狙いである。 知らないことほど怖いことはない、答申全文は規制改革会議のHPで読める。ぜひ、雇用分野の部分だけでも読み、広げてほしいと願う。
2013/06/06
生活保護の捕捉率(生活保護該当者で実際に受給している割合)は、15%だという。実に85%の人が生活保護が受けられるのに受けていないことになる。ところが政府は、今後3年で生活保護費を740億円削減する。 そのため、受給申請のための書類を複雑かつ厳密にし申請の段階で申請をさせないようにした。扶養義務者の扶養状況を記した申請書などが、その典型である。生活保護など受けるな貧乏人は貧乏人同士で支えあえということだ。これを称して共助という。 不思議なのはアフリカへのODA(政府開発援助)に約14兆円支出するという。国民の税金である。そのほかにもIMF救済で4兆8000億円、東電救済で3兆9000億円、ミャンマーのODA910億円などがすぐに浮かぶ。これらも国民の税金である。 方や国民のセーフティネットである生活保護はずたずた。方や大企業などには大盤振る舞い。金を湯水のように垂れ流す。 首相の外遊に企業人がぞろぞろついていったのがアベノミクスの正体をよく示している。首相があちこちでカネをばらまけば彼らは拍手。首相が生活保護を削減すれば彼らは拍手。 アベノミクスは決して国民の全体のためではない。それは、大企業や富裕層のためである。被害を被る大多数の国民はそれに拍手をおくってはならないのである。
2013/06/05
梅雨寒が過ぎたとおもったら、こんどは暑すぎる。体が気温の乱高下についていけない。 ドイツやオーストリア、そしてチェコでは、異常な大雨だという。プラハの大雨のようすがテレビに映っていた。 米国では同じ州でまた複数の竜巻だ。複数の死者も出ている。 気象情報は梅雨の大雨を予想しておどす。 政治、経済、自然。 どこをみても不安と恐れとが満ちている。★維新の党が大阪の八尾市でのオスプレイの訓練を言い出した。その一方で、辺野古への基地移転も推進するという。八尾市はダミーで、辺野古移転推進をいうことで米国への謝罪をするのではないか。
2013/06/04
今朝は16度、その後、気温はあまり上がらず、現在17度と18度の間くらい。梅雨寒だ。 梅雨寒という言葉があるくらいだから、このような寒い日が、梅雨時期にはあるのだろうが、かなり寒い。 昨日からしとしとと降る雨は、野菜には好都合なのだが。
2013/06/02
宮島利光の『アイヌ民族と日本の歴史』(三一新書)を読み終えた。ずいぶん前に買って忘れていたものだ。最近、榎森『アイヌ民族の歴史』高倉新一郎『アイヌ政策史』テッサ・モーリス・スズキ『辺境から眺める』と読んだ。それに続いての読書だった。 この新書が簡潔だが、非常に分かりやすかった。アイヌが東北から今の北海道、サハリン、千島列島に住んでいたこと。サハリン(樺太)経由での中国との貿易、千島経由でのロシアとの貿易、松前経由での大和との貿易を活発にしていたこと。 それが松前藩の支配により次第に圧迫され没落し、明治になって、日本に併合され大地と自然を奪われてさらに衰亡していった、という過程がくっきりとわかった。他の本には少なかった図版や初歩的な言葉のやさしい解説がやくにたった。 アイヌについて最初興味をもったのは、中山裕さんのフィールドワークの本からだ。今回まとめてよんでみたのは、明治維新というものの性格を知りたいということからだった。 これらの本を読んでわかったのは、アイヌがいかに豊かな文化をもち、自然の中で平和にくらしていたかといこと。明治政府というものがそれをいかに徹底的に破壊したかということ。そして明治政府が、アイヌモシリ(アイヌの大地)を奪い植民地化することから、すでに、それ以降の拡大政策の試行を始めていたということだった。
2013/06/01
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