ここらでちょっと途中下車

ここらでちょっと途中下車

2013.05.16
XML
カテゴリ: 敦賀
ダンナが「リンカーン」を観たがっていた。
週刊新潮のGWシネマセレクションの中で、
高得点だったらしい。
敦賀でやっていたら観ようかと言ってたけれど、
敦賀のアレックスシネマでは上映されていなかった。
帰ってきて、近くのシネコンを見たらまだ上映していた。
アカデミー賞で主演男優賞取った話題の映画だし、
火曜日、プールが終わってから観に行くことにした。

gallery124x90_2.jpg


【ストーリー】
エイブラハム・リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)が、大統領に再選された1865年。アメリカを内戦状態に追い込んだ南北戦争は4年目に突入したが、彼は奴隷制度を永遠に葬り去る合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させるまでは戦いを終わらせないという強い決意があった。そのためにも、国務長官ウィリアム・スワード(デヴィッド・ストラザーン)らと共に憲法修正に必要な票を獲得するための議会工作に乗り出す。そんな中、学生だった長男ロバート(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が北軍へと入隊し……。

巨匠スティーヴン・スピルバーグによる、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンの伝記ドラマ。奴隷制の廃止と禁止を強固なものにし、泥沼化した南北戦争を終結させるため、憲法の修正に挑むリンカーンの戦いを重厚なタッチで映し出していく。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などのダニエル・デイ=ルイスがリンカーンにふんし、国と人民の未来をめぐる理想と現実に苦悩する彼の胸中を見事に体現。『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョセフ・ゴードン=レヴィットら、脇を固める実力派の妙演も見逃せない。


映画は、南北戦争のシーンから始まる。
私は、てっきりリンカーンの伝記を映画にしたものかなあと思い、
回想シーンか何かで、子どもの頃からが出るのかなあと思っていた。
でも、ほとんどが議会の場面。
共和党のリンカーンが大統領に再選し、
上院議員議会で通過した、奴隷制度廃止のための憲法修正法案を、
下院議員議会で3分の2の賛成を勝ち取り、通過させるために、
反対していた民主党員に寝返りを働きかける約1ヶ月の間の話。

私たちが日本の戦国時代の話を知ってるように、
米国民にとってはなじみの深い話なのかもしれないけれど、
私には、リンカーンに対しての知識が乏しくて、登場人物が解りにくく、
もうちょっと、事前に調べておけばよかったなあと後悔した。
でも、最初は、20票ぐらい足らなかったのが、
徐々に賛成に回り、反対59票、賛成119票、棄権8票で、
法案が通ったところは、本当に感動。

最初、リンカーンの息子が、奴隷の写真を見るところがある。
小さな子供に、700ドルとか値段がつけれれていた。
それが公然とまかり通ってた時代に、
法の下の平等を説いたリンカーンは本当に素晴らしいなあと思う。
でも、そのリンカーンが、家庭では奥さんに頭が上がらない風なのも面白い。

この映画が作られたのが、去年。
去年大統領に再選されたオバマさんは、
この映画で、奴隷解放に反対している民主党の大統領だ。
大統領選の時期に、こういう映画が作られるアメリカって面白いなあと思う。
最後に、今自民党が変えようとしている憲法96条。
憲法改正が3分の2から、過半数でできるように変えようとしている。
この映画を観ると、憲法を変えると言うことの重みを改めて感じる。
簡単に、96条変えたらいけないよ。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.05.17 12:09:42
コメント(14) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: