ここらでちょっと途中下車

ここらでちょっと途中下車

2014.12.01
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カテゴリ: 映画
今日は映画の日。
今日は娘と一緒に車で大阪へ。
人間ドックに行く娘を本町で降ろして、なんばパークスへ。
パークスシネマで、わんさか歌舞伎の「人情噺 文七元結」を見た。
終わってから、人間ドックを終えた娘と合流。
オイスターバーの ガンボ で遅めのランチを食べて、
買い物などして帰ってきた。

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「人情噺 文七元結」


<あらすじ>
腕は立つし、人もいい左官の長兵衛は、困ったことに大の博打好き。見かねた娘のお久は、吉原に身を売る決意をします。事情を察した妓楼の女房・お駒は、長兵衛を諭し、50両の金を貸し与えるが、その帰り道...。


山田洋次監督、中村勘三郎主演のシネマ歌舞伎を見るのは、
「野田版 研辰の討たれ」「野田版 鼠小僧」に続いて3回目。
映画の日だけれど、シネマ歌舞伎は一律料金で2000円。
でも、これで勘三郎が見られると思うと値打ちがあるなあと思える。
これは、2007年10月に新橋演舞場で上演された作品。
落語が原作らしいけれど、面白おかしい作品。
それが足が痺れた場面や、身に合わない着物を着ている場面など、
勘三郎の細かい演技で、ますます面白く楽しい場面に見えてくる。
いつも思うけれど、やっぱり勘三郎ってすごい役者だなあ。
生きている間に生で観たかったけれど、
値段の高い歌舞伎は見られないし、
遠くの席だと、表情までわからないだろし、
やっぱりシネマ歌舞伎でいいかな?


10日ほど前に、岸和田のユネイテッドシネマで観たのは、
宮沢りえ主演の「紙の月」
一昨日、プールが終わってから、
ダイビング仲間のOさんと、Kさんとお茶している時、
Kさんが銀行に勤めていると言うので、
「紙の月」の話になった。
ブログに書いていなかったことを思い出した。

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「紙の月」


1997年、主婦の梅澤梨花は、わかば銀行の契約社員として渉外係を務めていた。独居老人の平林の家を訪ねた時、大学生の孫の光太と出会う。優しいが鈍感な夫に物足りなさを感じていた梨花は、光太と付き合い始めるのだった。ある日、梨花は光太が学費のために借金していることを知る。梨花は光太のために顧客の金に手をつけ、200万円を渡すのだった。顧客からの信用を利用し横領を重ねた梨花は、光太と高級ホテルやマンションで豪遊を続け…。


映画の予告編を見て、NHKのドラマを見ていたことを思い出した。
内容をほとんど忘れてしまっていたけれど、
映画を観ながら、いろいろな場面が思い出されてきた。
銀行の場面は、丁寧にリアルに描かれているなあと思った。
Kさんによると、実際にはこういう横領はできないと言うことだけど。
しっかり者で、最後に梨花を追い詰める隈より子役の小林聡美は最高。
演技が上手いなあと思った。助演女優賞取らないかな?
同じ銀行員で、生意気で不倫もしていて、
こちらの方が悪いことをしそうなのに、パッと要領よく寿退社する、
相川恵子役の大島優子もいい。
こういう子いるよなあと思える。
宮沢りえは、濡れ場も多い、体当たりの演技だけれど、
普通の平凡な主婦が、大胆な横領までしていく過程が、
あまり共感できなくて、唐突な行動に違和感を覚えた。
宮沢りえの役を、NHKのテレビでは、原田知世が演じていたけれど、
そういうところに違和感を感じなかったように思う。
やっぱりじっくり時間をかけた方が、
人物の背景や心理描写が深く描けられるんだろうな。

ところで「紙の月」と言えば「ペーパームーン」
作り物とかまやかしとか意味があるそうだけど、
昔観た映画の「ペーパームーン」は、今も記憶に残っている。
ライアン・オニールとテータム・オニールの父と娘の共演で、
だましながら、聖書を売って行く話。
もう40年ちかく昔の映画なのに、
今も心に鮮明に残っているってすごいな。
いい映画って、心に残るんだなあ。
もっと見なくっちゃ。





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最終更新日  2014.12.02 13:34:13
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