アメリカでは、日本のように手土産を持って引越しの挨拶回りをするといった習慣はなく、先住の人が新たに引っ越してきた人を訪れ、挨拶をしに来る場合が多い。 挨拶のパターンとしては、『Welcome to the neighborhood!(ようこそ!)』の決まり文句に始まり、自己紹介や家族紹介、またはコミュニティーの紹介をし、『If you need anything, please let me know.(もし何か必要でしたら、ご遠慮なくお知らせ下さいね。/もし何か私に出来ることがありましたら、何なりと仰って下さいね。)』という決まり文句で締めるというのが挙げられるが、この引越し挨拶によって、先住者は新しく引っ越してきた人がどんな人か確認をすることが出来るし、一方、新しく引っ越してきた者にとっては、自分の周囲の環境や近所に住んでいる人たちに関する情報を少しでも得ることが出来るという点もありと、両者にとってもメリットがあると思うのである。
・贈り物をもらったら、Thank you card(サンキューカード:お礼を述べたカード)を送ると良い。 引越し挨拶の場合には特に、お返しをするという習慣はないので、お返しをする必要はないと思うのだが、どうしてもお返しがしたい場合も、お返しの品にThank you cardを添えた方が良い。 また、手作りの食べ物をお返しの品に選ぶ場合には、出来るだけ先方から頂いた品とダブらないようにした方が良い。(例えば、先方から手作りのバニラクッキーをもらった後に、チョコレートクッキーを作ってお返しをするというようなことも極力避けた方が良いだろう。)