山田維史の遊卵画廊

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Tadami Yamada's Painting


Tadami Yamada's Painting


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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


■Yamada's Article(2)ユングの風景画


■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


■Yamada's English Article (8) 能の時空間の現代性


■Yamada's Article (9)『さゝめごと』に現われた十識について


■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


■(18-2)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(2)


■英語訳エッセー『柔らかい建築 Soft Architecture』


■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


■(20)英語訳論文 『伊勢物語の「梓弓」について』


■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


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Nov 4, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 きょうも昨日に引きつづき東京薬科大学へ行く。セミナーへ参加するためである。いやァ、面白いのなんの。時間制限が非常に残念というところ。

 ヒトゲノムの解読問題の前に、DNA発見史をひとくさり。1940年代の遺伝子は蛋白質かDNAかという論争はアメリカのイリノイ大学のM・デルブルックのファージグループが「遺伝物質はDNA」であると発表したことで火がつく。そしてデルブルックが「遺伝子は量子」であると、ふともらしたらしい一言をききつけた、あの量子力学者E・シュレーディンガーがそれでは私も調べてみにゃならんと生命科学の分野にシフトして『生命とは何か』を著す。これがまた大きな影響をおよぼす。そして1952年にハーシーとチェイスという二人組が放射性同位元素をもちいて、遺伝の実体はDNAであることを実証し、容認される。翌53年、J・ワトソンとF・クリックが、有名なDNA二重らせん構造を発表(MOLECULAR STRUCTURE OF NUCLEIC ACIDS: Nature;April 25,1953)。この論文には前年のハーシーとチェイスの実証が故意にはぶかれたらしく、ひとことも引用されていないそうだ。それはともかく、R・フランクリンという女性学者がDNAのX線像の撮影に成功。この写真を盗み見たクリックが、数学的にこれが間違いなくラセンであることを表明。
 神藤教授はここでX線回析像とそのパターン原理を図示したが、なるほどそれは逆平行2本鎖の回転対称つまりラセンでしかありえない。
 このあたりから講義は俄然おもしろくなる。それではなぜDNAはラセンを巻くかというと、核酸を構成する塩基対の性質によるのだそうだ。塩基対にはC-G塩基対とT-A塩基対があるが、いずれもその構造は平面的な板状で、しかも塩基は水を嫌うのである。塩基の板の厚さは0.33ナノミクロン。この板状の塩基対を重ねてゆくと0.27ナノミクロンの隙間ができる。そこにじつは水がはいりこんでいるのだが、水を嫌う塩基は水との接触面を最小にしようとする。つまり、「すべり」と「ねじれ」でそれをおこなう。するとおのずとラセンを巻く、というわけである。
 ところでなぜ薬学部でこのDNAの研究をするかといえば、抗癌剤や抗生物質はDNAに結合するのだそうだ。たとえばシスプラチンという薬物は癌細胞の遺伝子のラセンの隙間に入り込んで化学結合し、細胞の複製(増殖)を阻止する。あるいはアクチノマイシンDという抗生物質を投与すると、薬物は病原菌の遺伝子の塩基と塩基の間にもぐりこんで、二重ラセンを破壊してしまう。こういうことらしい。
 さていよいよゲノムだ。ゲノム(Genome)とは一つの生物種の全遺伝情報の1セットのことである。つまり生命の設計図である。この解読については現在、国家レベルの国際プロジェクトが進行している。
 じつはこのプロジェクトの重要性をいち早く認識したのは日本のある科学者だったが、彼の提案を日本政府は拒否してしまった。だれも研究していないからというのがその理由。日本の政治家はそのバカさ加減を世界に喧伝しているわけだ。どうしてこう無知、無教養な人間ばかりが政治家になるかね。選んでいる我々がバカなんだけどさ。こんなのが愛国などというから、歪んでくるんだね。真の愛国者を蹴散らしておいて。----と、そういうわけで、クリントン大統領とブレア首相が固い握手をしてこの国際プロジェクトは出発した。20年かかるか30年かかるか、はたまた100年かかるかわからないが、とにかく莫大な予算をつぎこんで出発した。イニッシアチヴをとりそこねた日本も人の尻にくっついて仲間入りさせてもらったが、ねえ、日本の政治家よ、こういう長期のヴィジョンを推進できないなら政治家なんかにならないで別なところでゴロ巻いていなよ。
 このプロジェクトの目標と研究による波及効果はつぎのとおり。

 2、遺伝子の機能解析。----蛋白質の働きの解明。
 3、生命40億年の進化の足跡を追求。
 4、病気の遺伝子レベルでの理解。
 5、人の個性と体質の理解、およびテーラーメイド医療について。
 6、新しい医薬品の開発(ゲノム創薬の誕生)。
 7、生物情報科学の確立。新しい学問分野の勃興。

 以上のうち5番目についてであるが、これは個人個人の体質にあわせた医療が可能ではないかということである。テーラーメイドという意味は、洋服の仕立てを個人の体型にあわせておこなうように、ヒトゲノムが完全解読されれば、そのような医療の方向をめざせるだろうという思想だ。個人の体質の違いというのは、じつはヒトゲノムのパラドックスといわれる問題にからんでいる。ヒトゲノムのパラドックスとはこうだ。
 1、ヒト遺伝子の数はハエの約2倍しかない。
 2、ヒト遺伝子の数は植物の1.5倍ほどだ。
 3、ヒトとチンパンジーの間で、ゲノムの違いは1.4%しかない。
 4、マウス、チンパンジーとヒトとの間で、遺伝子や遺伝子の構造と機能の違いはほとんどない。しかしヒトとヒトとの間では0.1%もの違いがある。

 6、35%にもなる繰り返し配列の起源と役割は何か。

 ここで4番目のヒトとヒトとの間に遺伝子の違いが0.1%もある、というのがテーラーメイド医療思想の根拠である。
 つまり別な視点から私が思うに、それだけ個性が人間にとって重要だということであろう。たとえば文化意識や教育制度のなかで個性を無視するようなものは、人間として相当「無理」なことをしていることになろう。いや、冗談じゃないよ、これは社会制度を考えるうえですごいことだよ。

 というわけで神藤教授のお話は、つい先頃Nature誌に発表された最新論文にまでおよんだ。その論文というのは、DNAの多様性をめぐり B-DNA とZ-DNA とのjunctionについて論じている。つまりB型といわれるDNAとZ型といわれるDNAのまじりあってくっついた構造のDNAがあるという発見である。
 また、家族性パーキンソン病原因タンパク質ParkinのN末端ドメインの構造についての概説と、まあ、これでは時間がいくらあってもたりない充実した講義をしてくださった。おもしろかたです。先生ありがとうございました。






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Last updated  Nov 5, 2005 10:33:38 AM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
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