山田維史の遊卵画廊

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Tadami Yamada's Painting


Tadami Yamada's Painting


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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


■Yamada's Article(2)ユングの風景画


■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


■Yamada's English Article (8) 能の時空間の現代性


■Yamada's Article (9)『さゝめごと』に現われた十識について


■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


■(18-2)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(2)


■英語訳エッセー『柔らかい建築 Soft Architecture』


■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


■(20)英語訳論文 『伊勢物語の「梓弓」について』


■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


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Jul 3, 2008
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 ウナギの産地偽装事件が報道をにぎわしている。きょう新たに報じられたなかに、検体の一部から発ガン性があるマラカイトグリーンが検出されたとあった。

 食品偽装事件に絡んで、マラカイトグリーンの名が出てくるとは意外であったが、近年まで魚類の抗菌剤なかんずく妨カビ剤として使用されていたという。じつは非常に古い時代には着色顔料として画家のパレットに存在していたのである。

 知られているのはベネチア派の巨匠ティシアン(1477-1576)のパレットに存在したことである。ティシアンのメティエ(彩色技法)は非常に秩序ある堅牢なもので、色彩は豊かである。しかし実際に使用された絵具はわずか9色であった。そのなかにマラカイトグリーンがあった。
 ちなみにその9色とは次のとおり。

 1、マダー(Madder)、2、ラピス・ラズリ(Lapis Lazuli)、3、バーント・シエナ(Burnt Sienna)、4、オーカー(Ocher)、5、レッド・オーカー(Red Ocher)、6、オルピメント(Orpiment)、7、ピーチ・ブラック(Peach Black)、8、リード・ホワイト(Lead White)、そして、9、マラカイト・グリーン(Marachite Green)。

 現在、油彩画にとってはごく一般的なキャンヴァス(トアールという)は、15世紀半ばころに港町ヴェネチアで帆布を利用したことに始まる。それ以前は菩提樹の板や金属板(おもに銅板)に描いていた。
 帆布は、しかし織物であるから、直にその上に描いても織目がゆるんだり、曲ったりして、絵具が定着しない。織目を固定しなければならないのである。現在市販されているキャンバスは白い顔料が塗られて織目が固定されている。織目を固定することを縷止(るどめ)といい、まず膠水を塗ってから鉛白(シルバーホワイト)をリンシード油で溶いたものを塗布したものをセリューズ仕上げといい、ジンクホワイトを使ったものをアブソルバンという。ティシアンの使用したのは現代の研究によれば、石膏と澱粉をまぜあわせて水で溶いたものをかなり厚く塗り、数カ月間放置して乾燥させてから表面を磨き上げたようだ。
 絵を描いているかた、そして、彩色組成についてきっちり勉強したかたなら、上にあげたティシアンのパレットを見れば、おおよその技法的な見当がつくだろう。彼はまずグリザイユのような方法でモデリングしてから不透明色と透明色とを巧みに使い分けながら、彩色構造を組み立てている。

 私の技法のことはどうでもいい。ティシアンのパレットに存在したマラカイトグリーンであるが、上に述べたように何分毒性がある。しらずしらずのうちにヒ素に犯される可能性は十分にあった。そのため後世、この顔料は次第に使われなくなり、現在では画家のパレットからは完全に排除されている。

 ウナギの産地偽装にこの毒性鉱物が使われていたのか、いなかったのか。報道は、検体の一部から検出されたとだけしか言っていないが、人体に与える毒性の大なることを指摘され禁止薬物となったのちも使用されていたのだとしたら、この食品偽装は単なる偽装ではなく、無差別殺人につながりかねない犯罪行為ということになるのではないか。商業倫理の問題というより、なにかもっと深い心性の闇、そういう人間を次々に排出している社会の構造的な闇があるのではあるまいか。
 ティシアンの緑は美しくとも、偽装ウナギの緑は無気味である。





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Last updated  Jul 6, 2008 01:01:32 PM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
山田維史@ Re:[言葉の量化]と[数の言葉の量化](08/21) ヒフミヨは天岩戸の祝詞かなさんへ 書き込…

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