山田維史の遊卵画廊

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Tadami Yamada's Painting


Tadami Yamada's Painting


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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


■Yamada's Article(2)ユングの風景画


■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


■Yamada's English Article (8) 能の時空間の現代性


■Yamada's Article (9)『さゝめごと』に現われた十識について


■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


■(18-2)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(2)


■英語訳エッセー『柔らかい建築 Soft Architecture』


■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


■(20)英語訳論文 『伊勢物語の「梓弓」について』


■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


■(22)論文『遠近法の思想と視線の哲学』


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Feb 5, 2009
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カテゴリ: 読書
 亡くなった泡坂妻夫氏の長篇推理小説『喜劇悲喜劇』というタイトルが回文であると、昨日私は書いた。そこで今日は、回文について少し述べてみよう。

 回文、あるいは「廻文」とも書くが、つまり頭から読んでも後ろから読んでも同じ文になるものを言う。「喜劇悲喜劇」が「キゲキヒキゲキ」であるがごとくである。「トマト」や「新聞紙(シンブンシ)」、あるいは「竹やぶ焼けた(タケヤブヤケタ)」などは誰でも知っているにちがいない。
 昔、知り合いの雑誌編集者が、看板などの文字を見ると無意識のうちに逆さに読んでみるんですよ、と笑っていた。回文を自作することを趣味にして、それが嵩じて逆さ読みにとりつかれていたのであった。
 ちょうどその頃、アート・ディレクターの某氏が自作回文を一冊の本にして刊行し、ちょっとした話題になっていた。一冊まるまんま回文という本は、あるいはこの一本しかないかもしれない。そうだとしたら、けだし奇書というべき。

 ただ、世間は広いもので、江戸時代、1600年代中頃の刊行と推定される松江重頼著『毛吹草』の終巻に、回文俳諧がずらりとならぶ。正保2年9月6日に廻文百韵を催し、4人でそれぞれ25句ずつ、みごとに100の回文俳句をつくっている。さらに正保3年2月中旬にも3人で百韵をつくった。ほかに回文発句8句、回文狂歌10首、短歌(春・秋・恋)。
そして、この松江重頼、よほどマメで几帳面な性格だったようで、〈賦物之廻文字〉として発句にあらわれる言葉に添える言葉が廻文になっているものを、単語小辞典のように付け加えているのである。たとえば、「野」「山」「祭」「龍神」とくれば「春日(カスガ)」。「窓」「屏風」「表具」とくれば「色紙(シキシ)」。「硯」とくれば「高田(タカダ)」。すなわち現在の岡山県真庭市勝山産の名硯を連想しているわけである。「兄弟」には「親子(シンシ)」。「経」には「功徳(クドク)」というぐあいだ。
 松江重頼は序文で、その当時、廻文俳諧が流行していたのだと言っている。「キワモノのようで、そのように誹る人もあるけれど、昔をたずねれば武蔵鐙という人が廻文をすでにやっているし、唐詩にもその趣向はある。とくに若蘭錦字詩(じゃくらんきんじし)が200首作って夫に贈った例は、徳が無いとは言えない。ともかく自然の景色に良材をもとめて技巧をこらし、100句をつくってみよう」と。

 そうして松江重頼は、たぶん息子たちあるいは高弟であろう他の3人と一句ずつ次のように詠む。

  交野(かたの)見つ鳥と小鳥とつみの鷹   重頼

  縄垣(なはがき)は鹿よき良かし萩が花   重貞
  品(しな)もろい白菊切らじ色もなし    重供

 ところが、どうもあまり出来がよくない。さんざん議論するうちに時刻が過ぎて、重頼の作はまあまあ良いではないかということでこの日はおひらきになった。この巻き返しが、正保2年9月6日におこなわれた句会だった。
 この巻き句は、初句に重頼の「交野(かたの)見つ鳥と小鳥とつみの鷹 」を置き、つぎのようにつづけられている。

  冷えの気(け)さむく酌む酒の酔(えひ)  重方
  照(てり)て来つ西に真西にてりて     重貞
  友はよき人問(とひ)き夜(よ)はもと   重供
  爪琴(つまごと)をむかひてひかん男松   重方
  巣(す)低う懸けた竹か鶯         重頼
  日の南雪や早(はや)消ゆ南の日      重供



 私が、これは良くできていると思ったのは重方の発句。

  遠(とを)のくか鶯ひくう楽(がく)の音

 ところで回文は外国文化史のなかでも花ひらいている。〈魔法陣〉などもその系列にはいる。魔法陣は、数字のものがよく知られているかもしれない。アルブレヒト・デューラーの有名な銅版画『メランコリア』のなかで天使の背後の壁に書かれている数字列がそれである。それは縦横斜、いずれからの数字も合計すると同じになるもので、『メランコリア』の場合は34になる。
 魔法陣やアナグラムはカバラ思想とともにひろまったようだ。

 言葉によるものはあまり知られていないかもしれないので、次に示してみよう。


   AREPO
   TENET
   OPERA
   ROTAS

 四方どこから読んでも、右からでも左からでも、下からでも、すべてSATOR - AREPO - TENET - OPERA - ROTASとなる。
 ラテン語なのだが、AREPOの意味が私には解らない。他は、SATOR(父、創造者)- AREPO - TENET(保持、知る、理解) - OPERA(仕事、労働、痛み) - ROTAS(円、輪)。

 ドイツ語で「無料のビールだよ!」を「freibier!」という。この言葉を繰り返すと回文になる。

  freibier! freibier! freibier! freibier! f・・・・

 あるいは「ビール煮込み」という意味の「bierbrei」も同様の回文になる。

  bierbrei bierbrei bierbrei bierbrei b・・・・

 次は、ある古代の石柱レリーフに刻まれた文章。

  Roma tibi subito motibus ibit amor.

 意味は、・・・正確に訳せるかどうか心もとないが・・・、「ローマから、愛はあなたのためにすぐさまやって来るだろう」。

 外国語の回文は円形にすると良くわかる。めまいがするような感覚で、無限に回転しつづけるのである。
 おもしろいのは、音楽にも回文があるのである。頭から演奏しても、楽譜をひっくり返して後ろから演奏しても、まったく同じメロディーである。以下にその楽譜を掲載して、回文の簡単な説明を終わろう。L.シュレジンゲラウスという人が1832年に作曲したスケルッツオである。

gakufu





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Last updated  Feb 6, 2009 12:52:21 PM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
山田維史@ Re:[言葉の量化]と[数の言葉の量化](08/21) ヒフミヨは天岩戸の祝詞かなさんへ 書き込…

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