山田維史の遊卵画廊

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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


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■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


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■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


■(18-2)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(2)


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■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


■(20)英語訳論文 『伊勢物語の「梓弓」について』


■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


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Jul 22, 2013
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カテゴリ: 読書
「The Robben Island Bible」について

 ネルソン・マンデラ氏がロベン島の獄中で読んでいた「シェイクスピア全集」については、昨日のブログ日記「シェイクスピアの読者たち」で触れた。
 ロベン島は、南アフリカ共和国の監獄島である。ケープタウンはブルバーグストランド海岸の西方約7km、テーブル湾に浮かぶ孤島。現在、かつての監獄は博物館になっていて、観光ツアーのアイテムになっている。マンデラ氏が収監されていた独房もそのまま保存されている。先日、同国を公式訪問されたオバマ米大統領も訪れ、その独房にひとり立ち尽くす写真が世界に配信された。
 ネルソン・マンデラ氏は反アパルトヘイト活動によって1962年に逮捕され、1964年、国家反逆罪終身刑となりこのロベン島の監獄に収監された。以後、1982年までここに囚われ、同年、ケープタウン郊外のポルスモア刑務所に移され、1990年に当時の南ア大統領デクラーク氏の尽力により釈放されるまで27年間、獄中に在った。

 さて、マンデラ氏が読んでいたシェイクスピア全集は、詳しく述べると南アフリカ人の反アパルトヘイト活動家で政治犯としてロベン島監獄に収監されていた Sonny Venkatrathnamが所持していた「The Complete Works of William Shakespeare」一巻である。Venkatrathnam氏は、1972年から1978年まで同監獄に囚われていた。囚人達は宗教書一冊のほかにもう一冊だけ本を所持することを許されたときに、Venkatrathnam氏は妻に「シェイクスピア全集」を送ってくれるよう頼んだ。同氏はその本を独房に入れられている多くの政治囚に次々と回し読みさせた。囚人達はその「シェイクスピア全集」の自分の気に入った台詞にしるしを付けて署名し、日付を書き込んだ。
 そうして署名し日付を書き込んだなかに、ネルソン・マンデラ氏がい、また、ウォルター・シスル氏やゴヴァン・ムベキ氏、アーメド・カスレイダ氏など南アフリカの民主化のために苦闘した人たちがいる。みな、シェイクスピアの台詞に自らの意義を見いだし、メッセージを託したのである。
 そしてこの一巻の「シェイクスピア全集」は「The Robben Island Bible(ロベン島聖書)」と称されていた。
 「Bible」とは称するものの、もちろんキリスト教の「聖書」とは何の関係もない。マンデラ氏をはじめとする囚人たちの心のよりどころとなった本という意味がこめられているであろう。加えて不思議なブックジャケットで装われていることも「Bible」と言われた所以かもしれない。インドのヒンドゥー教の神々を描いた極彩色のカヴァー。どうもオリジナルのカヴァーのようなので、私には「シェイクスピア全集」として一層不思議に映るのだが、そんな奇妙な宗教色からも「Bible」と称されたのかもしれない。

 「The Robben Island Bible」は、現在、イギリスのシェイクスピア誕生の地、ストラットフォード・アポン・エイボンの Shakespeare Birthplace Trust が所蔵している。





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Last updated  Jul 23, 2013 03:49:03 PM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
山田維史@ Re:[言葉の量化]と[数の言葉の量化](08/21) ヒフミヨは天岩戸の祝詞かなさんへ 書き込…

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