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きょうは東京大学駒場リサーチキャンパス内の生産技術研究所を訪ね、「Research Portrait02:Elegant Cell ー細胞とバイオマテリアルの小さな実験室」展を見せてもらった。細胞を生きたまま配置し、立体をデザインするという、「ものづくり」への新しい挑戦である。
「人間機械論」といえばフランスの唯物論哲学者ジュリアン・ド・ラ・メトリが、デカルトの「動物機械論』における心身二元論の延長線上に提起された思想であるが、私は上述のプロジェクト展を見ながらその「人間機械論」を思い出していた。が、しかし、この東京大学山中研究室と竹内研究室との共同プロジェクトは、もっと徹底していて、心身の「心」の方は完全に閑却されている。ジュリアン・ド・ラ・メトリの「人間機械論」は、センチメンタルと思えるほどだ。
山中研究室・竹内研究室共同研究は、細胞をきわめて高度な機能部品として生きたまま配置し(点、線、面、と表現していた)、ビーズ状に加工したり、線状にして編み込んだり、面として培養したものを折り紙のように立体化したり、要するに点・線・面という規格に沿った部品に加工することによって三次元構造体をつくるというものだ。
私の質問に対して研究員は、「指」を作る再生医療への応用例を言ったが、では感覚機能はどうかと言うに、線状の神経細胞をつくり電気信号を脳の知覚神経に連結することによって可能になろう、と。心筋細胞はそれ自体に伸縮(拍動)機能がそなわっているが、そのような電気信号を創りだすことが可能であろうと言うのである。
私がこの「展覧会」を見に出かけたのは、画家としての人間表現の可能性を研究するためであった。
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