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2024/11/25
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本日は、廿日市市吉和にあるウッドワン美術館で開催中の​ 「ゆるかわふうの世界」 ​についてのご報告です。
冒頭の写真は、深い海の底を泳ぐ、くじらですね。
美しい「青」がとっても魅力的です。
11月23日(土)に行ってきたのですが、偶然その日は、作者であるゆるかわふう氏本人による、作品の解説が行われることになっていて、ほんとにラッキーでした。
中国山地の山間の美術館であるにも関わらず、たくさんの方が来られてました。
作者による解説の様子がこちら。

作品の背面にLED照明が入っていて、そのバックライトで作品が浮き上がってきます。
なんと、「濃淡」の表現を「厚み」の違いで表現しているところです。

こちらは、バックライトが消えているよう状態。
表面の凹凸が分かりやすいように、よこから光があててあります。
明るい色の部分は「薄く」、青みの濃い部分は「厚く」なっています。
そのため、青い瞳の部分や眼のふちが出っ張っているのが分かるでしょうか?

なんと、この魅力的な「青」の秘密は、建築用の断熱材として使用される「スタイロフォーム」。
もともとの素材の色が青みがかっていて、背面から白い光を当てるだけでつかみのある美しい「青」が生まれます。
30mmの厚みのスタイロフォームを、カッターとか、はんだごてとか、シンナーとか、金属のドリルとかを使って削っていき、薄くなったところは明るく、厚いところは深い青になって表現されるというわけです。

こちら、白クマ。
この青は、スタイロフォームを透けて見える光の色です。
水の流れに沿うような毛並みも見事に表現されていて、すごいです。

写真だと、実際の「光」が感じられないので伝わりにくいのですが、神秘的ともいえる美しさですね。


東京芸大の建築家卒で、建築物のひな型などを、スタイロフォームで作ることが多く、その時に、この技法を思いついたのだとか。

水しぶきを上げながら駆ける、親子の象。

象の皮膚の質感の表現ももほんとに素晴らしいです。

こちらは、クジラ。

クジラの目。


その他、たくさんの作品どれもが驚きの連続といっても過言ではありません。
ウッドワン美術館のある廿日市市吉和は、標高600Mの山間部なので、すでに紅葉は終わっていますが、途中の景色はまだまだきれいです。
この週末あたり、ぜひ、どうぞ。
おすすめです。
12月8日まで開催中。





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Last updated  2024/11/26 08:06:37 AM
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