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今日は朝から長男とクワガタ採りに出かけた.強力な助っ人として,当社に今年入社した技術コンサルタントの川端くんに(無理やり)お願いして同行してもらった.彼は近畿大学で昆虫学,滋賀県立大学大学院で魚の研究をした勿論筋金入りで,クワガタ採集も「本気出したらスゴイ」らしい本格派である.クワガタスポットは地元の整体医の先生に地元情報をゲットしており,僕も子供の頃から時折遊びに連れて行ってもらった市内から車で30分ほどの山中である.道からすぐの杉林の中にクヌギ地帯が開けていた.樹液でべとべとになったクヌギが見つかり,カナブンが10匹以上集まっている.既に長男は興奮状態,早速虫かごを持ってきて昆虫採集開始である.こちらはプロがついているので安心,川端君は懐中電灯,ピンセット完備で,じっくり木の裂け目などを覗いている.1時間ほどでミヤマクワガタ,コクワガタ,スジクワガタ,カナブンなどを見つけ,総数10数匹の収穫であった.今回は下見で,次回に蜜を塗って夜中に採集と思っていたのだが,昼前に行ったのにもかかわらずこの成果,さすが地元情報+プロの技であった.
Jul 31, 2005
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よく日本サッカーには,シュートの感覚がないと言われる.日本代表の決定力不足は嘆かわしいばかりで,有力FWの柳沢なんて「FWの美学はシュートを決めることばかりじゃない」って訳の分からんことまで言ってジーコの不評を買ったこともある.そう言えば僕の高校の水球部でも,シュート感覚に優れた生徒が本当に少ない.打つべきところで打たないし,逆に入りそうもないのに最後は苦し紛れに打ってしまってカウンター攻撃をくらう.大体球技って点の取り合いゲームなのに,余りにプロセスを大事にし過ぎて結果である「点を取ること」を忘れてしまっているプレーヤーが多い.一点は一点,すばらしい組織力と展開で一点取ろうと,相手の隙を狙った(姑息とも言える)点であろうと同じである.点取りゲームをしているのであって「型」を披露している訳でないのだから,チャンスがあればしっかりシュートを打って点を取るっていう当たり前のことをもっと意識したほうがいいのじゃないかと思う.実は今日友人と昼食を取りながら以上のような会話をしていたのだが,結局結論は「当事者意識のなさ」であった.ボールを持ったプレーヤーは組織の目標としての「点を取って勝つこと」を忘れ,自分は自分の仕事(例えばボールを次のプレーヤーにつなぐ)だけをまっとうすることで頭が一杯になる.シュートは誰かが打ってくれるだろう,カウンター攻撃は誰かが守ってくれるだろう,って感じに皆が陥り,結果として最後に誰もいなくなったという事態になっている.実は会社でも全く同じで,中小企業であっても「自分が最後までやり遂げる,見届ける」という当事者意識がないと,会社として仕事がたらい回しにされてしまい,本来の目標である「顧客に確実に価値を届ける」ということがないがしろにされてしまう.社員の一人一人が,「自分の担当範囲はここまでだけれど,確実にそれがなされているか前工程・後工程に目を配り,顧客に約束したことが果たせていることに責任を感じる」ことが徹底されている会社を「一人一人の意識が高い会社」と呼ぶのだろうと思う.そしてこういった感覚があれば,自分の担当範囲に拘ることなく,顧客満足のためにその業務範囲を(一見)超えて「打つべきときにシュートを決める」ことが出来るのだろう.当社もまだまだだと思うのだが,これ位の規模の時にシュート感覚に優れた社員を一人でも多く育てていきたいと思う.
Jul 28, 2005
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現在,家を新築中である.工務店に紹介してもらった建築家の人と一緒に考えているのだが,これまた切りがない.あれやこれや試行錯誤をして何とか着工したのはいいのだけど,まだまだ設備とかキッチンの最終形とかが決定できず,いまだにショウルーム巡りである.地下も作ったので(用途未定.たぶん書庫),工期が通常よりかなり長くかかる見込みなのだが,なんでも僕は来年厄年で,細木数子を信ずる妻の強い要望で,何としても二月の節分までには引越しを済まさないといけないらしい.仕事・家庭とそれでなくても忙しいのに,家まで建てるとはホント大変です.この家が白蟻被害にあうと商売柄みっともないので,防蟻には万全を期しつつ新しい技術を導入しようと考えている.オーストラリアやアメリカで普及しているターミメッシュという手法もその一つだ.これはステンレス製の網を白蟻の侵入口になりそうなところにあらかじめ貼っておく工法で,網の大きさが丁度白蟻が貫通できないものになっている.薬剤散布を嫌う施主には好評で,作業は結構面倒くさいのだが海外で普及しているところを見ると確実にそういう需要はあるのだろう.日本でも外断熱工法で有名なカネカの「ソーラーサーキットの家」では今年から標準装備となった.施工現場も写真に撮ろうと考えているので乞うご期待.
Jul 27, 2005
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ユニクロの社長が交代する予定である.注目の若手社長として抜擢された玉塚社長は,この数年の間に前年割れが続いていた同社を立て直した実績があります.それを昨今頭打ちになってしまったと言え,2005年8月期の売上高予測が3880億円・純利益同383億円というアパレル業界では群を抜いたこの数字で「何故?」という声や社長に復帰する柳氏への疑問の声も一方で上がっているのも確かである.僕の結論から言えば,「玉塚体制ではオーナーである柳井氏の一兆円構想が実現できないからだ」とうことに尽きる.創業者としての柳井氏が求めたのは,既存店の立て直しでも業績回復でもなく,決まった期限までに売上げ規模一兆円を達成できるかどうかの一点に尽きたのだと思う.玉塚社長の手堅い,いわば常識的な優秀なビジネスマンなら当然目指すところの地道な改善策では,今の売上げの3倍近い目標は到底達成出来ないと柳井氏は判断したからこそ,彼を下ろす決心をしたのだと思う.ここで重要なのは,玉塚氏を下ろした決心が正しいか正しくないか,一兆円構想が可能か可能でないかではない.オーナーで実質経営者の柳井氏が,何を自分の強烈な願望として持っているかによって企業は運営されるということである.一兆円なら一兆円,現状の3500億円でもなければ倍の7000億円でもない,また期限も「出来たら」でも「いつか将来」でも10年後でもない,柳井氏の決めた2008年なのだということだ.勿論,不可能かもしれないし過剰なリスクのため会社がおかしくなってしまうかもしれない.でもそれはそれ,経営者が自分でリスクを取って責任を持つのだから,ついて行くのも良し離れるのもまた良しである.企業経営ってそういうものである.このように企業は目標が正しいとか妥当だとか結果としてよくやったとかではなく,良くも悪くも経営者の意思によって目標は設定され運営されるものだと思うのだが,如何だろうか?
Jul 25, 2005
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経営者の仕事とは突き詰めれば、顧客に提供する価値を決め(事前の仕事),それを保証すること(事後の仕事)だと思う.そのためにはサービスや商品のレベルをチェックし,内容をチェックし,具体的に顧客にそれが提供出来ているか確認しなければならない.自社の提供する価値の最終チェック者が社長というわけだ.これが事前の社長の仕事である.社長には事後の仕事もある.例えば,顧客に100の内容を提供すると約束したなら,直接の担当者が70しか提供出来てないなら,他の担当者に残りの30提供するよう指示するか,最後は自ら足りない分を補填する覚悟がないといけない.大事なことは,顧客に100という価値が提供できていることが大切であって,直接の担当者が100提供できていようが70しか提供できていようが関係ない.最終責任者である経営者が,(補完する)仕組みを作るなり自ら補填するなりして,それを確実に保証しなければならないということだと思う.この様に,ある意味経営者はワンマンにならざる得ない.でもワンマンでもチームをうまく活用したワンマンであれば,それは責任者のはっきりしている組織経営と言うのだろうし,300人くらいの規模までならこれでうまくいくのじゃないかと思う.
Jul 22, 2005
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「イチロー 262のメッセージ」を読んだ.特に印象に残った言葉として,スランプに陥ったときに「心の問題の問題かと思っていたら,実は技術の問題でした」というのがあった.イチローの様に技を極めた人と思われていても,不振の原因が実は心とかの問題ではなくて,単なる(と言えばあまりにレベルが高いが)技術の問題であったってことだ.これって僕ら(凡人に)とって示唆することは大きい.イチローでも心も問題ではないって言うのだから,僕らがスランプや足踏み状態に陥ったときに,精神論を持ち出すなんておこがましくて,実は目の前の実務的なことが解決できてなかったり,きちんと具体的な話し合いや打ち合わせを怠っていたりする「技術的な問題」であることが殆ど全部だということである.こう考えると結構気が楽で,大体の問題は実務的な問題で,ややこしくはあるけれど根本的な問題ではないということだ.形而上的な問題に心悩ますことなく,あくまで実務主義,いい意味での現実主義でいこうと思う.
Jul 22, 2005
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今日は「ビジネスはゲーム,仕事は人生をかける」って話しである.ビジネスは相手がいる話で,市場動向・競合状況・人員体制・販売手法・商品構成など,様々な要素を含んでいる.複雑であって基本的には競争だから,それならいっそのことスポーツと同じ様にゲーム的に楽しめばよいと思う.売上げが増えた,経費を減らした,こういう工夫をした,こういう新しい商品を開発した,イベントを開催した等々,ビジネスという「場」を利用して,創意工夫でプロセスを楽しみながら,結果をだしていけば良いと思う.その結果は数字で顕著に現われるから,その数字を楽しみながら頑張っていけばよい.一方,仕事には一生と自分のプライドをかけて取り組むべきだと思う.自分の自己実現のため,家族のため,勿論目の前の顧客や社会のために貢献することを真剣に一生の意味をかけてやっていきたいと思う.たまたま今の会社にいるならば,そこでの自分の仕事をたかが仕事と思わずに,人生そのものと思って「ど真剣に」頑張っていきたい.その会社にいては自分の人生をかけれないと思えば転職すれば良いし,逆に例えば当社にいる以上は,人生をかけて真剣に仕事に取り組んでもらいたいと思う.こういう「ビジネスはゲーム,仕事は人生をかける」っていう考え方,健全で絶妙なバランスと思うんだけど,どうかな.
Jul 22, 2005
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当社は部門が少なくて,営業部・営業開発部・総務部しかない.勿論中小企業だからなのだが,以前はもっと分かれていたのを意識的に統合したのだ.総務部は勿論総務的なことをやるのだが,後の営業部も営業開発部もマーケットを向いた運営を心がけている.営業部はいわずと知れた顧客訪問をベースに具体的な営業活動をする部門で,現在部長以下10名体制で活動している.当社の特徴であるのはむしろ営業開発部で,昆虫・白蟻の専門家が4名プラス顧問1名の5名体制である.防虫資材専門商社として一人でも専門家がいること自体も他社にはないので,当社の差別化の源泉的な存在になっている.営業開発部にはこの専門家以外にも,市場開拓や営業を行うもの,海外取引を担当するものもいる.さてこの営業開発部であるが,役目を色々と持たせている.勿論,技術的なサポートを提供する,新商品を開発する,(仕入れ)商品を評価する,研究を行うなどは基本的な業務であるが,他に開発した製品を興味のある顧客に自らプレゼン・営業したり,セミナーの企画を行い講師をやったり,害虫駆除業者さん以外の市場開拓を行ったり,はたまた海外のマラリア蚊駆除用の輸出を行ったりもしている.更には,広報活動もここで殆ど自社で行っているなど,多機能・専門的・国際的,そして勿論ハードワークな部門である.元々は当社にはなかった部門なのだが,ここへ来て段々と人員や業務内容も充実してきたかなと思っている.当社のような中小企業がベンチャー精神を発揮しつつ順調に成長していくには,こうした他社とは違った部門や,しかも売上にまでコミットする多機能性・市場性が欠かせない.うまく統括しないと「暴れ馬」状態になってしまってあさっての活動をしてしまうのだが,うまく生かすととても力になってくれる.中長期的な結果が証明してくれるとは思うのだが,必ず成長してくれると信じている.
Jul 21, 2005
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人は色々迷惑をかけながら生きていくものだと思う.すべての人を同時に幸せにすることは出来ないから,せめて家族や社員など周りにいるひとだけでも幸福にしようとはしても,それだってなかなか叶わない.自分だけ欲求が満たされたとしても,そこには人を押しのけたり,それを見て嫉妬をかきたててしまったり他人の不幸の基に成り立っているのかも知れない.こう考えると非常にペシミスティックになっていくのだが,実は僕はそうは思わない.大体,人間は悪いことも良いこともしていかざるを得ない存在なのだ.「良いこと」だけをしようとしても信念を貫くばかりに,極端に走れば最近多発しているテロ行為のように,その人にとっての究極の善が大悪に他ならない場合だってある.結局,最初から「悪いことも良いこともやりながら,究極的には良い方向に向かって努力していく存在」であるくらいに考えたほうが正しいのじゃないかと思う.実はこの言葉は僕の大学時代の恩師の佐藤幸治先生(憲法学・京都大学法学部名誉教授)の言葉なのだが,そういう「究極的には良い方向に向かって努力する人間の姿」を守るためにプライバシー権があるのだと説明される.プライバシー権の趣旨は,人間はたまには悪いこともしたり考えたりするのだが究極は良い方向に変わっていくのだから,悪い瞬間だけを取り出して世間に公表してしまうようなことは止めましょうってことだ.ちょっと話は逸れたが,他にも子供の時に時に僕が影響を受けた似たような言葉がある.そう,アニメのルパン三世の台詞で「あいつは悪いことも沢山したが,良いこともやった.両方天秤にかけると良いことが少し多かったなあと死ぬときに言われたい」ってのがあった.ずいぶん昔にテレビで見たのだが,何故か心に残っていて,ゼミの先生に前述の話を聞いたときに納得がいった訳だ.幸福の条件とは,自分が幸福になると同時に,他人も,差し引きして少しだけでも幸福にすることだと考えれば,気も楽じゃないかと思うのだけど.
Jul 20, 2005
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最近ずっと当社の新しい会社名を考えている.当社の「環境機器株式会社」は創業の35年前につけた名前だそうで,今でこそ(公害防止装置などで)一般名詞となっている「環境機器」という言葉は当時は存在しなかった.そういう意味で,創業者(の父)は先見の明があったのだろう.時代は変わって現在の当社の場合,「防虫専門コンサルティング商社」のカテゴリーを確立し,更には近隣分野も含めたニッチ分野での「専門コンサルティング商社」を志向している.取り扱い商品も勿論「機器」だけではなくて,殺虫剤などの化学品やコンサルティングそのものも商品としていて,会社名からは若干実態が離れてきているのが現状である.よくお客さんからも「お宅,薬剤も扱ってるの?」とかごく基本的なことも聞かれてしまう.その意味でもう少し現状と将来の当社の姿にあった新しい名前を考えているのである.「環境」という名前は残したい気もするし,逆に「機器」は除きたい.そうすると「環境なんとか」という名前になるのだが,なかなかいい名前が思いつかない.先日も他社の経営会議で,ケーススタディーとして当社のミッションやそれを具現化する名前を考えてもらったのだが,当然のことながら経営者の僕自身が考えるのとはちょっと違ってしまった.B2Bビジネスを志向する意味で,「環境なんとかパートナーズ」とか「環境なんとかコンサルティング」とか考えるのだが,どうもなあ.何かいいアイデアはありませんかね.
Jul 19, 2005
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今日は午前・午後とメーカーの方が二社来社された.メーカーと当社とはメーカーと販売代理店の関係になるのだが,それだけには留まらない戦略的な意味合いもある.当社は当然現場の情報というか,実際に殺虫剤を購入して日々施工に使用するユーザーさんの実際のニーズを掴んでおり,イベント企画などの機動性も富んでいる.一方でメーカーは大企業で,製品の開発や万が一の時のサポート体制はしっかりしている.専門商社である当社とメーカーがしっかり組んで十分なサポートと共に製品提供を行うのが,望ましい姿である.一方でユーザーとなる防虫業者さんも勿論ビジネスで業務を行っているわけだから,この防虫業者さんも入れて三者でWIN-WIN関係を築ければもっと良い.更には勿論,消費者の衛生安全や住宅資産の保全等の社会的使命を果たせれば,消費者も入れて四者でWIN-WINになる.ビジネスの世界は切った張ったばかりのゼロサムゲームではない.信頼をベースに,汗をかきながら自分達の得意技を出し合って善意で行動することが皆の幸福につながるのだと思う.当社はそう言った善意の輪のコア企業になっていきたいと思う.
Jul 19, 2005
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昨日から有馬温泉一泊二日に来ている.ここ有馬グランドホテルは食事が有名らしく,これでもかって位に次から次へと出てくる.子供も同じポーションだから当然食べきれず,親は更に満腹になる.実は正月も泊まったのだが,プールもあって家族連れには結構いい.周りは六甲の自然に囲まれていて,庭で玉虫を見つけた.自然のものとは思えないド派手模様で,3メートルくらい離れたところから余裕で見つけました.そういえば昨日は高山植物園でコクワガタを見つけました.長男は大の虫好きで大喜び.やっぱり自然リゾートっていいですね.
Jul 18, 2005
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今朝シンガポールから無事帰国しました.早速,たまたま今日から台湾出張の当社海外担当田之江くんと関空で打ち合わせ.今回の台湾出張は,ベトナム向けマラリア駆除用噴霧器の発注関連の業務である.当社はこうした海外向け案件も昔から手がけており,アフリカや中東方面にも輸出したりしている.こうした虫に関連した感染症案件は,例えばアフリカなどではマラリアに死者がむしろ増えてきているくらいだから,当社の様に虫関連専門商社にとっては勿論マーケット対象である.それに僕自身,イギリスで発展途上国関連の勉強をしていたくらいだから,この方面には大分と昔から興味があって,ビジネスもこちらの訪問も伸ばしたいと思っている.関空からの帰りは,さすがに疲れていたのか新大阪を寝過ごしてしまった.二年に一回くらい寝過ごすなあ.昼ごはんを食べ,一旦家に帰ってから出社する.今日は早く帰ろうっと.
Jul 14, 2005
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今日は一日の殆どをセミナー出席に費やす.都市害虫学会だから勿論トピックは白蟻やゴキブリ,蚊,ハエ駆除の最新研究発表で,法学や経済学を勉強してきた僕にはなかなか厳しい.それでも三日も聞いているとなんだか少しは分かってくるから不思議なものである.さて今からパッキングをして,また大学同窓生と飯を食って飛行場である.深夜1時の飛行機だからまだまだ時間はある.会議の合間に買い物は済ませたので,あとは子供にお菓子を買えばいいかな.今週末はまたまた有馬温泉で,これから近辺のクワガタスポットを探さないと.害虫学会からクワガタ採集だから,知らない間に虫に囲まれているなあ.
Jul 13, 2005
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今日は朝からミーティングの嵐である.9時・10時・12時・15時・17時があって,その合間を縫って(あまり合間はないが),本題である会議に出席する.こういった国際会議では,大学などのアカデミック関係の人以外に企業の研究者やセールス担当の人も参加しているから,まとめて商談するのに最適な機会となる.いつものことだが,夜は夜で会食などでとても遅くなる.昨日も業界の友人たちとシーフードレストランに行ったのだが,たまたまオーストラリアの大手薬剤メーカーの人が隣で,当社も扱っているある製品について興味深い話を聞けた.火曜日の今日ですでにヘロヘロになっているのだが,考えてみればこのまま今晩も遅くなって,明日水曜日は朝から一日会議出席,そのまま今度は大学の同窓生と夕食にでかけた後,深夜1時の飛行機で帰国する予定.深夜便はとてもハードで,帰りは5時間しかかからないから,実質睡眠を取れるのは3時間位かなあ.着いたら木曜日の朝で,たぶん更に会社に行くことになるから全然休みがないですね.シンガポールはセール期間中で,既に日曜日に買い物は済ましたのでこちらは心配なし.買ったスーツも裾を直して今日にはホテルに届く手はずとなっている.さて明日はセミナーだ.
Jul 12, 2005
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さて今回の本題である都市害虫学会初日である.300人を超す参加者があり,もっとこじんまりしたマニアックな学会かと思っていたのでこれまたちょっとビックリ.この学会のオーガナイザーは僕の友人であるカール・バプティスタで,インド系シンガポール人である.ロンドン大学かなんかを出て家業の害虫駆除会社の経営を手伝っており,まだ確か30そこそこのはずである.毎回のことだが他にも沢山知り合いが来ていて,なんだかネットワークが広がっていくような気がする.日本からもメーカーの方を始め,結構沢山来ている.狭い世界だけど,その中で少しずつ当社も存在感を増していきたいと思う.会議の合間に,海外のメーカーの人たちと商談及び情報交換.彼らも中小企業が多いから,日本市場って魅力的に感じているのだ.当社は基本的に商社で日本のことをよく知っているから,彼らにとっては都合の良い窓口となる.当社にとっても他社にない商品を扱っていくには,とりあえず外国にあるものを持ってくるのが手っ取り早い.こうやってビジネスが始まっていくのだなあ.今日の夕食はそういう訳で業界友達と一緒である.シンガポール人,台湾人,マレーシア人など,この辺りのアジア人である.折角だから日本から来られた三共の加藤さんも誘うことになった.遅くまで引っ張られるとは思うので,その時は彼を置いてくることにしよう.
Jul 11, 2005
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何時来てもシンガポールは都会だなあと思う.それも都市計画の見本みたいな街で,少なくとも中心街はがやがやしたところもない.長年の大統領でいまも上級国家顧問を務めるリークァンユーの業績なのだが,都市計画に始まって教育システムとか何もかもが政府によって所有され監督され,そして極めて効率的に運用されている.言葉も「その方が便利だから」という理由で英語が公式なものとして採用され,同時に主要な割合を占める中華文化の他,インド,マレーなどの比較的マイナー文化もきちんと保全されている.ここでは文化的伝統とか多様性も人々の生活を豊かにし,外国に対して魅力を語る手段となっている.確かに余りに何事も政府が決めていて,息苦しいと感じる人も多い.しかし,つい40年前にマレーシアから独立した際,「余りに貧しいからどうでもよい」とほっとかれた国がここまで発展したことを考えると,ほんとに一人の偉大な業績で国さえもここまで変わるなるんだよなあと思う.何事も文句を言う人はいるけれど,奇跡の復興と呼ばれた日本のを更に上回るスピードで国を発展させたリー氏は単純に偉いと思う.今日は夕方から会議のウェルカムパーティーがあった.日本からも結構な人が来ていてビックリした.一通り挨拶を済まして,打ち合わせの時間も確認しながら引き上げる.韓国の友人とクラークキーへ夕食へ.マレーシア版BBQのサテを食べる.明日からは会議,がんばろうっと.
Jul 10, 2005
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関空を12時に飛び立って,現地時間夕方5時にチャンギ空港に到着した.時差は一時間だからないのと同じである.留学時代の友人に迎えに来てもらい,早速ホテルへ.今回は僕のシンガポール出張にあわせてミニ同窓会を開いてくれた.卒業から丁度10年目である.7時には約10人の同窓生と乾杯していたのだから,すごく効率的であった,相変わらず.今回は地元シンガポールが中心で(5人),日本からは僕だけ,香港から3人出席してくれました.皆経済学部だったこともあり,いまだにインベストメントバンク,すなわち日本で言う投資銀行に勤めている人が多い.ライブドアで有名になったリーマンブラザーズとかメリルリンチとか,シンガポール中央銀行とかまあそういった辺りである.僕にとっては結構これが意外で,既成概念としては数年こういった金融系大企業に勤め,それから事業会社の役員かなんかに転職し,その内自分でビジネスを始めるのが華僑の生き方かなあと思っていたからだ.これがそうでもなくて,日本の若手ビジネスマンのようになかなか独立したり他の業種に転職したりする機会がなくて,同じ業界では転職しているもののやってることはたいした変わりがないってところである.今回は合計4泊するので,また僕が帰国する前に会うことになっている.こういう外国で一緒に勉強した友人って,結構いいなあと思う.たまに会うと,今何にチャレンジしているか,人生設計,出張で行った場所の話しなどなど,普段日本人の友達と話すのとまた違った人生の一面が見えるから.そう,イギリスにいたときも毎日毎日飽きずに何時間も語り合ったものなあ.
Jul 9, 2005
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よく効率的に仕事をして残業を減らして余暇を増やしたいって意見が(世の中には)ある.でもそうだろうかって考える.能力がある人が仕事を一生懸命したとすれば,勿論かかる時間が少なくて済むのは確かである.しかし大抵そういった場合には,出来る人に仕事が集まるのであって,労働量が少なくなるわけではない.つまり,効率的に速くやればやるほど,実際にはますます仕事が集まって忙しさに拍車がかかるということが生ずる.こういう状況ってつまりは「頼りにされている」と言うことなんだから,単純に喜んでよいのではないかと思う.勿論仕事の量が決まっていて,ある人にだけ負担が増えるのは良くないが,それが「単純作業の量的負担」ではなくて,質的な責任がどんどん重くなってくるのであれば,それこそ「やりがい」もしくは天から与えられた「使命」みたいなものではないか?そして質的な責任が大きくなれば,働く時間も密度も濃くなっていくのも当然である.大体世の中を見渡しても,責任のある人で暇な人はいない.やりがいのある仕事を,密度も時間的にも精力的にこなしているのが現実である.僕も経営者としていつまで経っても暇にならない.一生懸命やって顧客と社員に喜んでもらって社会貢献すればするほど,事業規模が大きくなり更に責任が重くなって忙しくなっていく.何も自分の私益のためではなく,こういった宿命なのだと思って頑張っていこうと思う.僕だって楽して高い給料を取ろうとするなら,新しい試みをしないでなるべく安い給料で売上げを上げる会社にすればい良いのだ.勿論,仕事と家庭のバランスとかがあるから,何も自分の時間をすべて仕事に使うべしと言ったことではない.仕事が出来る人には仕事と責任が集まる傾向にあり,それは宿命であり使命であるということである.そこから逃げることなく,しかもプライベートも充実させる濃い人生を送りたいと思うのだがどうだろうか?
Jul 8, 2005
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今日は日帰りで東京出張なのだが,東京駅で気がついたことがある.妙にエスカレーターの速度が遅いのだ.速度がどう設定されているか知らないが,多分誰か(ご高齢の方)が速くで危ないじゃないかとか言って,批判を恐れてスピードが以前より遅くなったのかも知れない.ところで今週末から行くシンガポールだが,この国のシンガポールは逆に驚くほど速い.風切るってほどじゃないけど,乗るときも降りるときも皆「えいっ」って感じである.多分これは国の「若さ」や「勢い」に関係ある気がしてならない.斜陽の高齢者国日本と益々勃興中の若者の国シンガポール.確かに平均年齢には10歳以上の開きがあるし,高齢者が多くリスクを避ける⇒エスカレーターの速度が遅いという因果関係があるのかも.これを国の勢いはエスカレーターの速度に現われる,という説としておこう.会社の勢いは何で測れるか?当社は3階建てでエスカレーターもエレベーターもない.敢えて言うなら階段を登る速さかなあ.階段を上下するスリッパの音で大体誰かは分かる.二段跳びは誰で,3秒で登りきるのは誰,ペタペタとゆっくり上下するのは誰々さんとか.一事が万事,出来れば会社も三段跳びくらいで勢いのある経営を目指したいものである.
Jul 6, 2005
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来週からシンガポールで都市害虫国際会議が開催されるので参加する予定だ.害虫駆除業界の学会は結構あって,情報交換のためなるべく出席するようにしている.学術関係者や薬剤メーカー,当社のような商社が集まって,最新の技術などの発表が行われる.シンガポールは,僕が留学していたケンブリッジ大学の旧友が多い国である.丁度良い機会なので,彼らに会って近況を報告しあうのも楽しみだ.留学から10年,どうなっているのかなあ.
Jul 5, 2005
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事業にリスクはつきものだと言われるが,リスクを最小限にすることは出来ると思う.投資をすれば対象が何であれ,将来的により大きいリターンが返ってくるかどうかは勿論分からない.リターンが実現に至るまでの不確定要素が多ければ多いほど,またそのプロセスが長ければ長いほどどんどん事業リスクは大きくなっていく.でも思うのだが,結局要素が「多い」だけなのだから,多くの要素を面倒くさがらずに一つ一つ分析して,避けられるデメリットは避け,誤解は解き,しかるべき人が責任を持って担当し,他社よりも誠実に丁寧に仕事をすれば,結構事業リスクと呼ばれているものは軽減できるのじゃないかと思う.大事なことは,頭の中で何回も何回もシュミレーションを繰り返し,あたかも実際にやって成功したと思えるほど,僕の尊敬する稲盛さんの言葉で言うと「細部にわたるまでカラーで見えるほどシュミレーション繰り返す」ことが出来れば,リスクはまあそんなに怖いものではなくなっていくと思う.確かに僕は「ちょっと素人経営者」だから,分からないことが一杯で見えていないことも多い.多くの人の意見を聞き,自分でも現場に行き,少しずつ単に複雑な事象を分解しながら事業リスクを軽減していこうと思う.そして自分が納得でき,それが私益のためでなく公益につながり社業の発展と社員と顧客の幸福につながるなら,敢えて自らは「リスク」と取っていこうと思う.
Jul 5, 2005
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昨日は,今僕が関わっている京都にあるNGOのオリーブプロジェクトのミーティングに出席してきた.ヨルダンの農民に有機農法の手法を導入して,オリーブを栽培しオリーブオイルを日本に輸出しようという計画である.前にも書いたが,ヨルダン近辺のいわゆるパレスチナ地方はオリーブの原産地で,今でも樹齢数百年のオリーブの木がそれこそあちらこちらにある.ローマ時代にローマ帝国などに渡り,今ではイタリアなどの南欧諸国のオリーブの方がずっと有名になってしまった.ヨルダンでもオリーブは栽培されているが主に国内市場向けで,欧米に輸出できるほどのマーケティングや品質管理が出来る企業がそれほどないことが課題となっている.今回のミーティングのテーマは,出来たオリーブをどうやって日本で売るかということなのだが,有機商品を全国に展開しているビオマーケットという会社の今井さんが参加してくれた.大手のらっでぃっしゅぼーや等のオーガニック店舗に卸していたり,ポランというシステムで通信販売も展開している.今井さんは,同時にアイフォームという有機農業推進のためのNGOの事務局長さんを兼任されている.コルドンブルーで料理を習っているという奥さんの焼いた有機ケーキを持ってくださり,大変美味しかった.今年サンプルとして輸入したオリーブは,実際には農薬を買うお金のない農民が使ったもので,「ほぼ有機」である.手摘みしたオリーブの実を伝統的な石臼で挽いてコールドプレスしたもので,香り高くなかなか店では手に入らないクオリティーのもの.実際に商品化されたら売れるだろうなあという感触はあるものの,オリーブオイル自体の馴染みが日本人にはあまりないのが不安材料ではある.遠く離れたヨルダンの農民の収入向上を目標としているのだが,僕もまた9月に訪問予定である.またあの絞りたてのオリーブオイル,それに蒸留酒であるアラクとヨルダン料理が今から楽しみである.
Jul 5, 2005
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今日は第一土曜日なので当社の出勤日,久しぶりに個人面談形式で営業ミーティングをすることにした.東京営業所,九州営業所からも来て貰って,当社の営業担当者10名に対して順番に面談していく.注力顧客の一覧表や営業日報を目の前にして(パソコン上だが),一件一件の顧客の動向,営業実績の推移,これからの個別戦略を確認していく作業である.こうすることで僕にとっても市場の状況は分かるし,個々の営業担当者の抱えている問題点や課題,それに取引深耕のチャンスが明らかになってくる.会社としてはこういう課題に対して,(僕を含めた)サポート部門を十分活用してもらうことを促していく.こういう実際の営業活動に即したミーティングは,いくらやっても疲れないのは不思議だ.実際,今日は朝10時から昼食時も含めて夕方5時過ぎまで連続で行ったのだが,勿論自分の会社のことであり,顧客との接点に関わることなので非常に実際的に面白いし,色々なアイデアも浮かんで来る.それでも10人を一日でやろうとすると結構早足にならざるを得ないので,合宿形式でエンドレスでやってみたい気もする.商品開発会議とか経営会議とかは現状あまり開催していないが,そういう種類のブレーンストーミング的なものは後を区切らず,気軽なリゾート地でエンドレスにやった方が良いのかもしれない.これも要検討だなあ.課題もターゲットもはっきりしてきたと思う.皆一丸となって十分頑張っていこうと思う.
Jul 2, 2005
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当社の決算は12月なので,昨日で第33期の上半期が終了したことになる.気になる実績だが,問題なしとはしないが売上の方はほぼ目標通りって感じである.企業を経営する場合,結果としての売上・粗利・経費の総額を日々細かく見ていくのは当然だが,数字をじっと眺めていると様々な情景が目に浮かんでくる.「この月に営業経費が多いのは皆出張に出まくっていたからだなあ」とか,この担当者の携帯電話代が高かったのは出張中に電話ばかりしていたのだなあとか,この月は気候も良かったから光熱費があまりかからなかったとか.売上にしてもこの担当者のこの顧客が仕入れを増やしてくれたとか,この商品が結構売れたとか,粗利率が下がってしまったのはこの利鞘の良い商品が売れていないからだとか,色々な切り口で企業経営の断面が見えてくる.会社に関わる数字は単なる無機質な羅列ではなく,人間臭い本当に雄弁な物語であると思う.最近丁度決算発表が相次いでいるが,新聞広告で各上場企業の決算を見ていると,その背後の物語が浮かんできて本当に面白い.この業界の企業は儲かっているなあとか,売上規模の割りに資本金が過大で,これは最近上場して大金を集めたIT関連企業かなあとか.当社の上半期も無事終了した.当社位の規模だと数字だけでなく,勿論それぞれの担当者の顔も活動も目に浮かぶ.折角目が届くのだから,一人一人長所を伸ばし明るく前向きにそしてひたすら努力出来るように,僕も雄弁な数字に教えてもらいながら皆を支えていきたいと思う.下期も頑張るぞ.
Jul 1, 2005
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