青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2022.08.01
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1~2か月前の話です。

ちょっとした用事で久しぶりに日本橋に
数日おきに行ってきました。

ここは母が大好きだったところなので
どこを見てもあれこれ思い出がありすぎて
やっぱりまだ辛いんだなあと実感しました。

もともと銀座も日本橋も、
老舗が集まる華やかさ溢れながらも
落ち着いた街だったと思うのですが

かなりギラギラしてきているのに対し、
日本橋は大店の落ち着きを保ったまま
古き良き東京を維持していたのに
ここ7-8年で随分変わって
高層ビルが目抜き通りに立ち並び始めました。

江戸情緒を残した
暖簾がかけられた広い間口のにんべんが
ある日消えてしまっていたのを見た時は
本当にショックでした。

にんべんは母が大好きで、
親戚を含め身内でおめでたい事があるたび

〇日に日本橋に行くから、その時頼んでくるね」と
嬉しそうににんべんに行き
贈答用の発注をしていましたし、
毎週のように立ち寄っては
顔見知りの店員さんとおしゃべりしながら

しっとり系和風ふりかけやら出汁やら何やら、
新作(がよく出ていた時期)を
あれこれと買ってきていました。

今のこじんまりとして妙におしゃれで
店員さんも若くて何だかすましている
そっけないショールームのようなお店を見たら
きっと居所がない思いをしたでしょうね。

数年前に私が見た時は
椅子だってバーカウンターのようなスツールで
あれは高齢者には
どうにも居心地が悪いものだと思います。

それは同じく日本橋の憩いの場だった
榮太郎でも同じことで、
あの広々としたショーケースと
ゆったりした昭和中期の雰囲気の喫茶エリアと
そこで提供される修行を積んだ板前さんの
出汁で作られた和食と、老舗の餡子の味は
ほっとできるものがありましたが、
ある日急にリニューアルされて
これまた妙に今どきの店舗に変わってしまいました。

お客様も、近隣にお勤めの
落ち着いた中高年の会社員やら
長年お勤めしている風のOLさんやら
日本橋にいつもいらっしゃるご年配の方達やらは
すっかりいなくなり、
30代中心の、観光客のような方ばかりになりました。
ここも席の半分近くはバースツールです。

バースツールで昔ながらの和菓子を食べるのが
おしゃれなのだと思われたのでしょうか。

若い人、観光客を集めるのが
最課題だと思われたのでしょうか。

ゆとりのある空間で
広い窓の向こうのお濠を感じながら
(私の中では日本橋川は外堀)
お隣とのスペースが充分にある
広めのテーブルで、低い椅子に座って
落ち着いたお客様達の中で
静かにゆっくりとお茶と一緒にいただくのが
日本橋ならではの醍醐味でしたのに。

日本橋ならではのゆとり感、安心感、安定感、
派手にアピールをしていない
本当に品質の良いものが、
自信をもってゆったりと存在している
そういったものが忘れられているようで残念です。

お店の名前を出していろいろ書きましたが
どちらも味と品質の良さは変わりませんし、
本店ならではのものもいろいろありますから
日本橋に寄った際は、必ず買い物をして帰ります。

これからも変わらず今の場所にあってほしい、
気軽に入れるお店であってほしい、
できるなら憩いの場として
ちょっと休憩しながら老舗の味を楽しめるお店で
あり続けて欲しいと願っています。





下:こちら素材を厳選したフルーツ味の
とても美味しい飴のセットで
しかも三角の飴ポーチ付き。
6~7年前、出たての頃買いましたが
見た目より丈夫な作りで、
バッグのハンドルにつけておきましたが
とれたりもせず、軽くて活躍してます。
お勧め。

飴はレモンもあまおうもミルクもマンゴーも
どれも美味しく、流石の味です。


下:画像が出ませんが、
通常スーパー等で売っている
普通のにんべんの白だしと違う
厳選白だし。
とても美味しく、これ1本でいろんなお料理が
グレードアップします。
下の下線をクリックすると詳細が見られます。

にんべん 本枯鰹節 白だし 特撰 500ml<常温・O>

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2022.08.22 02:02:29
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