青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2022.10.29
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カテゴリ: 健康・医療
同じような状態の方のご参考に書いておきます。

母が脳梗塞で要介護5になり
寝返りもうてない状態が
6か月の入院生活&リハビリを経て
戻ってきてくれてから
本格的な介護生活が始まりました。

右麻痺でぐったりしていた母は
基本は車椅子&頭まで支えられる椅子生活でしたが、
幸いな事にリハビリで

立ち上がれ、
抱えるようにサポートすれば数メートル程度なら
つかまり歩行でき、
調子が良い時は手引き歩行ができるようになったんです。

しかし一人での自立や歩行はできず
しっかり支えず油断すれば
立てた鉛筆が倒れるように
バタンと頭から倒れるので
最初は怖くて室内でも
頭を保護する帽子をかぶってもらい
倒れないように指や手に力を入れて介助していました。


できるだけ立ち上がりや歩行をしてもらっており
気がつかないうちに
私の指や手に負担がかかってしまっていたようです。

また、水分はたっぷりとってもらっていたので
オムツはぐっしょり濡れてゴミ袋がとても重く、

(匂いが漏れないおむつの捨て方は別に書きますね。)

決定的だったのは、母に私の手をつかんでもらって
介助していたところ、母がふらつきを防ごうと
私の指に力を入れてつかまり
変な方向に力を込めて指を引っ張られてしまい
痛みが強く出るようになったんです。

毎日指に力を入れていたせいか
全介助数か月後に指が痛くなりだし、
そのうちに母に私の手を持ってもらうのも
ゴミ袋を持つのも痛くてたまらなくなりました。

よく見ると指の関節が太くなっており
微妙に曲がっているようにも感じます。

ネットで調べるとへバーデン結節のようで
手を酷使する40代以降の女性に多い
原因不明の症状で
治す方法はなく、保存療法で安静にするしかないと
あります。

同じような状況の女性も沢山いらっしゃるようでした。

あまりにも痛くて、
母の診療時の際に同じ病院の整形外科に行くと
へバーデン結節であろうとのことで
テーピングと必要なら痛み止めを薦められました。

一番下に日本整形外科学会の説明を入れておきます。

そういえば母も知らないうちに指が曲がっていました。
母は仕事をしながら両親(私の祖父母)の介護を
黙々と一人でしていたので
きっといろいろと大変だったのだろうなと思います。

そんな母の指を見ると、痛みも我慢しよう
この位何でもない、母が幸せな事が一番大事だと思って
頑張っていました。

母が亡くなって3年位経ってから、ふと
指が痛くなくなっている事に気が付きました。

無理な負荷をかけないで(安静の状態)いるので
痛みが出なくなっているのだと思います。
治ったわけではないのかもしれません。

指は、しばらくぶりに指輪をはめたらはまらず、
関節が指輪で2サイズ位大きくなっていましたが
変形はあまりないようでほっとしています。

なので、介護などで指を酷使した事による指の痛みは
安静で改善する可能性があります。

介護中は安静なんてできませんが、
私は母に私の手をつかんでもらっていたのを
腕をつかんでもらう方法に変えました。
そのほうが手が空き、手で母の体を支えることもでき
よりしっかり介助することができました。

手も指も使いますが、指を引っ張られることはなくなり、
悪化させずに済んだと思います。

テーピングも今はいろいろあるので
それで全部解決するわけではありませんが
少し助けにはなると思います。

それからつかまってもらうための介護用ベルトとか
支えるための介助用ベルトもあって
そのほうがつかみやすくて手の負担は少ないです。



上:入浴用。プール歩行にも。
購入しましたが
柔らかい濡れても良い素材でできている良品です。
普段の介助にも使えますが、防水仕様なので
つけっぱなしは蒸れるので介助時だけつけてください。

下:こちらは衣服の上から使うタイプ。
持ち手は全方向についています。
これも座りっぱなしのときは外した方が
本人が楽だと思います。



画像をクリックすると詳細が見られます。

日本整形外科学会のへバーデン結節の説明

指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまう
原因不明の疾患です。
第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで
2つのコブ(結節)ができるのが特徴です。
この疾患の報告者へバーデンの名にちなんで
ヘバーデン結節と呼ばれています。
いろいろな程度の変形があります。
すべての人が強い変形になるとは限りません。

示指から小指にかけて第1関節が赤く腫れたり、
曲がったりします。痛みを伴うこともあります。
母指(親指)にもみられることもあります。
第1関節の動きも悪くなります。
また、痛みのために強く握ることが困難になります。

原因は不明です。
一般に40歳代以降の女性に多く発生します。
手を良く使う人にはなりやすい傾向があります。
遺伝性は証明されてはいませんが、
母や祖母がヘバーデン結節ニなっている人は、
体質が似ていることを考慮して、
指先に負担をかけないように
注意する必要があります。


保存的療法としては、
局所の安静(固定も含む)や投薬、
局所のテーピングなどがあります。
急性期では少量の関節内ステロイド注射
(特にトリアムシノロンは有効)なども有効です。

保存的療法で痛みが改善しないときや
変形がひどくなり日常生活に支障をきたす場合は、
手術を考慮します。
手術法にはコブ結節を切除するものや
関節を固定してしまう方法が行われます。

予防
第1関節が痛むときは安静にしましょう。
痛くても使わなくてはならないときは、
テーピングがお勧めです。
普段でも指先に過度な負担が生じることを
避けましょう。





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Last updated  2022.11.01 02:55:20
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