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2025.10.24
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​川上泰徳「壁の外側と内側」元町映画館​

川上泰徳 というジャーナリストがパレスチナを取材し始めて、もう、20年以上になると思います。もとは 朝日新聞 の記者で、中東特派員になられたのが1990年代だったと思いますが、ボクが、そのお名前に出会ったのは数年前に読んだ 「シャティーラの記憶」(岩波書店) という、まあ、ルポルタージュででした。確か、 1956年 生まれですから、もう、70歳ですね。 2015年 に新聞社を退職されて、以来10年間、フリー・ランサーとして、所謂、中東、アラブ、パレスチナの取材を続けてこられたジャーナリストです。
 その ジャーナリスト 2023年10月7日 以降の イスラエル パレスチナ地域 を取材した記録を映画化し、劇場公開したのが 「壁の外側と内側」 です。 元町映画館 の公開初日、10月18日には満員で見ることができなかったのですが、10月20日の月曜日に無事見終えました。
 映画の題名にある 「壁」 というのは、 ヨルダン川西域分離壁 と呼ばれているもので、イスラエルが国家的事業として、ユダヤ人地域の安全を確保するためという名目で建設を続け、今や、 全長500キロ を超える、長大なコンクリートの壁です。
 今、攻撃にさらされている ガザ地区 とかも、この の外にあります。ただ、 ガザ地区 は、 川上さん が取材した時期には、すでに軍事的に封鎖されているために、この映画で 川上さん が訪れるのはほかの地域でした。
 映画は を越え、 検問所 を通過して 外側 に出るところから始まります。 川上さん の取材は​
「人と会うこと」

​が特徴だと思いますが、カメラに映る 風景 は、ボクのように日本の風景しか知らない眼には 石と砂の荒野 です。映画は、その荒野でテント暮らしをしながら羊を飼う人たちと出会い、話しかけていくドキュメンタリィーでした。壁の外側に入植地を広げるために小学校や民家を公然と破壊していくシーンも映ります。
 後半では、 壁の内側 の人たちとも出会います。対パレスチナに対する情報操作によって「彼らは敵だ!」という人もいますし、イスラエルがパレスチナの人たちに対して何をしているか全く知らない人もたくさんいます。そんな中で、事実を知り徴兵制を拒否する青年の姿や、彼を支持する人たちが、イスラエルのシミ人の中に存在することが印象的でした。

壁の外と内 について、すでに、 「ノー・アザー・ランド」 という、 パレスチナの青年たち が撮って、 2025年 に全世界に公開されたフィルムもあります。イスラエルの警察や軍の蛮行の現場を撮ったフィルムとしては、この映画以上に凄絶です。
 何はともあれ、見ていただく他に言葉はありません。70歳になろうかという 川上さん が、訪ねる村々で、 子どもたちの姿 を必ず撮っていらっしゃるのが胸を打ちます。おそらく、命がけの取材だと思うのですが、 アラビア語 で話しかける日本人に、現地の人々は穏やか微笑みながら​
「平和」を訴えていらっしゃいます。

​ どうか、是非、ご覧になっていただきたいと思います。
監督・製作・撮影・編集・字幕・ナレーション 川上泰徳
編集協力 大重裕二
整音 小川武
2025年・104分・G・日本
配給きろくびと
2025・10・20・no149・元町映画館no321





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最終更新日  2025.10.25 00:20:54
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