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2025.07.03
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第11話

間一髪のところで花芷(カシ)を救った顧晏惜(コアンセキ)。
妹のことが心配だったが素性を知られることを恐れ、早々に引き上げた。
「腕利きの者を選んで鄭虎(テイコ)や李猴(リコウ)と周囲を守らせろ、2度と同じ事態は起こすな」

その頃、花芷は侍女たちを休ませ、芍薬(シャクヤク)の手当を受けていた。
すると母が芍薬に自分が変わると申し出る。
花芷は心配かけまいと痛くないと言ったが、朱盈貞(シュエイテイ)は娘の強がりだと分かっていた。
「だって山査子の種抜きで手に米粒大の怪我をした時、本当に痛かったもの」

箸より重いものを持ったことがないであろう母。
しかし母のすっかり荒れた手を見ればいかに苦労したのか花芷にも分かった
「芷R、ごめんなさい…わけも分からないまま嫁いでお前を産み、長い間、何もしてやれなかった」
「娘(ニャン)、私の身代わりになろうとしてくれたわ
 そんなことができるのは母親だけ、それだけで十分よ」
芍薬は母と娘が抱き合って涙する姿を見ながら、一緒に泣いていた。

( ;∀;) イイハナシダー

初めて母の愛情に触れ、長年の確執が解消された花芷。
すると翌朝、芍薬は花芷の傷の薬を変えながら急に悲しくなった。
「今度、悪い人が来たら私が花姐姐(ジェジェ)を守る、本当よ?
 家族がいっぱいいる、死んじゃ駄目

 花姐姐、私…娘が…恋しい、昨日のあなたとあなたの娘を見て恋しくなったの
 でも哥には言えなくて、きっと哥を悲しませちゃうから…ウッ…」
花芷は取り乱した芍薬を抱きしめ、慰めた。
「だったら私に話して、彼には内緒よ?」

( ߹꒳ ߹ )ゥッ…哥っ


すでに隠遁しているため知られていないが、心の病が専門ですでに芍薬を預けたという。
蕭氏は仕方なく自分から凌王へ報告しておくと言うしかなかった。

花記しを真似して提灯を被り、山査子飴を売る行商が現れた。
侍女の抱夏(ホウカ)は怒り心頭だったが、花芷は対抗策として何やら不思議な箱を作り始める。
一方、顧晏惜は刺客の黒幕を調べていた。
しかし刺客は多額の報酬で雇われた使い手たちで互いに面識はなく、依頼も文だけで黒幕と会ったことはないと分かる。
標的は董(トウ)大と芍薬、おそらく黒幕は蘭(ラン)苑の火災を知る者だろう。

花芷が作った箱は走馬灯だった。
蜜玉を買ったお客は除き穴から動く絵が見られるとあって客が殺到、商売敵もあっさり客を奪い返されてしまう。
すると晏惜が妹に会いにやって来た。
「大繁盛だな」
「芍薬は家にいるの、今日は鶏の怪我の治療よ」
顧晏惜は首に包帯を巻いた花芷の姿に胸が痛んだが、花芷は寝違えただけだと笑った。
「嘘が下手だな」
「私もあなたの顔の傷のこと、詮索しないでしょう?」

顧晏惜は店じまいした花芷たちと一緒に紫葟(シコウ)居へやってきた。
すると芍薬が鶏の人形を持って嬉しそうに走ってくる。
「哥哥!見て!太母に縫い方を教えてもらったの!」
「太母?」
「私の祖母のことよ、じゃあ2人でごゆっくり」
花芷たちが片付けに向かうと、顧晏惜は妹を連れて中洲に出た。



顧晏惜は元気な妹の姿を見て安心した。
「哥、どうして一緒に住まないの?花姐姐はあなたが好きよ?」
「誰に聞いた?!」
「うーん、私と一緒であなたが好きよ、それに私のこともね…」
顧晏惜は妹の考えだと分かって安堵し、直接、董大の話を聞いてみた。
すると芍薬は確かに董大が会いに来て母が死んだ時のことを聞かれたという。
「でも何も思い出せなくて…帰って行ったわ」
「いいか、その話は誰にも言うな」

(゚ェ゚(。_。(゚ェ゚(。_。*)コクコク ←お前ではないw

凌王・顧成焄(コセイクン)は家職から董大がいなくなったと聞いた。
しかし高齢で来年には職を解かれることから放っておくことにする。
すると父に呼ばれた顧晏惜がやって来た。
凌王は王妃から芍薬の件を聞いたが、神医の話が嘘だと気づき、妹をどこへ隠したのかと迫る。
「王府に勝る場所などあるまい」
「王府より幸せそうです」
「…芍薬が王府を離れて過去を忘れられるのならそれも良い
 昔のことを口にしたことはあるか?」
「何も覚えていないようです」
凌王は仕方なく顧晏惜に妹を任せると決め、王妃には上手く話すと安心させた。

首の怪我などどこ吹く風、花芷は商売を広げるため新たな手を打つことにした。
帳簿を預かる三夫人・夏金娥(カキンガ)は無駄遣いに気づいて戒めるが、花芷はお金が転がり込む策に必要だと訴える。
「いいわ、ただし1ヶ月までよ?」
「半年で」
「3ヶ月が限界よ!」
夏金娥は花芷の交渉術に騙され、3ヶ月で折れた。

花芷は侍女たちに皇都にある酒楼の1日の客数を調べさせた。
そこで皇都で最も客数が多かった雲来(ウンライ)酒楼に花記(カキ)の菓子を売り込むことにする。
白(ハク)店主は確かに美味いと褒めたが、仕入れることはできないと断った。
皇都には菓子店が多いがひいきできず、かと言って全店から仕入れれば店の格が落ちてしまう。
すると花芷は菓子を卸すのではなく、贈り物だと言った。
「花記は3ヶ月、毎日、無料で菓子を提供します」
白店主は花芷の目的が宣伝だと気づき、その発想に感銘を受けた。
「商売はさておき、あなたと友になりたい」
「感謝します」

花芷は三大酒楼に菓子を贈ることになった。
夜明け前から夫人と侍女が総出で箱詰め、毎朝、花記に雇われた男たちが酒楼まで届ける。
この様子は話題となり、花記の名はあっという間に広まった。

3ヶ月が経った。
夏金娥は花芷を呼び出し、これで今までの収益が全て消えてしまったと嘆く。
「水杏(スイキョウ)楼や鳳翔(ホウショウ)楼から連絡が来たわ
 不公平はやめて自分たちにも届けて欲しいって…お金も出すそうよ」
「ふふ、食いついたわ、明日、店主たちの価格の相談を…当然、屋台より高い値でね」

白店主はこれから代金を払って花記から仕入れたいと申し出た。
花芷は1皿10文と大きく出たつもりだったが、白店主は問題ないと笑って使用人に指示を出す。
「″花記の菓子″という看板を作れ、1皿120文だ」
「120文?!」
「大姑娘、あなたは菓子代と人件費を取る、私が取るのは酒楼の看板料だ」
( ̄▽ ̄;)<勉強になります

酒楼に菓子を卸すようになり稼ぎが4割も増えた。
花芷は晏惜だけに自分の店を持って皇都で足場を固めたいと明かしたが、顧晏惜は何も言ってくれない。
「答えが出ているのになぜ聞くんだ?」
「他に聞ける人がいないから…母親たちは水を差すだけだし」
「私も同じかも」
「言ったわね?ふふ」
「決めたらならやってみるといい、君を信じるよ」
そこへ芍薬が嬉しそうに走ってきた。
今や芍薬は花家にすっかり溶け込み、凌王府の頃と違って身なりも年頃の娘らしく整えてもらっている。
近頃は生活に余裕ができたせいか、夫人たちの笑顔も絶えなくなっていた。




そんな中、三房姨娘・秦(シン)氏は二房の息子・柏礼(ハクレイ)を何かと気にかけていた。
教育熱心な母を持ち、厳しく躾けられている柏礼。
秦氏はまだ幼い柏礼が可哀想だと同情してしまう。

花芷は家族が食事で集まった機会に次の計画を発表した。
「城内に戻れるわ、半年間の収入で家を借りられる、以前ほど広くはないけれどね
 内見はもう済ませた、でも貯金で借りられるのは屋敷か店舗の一方
 どちらかは半年待たないといけない、みんなで稼いだお金だから意見を聞かせて」
すると全員一致で屋敷を借りることになった。

引越し当日、四夫人・呉玉娘(ゴギョクジョウ)も手伝うことにしたが、花芷に止められた。
「動いちゃだめ~!」
四婶のお腹はもうかなり目立っている。
「そうだ、謝りたいことが…
 質受けに行ったら四叔のお酒がもう全部、売れてしまったの」
「たかがお酒の話でしょう、大袈裟ね、あの人が聞いたら呆れるわ、ふふ」

花家はついに皇都へ戻った。
かつての花宅を思えば確かに小さな屋敷、夫人たちは早速、部屋取りに動き出す。
しかし林婉の一喝で皆の足が止まった。
「花R、お前が先に選びなさい」
すると夫人たちも花家を背負って立つ花芷に良く眠れる部屋を選べと促した。
また林婉は鐘(ショウ)叔にも部屋を与えると決め、話し相手の芍薬には自分の隣の部屋を選べばいいという。
「玉娘には南向きの暖かい部屋をね」



家族の部屋割りが決まった頃、花芷は独り金蔵に向かい、棚に1箱だけしまった。
…祖父、待っていて、この棚が満ちればみんなで一緒に暮らせるわ…
すると老夫人がやって来る。
林婉は衣食住が安定してからの方がむしろ本当に辛い時期になると警告した。
「お前にはさらに苦労がかかるね」
しかし花芷は以前の屋敷より今の方が自分らしく生きられるという。
「問題は1つずつ片付ければいい」
花芷はまず弟たちを学堂に通わせると消めた。
屋敷やお金は失っても再び得られるが、花家の学識は伝承しなければ失われてしまうという。
林婉は女主人がすっかり板についてきた花芷に一安心、北地へ流された家族に思いを馳せた。
「43人は今、どうしているかしら…」

ここは極寒の地・三白(サンハク)城。
花家の大爺・花平宇(カヘイウ)は高官だった父・花屹正(カキツセイ)が手慣れた様子で縄をよる姿を見て目を丸くした。
実は花屹正は若い頃、苦労人だったという。
当時は昼に郷学で授業を盗み聞きし、夜は縄をよっていた。
籠をたくさん作って町で売り、その銭でお焼きを買って帰ったという。
「お前たちの母と出会ってからの話だ
 ある日、城外に誘われてな、彼女がお焼きを持って来た
 金持ちのお焼きには肉が入っていることを初めて知ったのだ
 驚く私の顔を見て彼女はしばらく笑い転げていたよ
 …みんな今頃、どうしているだろうか?」 
すると四郎・花平陽(カヘイヨウ)は母と花芷がいれば安泰だと笑った。

花宅の前に次々と荷物が到着、引越しの様子を見ようと野次馬が集まった。
すると没落騒ぎで逃亡した用心棒・李貴(リキ)が息子や仲間を率いて現れ、民衆を蹴散らしてくれる。
どうやら李貴は花家の引っ越しを聞きつけ、戻って来たらしい。
確かに守衛は必要だったが、花芷はまだ李貴を信用できずにいた。
「人手不足だと思い、息子も呼びつけました!(キリッ」
「用意周到なのね」

つづく


(  ̄꒳ ̄)もう見るからに怪しいんですけど…





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最終更新日  2025.07.08 12:43:08
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