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2025.08.30
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第30話「都督からの頼み」

龍朔(リュウサク)2年。
裴(ハイ)府では今日も阿霓(アゲイ)が薬を煎じていた。
顕慶(ケンケイ)元年の大病から毎年12月になると決まって調子を崩す庫狄琉璃(コテキルリ)。
この6年の間に阿成(アセイ)に嫁いだ小檀(ショウダン)は2人の子に恵まれ、韓四(カンシ)と安三娘(アンサンジョウ)の間にも子が生まれていた。
小檀は琉璃だけ未だ子を授からないと心配していたが、阿霓は琉璃が本来の調子を取り戻せば子に恵まれるという。
「今や婦人の病の名医となった阿霓姉姉がそう言うなら安心だわ」

狩りへ出かけていた裴行倹(ハイコウケン)が帰って来た。

「姉姉!私の狩った黒豹を見てちょうだい」
「珍しいわね」
「この毛皮に相応しいのは西州で姉姉だけよ?」
琉璃は麴崇裕(キクスウユウ)の側室になった雲伊を心配していたが、驚くほど寵愛されてると知って安堵していた。



琉璃は麴智湛(キクチタン)の側室・祇(キ)氏から明日の茶会に招待されていた。
琉璃が参加すると聞いた裴行倹は雲伊に一緒に行って欲しいと頼む。
以前、張(チョウ)夫人が来訪した時には妾を取らせる気がないか琉璃に探りを入れて来た。
琉璃が断ったため、今度は宴に呼んで大勢で囲い込むつもりなのだろう。
実は雲伊も祇夫人から令嬢の側室を迎えて家政を任せるべきだと説得されたことがあった。
「姉姉、私が付き添うわ」

琉璃は麴家の問題ならまだしも、なぜ裴家の跡継ぎ問題にまで祇夫人が口を出すのか分からなかった。

高昌(コウショウ)国だった頃、敦煌(トンコウ)の張家と祇家が権勢を振るい、麴家を含む3家で縁組みして来た。
麴智湛の目の黒いうちは西州の大氏族は安泰だが、万一を考えたのだろう。
「知っての通り蘇海政(ソカイセイ)が再び要職を得た
 これを知って張家と祇家は西州を私に奪われそうだと心配したのだ
 司馬を丸め込むことができず、次に君が標的にされたのだろう」

しかし裴行倹は琉璃を傷つけまいと、体調が整えば子を授かることができると励ました。

翌朝、安三娘が都護府に穀物の目録を届けてくれた。
西州には10万石もの余剰分があったが、裴行倹は念のためさらに5万石を買い付けている。
すると麴崇裕が高句麗(コウクリ)との戦がまだ終わらないと報告に来た。
大きな争いに発展しないものの、西域を狙う吐蕃(トバン)との小競り合いは絶えない。
「今年も西域から兵を出すだろうか?」
「決めるのは蘇海政だ」
戦になれば糧秣や絹の調達、財物や人の略奪まで好き放題、蘇海政も今さら帰京する気はないだろう。
今回、行軍大総管に任命され、恐らく最初に西州で力を振るうはずだ。
「玉郎(ギョクロウ)、蘇南瑾(ソナンキン)の活躍を阻める確率はどれくらいだ?」
(  ̄꒳ ̄)<…10割
そこへ麴智湛の使いが長史を呼びにやって来た。

氏族夫人の茶会に参加した琉璃には雲伊のほかにも麴鏡唐(キクキョウトウ)という強い援軍がいた。
すると早速、張夫人が庫狄夫人と違って自分たちは日々のやりくりに頭を抱えていると嫌みをいう。
焦った祇夫人は夫人たちが琉璃を羨ましがっているという意味だと釈明し、情に訴えた。
「このままずっと都督の恩恵にあずかれたらいいけれど…
 無理ならこれから先は兄夫妻や甥たちに頼ることになるわ」
祇夫人は実子がいないと行く末が安泰ではないと嘆き、琉璃を牽制した。
しかし琉璃は人生に浮き沈みがあるのは当然だと諌め、人を案じているように見せかけて私欲に走る人ほど嘆かわしいとぼやく。
「琉璃、慌てて飲んだので酔いが回ってしまったようです、これで失礼を…」

一方、裴行倹は麴智湛から張敏娘(チョウビンジョウ)を押し付けられていた。
張敏娘の父は敦煌(トンコウ)張(チョウ)氏の子息で麴智湛の盟友だったが、貞観(ジョウガン)14年に戦死したという。
「私の体はもう長くは持たぬ、恐らく西州の重積はそなたの肩にかかるだろう」
この8年、西州に尽くし、財政を潤して民心が安定したのは裴行倹の功績だった。
しかし西州氏族はよそ者の裴行倹を認めようとせず、何とか籠絡しようと躍起になっている。
そこで麴智湛は氏族たちの警戒を解くため、張敏娘を娶るよう提案した。
「晴れて身内になれるのだぞ?敏娘は私の娘も同然、誰かに面倒を頼みたい
 それでこそ私の心は安らぐ、敏娘が子を産んでくれたらそれに越したことはなかろう?」
裴行倹はたとえ周りを敵に囲まれても姻戚を必要としないとはね付けたが、恩人の頼みを無下にもできなかった。
「都督、張娘子の平平安安が恩返しとなるならお受けします」
(^ꇴ^)そうか~!
「よろしければ私の義妹として引き取りましょう」
( ゚д゚)お、おう
その時、回廊で様子をうかがっていた張敏娘は側室を断られたと知り、深く落胆していた。

裴行倹が戻ると琉璃が麴嵩裕と雲伊と3人で待っていた。
「都督から美女をあてがわれたの?」
「当たりだ、義妹として迎えることにした」
「義妹?誰?私が知っている人?」
「…張敏娘だ」
雲伊は苦手な張敏娘だと知って憤慨した。
麴嵩裕も何か問題が起こりそうだと懸念したが、裴行倹は恩人の都督を安心させるため引き受けてしまったという。

翌朝、張敏娘は義妹として裴府を訪ねた。
自慢の茶を入れたり、琉璃に手作りの笛を贈ったり、自分の優位性を見せつけたい張敏娘。
雲伊はそんな張敏娘にうんざりしていたが、琉璃は至って冷静だった。
「昼までに片付けることがあるの…もし暇なら待っていてくれる?」
琉璃の用事は雲伊の姿絵を完成させることだった。
「いいわ、雲伊、見てみて」



雲伊は自分と生き写しの姿絵を見て大喜びだった。
「素敵ね!玉郎(ギョクロウ)もきっと喜ぶわ!」
すると琉璃の画才を目の当たりにした張敏娘が素直に絵を称賛してくれる。
「気に入ったのなら描いてあげる、絵なら若くて美しい姿をずっと残せるから」
「阿嫂、良いのですか?!」
しかし面白くない雲伊が遠回しに邪魔した。
「じっとしているのは退屈よ?張娘子は忙しいからそんな暇ないでしょう?」
「とんでもない、暇なら持て余しています」

つづく


(・Д・) 急に端折って来た!w





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最終更新日  2025.08.30 20:12:31
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