飯田裕之(バリトン)カルロ・ジェラール(ANCORA Andrea Chénier)「アンドレア・シェニエを見れば見るほどいつも思うのは、この作品は実はカルロ・ジェラールが主役なのだ。今回飯田裕之という表現者として類稀なる天才が演じたことでその局面が明らかになった。彼がオペラの中で成長し人間カルロ・ジェラールとして変わっていく姿を間近で観察できて瞠目であった。」また、小田原オペラ立ち上げなどの社会貢献活動、「二人会」など重心を地方に移し、コロナ禍での文化芸術の方向性を見直した。
藪内俊弥(バリトン)ロドリーゴ(ミャゴラトーリ「ドン・カルロ」)「ロドリーゴの藪内さんが名唱だった!すばらしいレガートと天が与えし美声。まさに入魂の演奏で酔いました。~ 囚われているカルロの元にロドリーゴが。Per me giunto ~ O Carlo, ascolta ここがもう~最高にすばらしいロドリーゴのアリア二連発!藪内さんのお声はサイモン・キーンリーサイドを連想させる。さらに美声。そして徹底的にレガート!柴田さんの牽引も見事だがそのレガートの完璧さにもう~打ちのめされました。感動しかありません!彼はノーブルでまじめでまさに理想のロドリーゴ!」