PR
Calendar
Category
Free Space
Comments
Freepage List
Keyword Search
えー、昨日の通り距離とボケに関しての考察です。画像が沢山で重いのでご注意を・・・
撮影方法は 前回のテスト
とほぼ同じです。今回は緑の中でも目立つように、被写体には白い胡蝶蘭の鉢を使いました。ピントについてですが、主に胡蝶蘭の右上の花弁を狙っています。
同時にやったことで、銀治のF0.95はMマウントに改造してあるレンズですから、距離が本当に合うのかもテストしました。つまり、1度二重像でピントを合わせて、メジャーを使ってライカと胡蝶蘭の距離も計測しました。先にその結論を言うと、びっくりする位正確でした。写真を見てもピントが来ていますから、改造は正確だと信じることにしました。
それにしても撮影している姿は、 不審者そのもの
(笑)。時々人が通りましたが、胡蝶蘭を動かしてはメジャーでカメラからの距離を計りカメラに戻ってシャッターを切るという手順ですからねぇ。
それではご覧ください。














という感じです。縦スクロールだと比べ難いと思うので、ブラウザの別ウィンドを開いて、各画像をタブで開くと良いと思います。
では考察をしましょう。
F0.95の撮影可能最短距離は、基本がLマウント(外爪)なので、1メートルです。その1メートルを見てみましょう。
中央のピントはキリッとあっています。胡蝶蘭のひげっぽい所です。そこと手前の花との差なんて鼻差もないのに、確実にボケが入っています。凄い極薄のピントです。で、球面収差らしきがあるので、フワワンと滲んでいます。
全体的にボケまくっています。特に2メートル以降は形が溶けて色になっています。特に4~5メートル付近が美味しそう。2メートル手前の、特に画面周辺では各種収差が重なり合ってにぎやかです。
被写体を1メートルにして背景がちょっと遠い感じにすると、サンニッパのようなボケの大きさが得られそうです。
1.2メートルです。まだ非常に薄いピントです。20センチの差ですが、物の形が少し浮き出てきます。これも3メートル以上遠い場所のボケ方が奇麗です。
1.7メートルです。突如形が見えてきました。5メートル以上のボケが美味しそうです。グルグルも感じられます。かなり激しかった口径食もちょっとすっきりして見えます。
2メートルです。まだ5メートル以上のボケは大きいです。でも賑やかになってきました。
3メートルです。ボケと形のバランスが均等になっているような感じです。
4メートルです。まだボケには広がりを感じます。
5メートルです。かなり前後の差がなくなってきました。4メートルまでに比べて口径食がちょっとすっきりしました。
6メートルです。依然としてピントの差は感じますが、全体的に形の雰囲気が伝わってきます。
7メートル以上10メートルですが、大口径なんでしょうが、大口径の意味がなくなってきます。しかし無限遠は確実にボケています。当たり前ですが、前ボケが激しくなってきました。
20メートルです。屋根の上のアンテナですが、ピントが来ています。滲んでいるので認識しにくいです。
無限遠です。山の中腹の建物が20メートルのときよりもはっきり見えます。
総括すると、面白そうな描写になるのは5メートルあたりまでで、美味しい描写は3メートルまでと言えそうです。1.7メートルぐらいになるとボケの雰囲気が変化し始めるって感じがします。ピントの薄さとボケの強烈さは撮影していませんが1.5メートルあたりまででしょう。
ということで、やっぱりF0.95らしさが浮き出てくるのは2メートル以下なのです。被写体が2メートル未満で背景が5メートル以上だとかなり溶けてきます。
したがって昨日の写真ですが、トルコキキョウのアレンジまでの距離が1メートルから1.2メートルで、鏡の中に5メートル以上離れた情景が写り込んでいるので溶け方が強烈だったのだと想像できます。
もちろんこの実験通りに毎度スナップができる訳じゃないので、あくまでも参考知識程度なんですがねー。ボケの出具合が多少掴めたことには意味があったと感じています。
写真とは、ある場所に当たった光を時間で切り取る芸術ですから、計算づくより必然的偶然が面白いんです。またいつか素敵な情景に出会えるよう、しばらくF0.95を片手に彷徨うことにします。

CANON LENS XI 50mm 1:0.75 II 2010.12.29 コメント(6)
コシナさーん!やってくれるじゃないです… 2010.08.26 コメント(12)
M9の拡大鑑賞 その2 2009.12.18 コメント(3)