ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog
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神奈川県民ホール 15:00〜 1階後方 ロッシーニ:セヴィリアの理髪師 アルマヴィーヴァ伯爵:アントニーノ・シラグーザ フィガロ:ロベルト・デ・カンディア ロジーナ:セレーナ・マルフィ ドン・バルトロ:マルコ・フィリッポ・ロマーノ ドン・バジリオ:アンドレア・コンチェッティ ベルタ:ラウラ・ケリーチ ボローニャ歌劇場合唱団/管弦楽団 指揮:フェデリコ・サンティ 演出:フェデリコ・グラッツィーニ 来日物は行かなくなって久しいです。正直、あんまり付き合ってると金が続かんよね、というのがひとつ。昨年迄の2,3年はグル様祭りに行ってたしね。あ、まぁ、あれも来日物と言えば来日物か…まぁ、ともかく… 次に、毎夏出掛けてるから、更に日本で金出して観たいのがある、というほどには「飢え」てない、というのがもうひとつ。実際、その上一年おきに年末年始にも最近は出掛けたりとかしてますしね… そして、チケット争奪戦と相応の金額を出してまで観たい聞きたいと思わせるほどでないのが多い、というのが3つ目。まぁ、複合的理由です。 で、今回はというと、直前になってこの公演だけ半額券の話が飛び込んで来たので。実際、行ってみたら、1階席後ろの方は結構空いてました。まぁ、今時こんなもんでないかなとは思うのですが、ともあれ有り難く恩恵に与って来ましたが、そもそもこの公演、S席3万1千円なので、近年の来日物としては安い方だと思います。で、シラグーザですからね。今はあまりシラグーザって著名ではないのかしら?でも、ベルカント物ならフローレスかシラグーザか、って気もするんですが… まぁ、シラグーザは、20年ほど前に、新国でアルマヴィーヴァを歌って、幕切れ前の長大なアリアでbisを決めていたのを思い出します。 で、どうだったか? まぁ……bisは無かったですね……そして、あまり上げなかった……それだけ。他は、変わらず素晴らしい。もう54とかそんなんらしいですが、やはり行ってよかったなと。 昔はよかった的な話にはなってしまうのですが、やはり、20年前に良くて、今もいい、というような人は、一頭図抜けているのですよね。共演している面々も決して悪くはないと思うのだけれど、それでも、やはりシラグーザはいいなぁと思ってしまう。 外題役のデ・カンディアは、正直言うと、ちょっと雑だったなと。ああいう役だからはっちゃけるのはともかく、ちょっと雑かなぁ、と思ったのは事実。一方、ロジーナのマルフィは、これは頑張ってるんだけど、やはり頑張ってるのが出てしまう感じで… 正直言うとオケも、ねぇ…悪くはないと思うけれど…今回はリゴレットも持って来ているらしいから、そっちも観るとまた違うかもとは思うけれど… ボローニャ歌劇場オケは、数年前まではペーザロの常連オケだったのだけれど、ボローニャの経営危機とゼッダ亡き後のペーザロの体制変更もあって、最近聞いてないのですが、ちょっと今回はどうだったかなぁと思います。 まぁ、多分、シラグーザの出来に付いて行けてないんだろうなぁ…ということで。実際、デ・カンディアにしてもマルフィにしても、今時の基準で言えば、決して悪くはないと思います。シラグーザがね、やっぱり、いいんですよね。 でも、正直言うと、シラグーザ抜きの、このくらいだけだったら、わざわざ行くかなぁ…というのも、無くはないのですよね… 演出は、ある意味簡素なスタイル。コストダウン出来てる感じ。まぁ、悪くはないです。 全体的には、結局、シラグーザを聞く会、みたいな感じですかね…決してそれだけとは言わないですけどね…
2019年06月23日
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