わずか150年前、江戸時代の日本。それは、身分差別が厳しく、自由という言葉すらない時代でした。そんな時代に革命を起こし、自由な国をつくろうと命をかけてくれた男たちが、坂本龍馬であり、西郷隆盛であり、吉田松陰であり、高杉晋作であり、みな、明治維新の志士たちでした。日本史上最高にかっこいい男たちです。明治維新を成し遂げた彼ら革命の志士たちの、心を揺さぶり、時にはくすっと笑えるエピソードが詰まった1冊!!
太宰治「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」
いつだって物語は「脱藩」から始まるんです。では、現代における「脱藩」とはなんだろう。人によっては、それは家族のもとを離れて自立することかもしれない。属していた組織から離れることかもしれない。今付き合っている人と別れることかもしれない。 脱藩とは、握り締めていた価値観を一度手放してみること。脱藩とは、何が起きるかわからない世界へ、たったひとりで飛びこんでみること 。
革命家、高杉晋作。昭和の千円札の顔であり、初代総理大臣、伊藤博文。内務大臣になった品川弥二郎。第 3代、第 9代総理大臣、山県有朋。日本大学と國學院大學を創立、山田顕義。外務卿として条約改正に活躍、井上馨。 10畳と 8畳の、わずか 2間しかない田舎の小さな学習塾から、内閣総理大臣 2名、国務大臣 7名、大学の創業者 2名を輩出した。
自分が属する藩がすべてだったあの時代に、「日本のためなら、藩なんかなくなってしまったっていいだろ」と考えた久坂玄瑞のスケールの大きさに触れた坂本龍馬は、その 2ヵ月後に脱藩しています。龍馬に脱藩を決意させる、直接の引き金を引いたのは、松陰の弟子で、龍馬より 4歳年下の、久坂玄瑞だったと思うのです 。
吉田松陰は、日本のことになると、夢中で語りました。逮捕されても、牢屋のなかで夢中で語りました。 わずか10 歳の子どもにも、夢中で語りました。松陰は、日本へのLOVE があふれていたのです。 そして、あふれたときに、人は人に分け与えたくなるんです。だって、あふれてくるから……。そのとき、人はほんとうの「自分」になれる 。
ジョン万次郎の漂流。アメリカで過ごした青春時代。船長の優しさ。それは河田小龍を通して坂本龍馬に受け継がれたのです。
日本でいちばん最初にネクタイをした男、ジョン万次郎から日本で一番最初にブーツを履いた男・坂本龍馬に革命のバトンは受け継がれました。 そして「世界の海援隊でもやりますか」と夢を語った龍馬のその志は、三菱商会(後の三菱財閥)を興した岩崎弥太郎にバトンタッチされます。
「止」まるのが「少」ないと書いて「歩く」。走らなくていい。奇跡は歩いて起こせるのです 。
もしあなたが今、逆境にあるとしたら、それは大チャンスです。その逆境で掴み取ったものが、新たなる革命の武器になるからです。人生を変える最終兵器はどん底に落ちている 。
志がなければ死んでいるのと同じだろ?
高杉晋作「おもしろきこともなき世をおもしろく」
面白くないことを面白くする。困った事すら面白くする。それこそが人生です 。
【感動】
個人的に、前から吉田松陰の生き様は大好きだったが、この本を読んで松陰だけじゃなく、坂本龍馬や高杉晋作といった幕末の志士達も好きになった。この時代の人々は20代にして歴史を変えるような偉業を成し遂げた人が多すぎる。今の日本の礎を作ったのは彼らであり、彼らが生きた時代は今からたったの100年ちょっと前の話というのが信じられない。国の行く末の為に生涯を捧げた彼らのように、今の仕事だったり恋、趣味に人生を懸けて熱中していきたい。
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