今日、ようやく空き時間を利用して近所の歯医者さんへ。
受付に保険証を出すと受付も名前を呼ばれ診察室に入っても初めて見る方ばかりで、なんとなくスタッフの平均年齢がグッと下がった印象だった。
「へぇ〜3ヶ月以上来ないとスタッフのも変わるんだな」と思いながら。
この日、僕を担当してくれた方も20代前半ぐらいの若い女性だった。新人だろうかとても初々しく見えた。
診察台に座り、小さなエプロンをかけてもらった時
「そうだ、僕は差し歯がくっつくまでしばらく待っている間、診察台を倒して仰向け寝て待つより座ったまま待つ方が好きなので、初めてお会いしたスタッフの方に先に言っておかないと」
と思い僕が
「すいません、差し歯がくっつくのを待っている間、診察台を起こして頂けますか?」
と言ったらそのスタッフが放った一言は
「あ、全然大丈夫です!」
全然大丈夫、久しぶりに聞いた。なんて懐かしい響きなんだ。
僕はクスッと笑った。
そして治療が始まった。
スタッフ「今年初めていらっしゃったのでまず歯のお掃除からしますね、お水出して大丈夫ですか?途中何かありましたら左手を上げて教えて下さい」
と言って歯のお掃除が始まった。
順調に歯のお掃除が進んでいく中「ちょっとお水吸いますね」と言ったら吸引機のチューブが喉の奥に入って僕が「オエっ」となったら
スタッフ「大丈夫ですか?」
僕「大丈夫です」
歯のお掃除が終わり、歯に何か薬のようなものを塗ってしばらくすると
「流しますね」と言って水を出したら水が僕の鼻の中に水が入って
スタッフ「大丈夫ですか?」
僕「大丈夫です」
いよいよ取れた差し歯をつける時に「ちょっと空気をかけますね」と言って3wayシリンジを僕の口の右上に入れたら差し歯を入れる隣の歯に3wayシリンジの先端が「ガン!」と当たってしまい少し顎が上がったら
スタッフ「大丈夫ですか?」
僕 「大丈夫でふ」 (まだ口が開いたまま)
ようやく差し歯が入り診察台を起こしてもらうと「少々お待ち下さい」と言ってスタッフの女の子は席を離れた。
僕はここまでの彼女とのやり取りを思い出したらおもしろくておもしろくて笑いが止まらなくなり、診察台に座ったままずっと肩を揺らしていたらその子が帰って来た。
ここは歯医者だ。おじさんが診察台に座ったままずっと笑ってる姿が珍しかったのだろう、その姿を見て
「大丈夫ですか?」と聴いてきたので
僕は笑顔で「全然大丈夫です」と答えた。
診察室を出て待合室で椅子に座り「あー笑った」と思いながらお会計を待っているとその続きがあった。
僕を担当したスタッフが次の患者さんを呼びに来たのだ。
スタッフ「サカイさーん、3番にどうぞー」
お婆ちやん「サカイです」
スタッフ「3番でーす」
お婆ちゃん「いえ、サカイです」
スタッフ「3番です!」
お婆ちゃん「サカイです!」
僕には時々誰かが笑わせに来るのですが、歯医者さんでこんなに笑ったのは初めてだ。
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