おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ヴィクター・ヴラン」のレビューです。
ヴィクター・ヴランって、なんか雰囲気がインクレディブル・アドベンチャー・オブ・ヴァン・ヘルシングシリーズによく似てて、最初はその外伝的なゲームなんだと思ってました。ハクスラだし。
会社違うし全然別物でした。作中には生きた(笑)カタリーナさんが出てきてやっぱりヴァン・ヘルシングじゃねーか!って思ったけど。まぁ。
非常によくできた良質なハクスラアクションRPGでした。ゲームデザインがかなりアクション寄りなのは、遊んだことのない人にとっては敷居が高いかもしれませんが、きちんと装備やらアイテムやらを集めてこそのアクションなので、RPG的なビルド構築の楽しみはまったく損なわれていません。
このハイレベルなアクションとRPGの融合が素晴らしく、またユニークな強化方法によって何度もキャラを作り直す必要がないのも素晴らしかったです。
そりゃあ、プレイ中は胸焼けするくらいのチャレンジの数々にうんざりしたり、狩れども狩れども出てこないコンプに必須のアイテム達に泣きながらファーミング作業を繰り返したりと散々、お腹一杯狩りまくりましたけど、でも、こうして全て終わって後になって振り返ってみると、「良いゲームだったなぁ」と。
普通ハクスラRPGといえばタイタンクエストやディアブロに代表されるように、ゲームプレイを始める前から既にゲームは始まっていて、まずはwikiを熟読しながらどのようなビルドを組むかを考えるのが楽しみでもあったりします。
で、「俺の考えた最強のビルド」というのが果たしてこのゲームに通用するのか、序盤から中盤はそんなことを考えながら力を蓄えていき、底力がついて安定してきた終盤は、割と頭空っぽでボタンを押しながら決まった行動を繰り返して残ったクエストを消化していく、みたいなルーチンワークになっちゃうんですよね(で、だいたいその頃にまた別のビルドを試したくなって新キャラ作っちゃうループ……)。
そう考えると、ひっきりなしに飛んできて立ち止まったら死ぬくらいの勢いで攻撃の一つ一つが痛く、回復手段も実に不安定で頼りない本作では、回避に攻撃にデーモンパワーにと、常に忙しい戦闘風景になります。
それが逆に、ゲームのプレイ中は常に一定のテンションを保たせてくれて、ついつい時間を忘れて没頭しちゃうんですよね。
戦闘すること自体が思いのほか楽しくて、ファーミングがそれほど苦にならない稀有な作品だと思います。
残念ながら本作はXbox版では完全な英語版しかありません。というか日本ストアでは配信されていません。
海外のGwGでは無料で配られたことがあるので、知っている人は知っているかもしれませんね。
単純に「英語だから」という理由だけでプレイしないのは非常に勿体ない作品でした。
なのでこんなもの作りました(笑)
プレイの際には活用してやってください↓
Victor Vran 実績コンプガイド
↓ライトニングガン武者修行シリーズ。光の点滅が激しいためご注意ください。
↓動きにキレが出てきて、良い感じに育って参りました。
↓最終的にこんな感じに……。もう眩しくてよくわかんない。でもこれが楽しい。ここはDLCのとあるステージで、本来であればこの世界のコンセプトであるロックミュージックが後ろで流れてるのですが、割とうるさいので普段はかなり音量を絞っています。でもこれが陰鬱な雰囲気の本編とはまったく違った空気を持たせてくれて、モチベーションに対する縁の下の力持ちなんですよね。
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