Monster Hunter World Iceborne Master Edition(輸入版:北米)- XboxOne |
本日はこちら「モンスターハンター:ワールド」のレビューです。
昔々、「モンスターハンターポータブル2nd G」が発売された頃、モンハンの世界に初めて飛び込んで貪るように遊んでいました。
PSPでの作品ですが600時間から700時間は遊びこんだと思います。
その頃の自分は少々、ゲームというものに飽きていて、「プロアクションリプレイ」なるものでセーブデータやゲームそのものを改造して最強状態でさっさとクリアするのが常でした。
そんな感じだったので、実はモンハンP2Gも「全ての最強装備を入手した状態のセーブデータ」をどこからか持ってきて、ロードしたことがあるんですよね。
結果は……散々でした(笑)
だってこれ、そういうゲームじゃねえから!
そう、モンハンは強い装備を手に入れたとしても、プレイヤー自身のスキルが身についていなければ豚に真珠、猫に小判、馬の耳に念仏なのですっ!
そしてその時、私が「なんだこのクソゲー。ポイッ」……としなかったのが、今思えば私の新たなゲーム道の始まりだったのかもしれません。
せっかく買ったこのゲームをなんとしてもクリアしてやる、他の何でもない私自身の手で。
そう考えなおして、私は数百時間をかけてこのゲームをやり尽くしました。いえ、やり尽くせませんでした(笑)
勲章は全然揃ってないし、そもそも村クエを制覇するだけでお腹いっぱいになってしまって、集会所のクエには全然手を付けられなかったのです。
このゲームでは村で受けられるクエストは上位止まりで、集会所で村クエとほぼ同じ手順を踏んでようやくそのさらに先のG級クエストに挑めるのですが、当時の私は上位だけで満足というか、疲れてしまったんですよね。
そんな私が今でも誇りに思えているのが、村の最終クエスト「モンスターハンター」を縛り状態でクリアしたことです。
前述の理由があったので私はG級の装備を一つも持っていませんでした。作りたくても作れない状況でした。加えてライトボウガンのみが私のメインウエポンだったので、「G級装備推奨、レウス、ティガ、ナルガ、ラージャンの連続狩猟」は火力が足りない、防御力も足りない、弾と調合素材でポケットも足りない、加えて時間も足りないの文字通りの無い無い地獄でした。
本当にライトボウガンでは火力が無さ過ぎて時間が足りなかったので、この時ばかりはヘビィボウガンで挑戦しましたが、たしか49分57秒とかタイムアウトすれすれの状態でクリアできたのです。
それからの私はもう二度とゲーム改造に手を出さなくなりました。ゲームのシステムを理解し、四苦八苦しながら「攻略」する喜びを知ったのです。
あれから十数年……ゲームをしっかりと楽しむばかりでなく、実績にも手をだし、今では立派な変態です(笑)
これまでの私の中ではモンハンといえば実はこのP2Gのみを指すものであり、3も序盤を舐めただけ、それ以降の作品ともすればそもそも未所持のハードなので遊ぶ機会もありませんでした。XやXXと聞けばもうハンターの動きが人外過ぎて、「なんやそれ!?モンスターハンターといえば等身大の人間が圧倒的なモンスターに挑むのがモンハンなんや!!そんなファンタジーアクションみたいな動きしちゃったらもうモンハンやないねん!!!」などと勝手に拒否反応を起こす始末。
Xbox360にもモンハンはあったのですが、当時はちょうどフレンドさんがモンハンの実績解除プレイをしていて、追加実績が来るたびに泣く泣く解除プレイしていたのを見ていて、恐ろしすぎて手を出せませんでした(笑)
ちなみにこの人はばっちりコンプしております。総実績も私より上です(驚愕)
自分語りが過ぎましたね。あー、本作の宣伝?
いやー、語り尽くせないよ、マジで。
モンハンを知らない人に向けるとすると、「理解」するまでは結構難しいと思います。地道な研鑽が必要ですし、どこかのラインで一気に楽になったり、世界が変わったりするゲームではないので。ただし、努力が実る実感は確かにありますし、そこから世界は変わっていくはずです。ただのゲームとは言い切れない、人生哲学に通ずる何かを得られるかもしれない、そんな大きな器を秘めた作品ですね。
そして、モンハンを知っている人に向けたものとなると、文字通りあらゆるニーズに応えてくれるだろうと確信しています。
携帯機から据え置き器へ。BGMのすばらしさ(ホントに泣ける)、映像の迫力と緻密さ。練り込まれた世界観。今までありそうでなかったストーリー性。やっぱりありそうでなかった気軽なマルチプレイ。そしてなにより、プレイしていて非常に気持ちの良いアクションと操作性。快適性と利便性もあらゆるゲームの中でトップレベルです。
そしてなにより!
昨日から待望のアップデート! 待ちに待ったマスターランク、俗に言うG級の解禁ですよ。
今……いやいや、今年最も熱いゲームです。
*今回は動画をお休みします。この記事の前後に「あるへのモンハン日記」なるモンハン動画集があるはずなので、気になった方はそちらをご覧ください。
あ!
ちなみにXbox Oneで本作をプレイするには、海外ストアで本作を購入する必要があります。日本ストアには置いてないんですよね。……なんだそれ。本作に関する非難できる不満として、唯一の不満ですかね。
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