本日はこちら「AlphadiA Genesis」のレビューです。
たぶん、Xboxに来た順番というのは私が今遊んでる順番なのですが、実際にゲームが作られた時期というのはバラバラのごちゃ混ぜなんでしょうね。ゲームの雰囲気などを見ても古い作品のように見えました。
まぁ、何が言いたいかはお察しでしょう。
UnityやCry Engineのアセットをただ配置しただけでゲームと言い張るクソゲーが一時期Steamに氾濫して、アセットゲーなどと呼ばれましたが、それに倣うなら本作は恋愛シチュのアセットゲー。
状況毎にかつて何度も目にしたセリフが次々と解き放たれ、こんな陳腐なセリフをよう金出して声優に読ませられるなぁと……。今どきこんなセリフ、誰も言わんぞ。
結果から逆算して組み立てられた恋愛イベントは、ゲーム自体が短いものだから非常に駆け足となり違和感を加速させるし、世界観から人物の所作にいたるまで矛盾なんぞお構いなしの、中学生男子の妄想爆発のようなお話で、その中でもとある仲間の言動が倫理観をも見事に破壊しており(そういうキャラ、ではなく、こういう展開を作りたいという予定のもと無理矢理動かしたらこういう言動になってしまった。書き手の引き出しの少なさが原因)非常に不愉快でした。おまけに先も述べたようにExe-Createとしては初期の作品なのかゲームプレイ自体もとても快適とは言えず、まだまだ、少し前に遊んだシークハーツやミデンの塔のような方向性が見えていません。
ただ、私には見える気がするんですよ。
かつてこんなゲームだったのが、様々な経験を経て、こんなストーリーを語れるようになり、レビューを始めプレイヤー達の反応を見て、サクサク軽いゲームを目指すようになり、Hit-pointと二手に分かれて、今は目指すべき方向が、見えている、ような気がします(笑) おぉおぉ、偉そうw
ぜんぜん楽しくないゲームでしたが、なんかね、そうそうこれだよ、私がクソゲーと呼んでるKemcoの作品は、まさにこういうやつよ、となんかちょっと嬉しくなったり……。
毎回、さて今回はどんな戦法が通用するのかな、通常攻撃はチート化するのか、はたまた全力オートでぶっ放せるのか、ゲーム内で手に入る無償通貨の稼ぎ易さやその商品、あるいはそれを使ってのゾンビアタックは可能かなど、何気に毎回異なるのでゲームスタート直後は結構楽しいんですよ。
それとは関係なく、今回はエリア内の宝箱の残りを検知する方法がなく、また隠し通路を仄めかす目印も今まで遊んだどの作品よりもわかりづらいので、220個中あと一個足りないことが発覚した時は戦慄しました。
関所の壁の後ろにしれっと隠れてました。いやぁ、一日潰す覚悟で探し始めたので、早めに見つかって良かったです。
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