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2014年10月26日
徳川家康が「最も恐れた男」が多すぎる 東北から九州まで全国の武将が怖かった?
江戸幕府を開き、250年以上にも及ぶ「太平の世」の礎を築いた徳川家康。日本史での最重要人物のひとりだけに、本人が主役として扱われるのはもちろん、同じ時代を生きた戦国武将を描いたドラマや歴史小説にも、数えきれないほど登場している。
ライバルが主人公の物語には、しばしばこんなフレーズを見かける。「家康が最も恐れた男」。だが、これがひとりやふたりではない。家康ビビリ過ぎ−−こんな声が聞こえてきそうだ。
独眼竜政宗に直江兼続、「震え上がらせた男」も登場
「徳川家康が最も恐れた男って、いったい何人いるんだ」。
インターネット上では、今まで何度か「議論」されてきた話題だ。確かに歴史小説で「家康が恐れた」との「枕詞」を使っているものは、
「伊達政宗 秀吉・家康が一番恐れた男」(星亮一著、さくら舎)
「家康が最も恐れた男 直江兼続」(加来耕三著、グラフ社)
「真田一族−家康が恐れた最強軍団」(相川司著、新紀元社)
と割と簡単に見つかる。東北の雄「独眼竜政宗」、上杉家の家老で、関ヶ原の戦いでは家康に対抗して西軍についた兼続、家康と渡り合った真田昌幸に、その子で大坂夏の陣では家康をあと一歩まで追いつめた真田幸村。いずれも強敵だったことは間違いない。真田昌幸の場合は単独で、「家康が怖れた機略縦横の智将」(竜崎攻著、PHP文庫)とも紹介されていた。
検索すると、ほかにも出てくる。「江戸三〇〇年 大名たちの興亡」(江宮隆之著、学研M文庫)では、目次で、家康の重臣だった大久保長安を「家康が恐れた異能の出頭人」と取り上げている。さらに上智大学が運営するキリシタン文庫の定期刊行物「キリシタン研究,・第 17 巻」には、「関ヶ原」で家康に味方し、後に安芸(広島)を治めた福島正則を「日本の諸大名の中で、(豊臣)秀頼が最も希望をかけ、一方、家康が最も恐れていた」としている。少し表現が異なるが、「戦国闘将伝 慈悲深き鬼 島津義弘」(戦国歴史研究会著、PHP研究所)の表紙には、「家康を震え上がらせた男」の記述が見られる。
確かにこうして見る限り、敵だけでなく味方や重臣まで周りには「恐れた男」だらけとなる。
寺尾聰さんは「タヌキの皮をかぶったオオカミ」と評す
広く知られているように、家康は順調に天下人への階段を上ったわけではない。三方ヶ原の戦いでは武田信玄の軍勢に叩きのめされ、命からがら居城に逃げ帰った。織田信長亡き後、天下統一を果たしたのは豊臣秀吉だった。信玄や信長、秀吉も家康が「恐れた男たち」だったに違いない。
裏を返せば、ひとつ判断を間違えれば一瞬で脱落しかねない天下取りレースの中で、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」に象徴されるような忍耐強さと慎重さを忘れず、敵味方を問わずに冷静に人物評価できていたからこそ、好機を逃さずに最後に勝利を収められたとも考えられる。「恐れた」は、単に強敵におびえていたというよりも、大物武将たちに対して決して油断せず、同時に畏敬の念を忘れなかったと解することもできそうだ。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で家康役を演じている俳優の寺尾聰さんは、番組の公式サイトの中で、家康を「タヌキの皮をかぶったオオカミ」と評し、こう続けた。
「寡黙でじっくり状況を見据えて、一瞬の隙をついて獲物に飛びかかるような人だと思う」。
ライバルが主人公の物語には、しばしばこんなフレーズを見かける。「家康が最も恐れた男」。だが、これがひとりやふたりではない。家康ビビリ過ぎ−−こんな声が聞こえてきそうだ。
独眼竜政宗に直江兼続、「震え上がらせた男」も登場
「徳川家康が最も恐れた男って、いったい何人いるんだ」。
インターネット上では、今まで何度か「議論」されてきた話題だ。確かに歴史小説で「家康が恐れた」との「枕詞」を使っているものは、
「伊達政宗 秀吉・家康が一番恐れた男」(星亮一著、さくら舎)
「家康が最も恐れた男 直江兼続」(加来耕三著、グラフ社)
「真田一族−家康が恐れた最強軍団」(相川司著、新紀元社)
と割と簡単に見つかる。東北の雄「独眼竜政宗」、上杉家の家老で、関ヶ原の戦いでは家康に対抗して西軍についた兼続、家康と渡り合った真田昌幸に、その子で大坂夏の陣では家康をあと一歩まで追いつめた真田幸村。いずれも強敵だったことは間違いない。真田昌幸の場合は単独で、「家康が怖れた機略縦横の智将」(竜崎攻著、PHP文庫)とも紹介されていた。
検索すると、ほかにも出てくる。「江戸三〇〇年 大名たちの興亡」(江宮隆之著、学研M文庫)では、目次で、家康の重臣だった大久保長安を「家康が恐れた異能の出頭人」と取り上げている。さらに上智大学が運営するキリシタン文庫の定期刊行物「キリシタン研究,・第 17 巻」には、「関ヶ原」で家康に味方し、後に安芸(広島)を治めた福島正則を「日本の諸大名の中で、(豊臣)秀頼が最も希望をかけ、一方、家康が最も恐れていた」としている。少し表現が異なるが、「戦国闘将伝 慈悲深き鬼 島津義弘」(戦国歴史研究会著、PHP研究所)の表紙には、「家康を震え上がらせた男」の記述が見られる。
確かにこうして見る限り、敵だけでなく味方や重臣まで周りには「恐れた男」だらけとなる。
寺尾聰さんは「タヌキの皮をかぶったオオカミ」と評す
広く知られているように、家康は順調に天下人への階段を上ったわけではない。三方ヶ原の戦いでは武田信玄の軍勢に叩きのめされ、命からがら居城に逃げ帰った。織田信長亡き後、天下統一を果たしたのは豊臣秀吉だった。信玄や信長、秀吉も家康が「恐れた男たち」だったに違いない。
裏を返せば、ひとつ判断を間違えれば一瞬で脱落しかねない天下取りレースの中で、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」に象徴されるような忍耐強さと慎重さを忘れず、敵味方を問わずに冷静に人物評価できていたからこそ、好機を逃さずに最後に勝利を収められたとも考えられる。「恐れた」は、単に強敵におびえていたというよりも、大物武将たちに対して決して油断せず、同時に畏敬の念を忘れなかったと解することもできそうだ。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で家康役を演じている俳優の寺尾聰さんは、番組の公式サイトの中で、家康を「タヌキの皮をかぶったオオカミ」と評し、こう続けた。
「寡黙でじっくり状況を見据えて、一瞬の隙をついて獲物に飛びかかるような人だと思う」。
内閣支持下落53%…小渕氏辞任73%「当然」
安倍内閣の女性2閣僚の辞任を受け、読売新聞社は24〜25日、緊急全国世論調査を実施した。
安倍内閣の支持率は53%で、前回調査の62%(10月3〜5日実施)から9ポイント下落した。不支持率は37%(前回30%)。9月の内閣改造では女性の閣僚登用で支持率が上昇したが、今回はダブル辞任が支持率を押し下げた形だ。
小渕優子前経済産業相が、関連する政治団体の不透明な資金処理の責任をとって閣僚を辞任したことを「当然だ」とする回答は73%に上った。松島みどり前法相が、地元選挙区で「うちわ」を配布した問題で閣僚を辞任したことは、53%が「当然だ」と答えた。
今後、小渕氏が国会で自らの政治資金の問題について「説明すべきだ」との回答は76%を占めた。小渕氏の政治資金の流れが依然として明らかになっていないためのようだ。
安倍内閣の支持率は53%で、前回調査の62%(10月3〜5日実施)から9ポイント下落した。不支持率は37%(前回30%)。9月の内閣改造では女性の閣僚登用で支持率が上昇したが、今回はダブル辞任が支持率を押し下げた形だ。
小渕優子前経済産業相が、関連する政治団体の不透明な資金処理の責任をとって閣僚を辞任したことを「当然だ」とする回答は73%に上った。松島みどり前法相が、地元選挙区で「うちわ」を配布した問題で閣僚を辞任したことは、53%が「当然だ」と答えた。
今後、小渕氏が国会で自らの政治資金の問題について「説明すべきだ」との回答は76%を占めた。小渕氏の政治資金の流れが依然として明らかになっていないためのようだ。
酒税 発泡酒など引き上げ ビール引き下げ検討
政府は、税率の差の縮小を目指している「ビール系飲料」の酒税について、第3のビールと発泡酒の税率を引き上げる一方で、ビールは引き下げる方向で検討していて、来年度の税制改正に向け、税率を変える時期などを与党側と慎重に協議していくことにしています。
「ビール系飲料」にかかる酒税は麦芽の比率などによって税率が違うため、350ミリリットル缶の税額は、第3のビールが28円、発泡酒が47円、ビールが77円となっています。
政府は、よく似た酒で税率が違うのは税負担の公平性から問題があるうえ、販売量に影響を与え税収の減少につながっているとして差の縮小を目指していて、第3のビールと発泡酒の税率を引き上げる一方で、ビールは引き下げる方向で検討を進めています。
また、将来的には「ビール系飲料」の税率を統一することも目指すことにしています。
「ビール系飲料」の税率を巡って、与党内では見直すべきだとする意見がある一方で、第3のビールと発泡酒の値上がりにつながる見直しは消費者の理解を得られないとして、慎重な意見もあります。
このため政府は、来年度の税制改正に向け税率を変える時期や差をどこまで縮小するのかなどについて、与党側と慎重に協議していくことにしています。
「ビール系飲料」にかかる酒税は麦芽の比率などによって税率が違うため、350ミリリットル缶の税額は、第3のビールが28円、発泡酒が47円、ビールが77円となっています。
政府は、よく似た酒で税率が違うのは税負担の公平性から問題があるうえ、販売量に影響を与え税収の減少につながっているとして差の縮小を目指していて、第3のビールと発泡酒の税率を引き上げる一方で、ビールは引き下げる方向で検討を進めています。
また、将来的には「ビール系飲料」の税率を統一することも目指すことにしています。
「ビール系飲料」の税率を巡って、与党内では見直すべきだとする意見がある一方で、第3のビールと発泡酒の値上がりにつながる見直しは消費者の理解を得られないとして、慎重な意見もあります。
このため政府は、来年度の税制改正に向け税率を変える時期や差をどこまで縮小するのかなどについて、与党側と慎重に協議していくことにしています。
日本シリーズ第1戦 阪神が快勝
プロ野球の日本シリーズが25日開幕し、第1戦はセ・リーグの阪神がパ・リーグのソフトバンクに6対2で快勝しました。
日本シリーズは、3年ぶりの日本一を狙うパ・リーグ優勝のソフトバンクと、セ・リーグ2位からクライマックスシリーズを勝ち上がり29年ぶりの頂点を目指す阪神の対戦となりました。
第1戦が25日夜、阪神の本拠地の甲子園球場で行われ、阪神はセ・リーグ最多勝のメッセンジャー投手、ソフトバンクはチーム最多の11勝を挙げたスタンリッジ投手が先発しました。
試合は4回に阪神が1アウト二塁とスタンリッジ投手から初めて得点圏にランナーを進め、リーグ打点王の4番ゴメス選手のタイムリーツーベースヒットで1点を先制しました。
続く5回には、2アウト満塁からゴメス選手とマートン選手、それに福留選手が3者連続でタイムリーを打って一挙5点を奪い、6対0とリードを広げました。
先発のメッセンジャー投手は7回まで2失点と粘り、8回は福原投手、9回は抑えのオ・スンファン投手とつないで逃げきり、第1戦は阪神が6対2で勝ちました。
ソフトバンクは6回に1アウト満塁のチャンスを作りましたが、犠牲フライの1点にとどまり、試合の流れを変えられませんでした。
26日の第2戦の予告先発は、阪神が能見投手、ソフトバンクが武田投手と発表されました。
和田監督「初戦とれてよかった」
日本シリーズの第1戦に勝った阪神の和田監督は「メッセンジャー投手が粘り強いピッチングをしてゴメス選手が4番の仕事をしてくれた。初戦がポイントだと思っていたのでとれてよかった。あすも『日々、初戦』という気持ちでやりたい」と話していました。
先発して勝ち投手となった阪神のメッセンジャー投手は、「攻めることを忘れず、打者に向かっていく気持ちで投げた。打線も好調だったので無失点で抑えれば得点してもらえると思っていた。6回を最少失点でしのげたのはチームとしても自分自身としても大きかった」と話していました。
秋山監督「また、あした」
メッセンジャー投手に2点に抑えられたソフトバンクの秋山監督は「いいピッチャーが投げるとそんなにチャンスはない。また、あした。一つ一つ」と淡々と話していました。
ソフトバンクの先発、スタンリッジ投手は、5点を失った5回について「配球が単調になって打たれてしまった。満塁だったが2アウトだったので、無失点で切り抜けていればチームも勝つチャンスが広がったはずだし、失点したのは悔いが残る」と反省のことばを口にしていました。
日本シリーズは、3年ぶりの日本一を狙うパ・リーグ優勝のソフトバンクと、セ・リーグ2位からクライマックスシリーズを勝ち上がり29年ぶりの頂点を目指す阪神の対戦となりました。
第1戦が25日夜、阪神の本拠地の甲子園球場で行われ、阪神はセ・リーグ最多勝のメッセンジャー投手、ソフトバンクはチーム最多の11勝を挙げたスタンリッジ投手が先発しました。
試合は4回に阪神が1アウト二塁とスタンリッジ投手から初めて得点圏にランナーを進め、リーグ打点王の4番ゴメス選手のタイムリーツーベースヒットで1点を先制しました。
続く5回には、2アウト満塁からゴメス選手とマートン選手、それに福留選手が3者連続でタイムリーを打って一挙5点を奪い、6対0とリードを広げました。
先発のメッセンジャー投手は7回まで2失点と粘り、8回は福原投手、9回は抑えのオ・スンファン投手とつないで逃げきり、第1戦は阪神が6対2で勝ちました。
ソフトバンクは6回に1アウト満塁のチャンスを作りましたが、犠牲フライの1点にとどまり、試合の流れを変えられませんでした。
26日の第2戦の予告先発は、阪神が能見投手、ソフトバンクが武田投手と発表されました。
和田監督「初戦とれてよかった」
日本シリーズの第1戦に勝った阪神の和田監督は「メッセンジャー投手が粘り強いピッチングをしてゴメス選手が4番の仕事をしてくれた。初戦がポイントだと思っていたのでとれてよかった。あすも『日々、初戦』という気持ちでやりたい」と話していました。
先発して勝ち投手となった阪神のメッセンジャー投手は、「攻めることを忘れず、打者に向かっていく気持ちで投げた。打線も好調だったので無失点で抑えれば得点してもらえると思っていた。6回を最少失点でしのげたのはチームとしても自分自身としても大きかった」と話していました。
秋山監督「また、あした」
メッセンジャー投手に2点に抑えられたソフトバンクの秋山監督は「いいピッチャーが投げるとそんなにチャンスはない。また、あした。一つ一つ」と淡々と話していました。
ソフトバンクの先発、スタンリッジ投手は、5点を失った5回について「配球が単調になって打たれてしまった。満塁だったが2アウトだったので、無失点で切り抜けていればチームも勝つチャンスが広がったはずだし、失点したのは悔いが残る」と反省のことばを口にしていました。