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2011年08月02日
2012年滅亡説 規制値では見えない魚のセシウム汚染[11/08/02]
「政府は放射能海洋汚染の実態を把握するために、もっとデータを出せ」との提言を
日本海洋学会がまとめた。
同学会は7月25日に出した提言で、検出限界値以下の数値も出すべきだとし、
その根拠として低い数値でも海洋生物内にたまれば危険である可能性があると指摘した。
東京海洋大学の神田穣太教授(海洋環境専攻)は同25日、電話インタビューで
「種類にもよるが、魚の中には環境中の汚染物質の最大100倍までたまるものが
ることが知られている」と述べた。
東京電力の福島第1原子力発電所事故の放射能漏れで、食物汚染の被害が広がっている。
日本最大のスーパーマーケット・チェーン、イオンは同25日、放射性物質セシウムが
規制値を超えていた疑いのある牛肉4108キログラムを174店で販売していたと
発表した。
政府は同19日、福島県産の牛肉の出荷を禁止した。
厚生労働省によると、シイタケの出荷禁止が福島県の他の地域にも拡大した。
厚生労働省のリポートによると、福島県沖の海産物では規制値を超えた例が
68件あった。
福島県は505品目の水産物を調査した結果、アユで15件、ヤマメ8件、アイナメ7件、
イカナゴ6件で規制値を超えた。
茨城県では265品目を調査し、5件が規制値を上回った。宮城、岩手など15県でも
調査した結果、規制値を上回った例はなかった。調査品目は宮城が44、岩手は2。
神田教授は
「宮城や岩手など福島の近県では、調査件数を増やすべきだ。チェルノブイリ原発事故では、
魚のセシウム汚染がピークを迎えたのは約半年から1年後だ」とし、
福島県沖のような高濃度放射性物質の流出は「過去に例がない」と指摘した。
日本には放射能に汚染された食物を検査する一元化したシステムがない。
県や地元の農民が自主的に検査を行っている。
規制値を上回るセシウムやヨウ素が見つかったのはホウレンソウ、キノコ、タケノコ、
茶、牛乳、梅、魚に及び、範囲は福島第1原発から360キロメートルまで広がっている。
肉の安全性が疑われている牛は最大1キログラム当たり69万ベクレルの放射性物質を含んだ
稲わらを食べた。政府の安全基準は300ベクレル。
東京海洋大学の田中栄次教授(海洋生物資源専攻)は
「懸念されるのは食物連鎖で上位の動物に汚染が広がってしまうことだ。
マグロやミンククジラにも広がる可能性がある」と述べた。
検出限界値はヨウ素131で1リットル当たり4ベクレル、セシウム134で
6ベクレル、セシウム137で9ベクレル。
神田教授は「政府は1リットル当たり5ベクレルなら安全を宣言するだろうが、魚の中には
規制値の(1キログラム当たり)500ベクレルを超えるものが出る可能性がある」と述べた。
(ブルームバーグ Pavel Alpeyev)
日本海洋学会がまとめた。
同学会は7月25日に出した提言で、検出限界値以下の数値も出すべきだとし、
その根拠として低い数値でも海洋生物内にたまれば危険である可能性があると指摘した。
東京海洋大学の神田穣太教授(海洋環境専攻)は同25日、電話インタビューで
「種類にもよるが、魚の中には環境中の汚染物質の最大100倍までたまるものが
ることが知られている」と述べた。
東京電力の福島第1原子力発電所事故の放射能漏れで、食物汚染の被害が広がっている。
日本最大のスーパーマーケット・チェーン、イオンは同25日、放射性物質セシウムが
規制値を超えていた疑いのある牛肉4108キログラムを174店で販売していたと
発表した。
政府は同19日、福島県産の牛肉の出荷を禁止した。
厚生労働省によると、シイタケの出荷禁止が福島県の他の地域にも拡大した。
厚生労働省のリポートによると、福島県沖の海産物では規制値を超えた例が
68件あった。
福島県は505品目の水産物を調査した結果、アユで15件、ヤマメ8件、アイナメ7件、
イカナゴ6件で規制値を超えた。
茨城県では265品目を調査し、5件が規制値を上回った。宮城、岩手など15県でも
調査した結果、規制値を上回った例はなかった。調査品目は宮城が44、岩手は2。
神田教授は
「宮城や岩手など福島の近県では、調査件数を増やすべきだ。チェルノブイリ原発事故では、
魚のセシウム汚染がピークを迎えたのは約半年から1年後だ」とし、
福島県沖のような高濃度放射性物質の流出は「過去に例がない」と指摘した。
日本には放射能に汚染された食物を検査する一元化したシステムがない。
県や地元の農民が自主的に検査を行っている。
規制値を上回るセシウムやヨウ素が見つかったのはホウレンソウ、キノコ、タケノコ、
茶、牛乳、梅、魚に及び、範囲は福島第1原発から360キロメートルまで広がっている。
肉の安全性が疑われている牛は最大1キログラム当たり69万ベクレルの放射性物質を含んだ
稲わらを食べた。政府の安全基準は300ベクレル。
東京海洋大学の田中栄次教授(海洋生物資源専攻)は
「懸念されるのは食物連鎖で上位の動物に汚染が広がってしまうことだ。
マグロやミンククジラにも広がる可能性がある」と述べた。
検出限界値はヨウ素131で1リットル当たり4ベクレル、セシウム134で
6ベクレル、セシウム137で9ベクレル。
神田教授は「政府は1リットル当たり5ベクレルなら安全を宣言するだろうが、魚の中には
規制値の(1キログラム当たり)500ベクレルを超えるものが出る可能性がある」と述べた。
(ブルームバーグ Pavel Alpeyev)
2011年07月29日
[オメガ]OMEGA 腕時計 スピードマスタープロフェッショナル 3573.50 メンズ [並行輸入品]: 時計
[オメガ]OMEGA 腕時計 スピードマスタープロフェッショナル 3573.50 メンズ [並行輸入品]
このメーカーについて
1848年、ルイ・ブランがスイスにて懐中時計の組み立て工場を設立する。これがオメガの始まりである。19世紀末には世界有数の時計メーカーに成長し、1894年に「19ライン・キャリバー」という画期的な機構の懐中時計を開発し、製品名をオメガとする。この名前は1903年に社名となる。オメガとは、ギリシャ語アルファベットの最後の文字で「これ以上の到達は不可能、最高、完成」という意味が込められている。
20世紀に入りオメガ社製の時計はその精度の高さから、より高い評価を受ける。オリンピックにおいては、初の公式時計に選出された1932年ロサンゼルス大会以降、20を超える大会で正確なタイムを計測し続けている。また1952年のヘルシンキ大会で史上初の電子計測を実現するなど、オリンピックでの計測の進化に大きな役割を果たしてきた。
オメガの活躍の場は地上だけにとどまらない。1936年には水深14メートル、1955年には当時の最高記録である水深62.5メートルでも動作することが確認されるなど、高水圧でも耐えうる時計だと証明される。このとき使用されたのが現在でも人気モデルであるシーマスターだ。そして究極の世界、宇宙へと飛び立つ。
1965年、NASAが宇宙空間でも使用可能な時計を探すため12のブランドの時計を対象に過酷なテストを行う。このテストに合格したのが、1957年に発売開始されたスピードマスターだった。もちろん1969年のアポロ11号月面着陸の際に使われたのもスピードマスターだ。これらの功績や、その耐久性、信頼性から、スペースシャトル計画の公式腕時計に採用されるなど、現在も宇宙空間で活躍している。
1999年には、コーアクシャルと呼ばれるメンテナンス期間を大幅に伸ばすことを可能にした機構を開発するなど、常に時代の最先端の技術を発信し続けるオメガ。普遍的なデザイン性だけではなく、機能の追求も怠らない。そこが21世紀の今でも世界中から愛される理由である。
ブランド: OMEGA(オメガ)
製品型番: 3573.5
型番: 3573.5
風防素材: サファイアガラス
バンド留金タイプ: 三つ折れプッシュ
ケース素材: ステンレス
ケース厚: 1.5 cm
バンド素材・タイプ: ステンレススチール
バンド長: メンズ
文字盤カラー: ブラック
本体重量: 150 g
ムーブメント: 手巻き
メーカー保証: 2年国際保証
2011年07月26日
【中国鉄道事故】 "300人以上、どこに消えた?" 生存者確認せずに列車落としたり土に埋めたり…「死者数35人」報道を続けた理由は
★<高速鉄道事故>「死者は35人どころではない」 中国政府、情報操作体質あらわに
・「脱線・落下した6つの車両は満員時には600人乗れる。新華社の数字に基づいて計算すると、
600−211(負傷者数)ー35(死亡者数)=354人。この354人はどこに消えたのか?
なぜ慌てて埋めたのか?」
浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の追突事故で、高架橋から落下した先頭車両が
24日午前、重機で粉々に砕かれ、土中に埋められた。政府が公表した死傷者数に強い疑念を
抱く中国のネットユーザーらは、事故車両という物的証拠と一緒に、真実の死亡者数も闇に
消されたのではないかと政府の対応を厳しく非難している。ポータルサイト網易だけで、約28万の
ユーザーが自らの怒りを関連記事のコメント欄にぶつけている。
世界を驚かせた今回の追突事故の生存者捜索は、事故が発生してから約5時間後の24日
朝2時に打ち切られ、朝4時には中国中央テレビ(CCTV)に、「現場にすでに生存者がいる
兆候がない」との字幕が流れた。その後、6つの車両の切断作業が開始され、午前7時半過ぎには、
ショベルカーが先頭車両を砕き始め、その残骸を現場に掘った穴に埋めた。
ところが、同日夕方5時ごろ、切断作業中に2歳の女児が事故車両から発見され救出された。
「もっと生存者がいるのではないか」「証拠隠滅のために慌てて事故車両を処分し、生存者も
死亡者も十分に探していなかったのではないか」「生存者がいるかもしれない車両を重機で解体した
作業は殺人に等しい」などといった疑問と憤怒の声がネット上で渦巻いている。
・「脱線・落下した6つの車両は満員時には600人乗れる。新華社の数字に基づいて計算すると、
600−211(負傷者数)ー35(死亡者数)=354人。この354人はどこに消えたのか?
なぜ慌てて埋めたのか?」
浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の追突事故で、高架橋から落下した先頭車両が
24日午前、重機で粉々に砕かれ、土中に埋められた。政府が公表した死傷者数に強い疑念を
抱く中国のネットユーザーらは、事故車両という物的証拠と一緒に、真実の死亡者数も闇に
消されたのではないかと政府の対応を厳しく非難している。ポータルサイト網易だけで、約28万の
ユーザーが自らの怒りを関連記事のコメント欄にぶつけている。
世界を驚かせた今回の追突事故の生存者捜索は、事故が発生してから約5時間後の24日
朝2時に打ち切られ、朝4時には中国中央テレビ(CCTV)に、「現場にすでに生存者がいる
兆候がない」との字幕が流れた。その後、6つの車両の切断作業が開始され、午前7時半過ぎには、
ショベルカーが先頭車両を砕き始め、その残骸を現場に掘った穴に埋めた。
ところが、同日夕方5時ごろ、切断作業中に2歳の女児が事故車両から発見され救出された。
「もっと生存者がいるのではないか」「証拠隠滅のために慌てて事故車両を処分し、生存者も
死亡者も十分に探していなかったのではないか」「生存者がいるかもしれない車両を重機で解体した
作業は殺人に等しい」などといった疑問と憤怒の声がネット上で渦巻いている。
【世界美食ランキング】「寿司は料理じゃない」「やらせだ」「リストを作ったのは日本人」 韓国ネット上ではなぜか日本を非難★4[07/25]
韓国は韓食(韓国料理)を世界に広めるため、官民挙げて「韓食世界化キャンペーン」を行っている。
しかし、米国情報サイト『CNN Go』が発表した「世界で最もおいしい50種類の食べ物
(World’s 50 most delicious foods)」に韓国料理が1品も入っていないことが判明。
韓国では「屈辱的!」との声が上がっている。
『CNN Go』が21日発表したランキングによると、1位は、タイのイスラム風カレー「マッサマン・カレー(Massaman curry)」。
次いでナポリピザ、チョコレート、寿司、北京ダック、ハンバーガー、ペナン風アヤム・ラクサ(マレーシアの魚介系汁麺)、
トムヤムクン、アイスクリーム、チキン・ムアンバ(アフリカ中部のシチュー料理)がランクインした。
このランキングで、日本料理は寿司が4位に入っているほか、29位に和牛ステーキ、32位にアンコウの肝と3種類の
食べ物がランクイン。アジア圏では、1位のマッサマン・カレー(タイ)や、5位の北京ダック(中国)、
28位フォー(ベトナム)など19品が入っているのだが、世界化を目指す「韓国料理」は1品も入らなかった。
この結果に韓国はとても屈辱感を感じているようだ。韓国メディア『国民日報』は、「アジア料理19品が入っているのに、
キムチやプルコギ、カルビなど韓国を代表する料理は見つからなかった」と報道。
韓国人ネットユーザーたちも、「日本料理はやらせでしょ。寿司では生の魚を使うけど、欧米人は好まないよ」
「寿司は料理ではない」「リストを作ったのは日本人じゃない?」「寿司が4位だなんて、このデータはうそ」
「ビビンパのような独特な食べ物とは違い、寿司に個性はない」などとなぜか日本を非難している。
中には「これが現実なんだろう」「キムチは臭いがキツイからね」といった冷静な意見もあるが、
全体的に「納得がいかない」といった反応が多い。また、『CNN Go』のランキングに韓国や韓国人が
登場するとすぐに取り上げる韓国メディアだが、今回のランキングに関してほとんど報じられていないようだ。
しかし、米国情報サイト『CNN Go』が発表した「世界で最もおいしい50種類の食べ物
(World’s 50 most delicious foods)」に韓国料理が1品も入っていないことが判明。
韓国では「屈辱的!」との声が上がっている。
『CNN Go』が21日発表したランキングによると、1位は、タイのイスラム風カレー「マッサマン・カレー(Massaman curry)」。
次いでナポリピザ、チョコレート、寿司、北京ダック、ハンバーガー、ペナン風アヤム・ラクサ(マレーシアの魚介系汁麺)、
トムヤムクン、アイスクリーム、チキン・ムアンバ(アフリカ中部のシチュー料理)がランクインした。
このランキングで、日本料理は寿司が4位に入っているほか、29位に和牛ステーキ、32位にアンコウの肝と3種類の
食べ物がランクイン。アジア圏では、1位のマッサマン・カレー(タイ)や、5位の北京ダック(中国)、
28位フォー(ベトナム)など19品が入っているのだが、世界化を目指す「韓国料理」は1品も入らなかった。
この結果に韓国はとても屈辱感を感じているようだ。韓国メディア『国民日報』は、「アジア料理19品が入っているのに、
キムチやプルコギ、カルビなど韓国を代表する料理は見つからなかった」と報道。
韓国人ネットユーザーたちも、「日本料理はやらせでしょ。寿司では生の魚を使うけど、欧米人は好まないよ」
「寿司は料理ではない」「リストを作ったのは日本人じゃない?」「寿司が4位だなんて、このデータはうそ」
「ビビンパのような独特な食べ物とは違い、寿司に個性はない」などとなぜか日本を非難している。
中には「これが現実なんだろう」「キムチは臭いがキツイからね」といった冷静な意見もあるが、
全体的に「納得がいかない」といった反応が多い。また、『CNN Go』のランキングに韓国や韓国人が
登場するとすぐに取り上げる韓国メディアだが、今回のランキングに関してほとんど報じられていないようだ。
2011年07月23日
高速鉄道が脱線、川に転落=中国 (時事通信) - Yahoo!ニュース
高速鉄道が脱線、川に転落=中国
時事通信 7月23日(土)22時49分配信
【北京時事】新華社電によると、中国東部の浙江省で23日午後8時半(日本時間同9時半)ごろ、高速鉄道の車両が脱線し、2両が橋から転落した。事故を起こした列車が「中国版新幹線」なのかどうかは不明。また、死傷者が出ているかどうかなども分かっていない。
時事通信 7月23日(土)22時49分配信
【北京時事】新華社電によると、中国東部の浙江省で23日午後8時半(日本時間同9時半)ごろ、高速鉄道の車両が脱線し、2両が橋から転落した。事故を起こした列車が「中国版新幹線」なのかどうかは不明。また、死傷者が出ているかどうかなども分かっていない。
【国際】「天国のような島に突然地獄が降ってきた」 ノルウェー連続テロ、警官姿の男が人々を整列させ銃乱射…700人悲鳴
22日、ノルウェーの首都オスロ近郊のウトヤ島でのキャンプ集会に参加していて乱射事件に巻き込まれた少年(16)は、唇をふるわせながら恐怖の瞬間を振り返った。
少年は、事件被害者の一時避難場所となっている、島から約6キロ離れた集落スンボレンで匿名を条件に取材に応じた。少年によると、乱射事件を起こした男は、船着き場から悠然と少年たちに向かって歩いてきた。「30代半ばぐらい。一見、親切そうな普通の警官にみえた」という。男は、警官らしい口調で、整列するよう人々に命じていたという。150メートルほど離れたところにいた少年の耳に突然、3発の銃声が連続して聞こえ、会場にいた700人以上の悲鳴に混じって銃の乱射音が続いた。とっさに銃声と反対方向へ必死で走って逃げ、かろうじて難を逃れた。一緒にキャンプに参加した友人の行方は分からない。「どこかの病院にいてくれるといいのだけど」と、涙目で話していた。
少年は、事件被害者の一時避難場所となっている、島から約6キロ離れた集落スンボレンで匿名を条件に取材に応じた。少年によると、乱射事件を起こした男は、船着き場から悠然と少年たちに向かって歩いてきた。「30代半ばぐらい。一見、親切そうな普通の警官にみえた」という。男は、警官らしい口調で、整列するよう人々に命じていたという。150メートルほど離れたところにいた少年の耳に突然、3発の銃声が連続して聞こえ、会場にいた700人以上の悲鳴に混じって銃の乱射音が続いた。とっさに銃声と反対方向へ必死で走って逃げ、かろうじて難を逃れた。一緒にキャンプに参加した友人の行方は分からない。「どこかの病院にいてくれるといいのだけど」と、涙目で話していた。
2011年07月09日
【原発問題】福島県南相馬産の肉用牛、他の10頭からも放射性セシウム検出 最も高い肉で3200ベクレル 東京都発表
【原発問題】福島県南相馬産の肉用牛、他の10頭からも放射性セシウム検出 最も高い肉で3200ベクレル 東京都発表
福島県南相馬市内の酪農家が出荷した牛1頭の肉から、国の基準(1キログラムあたり500ベクレル)を超える
放射性セシウムが東京都の検査でみつかった問題で、検査を続けていた残りの10頭すべてで基準値を超える
放射性セシウムが検出されたと9日、都が発表した。市場には流通していない。
都によると、最も高い肉で1キログラム当たり3200ベクレル、最も低くても1530ベクレルが検出された。
11頭はすべて、福島第一原発事故の緊急時避難準備区域内にある酪農家1軒から出荷されたもので、黒毛和種
という。東京都港区の都芝浦と場で8日にと畜され、厚生労働省からの要請で調査していた。今回、放射性セシウムが
検出された牛はいずれも7月7日に出荷されたという。
芝浦と場では、農水省の指示で、福島第一原発から20〜30キロ圏内から出荷された牛でも、他地域の牛と同様、
放射性物質についての特別な調査はしていない。ただし、厚労省からの指示が今回をのぞいてこれまでに5回あり、
その際に行った検査ではいずれも基準値を下回っていたという。
福島県は9日、県内の畜産関係団体などを緊急に集め、対応を協議する。出荷自粛の対象地域を、南相馬市以外に
拡大するかどうかや、えさの管理の在り方について検討する。
福島県南相馬市内の酪農家が出荷した牛1頭の肉から、国の基準(1キログラムあたり500ベクレル)を超える
放射性セシウムが東京都の検査でみつかった問題で、検査を続けていた残りの10頭すべてで基準値を超える
放射性セシウムが検出されたと9日、都が発表した。市場には流通していない。
都によると、最も高い肉で1キログラム当たり3200ベクレル、最も低くても1530ベクレルが検出された。
11頭はすべて、福島第一原発事故の緊急時避難準備区域内にある酪農家1軒から出荷されたもので、黒毛和種
という。東京都港区の都芝浦と場で8日にと畜され、厚生労働省からの要請で調査していた。今回、放射性セシウムが
検出された牛はいずれも7月7日に出荷されたという。
芝浦と場では、農水省の指示で、福島第一原発から20〜30キロ圏内から出荷された牛でも、他地域の牛と同様、
放射性物質についての特別な調査はしていない。ただし、厚労省からの指示が今回をのぞいてこれまでに5回あり、
その際に行った検査ではいずれも基準値を下回っていたという。
福島県は9日、県内の畜産関係団体などを緊急に集め、対応を協議する。出荷自粛の対象地域を、南相馬市以外に
拡大するかどうかや、えさの管理の在り方について検討する。
2011年07月01日
日本の原発奴隷 隠された真実1
日本の原発奴隷
日本の企業は、原子力発電所の清掃のために生活困窮者を募っている。 多くが癌で亡くなっている。クロニカ〔本紙〕は、このとんでもないスキャンダルの主人公達から話を聞いた。
DAVID JIMENEZ 東京特派員
福島第一原発には、常に、もう失うものを何も持たない者達のための仕事がある。松下さんが、東京公園で、住居としていた4つのダンボールの間で眠っていた時、二人の男が彼に近づき、その仕事の話を持ちかけた。特別な能力は何も必要なく、前回の工場労働者の仕事の倍額が支払われ、48時間で戻って来られる。2日後、この破産した元重役と、他10名のホームレスは、首都から北へ200kmに位置する発電所に運ばれ、清掃人として登録された。
「何の清掃人だ?」誰かが尋ねた。監督が、特別な服を配り、円筒状の巨大な鉄の部屋に彼らを連れて行った。30度から50度の間で変化する内部の温度と、湿気のせいで、労働者達は、3分ごとに外へ息をしに出なければならなかった。放射線測定器は最大値をはるかに超えていたため、故障しているに違いないと彼らは考えた。一人、また一人と、男達は顔を覆っていたマスクを外した。「めがねのガラスが曇って、視界が悪かったんだ。時間内に仕事を終えないと、支払いはされないことになっていた」。53歳の松下さんは回想する。「仲間の一人が近づいてきて言ったんだ。俺達は原子炉の中にいるって」。
この福島原発訪問の3年後、東京の新宿公園のホームレスたちに対して、黄ばんだ張り紙が、原子力発電所に行かないようにと警告を発している。“仕事を受けるな。殺されるぞ”。彼らの多くにとっては、この警告は遅すぎる。日本の原子力発電所における最も危険な仕事のために、下請け労働者、ホームレス、非行少年、放浪者や貧困者を募ることは、30年以上もの間、習慣的に行われてきた。そして、今日も続いている。慶応大学の物理学教授、藤田祐幸氏の調査によると、この間、700人から1000人の下請け労働者が亡くなり、さらに何千人もが癌にかかっている。
完全な秘密
原発奴隷は、日本で最も良く守られている秘密の一つである。いくつかの国内最大企業と、おそるべきマフィア、やくざが拘わる慣行について知る人はほとんどいない。やくざは、電力会社のために労働者を探し、選抜し、契約することを請負っている。「やくざが原発親方となるケースが相当数あります。日当は約3万円が相場なのに、彼等がそのうちの2万円をピンハネしている。労働者は危険作業とピンハネの二重の差別に泣いている」と写真家樋口健二氏は説明する。彼は、30年間、日本の下請け労働者を調査し、写真で記録している。
樋口氏と藤田教授は、下請け労働者が常に出入りする場所を何度も訪れて回り、彼らに危険を警告し、彼らの問題を裁判所に持ち込むよう促している。樋口氏はカメラによって—彼は当レポートの写真の撮影者である—、藤田氏は、彼の放射能研究によって、日本政府、エネルギーの多国籍企業、そして、人材募集網に挑んでいる。彼らの意図は、70年代に静かに始まり、原発が、その操業のために、生活困窮者との契約に完全に依存するに至るまで拡大した悪習にブレーキをかけることである。「日本は近代化の進んだ、日の昇る場所です。しかし、この人々にとっては地獄であるということも、世界は知るべきなのです。」と樋口氏は語る。
日本は、第二次世界大戦後の廃墟の中から、世界で最も発達した先進技術社会へと移るにあたって、20世紀で最も目覚しい変革をとげた。その変化は、かなりの電力需要をもたらし、日本の国を、世界有数の原子力エネルギー依存国に変えた。
常に7万人以上が、全国9電力の発電所と52の原子炉で働いている。発電所は、技術職には自社の従業員を雇用しているが、従業員の90%以上が、社会で最も恵まれない層に属する、一時雇用の、知識を持たない労働者である。下請け労働者は、最も危険な仕事のために別に分けられる。原子炉の清掃から、漏出が起きた時の汚染の除去、つまり、技術者が決して近づかない、そこでの修理の仕事まで。
嶋橋伸之さんは、1994年に亡くなるまでの8年近くの間、そのような仕事に使われていた。その若者は横須賀の生まれで、高校を卒業して静岡浜岡原発での仕事をもちかけられた。「何年もの間、私には何も見えておらず、自分の息子がどこで働いているのか知りませんでした。今、あの子の死は殺人であると分かっています」。彼の母、美智子さんはそう嘆く。
嶋橋夫妻は、伸之さんを消耗させ、2年の間病床で衰弱させ、耐え難い痛みの中で命を終えさせた、その血液と骨の癌の責任を、発電所に負わせるための労災認定の闘いに勝った、最初の家族である。彼は29歳で亡くなった。
原子力産業における初期の悪習の発覚後も、貧困者の募集が止むことはなかった。誰の代行か分からない男達が、頻繁に、東京、横浜などの都市を巡って、働き口を提供して回る。そこに潜む危険を隠し、ホームレスたちを騙している。発電所は、少なくとも、毎年5000人の一時雇用労働者を必要としており、藤田教授は、少なくともその半分は下請け労働者であると考える。
最近まで、日本の街では生活困窮者は珍しかった。今日、彼らを見かけないことはほとんどない。原発は余剰労働力を当てにしている。日本は、12年間経済不況の中にあり、何千人もの給与所得者を路上に送り出し、一人あたり所得において、世界3大富裕国の一つに位置付けたその経済的奇跡のモデルを疑わしいものにしている。多くの失業者が、家族を養えない屈辱に耐え兼ねて、毎年自ら命を絶つ3万人の一員となる。そうでない者はホームレスとなり、公園をさまよい、自分を捨てた社会の輪との接触を失う。
日本の企業は、原子力発電所の清掃のために生活困窮者を募っている。 多くが癌で亡くなっている。クロニカ〔本紙〕は、このとんでもないスキャンダルの主人公達から話を聞いた。
DAVID JIMENEZ 東京特派員
福島第一原発には、常に、もう失うものを何も持たない者達のための仕事がある。松下さんが、東京公園で、住居としていた4つのダンボールの間で眠っていた時、二人の男が彼に近づき、その仕事の話を持ちかけた。特別な能力は何も必要なく、前回の工場労働者の仕事の倍額が支払われ、48時間で戻って来られる。2日後、この破産した元重役と、他10名のホームレスは、首都から北へ200kmに位置する発電所に運ばれ、清掃人として登録された。
「何の清掃人だ?」誰かが尋ねた。監督が、特別な服を配り、円筒状の巨大な鉄の部屋に彼らを連れて行った。30度から50度の間で変化する内部の温度と、湿気のせいで、労働者達は、3分ごとに外へ息をしに出なければならなかった。放射線測定器は最大値をはるかに超えていたため、故障しているに違いないと彼らは考えた。一人、また一人と、男達は顔を覆っていたマスクを外した。「めがねのガラスが曇って、視界が悪かったんだ。時間内に仕事を終えないと、支払いはされないことになっていた」。53歳の松下さんは回想する。「仲間の一人が近づいてきて言ったんだ。俺達は原子炉の中にいるって」。
この福島原発訪問の3年後、東京の新宿公園のホームレスたちに対して、黄ばんだ張り紙が、原子力発電所に行かないようにと警告を発している。“仕事を受けるな。殺されるぞ”。彼らの多くにとっては、この警告は遅すぎる。日本の原子力発電所における最も危険な仕事のために、下請け労働者、ホームレス、非行少年、放浪者や貧困者を募ることは、30年以上もの間、習慣的に行われてきた。そして、今日も続いている。慶応大学の物理学教授、藤田祐幸氏の調査によると、この間、700人から1000人の下請け労働者が亡くなり、さらに何千人もが癌にかかっている。
完全な秘密
原発奴隷は、日本で最も良く守られている秘密の一つである。いくつかの国内最大企業と、おそるべきマフィア、やくざが拘わる慣行について知る人はほとんどいない。やくざは、電力会社のために労働者を探し、選抜し、契約することを請負っている。「やくざが原発親方となるケースが相当数あります。日当は約3万円が相場なのに、彼等がそのうちの2万円をピンハネしている。労働者は危険作業とピンハネの二重の差別に泣いている」と写真家樋口健二氏は説明する。彼は、30年間、日本の下請け労働者を調査し、写真で記録している。
樋口氏と藤田教授は、下請け労働者が常に出入りする場所を何度も訪れて回り、彼らに危険を警告し、彼らの問題を裁判所に持ち込むよう促している。樋口氏はカメラによって—彼は当レポートの写真の撮影者である—、藤田氏は、彼の放射能研究によって、日本政府、エネルギーの多国籍企業、そして、人材募集網に挑んでいる。彼らの意図は、70年代に静かに始まり、原発が、その操業のために、生活困窮者との契約に完全に依存するに至るまで拡大した悪習にブレーキをかけることである。「日本は近代化の進んだ、日の昇る場所です。しかし、この人々にとっては地獄であるということも、世界は知るべきなのです。」と樋口氏は語る。
日本は、第二次世界大戦後の廃墟の中から、世界で最も発達した先進技術社会へと移るにあたって、20世紀で最も目覚しい変革をとげた。その変化は、かなりの電力需要をもたらし、日本の国を、世界有数の原子力エネルギー依存国に変えた。
常に7万人以上が、全国9電力の発電所と52の原子炉で働いている。発電所は、技術職には自社の従業員を雇用しているが、従業員の90%以上が、社会で最も恵まれない層に属する、一時雇用の、知識を持たない労働者である。下請け労働者は、最も危険な仕事のために別に分けられる。原子炉の清掃から、漏出が起きた時の汚染の除去、つまり、技術者が決して近づかない、そこでの修理の仕事まで。
嶋橋伸之さんは、1994年に亡くなるまでの8年近くの間、そのような仕事に使われていた。その若者は横須賀の生まれで、高校を卒業して静岡浜岡原発での仕事をもちかけられた。「何年もの間、私には何も見えておらず、自分の息子がどこで働いているのか知りませんでした。今、あの子の死は殺人であると分かっています」。彼の母、美智子さんはそう嘆く。
嶋橋夫妻は、伸之さんを消耗させ、2年の間病床で衰弱させ、耐え難い痛みの中で命を終えさせた、その血液と骨の癌の責任を、発電所に負わせるための労災認定の闘いに勝った、最初の家族である。彼は29歳で亡くなった。
原子力産業における初期の悪習の発覚後も、貧困者の募集が止むことはなかった。誰の代行か分からない男達が、頻繁に、東京、横浜などの都市を巡って、働き口を提供して回る。そこに潜む危険を隠し、ホームレスたちを騙している。発電所は、少なくとも、毎年5000人の一時雇用労働者を必要としており、藤田教授は、少なくともその半分は下請け労働者であると考える。
最近まで、日本の街では生活困窮者は珍しかった。今日、彼らを見かけないことはほとんどない。原発は余剰労働力を当てにしている。日本は、12年間経済不況の中にあり、何千人もの給与所得者を路上に送り出し、一人あたり所得において、世界3大富裕国の一つに位置付けたその経済的奇跡のモデルを疑わしいものにしている。多くの失業者が、家族を養えない屈辱に耐え兼ねて、毎年自ら命を絶つ3万人の一員となる。そうでない者はホームレスとなり、公園をさまよい、自分を捨てた社会の輪との接触を失う。
2011年06月30日
【原発問題】「テルル129m」初検出…福島第一原子力発電所1号機の取水口付近の海水[06.29]★2
東京電力は29日、福島第一原子力発電所1号機の取水口付近で今月4日朝に採取した海水から、放射性物質
「テルル129m」を初めて検出したと発表した。
事故後3か月を過ぎて新しい核種が検出されたため、高濃度汚染水の流出などが疑われるが、東電は「採水の
際に、なんらかの原因で混入したのではないか。ほかの放射性物質の検出値に変動はないので、汚染水が漏れ
るなどの異常事態が起きているとは考えられない」としている。
また、東電は29日午後、4号機の原子炉建屋最上階(5階)に作業員が入り、使用済み核燃料一時貯蔵プール
に循環冷却装置を設置するための準備作業を実施した。原発事故後、1〜4号機の原子炉建屋最上階に作業員が
入るのは初めて。5階の線量を測定した結果、短時間の作業ならば問題のない範囲とわかった。
▽読売新聞(2011年6月29日21時27分)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110629-OYT1T00953.htm
▽「テルル129m」
テルル129m(半減期33.6日)は崩壊して半減期1600万年の放射性ヨウ素129に変化する物質。
ヨウ素129はヨウ素131同様の発がん物質。
体内に取り込まれたテルル129m(半減期33.6日)は半減期1600万年の放射性ヨウ素129に変化
しうるため、放射性ヨウ素131と同様に甲状腺に蓄積されて甲状腺がんのリスクを高めると
言われている。
「テルル129m」を初めて検出したと発表した。
事故後3か月を過ぎて新しい核種が検出されたため、高濃度汚染水の流出などが疑われるが、東電は「採水の
際に、なんらかの原因で混入したのではないか。ほかの放射性物質の検出値に変動はないので、汚染水が漏れ
るなどの異常事態が起きているとは考えられない」としている。
また、東電は29日午後、4号機の原子炉建屋最上階(5階)に作業員が入り、使用済み核燃料一時貯蔵プール
に循環冷却装置を設置するための準備作業を実施した。原発事故後、1〜4号機の原子炉建屋最上階に作業員が
入るのは初めて。5階の線量を測定した結果、短時間の作業ならば問題のない範囲とわかった。
▽読売新聞(2011年6月29日21時27分)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110629-OYT1T00953.htm
▽「テルル129m」
テルル129m(半減期33.6日)は崩壊して半減期1600万年の放射性ヨウ素129に変化する物質。
ヨウ素129はヨウ素131同様の発がん物質。
体内に取り込まれたテルル129m(半減期33.6日)は半減期1600万年の放射性ヨウ素129に変化
しうるため、放射性ヨウ素131と同様に甲状腺に蓄積されて甲状腺がんのリスクを高めると
言われている。
【原発問題】5時間で停止 高いガラクタ売った米社に東電は賠償請求せよ[06/28]
これは歴史に残る国際詐欺事件ではないか。福島第一原発で大量に発生している
放射能汚染水の処理問題。米国・キュリオン社はゼオライトという鉱物を汚染水に
加えて放射性セシウムを吸着させて取り除く設備を東電に売りつけたのだが、本格的に
稼働を始めた6月17日、不具合を起こしてわずか5時間でストップした。
その後も故障が続出、事故収束のカギを握る汚染水処理がピンチに陥っている。
米原子力大手・GE社の元社員で、現在は原子力関連企業でコンサルタントを
務める佐藤暁氏が指摘する。
「不具合の原因は、汚染濃度の高い汚泥が汚染水と一緒に流れ込んで装置内の
放射線量が高くなりすぎたこと。設計段階で汚泥の除去を組み入れておけば
簡単にクリアできたはずです。
セシウムを吸着したゼオライトの交換は1か月に1度で済むはずでしたが、この設計ミス
のために5時間で交換しなければならなくなった。再稼働後も同じペースでの交換が
必要なら、汚染水処理がはかどらないばかりか、大量の汚染ゼオライトの処理という
問題まで抱えてしまう」
東電はキュリオン社との契約金額を公表していないが、ガラクタ装置に大枚を
はたいたことは間違いない。北海道大学大学院工学研究科の佐藤努教授
(資源循環工学)がいう。
「日本は天然ゼオライトの世界有数の産出国として知られます。米国内で作った人工の
ゼオライトを使用しているキュリオン社に委託する必要はない。日本産を使えば、
コストは100分の1程度にまで抑えられるはずです」
日本には処理技術もある。日立や東芝などプラントメーカーの系列会社には高度な
除去技術を持つ化学企業がいくつもある。それでも東電がキュリオン社と契約した理由は、
同社の装置が米スリーマイル島原発事故(1979年)の処理で力を発揮したからだと
報じられている。しかし、米国の原発関連企業幹部はその実績自体が眉唾だという。
「キュリオン社が設立されたのは3年前だから、スリーマイル事故に関わっているはずがない。
フクシマの事故処理を受注するまで米原子力業界では全くの無名だった。
受注と同時にクリントン大統領時代の元CIA長官が同社への出資会社の顧問に
就任している。契約には何か政治的な裏があったとしか思えない」
東電はさっさと契約を解除したうえでキュリオン社に違約金を請求すべきだ。
放射能汚染水の処理問題。米国・キュリオン社はゼオライトという鉱物を汚染水に
加えて放射性セシウムを吸着させて取り除く設備を東電に売りつけたのだが、本格的に
稼働を始めた6月17日、不具合を起こしてわずか5時間でストップした。
その後も故障が続出、事故収束のカギを握る汚染水処理がピンチに陥っている。
米原子力大手・GE社の元社員で、現在は原子力関連企業でコンサルタントを
務める佐藤暁氏が指摘する。
「不具合の原因は、汚染濃度の高い汚泥が汚染水と一緒に流れ込んで装置内の
放射線量が高くなりすぎたこと。設計段階で汚泥の除去を組み入れておけば
簡単にクリアできたはずです。
セシウムを吸着したゼオライトの交換は1か月に1度で済むはずでしたが、この設計ミス
のために5時間で交換しなければならなくなった。再稼働後も同じペースでの交換が
必要なら、汚染水処理がはかどらないばかりか、大量の汚染ゼオライトの処理という
問題まで抱えてしまう」
東電はキュリオン社との契約金額を公表していないが、ガラクタ装置に大枚を
はたいたことは間違いない。北海道大学大学院工学研究科の佐藤努教授
(資源循環工学)がいう。
「日本は天然ゼオライトの世界有数の産出国として知られます。米国内で作った人工の
ゼオライトを使用しているキュリオン社に委託する必要はない。日本産を使えば、
コストは100分の1程度にまで抑えられるはずです」
日本には処理技術もある。日立や東芝などプラントメーカーの系列会社には高度な
除去技術を持つ化学企業がいくつもある。それでも東電がキュリオン社と契約した理由は、
同社の装置が米スリーマイル島原発事故(1979年)の処理で力を発揮したからだと
報じられている。しかし、米国の原発関連企業幹部はその実績自体が眉唾だという。
「キュリオン社が設立されたのは3年前だから、スリーマイル事故に関わっているはずがない。
フクシマの事故処理を受注するまで米原子力業界では全くの無名だった。
受注と同時にクリントン大統領時代の元CIA長官が同社への出資会社の顧問に
就任している。契約には何か政治的な裏があったとしか思えない」
東電はさっさと契約を解除したうえでキュリオン社に違約金を請求すべきだ。