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2015年11月13日

歌にまつわる思い出「7日目の決意(UVERworld)」



私の中で、これからも強く記憶に残ると思っている曲です。

この曲は2014年6月28日にシングルリリースされ、また、アルバム「0 CHOIR」にも収録されています。


正直なところ、最初聞いた時はあまり心には響きませんでした。
綺麗な曲だなとは思いましたが、それだけでした。

それから半年ほど経ったある日、とある衝撃的な出来事が起こりました。
お世話になった先輩が突然自殺したのです。
唐突で、不可解な、悲しい出来事でした。

その先輩のことを私は、何事にも前向きで、他人思いで、一所懸命に取り組む、凄い人だと思っていました。
エネルギーに満ち溢れていて、優しく、力強く、多くの人に慕われていた人でした。
それなのに…最悪とも言っていい最後を迎えてしまいました。
涙がとめどなく流れて、それでもなお信じられませんでした。

そんな悲しみを抱えながら過ごしていた時でした。
何気なく流していたUVERworldの曲の「7日目の決意」のフレーズに心を鷲掴みにされました。

”もう今日からは 死ぬ以上の悲しみはここに無いと思って生きて行くよ
ならもう何も怖くない 誰がどう言おうと構わない 諦める必要もない 強く生き抜くよ”


TAKUYA∞の透明な声色で奏でられるこのフレーズに、どうしようもなく、涙を堪え切れませんでした。
強く心を揺さぶられました。
前に聞いた時にはそんなことは無かったんです。でも、この時は間違いなく、この曲が自分の中に響いてきました。
その理由は何だろう?と自分に問いかけたとき、一つの思考に辿り着きました。



それに気付いた時、この「7日目の決意」は、自ら死を選ぼうとする人が存在する世界に向けた「もう一度世界の見方を変えてみようよ、死ぬなんてまだ早いよ、一緒に生き抜いていこうよ」というメッセージのように聴こえてきました。
それは頭ではなく、体で感じました。
不思議なものです。ひょっとすると、歌というものは、受け取る側の自分自身の中に響くものがあってはじめて感動を覚えることができるというものなのかもしれません。

だから今は、この歌を大事にしたいと思っています。
この歌をTAKUYA∞のように美しく響かせながら歌い、込められた思いを、誰かに届けられるような技術を身に着けたいと、そう思うようになりました。

posted by 霧島もとみ at 2015年11月13日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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