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2017年07月23日
NHK「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」
NHK 「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」
が面白かった
NHKの番組ホームページ
「どうしたら心配のない老後を迎えられるの?」
「何をしたら、子育ての環境はよくなるの?」
「どうしたらニッポンの未来は明るくなるの?」
といった、私たちが感じている疑問や難問。
その解決策のヒントを、AI(人工知能)が導きだし、
従来にはない「一手」を考えていこうという新たなシリーズのプロローグ。
NHKでは、
人口動態や介護、医療、格差、消費など様々な社会を映し出す5000を超える公共のデータを入手。
「風が吹けば桶屋が儲かる」といった具合に、
複雑に、間接的に影響し合っているそれぞれのデータの関係性をAIが解析し、
日本の社会構造を詳らかに分析した。
その結果、日本を変えるカギを握っているのが、高齢者でも子どもでもなく、
「40代ひとり暮らし」
であることが判明。
労働時間や老後の介護、空き家問題などを良くするのも悪化させるのも、
「40代ひとりぐらし」の人たちの選択にかかっていることが見えてきた。
さらに、大学や研究機関が持っている、
匿名の個人1万人を追跡調査しているデータも解析したところ、幸せに暮らすための意外な条件や、
若者世代に芽生えている、従来にはない価値観が明らかになるなど、
これまで注目されてこなかった「一手」が見えてきた。AIが解析した内容を、
スタジオでたっぷり味わっていく。
率直に
面白かった。
内容も面白かったが、番組の作り方もよく考えられている。
MCにマツコを起用したのは正解。
有働さんの偏りのない考え方や語り口もこの番組の性格にはとても大切。
また
ナレーションの一部に芦田愛菜を使ったのも良い。
芦田愛菜はもう「可愛いしっかり者の子役」ではなくて
藤井聡太などと並ぶ優れた早熟の知性だと思っている。
テレビが今の芦田愛菜をどう扱うか興味があったので
この手の番組に使ったのは面白いと思った。
ネット上には色々な意見がある。
「相関関係と因果関係が区別できてるのか」
とか
「NHKのAIは冷たい」
とか
その他結構様々な意見を見るが
私はかなり肯定的に見る。
相関関係と因果関係の区別ができることは
これからAIが活躍するの世の中になれば
とても大切なことにはなるだろうが
それを区別できる人が少ないから
AIはダメだと言うことにはならない。
確かに
AIは相関関係は示してくれるが
因果関係を解き明かしてくれるわけではないことは
よく知られなければならない。
つまり
Aが増えればBも増え
Aが減ればBも減る
という相関関係があった場合
Aが原因でBが結果である可能性
と
Bが原因でAが結果である可能性
そして
AもBもCという原因の結果である可能性がある。
しかもどの場合も可能性。
このあたりはしっかり前提として認識しておく必要はある。
そして
結果を変えれば原因が消えると思っている人が結構いるが、
そういうことがないことも思いの外重要。
だから
車があれば便利だが車を運転する技術が必要なように
AIが一般化すれば便利になるが
それを扱う人間の知性も今よりは必要になるってことだろう。
番組の進め方を見ても言えることだが
AIは答えを出してくれるのではなくて
AIは人間が普段気づかない問題を提起してくれるもので
人間はその提起された問題をしっかり時間をかけて
しっかり話し合っていくことが必要なのだろう。
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